草むしりしながら

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晴れ時々カボチャ

2018-06-28 23:04:20 | 日記
 「芋蛸南京」と言えば昔から女性の好きなものの代名詞のように言われている。事実私も芋やカボチャは甘いから好きだし、蛸は骨が無いから好きだ。蛸はさて置き,この頃の芋や南京ポクポクしすぎではなかろうか。喉につっかえ慌てて水を飲んだ経験は、私だけだろうか。
 昨年「とても美味しいよ」と親戚の人にもらったカボチャは、まさに究極のポクポクさんだった。どんなに水を足して煮ても、ポクポクとしている。食べて見ると甘くておいしい。「これだったたら何個でも行けますわ」と口に放り込み、よく噛みもしないで飲み込んだのがいけなかった。喉にカボチャがつまり、慌てて水で飲み下した。まだ水を飲んで助かったからよかったものの、高齢者ならひったまりも無いだろうと思って、慌ててしまった。
 同じ煮物を97歳になる叔母におすそ分けしていたのだ。叔母には子どもはなく、一人暮らしをしている。もしものことがあれば大変だ。早速電話を掛けたのだが、「美味しかった」と言われた。はて、面妖な。あれだけ私を苦しめたカボチャを、叔母は美味しかったで片付けてしまった。たぶん私の食べ方が悪かったのだろう。美味しいからって、大口を開けてパクパクと食べてしまったのだ。叔母みたいに上品に少しずつ食べていれば、そんな災難に合わずに済んだのだろう。
 その時思ったのだが、ポクポクのカボチャや芋が好きな人は上品で少ししか食べない人なのだろうと。私みたい早食いの大食いは、ポクポクは合わないのだろう。その点、日本カボチャはいい。こっくりとした食感で、ナスと一緒に油で炒め味噌で味付けをするといくらでも食べられる。ナスとカボチャが崩れるまでじっくりと煮ると、ご飯3杯はいけますわ。
 低糖質ダイエット真っ青な食生活がいけないのだろうあ。もっとゆっくり食べなかればと、食事のあといつも反省する。叔母も昔は早食いだったと言うが、叔母の歳になったら私も、上品に食べられるかも知れない。その時までポクポクカボチャがお預けとしよう。しかし長いなぁ、叔母の歳になるまで、生きていられるのだろうか。
 さてうっとうしい梅雨空も、畑の野菜には最高の天気だ。とりわけ今年の梅雨は、雨と晴れが交互に繰り返され、野菜にはうってつけだ。今が盛りのサヤインゲンはとにかく、キュウリやなす、ピーマンがグングンと成長し実をつけ始めた。カボチャだって負けていない。いく本もツルを伸ばし、繁った葉っぱの下に丸い実をつけている。
 「あったあった」大きな栗カボチャや小さな坊ちゃんカボチャに負けまいと、4個5個。黒と見まがうばかりの濃い緑色のカボチャが顔を覗かせている。この濃い緑色が食べごろのサインだ。いただきましょう、ナスと一緒に油で炒めて。
 

 
 
 

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