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草むしりしながら

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べらぼう第12回「俄なる『明月余剰』見ました

2025-03-25 14:43:31 | 最近見たドラマ

べらぼう第12回「俄(にわか)なる『明月余剰』」見ました。

 今回は大文字屋市兵衛と若木屋与八の「俄(にわか)祭り」の覇権を掛けた争いが繰り広げらましたね。祭りの主役は芸者に禿、時には忘八も加わり多くの出し物が仲の町を埋め尽くし、実に見応えがありましたね。半年前からに準備に一ヶ月に及ぶ祭りの期間中を面白おかしく描いていましたね。

 さて今回の蔦重。この祭りを機に「耕書堂」の名を市中に広げたいと言う思いはあるのでが、その手立てが思いつかない。そんな状態でしたね。でも焦らなくても祭りは一月続くのでその間に何か考えつくだろうと、傍観者となって祭りを楽しんでいましたね。

 そんな蔦重を尻目にやたらと張り切ったのは、次郎兵義兄さんでしたね。普段から仕事よりも趣味が優先の、呑気な義兄さんがやる気満々でしたね。「トウザイ、トウーザイ」柝の音が通りに鳴り響き、義兄さん良ところ見せました。さてこの次郎兵義兄さんだけでは無く、今回はいろんな人が良いことを言たり良いところを見せてくれました。

 今回より本格的に登場した平沢常富こと朋誠堂喜三二。町が二分ししていると嘆く蔦重に「町が二つに別れているのは決して悪いことではない。お互いに張り合からこそドンドン祭りの山車が派手になってくる」と。また「何で湖龍斎なんだ。役者絵といえば俺だろう」と西村屋の錦絵を見て悔しがる春章。そこから勝川春章の「明月余情」が耕書堂から発刊されましたね。喜三二の序の文章も心を打たれました。

 でも今回視聴者の胸を一番熱くしたのは、松葉屋の松の井花魁の一言ではないでしょうか。祭りの最終日でしたね。人混みの中に恋しい新之介を見つけて立ちすくむうつせみに「祭りには神隠しがつきものでござんす。お幸せに」と言って花笠を渡し背中を押しましたね。

 もう最後に松之井花魁に良いところ全部持っていかれましたね。人混みに紛れて大門をくぐる新之介とうつせみに幸あれと、願うばかりでした。

 

 

 



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