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草むしりしながら

読書・料理・野菜つくりなど日々の想いをしたためます

べらぼう第14回「蔦重瀬川夫婦道中」見ました

2025-04-07 13:07:13 | 最近見たドラマ

べらぼう第14回「蔦重瀬川夫婦道中」見ました 

「弱き盲は保護いたしましょう。しかし不法な手口で蓄財をなした検校たちは、もはや弱きものであらず!」

 安政七年幕府は当動座に手入れを行った。前例のない大規模なものであった。

 いやはや検校さんたち弱い者のふりして、かなり阿漕な取り立てをやっていたようですね。でもその上を行くのが幕府でしたね。違法な利息は処理して今後は幕府が取り立てをおこなうと来たもんだ。つまりは幕府が金貸しになっちゃったて事でしょうか。

「ならぬそれでは幕府が富を奪った事になるではないか」家元クンも反対してましたね。だが田沼に言わせると「奴らは金を貸す際『官金』または『お上の金』と言って貸しておりました。お上の金はお上の蔵にそれが道理にございます」とのこと

「道理に従い苦しむ者達を救いつつ幕府の金蔵も潤う」上様は満足してましたが、若君はくやしそうでしたね。「恐れながら政とは道理をうまく使うものかと」さらに追い打ちをかけるように田沼に釘を刺されてものですから。若君悔しくて仕方がない。また爪噛んでましたね。田沼なんかに政とはなんて、説教されたくないって感じでしたね。

 さてそんな悔しそうな若君に比べて、最後に吹っ切れた笑顔を見せてくれたのは没落旗本のお姫様でしたね。名前は松崎でしたね。

「父上と母上は金に詰まって自害された!、薄汚い盲どものせいじゃ。お前の夫のせいじゃ!私はお前らのせいでかようなところに身を落とされたのじゃ!」と言って瀬川に包丁で切りつけた若い女郎がいましたね。かわいそうにを子を堕ろして体調を崩していましたね。

「それを言うのなら、わっちがが売られたのは御武家さんのせいでありんすよ。きつい年貢に耐えきれず、親はわっちを売りんした」瀬川の言葉に吹っ切れたのでしょうね。お正月の行事なのでしょうか、松の井姐さんに絡んでいる狐に「無礼者」なんて箒を突きつけていましたね。いい笑顔でした。

それから我らが松の井姐さん、ますます綺麗になってきましたね。松の井と松崎に幸あれ!来週が楽しみですね。 

 

 


べらぼう第13回「お江戸揺るがす座頭金」見ました

2025-04-01 11:02:45 | 最近見たドラマ

べらぼう第13回「お江戸揺るがす座頭金」見ました

 ついに二度目のご用となってしまった鱗形屋。おかげで耕書堂の細見の注文が増えたのですが、自分だけツイてしまって申し訳ないような。今回の蔦重なんだか元気がないですね。

 一方源内さんはエレキテルが売れに売れて大忙しのようですね。でも新之介さんがいなくて大丈夫なのでしょうか。ちょっと心配ですね。今後新之介さんが再登場する日が来るのでしょうか。大いに気になりますね。実は私、新之介さん推しなのです。

 新之介さんを演じる井之脇海(いのわきかい)さんを初めてみたのは、TBSテレビの「金曜ドラマ」枠で2021年1月22日から3月26日まで放送された『俺の家の話』です。主演は長瀬智也 脚本は宮藤官九郎。と言えば「池袋ウエストゲートパーク」や「タイガー&ドラゴン」を思い出す方も多いのではないでしょうか。かく言う私もその中の一人です。

 このドラマの中で井之脇海さんは、長瀬智也扮する「ブリザード寿」の後輩プロレスラー「プリティ原」を演じていました。ドラマではブリザード寿こと観山寿一(長瀬智也)に重要無形文化財「能楽」保有者の父・観山寿三郎(西田敏行)危篤の知らせが飛び込みます。

 二十年以上音信不通だった寿一ではありますが、知らせを聞いて急遽病院に駆けつけました。そこで父が一昨年に脳梗塞で倒れた事を知り、二十八世観山流宗家を継承すべくプロレスラーを引退することを決心したのです。その記念すべき引退試合の相手が後輩プロレスラー「プリティ原」でした。

 本来ならば引退するブリザード寿に花を持たせるのが筋であろうに、この「プリティ原」。なんとハッスルし過ぎてブリザード寿をリングに叩きつけてしまいました。「なんだこいつ空気が読めないのか。でも顔可愛い♡」なんて思って以来、井ノ脇海さん推しになってしまいました。

 今回べらぼうでは破天荒な源内さんの良き補佐役として、新之介さんを演じておりましたね。プリティ原も好きでしたが、新之介さんも大好きです。きっとうつせみと幸せに暮らしているのでしょうね。またの登場を待っています。

 さて余談では有りますが「俺の家の話」はとてもいいドラマだと思います。ただ初回ビジュアル総崩れのおかっぱ頭の長瀬が登場するので、ちょっと引いてしまいました。あの「池袋ウエストゲートパーク」のマコトは何処に行ってしまったのがろうかと。でもにそこを我慢して見ていると、三回目くらいからはぐいぐい引きつけられてしまいました。

 「ああ、もう長瀬帰って来ないんだな」と最後泣いてしまいました。機会があればもう一度見たいドラマです。

 

 


べらぼう第12回「俄なる『明月余剰』見ました

2025-03-25 14:43:31 | 最近見たドラマ

べらぼう第12回「俄(にわか)なる『明月余剰』」見ました。

 今回は大文字屋市兵衛と若木屋与八の「俄(にわか)祭り」の覇権を掛けた争いが繰り広げらましたね。祭りの主役は芸者に禿、時には忘八も加わり多くの出し物が仲の町を埋め尽くし、実に見応えがありましたね。半年前からに準備に一ヶ月に及ぶ祭りの期間中を面白おかしく描いていましたね。

 さて今回の蔦重。この祭りを機に「耕書堂」の名を市中に広げたいと言う思いはあるのでが、その手立てが思いつかない。そんな状態でしたね。でも焦らなくても祭りは一月続くのでその間に何か考えつくだろうと、傍観者となって祭りを楽しんでいましたね。

 そんな蔦重を尻目にやたらと張り切ったのは、次郎兵義兄さんでしたね。普段から仕事よりも趣味が優先の、呑気な義兄さんがやる気満々でしたね。「トウザイ、トウーザイ」柝の音が通りに鳴り響き、義兄さん良ところ見せました。さてこの次郎兵義兄さんだけでは無く、今回はいろんな人が良いことを言たり良いところを見せてくれました。

 今回より本格的に登場した平沢常富こと朋誠堂喜三二。町が二分ししていると嘆く蔦重に「町が二つに別れているのは決して悪いことではない。お互いに張り合からこそドンドン祭りの山車が派手になってくる」と。また「何で湖龍斎なんだ。役者絵といえば俺だろう」と西村屋の錦絵を見て悔しがる春章。そこから勝川春章の「明月余情」が耕書堂から発刊されましたね。喜三二の序の文章も心を打たれました。

 でも今回視聴者の胸を一番熱くしたのは、松葉屋の松の井花魁の一言ではないでしょうか。祭りの最終日でしたね。人混みの中に恋しい新之介を見つけて立ちすくむうつせみに「祭りには神隠しがつきものでござんす。お幸せに」と言って花笠を渡し背中を押しましたね。

 もう最後に松之井花魁に良いところ全部持っていかれましたね。人混みに紛れて大門をくぐる新之介とうつせみに幸あれと、願うばかりでした。

 

 

 


べらぼう第十一回「富本仁義の馬面」見ました

2025-03-16 20:01:54 | 最近見たドラマ

べらぼう第11回「富本 仁義の馬面」

「ただなら喜んで貰うが自分で金を出すとなるとね」

 鶴屋が言った通りに、蔦重渾身の「青楼美人合わせ鏡」は一向に売れる気配はなく借金だけが残ってしまった。蔦重、腐っていましたね。でも一部の愛好家には絶大の支持を受けてましたね。自信作が受けないなんて。ちょっと子供の頃見た「太陽の王子 ホルスの大冒険」というアニメ映画を思い出しました。

「太陽の王子 ホルスの大冒険」は1968年7月に「東映まんがまつり」の一本として上映されました。制作のトップに立ったのは高畑勲氏。彼にとっては初めての監督作品で、その後の中編、長編アニメに進出する足がかりになった作品です。でも興行的には成功しなかったようですね。

 この辺の所は広瀬すず主演のNHKの朝ドラ「なつぞら」でもやっておりました。映画を見に来た子供たちは飽きてしまって、映画館の中を走り回っているシーンがありました。内容が小さな子供向けでは無かったようですね。私もこの年の「漫画まつり」につれて行って貰ったのでしょうね。「太陽の王子 ホルスの大冒険」の事はよく覚えています。

 封切りの年から逆算すると「漫画まつり」に行くような年齢ではなかったのでしょう。小さな子供たちがウロチョロする中、一人だけ感動して画面に食らいついていました。主役の女の子の声が市原悦子さんで、ちょっと暗い感じがしました。でも見ているうちにどんどんと引き込まれて、最後は大感激しました。

「太陽の王子 ホルスの大冒険」私的には今でもナンバーワンのアニメ作品です。どうしてこんないい作品が話題にならなかったのか、不思議に思っていましたが「なつぞら」を見てその謎が解けました。

 さてその謎が解ける二十数年前のことです。まだレンタルビデオ屋さんの時代でした。ふとアニメのコーナーを覗くと有るではないですか「太陽の王子 ホルスの大冒険」が、早速喜んで借りてきました。ずっと子ども達に見せてあげたいと思っていたのです。

 ところがテレビに写し出された画面を見て、子供たちからは大ブーイングがおこりました。とりわけこだわりの強い長男は「こんなの漫画じゃない」怒りまくっていました。確かに「ドラゴンボール」や「スラムダンク」に比べれば、絵なんかちっとも動きませんからね。無理もありません。

 ところが長女の方は面白さが分かったようです。「面白から見てご覧よ」と長男を説得しています。長男の方も嫌なら見なきゃいいのに、怒りながらも見ていました。見ているうちに引き込まれていったのでしょう。最後はテレビの前に正座して見ていました。

 見終わったあと「良かった!」と言って立ち上がった長男。皆様の想像の通りでした。今でも時々その話をします。それが高畑勲の作品だと知ったのは「なつぞら」を見てからのことです。

 さて蔦重の「青楼美人合わせ鏡」結局売れずに、吉原のご贔屓さんに配られたみたいですね。ご贔屓さん達大喜びだったでしょうね。次回はどんな手で視聴者を楽しませてくれるのでしょうか。日曜日が待ち遠しいですね。


べらぼう第10回「『青楼美人』の見る夢は」見ました

2025-03-12 16:21:09 | 最近見たドラマ

べらぼう第10回「『青楼美人』の見る夢は」見ました

  何かを企んだような田沼意次。将棋を指す姐さんたちや本を読んでいる瀬川。通りで遊ぶ禿たち。出禁になったはずの西村屋が吉原に。見所はたくさんあったんですが、やっぱり今回は瀬川でしたね。とりわけ最後の花魁道中は圧巻でした。息を吞むほどに美しい瀬川。私たち視聴者を夢の国に連れて行ってくれました。いい物を見せていただきました。NHKさんありがとう。

 この瀬川を演じた小柴風花さん。とてもいい女優さんになりましたね。最近は民放のドラマの主役を何本もこなされていたようですね。麦茶のコマーシャルが好きでした。とても綺麗な人なのに親しみやすい。フリージアやチューリップみたいに誰にでも愛される。私的にはそんな感じでした。だから今回の花魁役はちょと意外だったのですが……。

 ところが良い意味で期待を裏切ってくれました。見事な大輪の牡丹の花を咲かせましたね。「おさらばぇ」大門を出ていく瀬川に幸あれ。と結びたいのですが、何かを感じ取ったような鳥山検校の表情が気になりますね。

 史実はどうであれ「べらぼう」の中の瀬川には幸せになってほしいものです。次回が気になります。気になると言えば「青楼美人」を見た鶴屋の「この本は売れない」発言も気になりますね。「青楼美人」は売れるのか売れないのか。次回が楽しみですね。