べらぼう第14回「蔦重瀬川夫婦道中」見ました
「弱き盲は保護いたしましょう。しかし不法な手口で蓄財をなした検校たちは、もはや弱きものであらず!」
安政七年幕府は当動座に手入れを行った。前例のない大規模なものであった。
いやはや検校さんたち弱い者のふりして、かなり阿漕な取り立てをやっていたようですね。でもその上を行くのが幕府でしたね。違法な利息は処理して今後は幕府が取り立てをおこなうと来たもんだ。つまりは幕府が金貸しになっちゃったて事でしょうか。
「ならぬそれでは幕府が富を奪った事になるではないか」家元クンも反対してましたね。だが田沼に言わせると「奴らは金を貸す際『官金』または『お上の金』と言って貸しておりました。お上の金はお上の蔵にそれが道理にございます」とのこと
「道理に従い苦しむ者達を救いつつ幕府の金蔵も潤う」上様は満足してましたが、若君はくやしそうでしたね。「恐れながら政とは道理をうまく使うものかと」さらに追い打ちをかけるように田沼に釘を刺されてものですから。若君悔しくて仕方がない。また爪噛んでましたね。田沼なんかに政とはなんて、説教されたくないって感じでしたね。
さてそんな悔しそうな若君に比べて、最後に吹っ切れた笑顔を見せてくれたのは没落旗本のお姫様でしたね。名前は松崎でしたね。
「父上と母上は金に詰まって自害された!、薄汚い盲どものせいじゃ。お前の夫のせいじゃ!私はお前らのせいでかようなところに身を落とされたのじゃ!」と言って瀬川に包丁で切りつけた若い女郎がいましたね。かわいそうにを子を堕ろして体調を崩していましたね。
「それを言うのなら、わっちがが売られたのは御武家さんのせいでありんすよ。きつい年貢に耐えきれず、親はわっちを売りんした」瀬川の言葉に吹っ切れたのでしょうね。お正月の行事なのでしょうか、松の井姐さんに絡んでいる狐に「無礼者」なんて箒を突きつけていましたね。いい笑顔でした。
それから我らが松の井姐さん、ますます綺麗になってきましたね。松の井と松崎に幸あれ!来週が楽しみですね。