KEEP ON SMILING!

治らぬなら
治してみせよう
SLE
※SLEとはステキなレディーがなるエレガントな病気である。

UKONくん、サヨウナラ!<その2>

2006-08-31 16:29:12 | ☆日記・随筆☆
【前回までのあらすじ】
9月から新聞記者になるため関西を離れるUKON。
9月から無職になるためずっと関西にいるucho。
そしてとうとうUKONくんの出発の日となり、pukuと一緒に新大阪駅に見送りに行くのであった。

【登場人物】
ucho→いたいけな難病患者。目のあたりが伊東美咲に似ているといまだかつて言われたことがない。
UKON→9月から新聞記者。くりーむしちゅーの有田に似ている。
puku→4月から公務員。動物のコアラにそっくりである。

UKONくんへ今までの感謝の手紙を書こうとしたところ、すっかり寝てしまって出発当日の朝を迎える。
うわ~手紙書きながら寝てしまった~とバイトへ行くまでの時間に急いで書き上げる。
それでもお礼が足りなくて、とうとう自習室の監督をしながら手紙を書く。
手紙を書いていることがモニターでばれたらどうしようとかなりヒヤヒヤしながら手紙を書いた。
でも途中でバイトしていることを忘れつつ、涙を目に浮かべていた。
手紙を書けば書くほど、今までお世話になったことが鮮明に思い出されてくるのだ。

仲良くなったのは大学三回生の時。
UKONは部員数100人を超えるうちのサークルの部長だった。
よくやるよなあ、こんな大人数の部長。
それが第一印象。
きっと仲良くはなれないだろう。
それがお互いの第一印象。

なのによくここまで仲良くなったね。
本当に本当に今までありがとう。

と、自習室そっちのけで、UKONくんとの思い出にひたる。
お世話になった思い出ばかりがよみがえる。
そしてお世話をした思い出が一つもないことに気づくが、その事実には目を向けないことにする。

バイトが終わると、ダッシュで新大阪まで向かう。
pukuとUKONくんを見送るためだ。

だが自宅療養の長かった私にとってpukuと会うのも一年半ぶりだ。

UKONとpukuとucho。
この三人はオリテ班(※)が一緒だったため何かと仲良く遊んでいた。

※オリテ班をしらない人はサークルの中にある班だと思って下さい。
UKONとuchoはオリテ班が一緒だったから仲良くなったのです。

三人で奈良に観光にも行ったね。
UKONくんが鹿にびびってたね。
よく三人で遊んだりしたけど、それも過去の話になるんだね。
この三人で会うのももうしばらくないかもしれない。
そんなことを考えながら三人で五右衛門へ。
UKONとuchoはカルボナーラ炭焼人風。
いつも人と違う道をすすむpukuは一人だけ違うパスタ。
いつもと同じ三人がいつもと同じパスタを食べていつもと同じ会話をする。
こんな当たり前のことができなくなるのかとふとまた淋しくなる。
そして、パスタを食べて駅へと向かう。

 
(注:写真はuchoではない)
pukuと二人でUKONくんの写真をパシャパシャと撮る。
発車ギリギリまで新幹線の近くで騒ぐから駅員さんに注意される。
新幹線を追いかけようと発車直前から移動したところ、進行方向と反対へと進んでしまい、さらにUKONくんとの距離がひらく。
「うちらアホやん!!」と言いながら急いで進行方向に走るも、UKONくんを乗せた新幹線は東京方面へと小さくなっていった。

残されたpukuと二人。
「行っちゃったね~」
なんだか心にぽっかりと穴があいたような不思議な感覚に襲われる。
ううん、遠くはなれていても友情は消えたりしないから。
きっとずっと仲良しでいられるよ。
そう思いなおして寂しい気持ちをふりはらい、せっかく新大阪に来たからと、みたらし小餅を家族のお土産に買っていったuchoであった。

UKONくん、千葉に行こうとうちらの友情は変わらないよ。
ずっと関西から応援してるからね~♪



UKONくん、サヨウナラ!<その1>

2006-08-31 16:28:09 | ☆日記・随筆☆
【登場人物】
ucho→アライグマをこよなく愛するいたいけな難病患者。
UKON→uchoによく貢物をしてくれる大親友。

uchoはたくさんの友人に囲まれ、支えられ、助けられて生きている。
その中でも本当にuchoをいろいろな面で支えてくれた友人としてUKONくんがいる。
このブログを作るきっかけをくれたのもUKONくんであり、本当にいろいろな面でお世話になっている。
そのこてこての関西人UKONくんがとうとう夢を叶え、千葉へと旅立つ。

uchoはちょうど同年代の人が就職活動を始める時期に病気となったので、uchoが難病と闘っていた間、UKONくんは就職活動という世間の荒波と戦っていた。
だからこそ、UKONくんの内定は非常に嬉しいニュースであり、UKONくんも泣いていないのにuchoはうれし泣きをした。
だが、UKONくんの旅立ちは、喜ぶべきことだが寂しいという、花嫁を出す父親のような心境であった。
八月後半に旅立つ。
その前にぱーっと送別会をしよう。
UKONくんにどうしたいかを聞くと、場所はどこでもいいからドライブに行きたいという。
場所はどこでもいいの?
ってことはアライグマ見学でも??

というわけで、UKONくんの送別会はなぜか私の大大大大大好きなアライグマ見学となった。
そしてuchoの家に近い五月山動物園(日本一小さい無料動物園)へ。

きゃわゆい~!!!!!!

  

あーん。
めっちゃきゃわゆい。
ほんまにきゃわゆい。
たまらんきゃわゆい。
まじでたまりませんな~。
ああ、アライグマ。どうしてそんなにきゃわゆいの??

UKONくんを送別するどころか、uchoはアライグマと対面した途端、アライグマに夢中となった。
一人で騒ぎまくり、写真をとりまくった。
あーきゃわゆい。
今見ても顔がニヤついてしまうほど、きゃわゆい。

おっと、アライグマのあまりのかわいさに話がずれすぎた。
UKONくんの送別。
てなわけでUKONくんとのツーショット。



ucho、髪巻いてます。
最近髪があることが嬉しくて、髪を巻きまくっています。
美容院には二年以上行っておりません。

それにしても、UKONくんとのツーショットは大学の卒業式以来でしょうか?
恋人同士みたいやね。
大学時代は仲良すぎてよく噂になりました。

ご存知の人が多いと思うが、uchoは恋人を邪険に扱い、友達を大切にする傾向があり、パピよりUKONくんを優先させることがよくある。
それくらい、UKONくんは大切な友達なのだ。

そしてUKONくんはまたuchoに貢物をくれた。

 

この小林よしのりの本はうちの母親にらしい。
うちの家はもちろん右翼ではないが、祖母の従兄弟が靖国神社に祀られているということで、靖国問題に異常なまでの関心があることをUKONくんはよく知っているのだ。
これでまたうちの母親の中でUKONくんの株が上がるだろう。(うちの母はUKONくんが大好きである)

次にデジカメ。



おかげでブログにアップする写真がかなり綺麗になった。
かなりありがたい。

中国語セット。

 

私はとうとう中国語を始めてしまうのだろうか!?
(ちなみにこの写真にうつっている女の人はuchoではないし、UKONくんでもない)

この日、なんだかもうしばらく会えないとは思えないほど、話に花が咲いた。
いつもと変わらないUKONくん。
でももうすぐ千葉へ。
今までいろいろな面で頼ってきたけど、これからはそうはいかない。
それでもUKONくんは「なんかあったらすぐメールしてな~」と言ってくれた。
なんだかいたたまれない気持ちになって、家に帰ったら急いでUKONくんに手紙を書いた。
次の日が出発であって、もうしばらく会えなくなることをいきなり実感したのである。
とはいえども、次の日uchoは朝からバイト。
手紙を書きながら寝てしまったことは言うまでもない。

【続く】

仕事終わり♪

2006-08-31 12:12:34 | ☆日記・随筆☆
【このブログを初めて読む方へ】
uchoは全身性エリテマトーデスという難病とけなげに闘う乙女である。
体調がよくなってきたこと、9月に家族の誕生日プレゼントを買いたいこと、社会復帰に向けて体をならしたかったこと、イケメンに出会える可能性があることを理由に夏休み限定で塾でバイトをしていた。
そして、昨日バイトが終わったのである。


本日より私はまた無職の身となる。
しかし、以前と違い、無職であることが嬉しくて仕方がないのだ。
職がないことに幸せを感じる。
やっと勉強ができる。(ブログも書ける)
どうやら私は勉強が好きでたまらないらしい。
自習室の監督は他人の勉強をひたすら見ていなければならず、「ああーー勉強したいよお」と思わずにはいられない職業だった。
とにかく午前中だけとはいえ、週5日(週6日もあった)もバイトをよく頑張ったと自分を褒め称えている次第だ。(誰も褒めてくれないのだ)
普通のことだけど、一ヶ月半、無遅刻無欠勤は難病患者にとっては称賛に値することなのだ。
実はuchoは体の調子が整っていないのに無理にバイトを始めて三日で体力がもたなくてバイトをやめたことがあるのだ。
その他にもバイトは体力が持たずなかなか続かない。
一ヶ月半も好きでもない仕事を続けることができたのは私の体力が回復している、もしくはイケメン先生に会えるのが楽しみだったのどちらかの理由によるものであるといえよう。
しかも勝手に夏休みの特訓のバイトだから8月31日までだと思ったら、29日に「この特訓も明日で終わりですがあと二日頑張りましょう」と言われ、よくよくポスト就任表(スケジュール表みたいなもの。郵便のポストとは一切の関係はない)を見てみると30日までとしっかり書いてあった。
嬉しい誤解。
つまり8月30日を持って私の夏期バイトは終了したのだ。

8月30日。
私はこの一ヵ月半ちゃんと仕事ができたことが嬉しくて仕方なかった。
そして祖母と母に何か食べ物買ってくるから何がいいかと尋ねた。
すると、祖母は「マクド」、母は「パン屋さんのパン」と言った。
えっマクドて
ちなみにうちの祖母はマクドが大好きである。
今の世代はマクドはファーストフードであり、手軽に安く食べられるイメージがあるのだが、どうやら祖母はパンに肉や野菜がはさまり、ポテトまでつくことに高級感を見いだしているようだ。
「えーーーそんなんでいいの?」と祖母も母もそれがいいと言ったので、バイト帰りにパン屋さんでパンを大量に買いこみ、マクドのセット(もちろん飲み物はコーラ※)を買い、ビアードパパのシュークリームを買って帰った。

※昔からの私のブログの読者だけに分かることだが、うちの祖母はかなりのコーラ好きである。

ビアードパパとはよく駅で見かける甘い匂いを漂わしているシュークリーム屋さんである。
一個が126円と高く、スーパーの4個100円のシュークリームをよく買う母にとっては珍しいものだったらしい。
「うわぁ~めちゃくちゃおいしいなあ~」とすぐに二個たいらげた母はBeard papaの文字を見て「ブレッドパパ? おかあちゃん英語分かるで~。パンのパパってことやろ?」と自慢気に言っていた。
Beardとはあごひげであり、Beard papaの文字の横にはひげのついたおじさんの絵がちゃんと描いてあるというのに。
その間違いを指摘すると、「おかあちゃん昔は英語できたんや~」と負け惜しみを言っていた。

そんな母はシュークリームを二個食べた後、菓子パンを大量に食べ、祖母のポテトまで食べていたので、おなかを壊した。
英語を知ったかぶりした天罰である。