KEEP ON SMILING!

治らぬなら
治してみせよう
SLE
※SLEとはステキなレディーがなるエレガントな病気である。

☆無用の長物☆今日のたんご☆

2005-10-02 20:21:38 | ☆健康☆
私の家には非常にいらないものが多い。
なんでこんなもの家にあるんだろう…というものが散漫している。

写真もその一つ。
髪きり用ばさみである。
知り合いに美容師など一人もいないし、自分で髪を切ったりすることのないうちの家にどうしてこのようなものがあるのか、非常に不思議で仕方がない。

しかもITALYなんて書いてあってますます意味がわからない。
イタリアは美容院が有名なのか。
はたまたはさみが有名なのか。
この日本で生活をしていて髪用のはさみを買うときに、わざわざイタリア製のはさみを選んだ母親に疑問を感じながら、今日その母親に髪を切ってもらった。

もうそろそろ脱毛から一年になる。
当時生き残った髪はやたら長く自分で落ち武者と名付けるほどだった。
昨日ふと鏡を見ながらわざわざ落ち武者ヘアスタイルにしておく必要はないなと思い、髪を切ろうと思った。
一瞬美容院に行こうかと思ったが、私の髪型は少しだけ異様に長く、絶対なんでこんな髪型になったのかと美容師さんに聞かれるだろう。
そして、いちいち病気のことを説明しないといけない。
「病気で」で話が済めばいいが、「何の病気?」と聞かれるだろうし、「膠原病」とも「全身性エリテマトーデス」といってもどうせ分かってもらえないので困る。
その上、「それってどんな病気?」と聞かれたらまたこたえに困る。
「免疫異常の病気で…」と答えても免疫異常がどういうことを引き起こすか美容師さんには分からない。
「どんな症状がでるの?」と聞かれたらさらに困る。
この病気は症状がありすぎて何を答えたらいいかわからない。
脱毛、全身の痛み、発熱、吐き気、湿疹…
しかも、原因も完治の方法も分かってないので聞かれたら困る。
全身性エリテマトーデスなんて名前がいかつすぎて向こうがひく場合が多い。 
とりあえずそんな美容師さんとのやり取りを考えると、美容院に行く気はやはりしなかった。

そんなわけで母に「髪切ろうと思うねんけど」と言うと、にこにこしながら「いいものがあるで」とこのはさみを持ってきたのだ。
このはさみは私が幼稚園の時に母に切ってもらった以来使ってはいないと予想されるので、およそ20年間無用の長物だったといえる。
無用の長物だったものが私が病気で脱毛になったおかげでもう一度日の目を見ることになったのだから、このはさみにとっては私が病気になって良かったのかもしれない。
はさみにお礼を言ってほしいくらいだ。

さて、話はずれるが今日のたんご。

無用の長物 white elephant

白象はタイでは神聖視され、飼うのに費用がかかったため、王が失脚させたいと思う臣下にわざと白象を贈ったことからこういう風に呼ばれるようになったそう。

ということはタイ語でも無用の長物は「白い象」というのか!?
タイ語も勉強したくなってきた…いや、だめだ…そんなに手をつけては…