やまろぐ☆つあれぽ

海外登山&トレッキングツア専門の
添乗員の自由日記と
家事育児の日常♪

楽しく深い12日間の旅だった 小笠原諸島

2022-03-27 17:57:59 | 山旅(国内)
12日間の小笠原を歩く、のツアーを終え
帰ってきた!

母島に3泊、父島に6泊して、
森の自然、たくさんの固有種、外来種、動植物の生態系を
見てきた。
たくさんのザトウクジラの親子に出会い
イルカたちと泳いできた。最高!

今回は一眼レフとiPhoneと、ゴープロで
海上と水中からいろんなの撮れた。一眼レフと、ゴープロのは
待っていてねー。


この子たちと何度も泳いだ😍
ゴープロの水中動画、インスタにあげるね!
かわいかったわー。ミナミハンドウイルカの群れ。

ガイドさんが偶然近くにいたザトウクジラの親子を捉えた!
すてきな動画をもらったので、その切り取った画面↓
水中にゴープロつけて撮ってもらった。

このあと、この子クジラがくるっとお腹を上に向けながら
お母さんの上にくるの。
止まってる私たちのボートの真下にきて、目の前から
ぷはあっっ
と、親子が上がってきて大迫力。かわいすぎ
その写真たちも、また後日。


たくさんの固有の植物は旅日記を作りながらまとめていくつもり!
ここでも紹介できたらいいね、がんぼるわ。

今回はやはり、母島の石門ルートを歩けたのが
めっちゃお客さんたちに喜んでもらえた。
生命力とか、自然の法則というか。そういうのを感じる。

わたし自身の人生観がすでに
昔とちがうのは
こうした世界を見てきたからだと思う。
これについてもまた書きたい

コブノキ


マルハチ


シマウツボ


などなど、
メモ帳がページ足りなくなったわ。

楽しいだけではない、
今回は、ずっと参加してみたかった板長さんの戦績ツアにも
参加できた。板長さん、80を越えられいつ辞めようかと迷いつつ、
後世に,戦争のことを伝えることに使命感を持っていらっしゃる。
(板長さんこと田中善八さんは、小笠原の硫黄島での遺骨発掘収集や、
父島・母島で戦跡調査を長年行いながら、戦争の悲劇を繰り返さないため
「戦跡ガイド」として父島で活動されている)
ただ美しい世界遺産の島、だけではない
悲惨な戦争のことを知ることも大切だと思う。
本土からこんなに遠い太平洋の島、戦時下では本土防衛のため、
沖縄とともに、小笠原諸島も中継地として重要だった。
小笠原は、栗林中将が、民間人を疎開させたことは良かったとしても
特に硫黄島の激戦は、クリントイーストウッドの映画でも
わかるよね。お客さんたちも帰ったら見るわ,と言われていた。

父島にも自然が保護されている分、山の中にたくさんの
戦時中の跡がそのまま残っている。それもたくさん!
海中にも。
夏のむせ返るような暑さの中、少ない弾薬に自決用の手榴弾や竹槍を持って
森の中に潜んでいた軍隊の方々。→父島では米軍は上陸しなかった。
相手は機関銃とかだろうに、竹槍って。。。
もう、悲しすぎる。



撃つ爆弾が足りなくて
模倣弾もたくさん混ざっていたとか。
板長さんもお仲間の方々もは、泣きながら遺骨を拾ったと
言われていた。



私たちが自然の中で楽しめるのは
戦争をしていないからだ。

それが、昨日の朝のこと。

今回も、青い美しいボニンブルーの海だった。




帰ってきたら桜咲いてる!満開!