やまろぐ☆つあれぽ

海外登山&トレッキングツア専門の
添乗員の自由日記と
家事育児の日常♪

金峰山登頂 五感で。その2

2017-07-25 18:29:27 | 日曜登山部/ママと娘の登山日記

樹林の間からMt.Fuji

天気悪かったとはいえ、富士山が一日中よく見えて、
子供たちと富士山に向かって
「富士山待っててね~~っ、来月行くからねーーーっ」
と何度も叫んだ。


途中の朝日岳2579mより。





これから目指す金峰山の山頂も見えている↓

この尾根をあそこまで行くんだよ~って伝えたら

えええ遠いっ

と。





シャクナゲへの興味はイマイチらしかった。笑


瑞牆山、この日の候補のひとつだった

雲海を見て、ほんとーに雲の海だね~って。
雲の海に山の島が浮かんでいるんだねって




止んだと思うと、雨が降り。でもそんなに強い雨でもなく、
なんてことなかった。



第一の目標、金峰山山頂!四人でせいのっで、到着。



コースタイム通りに歩けたこともすごい。ほんとよく歩くようになった。

第二の目標は五丈岩の鳥居でお願いごとをすることだった

三つまでお願いしていいよって(わたしが勝手に決めたルールを)守って
三つお願いをしていた。もちろんそのひとつは
富士山に無事に登頂できますように。

わたし、金峰山も雪のときと秋とか初冬とか何度きたかなあ。
たくさん思い出ある。

ここにも子供たちを連れてこれて感激。

小雨でも富士山は見えるし、それに子供たちはまだ
彼に会いたいというこの日の第三の目標がある。


風があったので岩陰でおやつタイム。

金峰山小屋にここから岩を15分ほど降りる。



金峰山小屋の外のこの岩の前で、驚きの顔ポーズ



金峰山小屋についたのが11:30だったかな。
よしきさんや、彼に再会!子供たちの喜びよう。

しかもそこでわたしは、四年くらい前に恵那山のツアで偶然一度だけ会って
お話したという女性に再会して感激した♪
お互い覚えているのもすごいし、
山は出会いをたくさん作ってくれるね。

ちょうどお昼時だったので
ラーメンをいただいた。

みんなおいしく完食。

わたしたちは金峰山小屋に一時間半もいた
子供たちは帰りたくないとまったりしていて・・・笑。

小屋にいた方たちともお話がはずんだり・・・。

また秋に泊まりにこようって約束。そのときは
廻り目平のほうから登ろう・・・他のお友達も誘っていけたらいいね。


再び登り、
岩場大好きな二人はすごいついていけないほど速いし、元気。

再び山頂でおやつタイム。


ここからはずーっとおしゃべりしながら。
来るときよりも元気になってて。


スイッチが入ると、強さも倍増。
おしゃべりが、疲れを吹き飛ばすことを発見したので
話題がとぎれそうになると、話題を探して、
北朝鮮がどうのこうの、いまはアメリカに向いてるからね・・とか
トランプ大統領がどうのこうの、
聞いてるだけでも面白かった。



帰り、一番印象的だったのは雲海の上の富士山で、
「来月行くからね~おーーーーいっ、富士山待っててね~っ」
て富士山に向かって叫ぶ三人がとてもかわいかった。

見れてよかったし。

それに、強い風が吹いてて、この雲海の上の富士山は
白く流れるガスの中にさーーーって消えたり姿を出したり
圧巻の美しさだったの。

子供たちも吹き付けてくる風を受けながら、しばらく
その富士山の姿を眺めていた。



風のゴーっていう音の聴覚的迫力、体へのつよい感触、
目で見る視覚的美しさ
猛烈な生きてる感。


綺麗・・・って吸い付くように見とれていた。






まじ、行くから。来月






16時頃、無事に下山。

大好きな温泉コールで、温泉へ。こんな贅沢を知ってしまっている子供たち・・・
ヒグラシの響き鳴く声を聴きながら。

露店風呂、まったり。

そして、山梨といえば『ほうとう』だよねって話していると
更衣室にいた地元のおばさんたちがオススメの店を教えてくださった。
そこはムジンにもよく使うわよねーって、地元の言葉が入りながら。
ムジン?て聞き返すと、なんか月一の集金の会合みたいなのを
いまは飲み会の意味で使うらしい。



武田信玄の・・


五種類の味噌が入ってるんだって。






さあ、わたしは週末からのスイスツアーモードへ
切り替えだ。笑



金峰山2599m登頂 富士山待っててね~その1

2017-07-25 13:24:23 | 日曜登山部/ママと娘の登山日記

2017年7月23日日曜日

子供たちは来月の富士山挑戦に向けて
トレーニングしている。いよいよ、山小屋の予約もして
登頂挑戦メンバーも決まった♪

うちの子、はーたんはもう必然的というかたぶん、
本人の意欲以上にママのやる気に圧倒されているところがある。笑

お友達たちも一緒にこの数年「四年生になったら富士山」を
どこか目標にしてきた。

長く歩くことが難しいときから一緒に始めて、(保育園から一緒の子もいる)
いつのまにか、「あの山も、この山も」と行けるところが
増えてきた。

そして本当に登りたいっていう子供たちの
やる気がすごい

富士山の標高が
どんなふうに厳しいかとか、どんなふうに歩くかとか、
ある程度この子たちにも伝えてきてるし、
最近一緒に歩いて、わたしなりにそれぞれの子供たちの
力とか特徴とかしっかりつかんできた。

体力は問題ない・・・あとは!!!

わたしの中でかなり見えてきてて、
わたしもプロとして
なんとしてでも子供たちを無事に登頂させたいなあっていう気持ちで
メラメラ元気がわいてくる・・・





そんなこんなでまた日曜日も
トレーニングと決めていたものの、忙しすぎて
地図をまともに見る時間も計画する時間もなく、
本当は八ヶ岳の最高峰・赤岳を挑戦したかったけど、
週末の天気予報が悪いのと、
1人の子は歩きが久しぶりだったので
別の山をいくつか思ってた。

山を決めるとき、なんだかピンとくるものがないと
動く気しないんだよね・・・ときめきのような
気持ち。わくわくする気持ち。

だからわたしは百名山を制覇とか思わないんだ。(これはわたしの場合ね)

この子たちをどうしたら
喜ばせれるかなあっとか、いろいろ考えるわけ。

天気は悪いけど、それなりの標高はあり、岩もあり(これがないと子供たちにはダメなの)
無理もなく、山を嫌いにならないような・・・

もう土曜日も夕方頃になってやっとあるひらめきが
舞い降りてきたの・・・・

そうだ、金峰山小屋に藤田さんやに会いに行こうと。
子供たちにも会わせたいなあっと。
絶対喜んでくれるっておもって。

藤田さんに電話したら藤田さんはいらっしゃらないとのことだったけど
よしきさんとか彼はいることがわかった。

(彼のことは伏せてということだったのでここでは秘密。笑
でもわかる方はわかると思う・・・♪)



そして土曜日、わたしはam1:00に起きて準備して、笑
2:00からうちに前泊していた子供たちを車に乗せて出発~
真夜中のドライブはすいすいでこれまた楽しかった。

夜明け前の長い、長い、大弛峠への峠道では暗闇の中で
鹿の群れや、たぶんテンとか、たぬきとか、あの真っ白のなんだろう・・
とか動物たちが車の前を横切っていって
子供たちに見せたくて呼んだけど、あのひとたちは
爆睡していた。

で、5:00頃についたときには満車に近くて
早く来てよかった~と思った。登山準備をみなさん方はしていたけど
わたしは寝た。ちょっと寝るつもりが起きたら8時だった・・・
小雨で、ノロノロ準備して・・・

子供たちは寒い~って言ってて、またまた前日までの
東京の猛暑がうそみたい。



地図で歩くところを説明して出発!子供たちはそれも
ちゃんと理解してくれる。えらいなあ。

子供たちは岩場が出てくることと、彼に会うことを超楽しみに励みにして
登り始めた。

そうそう、雨だったし寒かったり暑かったりで、とてもいい勉強になった。
カッパを脱いだり着たりしたんだけど、
素早くすることとか、雨に濡れているとどんなふうな感覚とか、
寒いときに一枚でも着るとそれだけでずいぶんあったかくなることなど。

この日は他にも子供たちが勝手に学んだことがあって、

それは登りの樹林帯がこの子たちには退屈すぎて
黙々とつまんなそうだったの。笑


わたしもどうしようかと思うほど・・・
いつものようにまた、なぞなぞだの歌だのでなんとか歩かせようかとか
思いつつ、黙ってこの人たちを観察していたの。

登山て人生ってわたしはいつも書くと思うし、思っているんだけど、
まさにそれで。
花もない、地味な樹林帯の登り、なんかつまんなくて
つらいだけ・・・投げ出したい感じ。
それでもなんでか、山頂に向かって登っていく・・・
もうやめる?って聞いても、やめないって答える。でも
物足りない感じでテンション低め。笑

で、このあとに書くけど、この日は山頂も金峰山小屋でもとっても楽しく大満足してもらい、
下りはおしゃべりに夢中になっていたのね。
子供たちが発見したこと、それは、
おしゃべりしてると疲れないね

ってこと。笑

それを発見してからは、サンタの話から世界の政治的情勢についてまで
話題を探しながらずーっとおしゃべりしてた。

うしろに富士山見えてるの。




長くなりすぎたのでつづく。笑