tyokutaka

タイトルは、私の名前の音読みで、小さい頃、ある方が見事に間違って発音したところからいただきました。

高野山

2006年05月06日 23時37分33秒 | Weblog
昨日5日、家族と高野山へ行ってきた。南海線の南海高野線に乗って行楽気分で行くなどというものではなかった。家の車で行くという方法だ。これが狭く、曲がりくねった道を行く訳だから、かなりハードなものだ。車と対向するたびに、冷や汗をかく。おまけに寝不足だから気分も悪くなる。

ただ、憔悴しきった私に家族はいろいろ気を使ってくれる。

さて、高野山と言うと世界文化遺産にも登録された場所だが、裏道から行ったおかげで、奥の院から見ていくという案配になった。しかし、あれだけの場所にありながら、墓地でもったお寺と言う印象を持つ。というのも奥の院一帯が墓地になっていて、そこを観光で訪れる訳だから、本当は悪趣味な行為なのかも知れない。

奈良から高野山まで車で行くと3時間近くかかる。本当に遠い場所だというのがわかった。確かにお寺としての機能を持つ場所はある。奈良の東大寺の南大門に相当する門はあったし、本堂らしきものもあった。あまりにも広い場所だ。いや山一つがお寺と言うべきか。奥の院参拝にあたり、何枚か写真に収めておこうかと思ったが、さすがに遠慮した。墓地で撮る写真だ。何が映り込むか分かったものではない。

お昼は近くの大衆食堂的な釜飯屋に入った。他の客と店員が話をしている。
「高野豆腐を買って帰りたいのですが」と。店員は答える。「高野豆腐よりもごま豆腐ですね。高野豆腐は本当は高野山で作られたものではないのですよ」といっていた。ほう、また一つ知識が増えた。

帰りはゴマ豆腐をお土産にするつもりだったが、時間が既に15時を回っていて、豆腐屋は売り切れで店を閉めている。偶然にも予約を入れながら、取りに来なかった客の豆腐があって、それをいただくことが出来た。

帰り道はもう少し広い道を通って帰ってきた。その間私はすっと寝ていた。家族に申し訳ないとともに、ありがとうの言葉を添えたい。