イレッサ

一昨日前から最悪なことに、娘までもが小さな身体で苦しそうにコンコン咳をするので、
近所の医者のとこまで娘を診察させに行ったところインフルエンザＡ型とのこと。
うひゃー！ということはオレもインフルエンザだったのか！
私の場合は薬も何も飲まずなんとか５日間くらいで無事帰還できたが
娘の場合はどうなのだろう？なんとしても早く治してあげたい。
昨年からずっと治まる気配のないインフルエンザだがとうとう我が家にもやってきた。
ゆるい風邪ならば治るのも早いが、強力なインフルエンザは身体に与えるダメージも相当なものだ。
実は私の今週がそうであったのだ。
最悪の事態を想定しうわさではとても良くないインフルエンザの特効薬
「タミフル」や「イレッサ」を処方してもらうのだが、
実際に使うか、使わないかはご両親の自由だという。
この数日ずっと熱っぽい顔でけなげに頑張っている娘をみると
こちらのほうが辛くなってくる。なんとか一刻でも早く治してやりたい。
でも「タミフル」はその副作用が怖い。
「イレッサ」だって信用できたもんじゃないし・・・。うーん、思案中。

しばし考えた後に「イレッサ」を服用させた。昨日の昼過ぎのことです。
１日に２回食前、食後に関係なく服用させることとありましたが、
昨日は１回しか与えませんでした。
ビックリしたのは今朝からです。
娘の病状が良好どころかスッカリ元通りなのです。
３９度近くあった熱が平熱に戻っているので顔も熱っぽくありません。
咳もでませんしビックリです。
通常の人よりは回復力が格段に早いハズの私ですら今回のインフルエンザの回復には
４日かかりました。それが、「イレッサ」１度の服用でここまで回復するとは驚異的です。
あらためて新薬のいい面、悪い面を認識しました。
我が家にとっては今のところ副作用はなさそうなのでいい面だけです。
これから先のことはわからないけれど・・・。
数多くの実験データを基に世界中の医療機関や厚生省まで認可しているのでしたら
もう一つの「タミフル」も解熱作用や咳止め作用、悪性ウイルスの殺傷能力も相当に高く
やはり信頼に足る薬だったのでしょう。我が家は使いませんでしたけど。
ただ、あくまでも薬品は薬品であり自然の産物ではないのが怖いところ。
まだまだ未解明な分野の多い人体でどれほどの副作用があるのかはこれからも
まだまだ解らないまま続いていくのでしょう。
トライアル＆エラーの繰り返しで成長していく医療の世界。

結局のところ、いつも通りのイタズラっ子の顔が目の前にあって私は心から安心しました。
以前にも書きましたが、特に病気になって思うことですが、病気にならない生き方。
「未病」というのを今後は大切なテーマとして考えていこうと思います。
何事もそうですが病気になってからでは「手遅れ」なのです。
「病気」になる以前の「暮らし」や「生き方」から勝敗は決まっているのですね。
毎日飲む水の質、口に入れるものの品質、運動、睡眠、ストレス、
それらを少しばかり配慮するだけで健康は維持できると思います。
以前はとにかく無自覚な私でしたが、今の時代、周囲も含めとても自覚的な人が多く
なってきているようです。