多分、文句なしで今年のベスト1です。今年読んだ他のどの本よりも群を抜いてます。恥ずかしながら著者の平山夢明を知ったのはこの本が初めてなんですが、変幻自在な文章の上手さ、肝心のストーリーにおける構成の巧みさ、溢れんばかりの著者の知性、恐るべき驚愕の内容が実はラストまで読者を飽きさせないという数々の戦略の確かさ・あざとさ、そのどれを採っても鮮やかすぎるんです。全10篇からなる短編集なのですが、これぞまさに宝石ですね。いや、神業と呼ぶべきかもしれません。内容はとても説明できるものではありません。グロ過ぎます。私もそのストーリーのどれもが初体験で驚きの連続でした。この本ばかりは気の弱い方でも無理して読んでみる必要あるでしょう。ただし、読後に人格が変わってしまっても私は責任持ちません。
著者の平山夢明が1961年生まれというのも驚きです。同世代としてこの天才の誕生を喜びます。そして日経の書評欄にこの本が紹介されたことも驚きなんです。あのリベラルな日経がこのような悪魔の書を紹介するなんて通常あり得ないことです。世が世なら確実に発禁本でしょう。今年はこの本と出合えただけでも収穫ありました。でも、多分あと3年は読み返さないだろうなぁ。マジで刺激強すぎっす。筒井康隆を読み漁っていた頃を思い出しました。
著者の平山夢明が1961年生まれというのも驚きです。同世代としてこの天才の誕生を喜びます。そして日経の書評欄にこの本が紹介されたことも驚きなんです。あのリベラルな日経がこのような悪魔の書を紹介するなんて通常あり得ないことです。世が世なら確実に発禁本でしょう。今年はこの本と出合えただけでも収穫ありました。でも、多分あと3年は読み返さないだろうなぁ。マジで刺激強すぎっす。筒井康隆を読み漁っていた頃を思い出しました。
是非読んでみたいです。毒のあるお話てちょっと怖いけど読んでみたくなりますね、筒井康隆を引用されてましたがあの人の小説にはかなり毒がありますね。忘れてましたサドの「けいぼう哲学」にも相当影響を受けました。まぁ現代に背を向けた様に生きている私ですから話に新鮮味が無いのはご容赦下さい、何か面白い小説があったら又紹介してください。
ご紹介の文章で「グロ」で「刺激強すぎ」とのこと、んーぜひ読んでみたいです。実は手元に平山夢明は一冊あるのですが、買っただけで読まずじまい(私はそんなのばかりです)。これをきっかけ引っ張り出してみようと思った次第です。
こちらのブログ、これからも楽しみに拝見させていただきます。
ところで、rockpileでわかりますよね??
それにしてもrockpileさん、あなたという人は!すでに平山夢明を持っていたなんて・・・。さすがの選択眼です。読み終わったら是非とも感想聞かせてください。