【杉水集落と加賀東谷周辺】
☆加賀東谷山村集落 ベース ・・・・・・・・ 国重要伝統的建造物保存地区
☆荒谷集落 2024年7月26日 ・・・ 伝統的建造物、荒谷神社、しだれ桜群、鶴ヶ滝、県水産試験場、荒谷小学校跡
☆今立集落 2024年7月26日 ・・・ 伝統的建造物、白山神社、道標、新保の池、三界墓、亀清水(湧水)、林政信像
☆大土集落 2024年7月26日 ・・・ 伝統的建造物、大土神社、斧入らずの森、ししぼ石、土蔵、大土生水、炭焼き小屋
☆杉水集落とその周辺 2024年8月3日 ・・・ 伝統的建造物、吉備神社、県民の森、九谷磁器窯跡、古九谷の里、九谷ダム
◎2024年8月3日 石川県にて 写真19枚
荒谷町、今立町、大土町、杉水町の4集落は独特な集落景観を持っていりことから平成23年(2011)に国重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。
各集落には木造2階建、切妻、桟瓦葺、妻入、正面1階には下屋庇を持ち、屋根には煙出し、赤褐色の瓦を用いるなど、所謂農家建築とは異なる特異な外観を持つ建物が点在しています。
集落全体で炭焼きを生業としていた特異な景観を作り出しています。
杉水町(すぎのみずまち)の街並み・・・集落の中央を杉ノ水川が流れます。杉水集落は加賀東谷の4集落で唯一、川の両岸に家並みが見られます。
吉備(きび)神社・・・ 国重要伝統的建造物群保存地区に選定されている山中温泉杉水町の鎮守です。集落入り口付近に鎮座し結界的な意味合いがあると思われます。
鳥居は「ケヤキ」で出来ています。
県民の森・・・加賀市山中温泉の奥深くにある「石川県県民の森」は、あたり一面を針葉樹に囲まれた深い森。樹齢100年以上のスギ林や、ブナの原生林、イワナやヤマメなどの魚釣りや水遊びが楽しめる杉ノ水川が特徴です。
九谷磁器窯跡・・・昭和45~46年の2ヶ年にわたって大々的な発掘調査が行なわれ、九谷窯跡の全容がほぼ明らかになりました。
九谷焼は江戸時代のはじめ、加賀国江沼郡九谷村(現在の山中温泉九谷)において初めて焼成されたもので、その名前を地名からとって「九谷焼」 と称するようになりました。
特に「古九谷」は有田、姫谷とともに近世初期の 三大色絵磁器の一つとしてその大胆な図柄、流麗な筆致、深味のある色調でひろく海外にまで知られています。
昭和54年に「九谷磁器窯跡」として国史跡に指定されました。
江戸時代前期の遺構として、上絵付けを施すための窯である「絵付窯跡」や、絵付けのための顔料精製の痕跡を示す「朱田(しゅだ)」が確認され。
また 江戸時代後期の遺構として、粘土生地精製のための施設である「水簸(すいひ)遺構」や工房建物跡が確認されています。
さらに戦国時代の遺構群も確認されており、山中漆器のルーツといわれる「木地工房跡」や、小川を利用した水洗トイレの遺構も存在します。
古九谷の里(山中温泉九谷町)・・・日本を代表する色絵磁器。 九谷焼の名称は、最初に焼成された場所が加賀国江沼郡九谷村(現在の石川県加賀市山中温泉の奥地)であることに由来します。
九谷焼開祖 前田利治公顕彰碑・・・ 加賀市山中温泉九谷町にある九谷焼の開祖前田利治公の顕彰碑。1655年に古九谷窯が開窯されて360年以上の歴史を持つ伝統の焼き物が始まった場所です。
後藤才次郎碑・・・九谷焼の開窯創業を行った「後藤才次郎」の碑です。江戸時代前期の明暦年間陶工・後藤才次郎が有田で製陶法を学び、九谷村で焼いたのがはじまりです。
九谷ダム・・・下流の大聖寺町などで氾濫の多い大聖寺川の洪水対策として1965年に竣工した我谷ダムに加え少し上流に建設された。着工から竣工まで36年費やした長期事業ダム。
ダム湖は、一般公募で九谷焼の特徴である五彩色にちなみ「五彩湖」と命名された。
想郷広場展望台から富士写ヶ岳方向
想郷広場展望台から堰堤