goo追撃コラム&取材メモ【予備サイト】

かったるい話ヌキの情報発信ブログ。改革派政治家とマスコミ検証。独自取材もとに元記者が追撃する。マスコミにない情報満載

県議会有志議員40数人が合同で新聞に意見広告 2月議会の説明

2005年03月27日 | 長  野  県  政
県議会10会派の内、7会派の有志議員が合同で新聞に意見広告を出す。自民党、県民クラブ・公明、緑のフォーラム、志昂会、県民協同ネット、緑新会、政信会の議員が、ひとり数万円ずつ出し合い、信濃毎日新聞に一面の半分のスペースを使って、2月議会で否決した議案・予算案について、なぜ否決・削除したかなどの説明をする。4月4日付けに掲載予定。

それぞれの案件について関係の深い議員が120字ほどの説明文を書く。議会最終日の3月24日のホンの数時間の空き時間に、当選一回の若手議員が各派を動き回って話がまとまった。

追記 29日12:15
読売新聞が29日付けでこの件についての記事を書いている。
ブログ記事は27日深夜、日付が変わる直前に書いたもの。眠くなったので、翌日詳しく書こうと思っていたが、そのままになってしまった。私が書こうと思っていたことは読売記事に大体書いてあるので参照されたし。

なお、ブログ記事中「4月4日付けに掲載予定」としたが、その後いつ掲載するかはタイミングを見計らってーそれ以降に掲載ということになりそう。これは、この意見広告について記者会見も行うことを考え、一番効果的な日に掲載したいとの考えから数日後にずらそうということからこうなった。

追記 30日12:30
意見広告掲載日は、3日になりそう。1日に広告掲載の趣旨などを説明する会見を開く予定。


当ブログより2日遅れでこの件について書いている読売記事。
「新年度予算案 反対の理由知って」 県議有志が新聞広告
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagano/news003.htm

任期付き職員、今橋参事が王滝村へー私情ムキ出し人事。 北山議員が発言取り消し 

2005年03月25日 | 長  野  県  政
人事異動の内示がでた。

任期付き職員として去年4月に採用された今橋里枝・経営戦略局参事が王滝村に研修派遣されることになった。今橋参事は二週間前に観光協会から商工部の参事に飛ばされたばかり。

他に、松江和子・経営戦略局政策推進幹は岡谷市にある県の男女共同参画センターへ飛ばされる。この二人は二年任期職員への再応募をしていなかった。

二年任期職員に再応募していた児玉ゆり・経営戦略局推進幹は採用されなかった。再応募の際、辞表を提出しているので、つまりはクビということだ。

任期付き職員は田中知事が「ともに県政改革を担う同志」として鳴り物入りで採用したが、田中知事の思惑は完全に空振りで、せっかく雇った高給職員を生かせぬまま、一年経たないうちに県庁から出すことになった。

これについては、深夜に詳報する。↓
任期付き職員は、「高度な専門的能力をもち、余人を持って代えがたい」のが採用の条件。それを研修名目で村に派遣するのは筋が通らない。今橋参事は県庁職員や市町村の首長、それに県議などに好評。そこがまた田中知事にとっては癪のタネ。私情ムキ出しの情実人事と県庁・議会では受け止められている。
自分に尻尾を振ってくるものには甘いが、そうでないものにはそこまでするか?というほどの嫌がらせをする。

田中知事の情実人事は他にもある。住基ネットの問題で、知事と意見が対立した総務省から出向の西泉彰雄・市町村課長(当時)を泰阜村に嫌がらせ研修派遣するなどしている。
私利私欲なくーというのが田中知事のよく言う台詞だが、こういう狡すっからい私情を県政に持ち込むのはよくあること。やってることは殆ど子供。まるで免許も持たず、操作方法も知らない子供が大型クレーン車の運転席で面白半分にレバーをいじっているようなもの。田中康夫に知事になる資格はない。

今橋参事は2月議会開会当日の2月17日付けで観光協会から商工部に異動になっているが、これは総務委員会に今橋参事が出席できないようにするためのいわば口封じ異動。今回王滝村に研修派遣するつもりだったらこんな不自然な異動は必要ない。
今橋参事が観光協会付きのままだと、元々は経営戦略局の部長待遇なので総務委員会に出席することになる。12月議会総務委員会でも、任期付き職員の再応募についてどうするか委員から質問を受け、「応募しなかった」と短く答えている。
そこで今橋参事になにか喋られてはマズイと考えた田中知事が、総務委員会に出席させないようにするために商工委員会への出席義務がある商工部への異動を議会開会当日にしたのだ。たったそれだけのために、こんなことまでするのだからあいた口が塞がらない。田中康夫という男の小心さがモロに現れた異動だ。

今橋参事は企画立案には能力を発揮するが、これにはまず最初に投資が必要。今年中にも財政再建団体転落の瀬戸際にある王滝村にその余裕はない。いま王滝村に必要なのは地方自治体の財政を熟知したプロパー職員。この異動で王滝村にも今橋参事にも県にもプラスになることは何もない。
今橋参事が頑張ってもし万一、王滝村にスポットライトが当たるようなことがあったら、田中知事がしゃしゃり出て自分の手柄のように言うのは間違いない。その逆に当初の見込み通り財政再建団体になったのであっても「今橋さんのような才能があられる方でも無理でしたか。彼女は役所は向いていない。民間において力を発揮される方では・・・」みたいなことを言うのではないか。
田中知事が自分に媚びないというだけの理由で嫌がらせに飛ばしたーというのが議会・県庁の事情通の一致した見方だ。

課長補佐級以上の異動内示が25日に予定されていたが急遽、28日の月曜日に延ばされている。田中知事がパフォーマンス的に、自分で職員一人ひとり直接伝えたいーと言っているようだ。この気まぐれで、異動する人たちの発表は遅れ、引越し作業が大忙しになる。人の都合などまったく考えないのだ。そういえば去年4月の異動も大騒動でひと月ずれ込むなどの騒ぎがあった。こういうことをしていて職員の士気があがるはずもない。


【総務委員会新メンバー】
総務委員会の新しいメンバーがきのうの議会で決まっている。正副委員長が替わり、清水保幸議員が加わった。あとはほとんどかわらず。県ホームページでもそのうち全部の委員会の新メンバーが更新されると思うが、注目されている総務委員会の分だけ一足早く紹介しておく。
(きょう午後、県ホームページに全部の委員会の新メンバーがアップされた)
http://www.pref.nagano.jp/gikai/giji/iinkaibe.htm

木下茂人・委員長 小松稔・副委員長 
石田治一郎 倉田竜彦 宮沢敏文 服部宏昭 清水保幸 石坂千穂 竹内久幸 下崎保 の各議員。


【北山早苗議員が発言取り消し】
田中知事を支持する会派あおぞらの北山早苗議員が23日の発言を不適当だとして、自ら取り消している。
その事情などを夕刻(深夜に訂正)ごろまでに掲載する予定。発言取り消しは年に一回程ある。この前あったのは04年3月10日で、おなじくあおぞらの宮川速雄議員の発言。

取り消したのは
議会録画 http://www.pref.nagano.jp/gikai/tyousa/movie/library.htm
3月23日(水)1:08 ごろからの下記の発言など。
<しかし、一歩外へ出れば先生と呼ばれ、偉くなった気でいるが、票欲しさに有権者に ペコペコしているといわれ誰からも尊敬などされていないのが今の議員だと肝に命じるべきです。>

周囲から批判を受け、発言した翌日議長に北山議員が申し出て取り消した。発言の取り消しは本人が申し出なければできない。

北山議員の発言は声を張り上げ、小学生が作文を読み上げるような感じで、原稿を読む形のものだった。
取り消したものの他に、予算案のすべてを否認しろーだとか極論が多い。

町内会費を払っていなかったが、県議選に出るにあたって払ったりもしている人。引っ越してきたとき、自治会長さんの家が分からなかったので、そのままになっていたーというのが払わなかった理由なのだが・・・。

選挙では田中知事の応援を受けられず、田中知事は同選挙区の別の候補を応援したがその候補は落選。北山議員は次点と184票差の最下位当選。当選直後は田中知事と私は必ずしも一緒ではないーと私の質問に答えていたが、今は田中知事を最も強烈に支持する県議だ。

県議選立候補会見のとき、私が名刺を差し出すと「いいです」と言いながらバックしてしまった人でもある。

発言取り消しというと今議会でこんなこともあった。
田中知事も2月23日の柳田清二議員の代表質問の答弁で「一般市民から知事の公開アドレスに入ったメールも公的なもの」とした発言を削除したいと申し出ている。

これについては、ただ削除だけしてしまうと田中知事がとんでもないことを言ったことが記録に残らないので、柳田議員は考えた末、緊急質問する形でその痕跡を残す方法を選択したようだ。これについては柳田議員がホームページで書いている。

柳田議員 代表質問原稿
http://www.avis.ne.jp/%7Eryuusei/seiji/opinion/050223.htm

知事答弁撤回について
21年ぶりの「緊急質問」までの経緯
http://www.avis.ne.jp/%7Eryuusei/seiji/opinion/050310.htm

上には書いていないが、緊急質問の中では田中知事が取り消した発言の内容に触れるようなことがないようにーと議会事務局から言われていたので、気を使ったと言っていた。

田中知事、47年ぶりの再議パフォーマンス。議会も会見して主張をすべき。

2005年03月24日 | 長  野  県  政
長野県議会2月議会は事実上24日の審議で終わったが、田中知事は24日午後、否決された議案のうち5つを、もう一度審議してくれるよう議長に再議の要請をした。1958年2月議会以来のことだという。

再議をしても、本会議で2/3以上の賛成がなければ通らないので、実際上ほとんど通る見込みはない。議員だってつい数日前に否決したものを、特にこれといった状況の変化もないのに態度を変えるわけがない。そんなことをすれば自己否定につながる。
田中知事自身が改めて本会議の場で提案説明ができるので、持論を展開し、議会を非難するためのパフォーマンスーということだろう。

”47年ぶり”というサブタイトル付きで報じられるこのニュースに世間は目を惹かれることだろう。田中知事が県民のための予算を議会が削ったーと言い立てれば何パーセントかの人たちはうなずくのだろうか?

「県広報事業費」「移動パソコン教室」「木製ガードレール」「環境保全研究所長の報酬」の5つを再議要請している。どれも県民生活に直結するようなものではない。田中知事のパフォーマンス色の強いものだ。

最後の報酬問題だけ毛色が違う。これが狙いではないのか?と指摘するいう声が議会筋にある。人件費の問題なので、否決されても予算を組み替えれば通るーというのだ。
環境保全研究所長というのはそれほど大事な人なのか?そこまでする理由が分からない。そうまでしなければならない奥深い理由があるのか?うかがい知れない世界だ。

田中知事は議場で自分の主張を述べた後、また会見して自分に都合のいいことだけを言う。マスコミは客観報道だから、多少おかしくても知事が言ったことは報じなければならない。おかしいかどうかは受け手の皆さん判断してくださいーということになっている。これはある意味、逃げであり無責任報道だ。

議会の方もこのマスコミの客観報道体質を利用して、議会側の見解を議会終了後に総括する形で会見すればいいのだが、これが何度言っても具体化しない。さっきも、議員会館に泊まっている議員数人の寝込みを襲って電話したのだが、話をしたその議員は理解を示すのだが、他の多くの議員の理解を得なければならないことなのでなかなか実現しない。
いまの議会は、会派の代表一人に話をしてもそれが、その会派全員に伝わるものでもない。いい意味で議員は一人ひとり独立している。しかし、会派内ですら意思統一に欠けるきらいがあるのは問題ではないのか。それが複数の会派で統一行動を起こす段になるとなるとさらに問題だ。

ひとつの例が議長、副議長選挙だ。議長選は萩原清議員(自民)31票 対 服部宏昭議員(緑のフォーラム)26票だった。かなり際どい票差だ。副議長選は佐野功武議員(公明)31票 対 石坂千穂議員(共産)24票だ。こちらも際どい。公明党と共産党の副議長選というのも珍しい対戦だ。
この正副議長選とその票の取り具合をみれば、いかに今の議会がバラバラか分かろうというものだ。議会は田中知事が言うほど旧態依然としているわけではない。旧県政会議員は17人しかいないし、議会の半分は新人だ。こういったことすらも議会は世間にアピールすることを知らない。

議会が会見すればマスコミは報道さぜるを得ない。議会が黙っていれば田中知事の言い分だけが紙面を埋める。議会が発言することは田中知事の報道スペースを奪い、議会の主張を知らしめることになり一石二鳥だ。
県民の多くは議場での細かいやり取りは見ていない。いまのままでは、議会が終わってから、良いように言ったもの勝ちーの面がある。何もしないでいては、最後に田中知事においしいところを全部持っていかれることになる。
0:50

追加
最後の仕上げは、議会側もきちんと会見を開いて注目議案について、どういう理由で削除、修正したかを県民に向かって説明することだ。よく、議会棟の廊下などでテレビインタビューに応じて議員が簡単にコメントしている場面があるが、あーいった形では真意は伝わらない。知事は時間をとって会見という形でやっている。いまの長野県政はどうみても知事側から出される情報の方が多くなっている。不公平でもある。

伝える側のマスコミも公平を尊ぶなら、マスコミの側から議会に会見を提案してもいいぐらいだ。知事と通じるスパイのような記者はいても、こういった問題提起の姿勢がないのはマスコミのレベルの低さか。これは一記者というより、報道部長、支局長クラスがやるべき仕事なのだが、偉い人たちは眠っているらしく動きがまったくない。たまには脳みそを使って働け。使わないと脳みそは腐る。

きょうの議会・県広報原稿見せろーに”検閲”だと県側が拒否!

2005年03月22日 | 長  野  県  政
当ブログ20日付でスッパ抜いた26日発行予定の県広報だが、きょう午後の総務委員会で取り上げられた。
委員からどんな内容になっているのかーと、原稿の提示を求められた県当局は、なんと、”検閲”に当たるから見せられないーとこれを拒否した。

県が作っている広報を、田中知事が常々県政運営の両輪といっている議会に見せられないというのだ。見せられないことの裏にはいったい何があるのだろう?
当ブログで指摘したとおりの内容なので見せられないのではないのか?
それにしても、”検閲”はないだろう。検閲とは強い立場のものが弱い立場のものをチェックすることだ。議会が県をチェックするのはあたりまえ。それを嫌だというのは理解に苦しむ。


きょうの議会はもつれることが予想される。開会は夜10時頃ではないかという予想が早くも議員の間では流れている。今後も新たな展開があれば続報を入れていく。
14:05

21日付けで速報した、田中知事の総務委員会での発言要求提案だが、会期末を控え、審議を優先させるため議長預かりとしている。
議会側は、松林経営戦略局長の発言が問題なので、田中知事が出てくる幕ではないーとしている。

住民票問題で「知事に謝罪と、裁判費用の返還を求める決議」が出される見込み。田中知事は、そんなもの出されちゃたまらんーと総務委員会でその不当性?を訴えたいのだろうが、採決されれば通る見込み。
14:30

きょうの議会は、延会手続きための本会議を間もなく開いて(午後7時ごろ?)一応終了。松林発言、県広報原稿チェック問題は棚上げにして、あす午前10時からの本会議で各種議案の採決が行われる見込み。百条委員会は本会議採決に至らず見送り。午後6時から正副議長が会見してこういったことを説明している。
18:10

速報 田中知事が今夜、議長・総務委員長に発言させろと文書で申し入れ

2005年03月21日 | 長  野  県  政
速 報
田中知事は今夜(21日)9時半過ぎ、広報チームを通じて古田芙士議長と宮沢敏文・総務委員長宛てに文書を出したーと発表した。これは、22日昼ごろまではどこも報じない、マスコミぶっちぎり情報。 と思っていたら、信毎が朝刊に大きく紙面を割いて突っ込んできたが、それ程のことかどうか疑問。一流紙を気取る信毎のこれまでのやり方からは、チト違う。

田中知事の泰阜村への住所移転問題で、あれは「県民益だった」と総務委員会で松林憲治・経営戦略局長が発言して紛糾していることについて、田中知事自らが委員会に出向いて質問に答えたいーという内容。

総務委員会は15日の松林発言で紛糾し、18日も審議が滞っている。22日も審議が行われる予定だが、先行きは不透明。田中知事は自分が委員会に出て行って持論をぶつことによって局面打開を図りたい考えだが、田中知事のパフォーマンスに利用されることを警戒する議会側が応じるかどうかは微妙。

議長らに今夜送った文書では、県が作った住所認定委員会で「住所複数説」について議論されたことについては触れているが、最高裁までいって負けたことには触れていない。総務委員会に出席したとしても、自分に都合のいいことだけを述べるものと思われる。

議会が「知事に対し、選挙人名簿二重登録問題に関する県民等への謝罪を求める決議」を準備中なので、これについての弁明を総務委員会の場でしたいとしている。
22:45

上の記事を書いた後、何人かの議員に電話取材してみた。

松林発言の落としどころは、議長裁定でケリを付ける予定でいたが、こうなるとそれもどうなるか分からない。いずれにしろ、22日あさ、委員会協議の場でどうするか話し合うことになると思うが、知事を呼ぶことにはならないんじゃないかな。

こんな時間にこんな文書を議長や委員長に出すということは、議会の混乱を狙っているということだろう。議会の正常化を考えるなら、連休中のもっと早い時期に出す機会があったはずだ。いまごろ出されても急に、ハイそうですかーというわけにはいかない。議会に考える時間を与えないつもりだろう。
24:20

その文書が県ホームページのトップに22日になって掲載された。
http://www.pref.nagano.jp/index.htm

信濃毎日新聞ホームページ 
総務委空転 知事が発言要求 局長発言は「県の立場」 
http://www.shinmai.co.jp/

☆彡スッパ抜き 田中知事、県広報使って、またまた議会批判展開 議員個人名も挙げて

2005年03月20日 | 長  野  県  政
26日発行予定の県広報「広報ながのけん」の予定原稿の内容の一部が分かった。

2月議会で否決される人事案や予算案について、いちいち事細かに反論し、議会側を非難するようだ。2月議会ではかつてないほど多くの県側提案が否決される見込み。

県の広報は県民のために、公平中立の立場で「広報」されるためのものだが、これまでにも田中知事が議会批判をする道具のように使っている。
いくら知事でも、県の予算を使って、一方的に”独特”な知事の意見を載せるのは公平さに欠けるのではないか。

26日のものでは、原稿段階では議員の個人名まで入れて批判している。以前にもこういうことはあったが、このメルマガでスッパ抜かれた後、訂正されたことがある。

議場でのヤジも事細かに列挙して批判しているらしい。田中知事強烈支持の北山早苗議員が議場でヤジのたびによくメモを取っているが、それが活用されているのか?

04/4/1号
http://blog.melma.com/00060168/20040403
04/4/3号
http://blog.melma.com/00060168/20040406

「広報ながのけん」は月に一回新聞紙面一面全部を県が買い取って、広告の形でおこなっている。ところが、田中知事の考えで発行ペースが変えられることもある。04年4月3日号がそう。

それまでは月末の最終土曜日に発行されるーと県ホームページに書いてあったが、その部分がなくなった。この辺の事情は上記メルマガ過去号04/4/3号でー。26日発行のものは通常ペース。

「広報ながのけん」掲載ページ
http://www.pref.nagano.jp/hisyo/kouhousi/hyou.htm


百条委員会は設置見送りーが決まったわけではない。
放って置けば、田中康夫は知事の立場を利用して、このようなことをやってくる。
知事としてやってはいけないことだが、批判など考慮の外だ。

対する議会は批判を恐れすぎる。勇気がない。ほんのちょっとの批判を恐れて、打つべき手を打たない。
知事をいじめているーと取られるからしたくない、などというのはナンセンスだ。
そんなことを言っていたら、いつまでたっても知事を批判できない。世間の反発を恐れて成すべきことを成さないーのは本末転倒だ。

百条委員会設置となれば、その審議の過程でマスコミ報道も増え、知事側だけでなく議会の言い分も大きく報道される。これまで知られていなかったことが日の目を見ることになる。こんな絶好の機会を見逃す手はない。こういった観点からも百条委員会設置には意味がある。

いまの議員は世論に敏感だ。議員控え室でもプリントアウトされた県民からのメールをよく見かける。
議会は松林経営戦略局長の答弁を巡って紛糾している。 今のうちに意見のある方は議員にメールを打てばいい。
どの会派も消極派と積極派が混在しているようだ。情報も錯綜している。どうなるか分からない。

議会議員紹介ページ
http://www.pref.nagano.jp/gikai/tyousa/giininfo.htm

田中知事の恫喝発言を自動修正する信濃毎日新聞

2005年03月19日 | 長  野  県  政
信濃毎日新聞がとんでもないことを、さりげなくやっている

副知事案 否決へ 教育委員案2氏も 県政混迷深める 3月18日(金)掲載
http://www.shinmai.co.jp/news/20050318/mm050318sha0022.htm
この記事中、
<『懲戒処分にすると言われる』>
という部分があるが、この”懲戒処分”というのは本当は”懲戒免職”だろう。”懲戒処分”と”懲戒免職”では大きな違いだ。田中知事の穏当さを欠く発言を信毎が”自動修正”していることになる。知事の発言の大事な部分を勝手に”変更”するなど信じられないことだ。これでは新聞といえない。

≪懲 戒 免 職≫ にしてやる!田中知事が小林総務部長を恫喝 メルマガ過去号
http://blog.melma.com/00060168/20050311214926

上の当メルマガ過去号で書いたように、小林総務部長は「懲戒免職にしてやる」と脅されたから本会議の場で田中知事の意に沿うような答弁をしたのだ。ただの”懲戒処分”で本会議の場でウソなどつくものではない。

記事の中に「県政は混迷を深めている。」と書いているが、混迷しているのは信毎だし、こういうウソを平気で書いて世論をミスリードし、県政を混迷させているのにその自覚がない。

なお、小林総務部長は自民党控え室だけでなく、正副議長の前でも同様のことを言っていることが私の取材で浮かび上がっている。

小林総務部長は16日午前、9日ぶりに復帰し県会総務委員会に出席した。午後になって下崎議員から復帰後の体調などについて聞かれた後、休んだ理由について平野議員の発言が原因だったのかどうか問われた。そうではないという趣旨の発言だったが、奥歯にものの挟まったような言い方だった。一部、震えたような声になったところもあった。
このときの小林総務部長を正面から見ていたある議員は「もう、目が虚ろで顔の表情が変だった。健康な人の顔じゃない」と言っている。
病院では最初二週間入院の要ありと言われたが、早めに出てきたようだ。

小林総務部長は復帰の挨拶に総務委員会開会前、各派控え室を回ったがなぜか自民党と緑新会には行かなかった。田中知事から行くなと脅されたのか、行きにくかったのかは定かでない。
いずれにしろ、人間として礼儀を欠いた行為で、いよいよおかしくなっちゃったのかな・・・との声が議会内にある。

百条委員会設置、いざとなると腰砕け!田中康夫の高笑いが聞こえる

2005年03月18日 | 長  野  県  政
百条委員会設置は2月議会会期末を迎え、急速に「見送り」の報道がされている。しかし、これは会派代表者会議などでのいわば一部の議員たちの意見である。「会派代表者」というと、いかにもその会派を代表しているようだが、今の議会は議員ひとり一人が屹立しており、代表者の意見に右へ倣いするわけではない。

百条委員会設置のような重要案件は本会議で採決すべきであり、一部の議員による代表者会議で”ヤミ決着”すべきでない。

*議場で言えないような理由で見送るべきでない。
設置見送りの理由が判然としない。やってもどうせダメだからーというのが議員のホンネのようだが、そんなことが議会本会議の場で言えるだろうか?見送るにしても議場で論議した上でなければ県民の理解は得られず、議会の意思決定の不明瞭さに失望感だけが残るのではないか。
議場で論議すれば必然的に設置の方向に向かうはずだ。

設置しても、結果が出なければ議会の負けーと過剰に責任を意識し過ぎる空気がある。議員は検事でも裁判官でもない。そこまで世論は求めていない。
百条委員会を設置し、世論を喚起し議論を盛り上げることが議会の責務ではないのか。

見送り派の議員たちは、見えない世論という影に怯えているだけだ。百条委員会設置の世論がないーという声があるが、それは逆だ。世論をリードするようでなくてなんの議会だろうか。漫然と待っていても世論は起きない。百条委員会を設置することが世論を喚起することだ。

引き続き総務委員会で審議するーといっているが、これまで6回もやってきている。それでダメだったものが、どうして同じやり方でうまくいくのか?より強い権限を持った百条委員会しかないのではないか?あるものを使わない理由が分からない。

6月議会でーと言っているが6月までは長い。それまでに何が起こるか分からない。田中康夫は必死だ。話題を逸らすようなことも画策してくるだろう。なにしろ知事なのだ、いろんなことができる。

田中知事にとって、今起こっている問題は致命傷に近いものがある。だから16日の総務委員会に参考人として出席した元県職員・鈴木央氏の証言に「地方公務員法を遵守せよ」とあからさまな圧力を掛けてきた。田中知事自らが提唱したグリーンホイッスルの精神と逆行するもので、なりふりかまわないやりかただ。

鈴木証言への口封じ回答は、期限を3時間過ぎた証言前日の15日夜9時過ぎに鈴木氏のところに届いている。たった、80文字ほどのものだ。法令を遵守せよというだけの回答に時間は要らない。田中康夫は弱り抜いたのだ。追求の手を弛める理由はない。

田中知事は百条委員会以外ではダメだと回答してきたようなものだ。売られた喧嘩を買わないでどうする。ここで見逃したら、田中知事はますます増長するに違いない。

見送りは、内部告発に水を差すことでもある。第二、第三の内部告発者が固唾を呑んで議会の動きを見守っている。今のままでは告発者は押し黙るしかない。

議会はかつての愚挙<知事辞職勧告決議案→議会解散、選挙>に怯え過ぎている。あの時とは世論はまったく違う。
田中知事は改革の旗手ではなく、泰阜村から県庁に通うーなどという誰が考えてもおかしなことをする”変な知事”というのが多くの県民の共通理解だ。その知事が、後援会幹部と癒着し県事業に介在、公文書破棄、隠蔽、しなやか会支払いによる県職員の飲食問題などなど問題テンコ盛りなのだ。それを議会が見送ってどうする。議会などいらないではないか。

上に挙げた問題で県民から告発が起こる可能性は極めて高い。告発されてから百条委員会をやる気か?そんなことはできまい。捜査中を理由に県側はだんまりを決め込むに違いない。警察だって議会側の動きを見ている。議会が動けば警察も動くのだ。互いに見合っているように思える。

戦の要諦は相手の嫌がることをやることだ。田中康夫は、いま最大のピンチに立っている。百条委員会設置を見送って一番喜ぶのは田中康夫だ。


  簡単に文字を大きくする方法。
Windows XP の場合。キーボード「CtrL」を押しながらマウスのホイールを動かすと文字のサイズが変化します。小さな文字のページを見るのに便利です。できないページもあるようです。

松葉謙三副出納長がヤジに「侮辱罪だ!賠償義務がある」と反撃

2005年03月17日 | 長  野  県  政
   追撃流 ≪議会の見どころ≫

壇上で、「なんだい!」と叫ぶ松葉オンブズマンの正体露呈 3/5
当ブログ、上記見出し記事で、松葉謙三副出納長が議場でヤジに反応し、大声で怒鳴り返すシーンを指摘したが、その後3月9日(水)の塚田一議員(緑新会)の一般質問の場面で、(1:05ごろから)
松葉出納長が、けしからん、品位がない、相手が謝ったら自分も謝るーなどと逆襲。刑法や民法の条文を列挙し、侮辱罪に当たるだの賠償責任が生ずるだのと発言した。

弁護士でもある松葉氏の発言だけに議場のヤジもトーンダウンした。
弁護士が議場で自分の肩書きを利用して、このような発言をすることは品位があることなのだろうか?

条文を読み上げ反撃する松葉弁護士 3月9日分 1:05ごろから

議長発言の深意読み取れず、間違った観測流す若年記者

2005年03月17日 | 長  野  県  政
知事巡る疑惑 百条委設置、今議会見送り  読売
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagano/news003.htm

読売が上記見出しで百条委員会設置が、今議会はないようなことを書いているが、取材能力不足による偏頗(へんぱ)な記事だ。

議会内に「告発まで持っていくにはネタ不足で時期尚早」という意見は、あるにはある。しかし、それが大勢を占めているとは到底言えない。大勢は”やるべし!”だ。

記事の最後の方でこう書いているが、議長発言の深意をまったく汲み取れていない。
<古田議長は「真っ二つの過半数でやるのはどうかと思う」と述べ、議会の総意に近い形での採決を望んでいる。>
と書いているが、このすぐ前に古田議長は
「これだけ会派がある中で全会一致でやるのは不可能だが、」
と言い、続けて
「そうかと言って真っ二つの過半数でやるのはどうかと思う」
と言っているのだ。

この記事を書いたのは、大学出たてのボクちゃん記者クンで、対する古田議長は64歳だ。やり取りの声音だけ聞いていても、記者の声は青年期特有の、か細く甲高いもの。古田議長は年輪を経た重みがある。世代間ギャップなんて言葉もぶっ飛ぶような違和感がある。
発言の深意を読み取れーなんて難しいことは言わないが、せめて会話の流れぐらい読み取るべきだろう。

古田議長は、東京都が「都社会福祉事業団」に対する都の補助金が不正に使われている問題で、35年ぶりに百条委員会を設置したことにまで触れている。やる気十分なのだ。

そもそもこういった、大人未満の青年に、社会的に大きな影響を及ぼす仕事をさせておくことに無理がある。近頃新聞記事に署名が入っているものがあるが、ついでに年齢も入れたらどうかと思う。恐らく、記事の信用はガタ落ちになるのではないか。
記者は40歳になると”上がり”で現場に出てこない風潮がある。こういった問題について、だいぶ以前にこのメルマガで何度か書いたが、ちょっと検索してみたが見つからない。マスコミの隠された問題点だろう。

元県職員が総務委員会で証言 核心部分は「百条委員会でないと」と証言拒否

2005年03月17日 | 長  野  県  政
16日行われた、県議会総務委員会で、参考人として出席した元県職員が、
「口止めされたので核心部分はこの場では話せない。百条委員会でなら話せる」と証言を拒否した。県は田中知事名で出した文書で、公務員の守秘義務違反になるーと口止めしている。

この元県職員は鈴木央さんで、本メルマガ2月14日号下記見出し記事で書いた方。
● 元・行革チームグループリーダーが内部告発
http://blog.melma.com/00060168/20050223123056

鈴木さんは、去年6月に県を退職するまで、行政システム改革チームのグループリーダーとして外郭団体の見直し作業に携っていた。退職したのは元からの人生プランによるもので、田中知事から圧力を受けたことが原因ではない。このようなことをわざわざ書かなければならないこと自体が田中県政の異常性を示していることを読者は感じ取っていただきたい。

鈴木さんの内部告発は最初、竹内久幸議員のメルマガに掲載された。参考人として出席したのもそれがきっかけ。最初にインターネットで告発を行い、それから議会という公の場で発言し、それをマスコミが後追いで報道していることになる。インターネットがマスコミをもしのぐ役割を果たしたことになる。

鈴木さんは竹内久幸議員のホームページ掲載のものと同趣旨の田中県政批判を一時間以上にわたって行った。これまで、県内部で田中知事の改革と称する作業に関わっていただけに、具体的で細かな部分にまで踏み込んだ批判だった。

証言の最後の方で核心に触れた質問が出た際、
「口止めされたので話せない」といった発言が出た。

鈴木さんは、
「県側から言い掛かりを付けられないために」
この日の証言が、公務員の守秘義務違反にならないかどうかの確認を県側に求めていた。

その回答は、
「総務委員会は法令による証人鑑定等にはあたらない」といったもの。
これはどういうことかというと、”法令による証人鑑定”は百条委員会しかないので、田中知事が「やるなら百条委員会でやれ。総務委員会ではするな」と言ってきたようなもの。
このため、鈴木さんの発言は核心部分が欠けたまま。

鈴木さんは「不完全燃焼に終わり、残念」といっている。
田中知事に確認を求めたことについて、
「私が慎重に過ぎるのかもしれませんが、安心して私や現職職員が証言できるようにしたいという思いがあります。機会さえくればいつでも証言できるような準備はしておきます」
と語っている。

元長野県調査委員会委員で、田中知事のやり方を批判して委員を辞任している醍醐聰・東京大学大学院教授も傍聴に来ていた。醍醐さんに発言が求められる場面があった場合に備えて来ていたが、この日はそういう場面がなかった。

醍醐さんは、
「田中知事は県の情報を後援会幹部などに勝手に流しているのだから、田中知事から止められる筋合いはないと思う」と田中知事が鈴木さんの証言にストップをかけたことを批判していた。
0:55


本日はこの後、複数回にわたって様々な議会情報を更新する予定。

新潟中越地震で田中知事が送ったモノが、新潟県で売られている

2005年03月13日 | 長  野  県  政
田中知事は新潟中越地震で、被災地では現金よりモノのほうが有難がられるーとして長野県に集まった義援金でモノを買ってわざわざ被災地に持って行っている。募金者の意思と違う、会計処理上問題だと批判が多い。

当ブログ2004年12月25日付け参照。
<田中知事、義援金で購入した県産品を山古志村被災者に届けに>

ところがきょう14日の日経記事によると、被災地ではそのモノをバザーで売ってお金に換えているというのだ。おもわず笑ってしまった。

このWeb版記事には載っていないが、ペーパー版では、古着などは引き取り手がなく捨てられているーとあった。水害などと違って、家に帰ればモノはあるためだとかー。

きょうの日経社会面。
<中越地震の支援物資、トラック116台分も倉庫に>

「民間倉庫4カ所の保管料は月額で計1100万円にもなる」
ため、
「県はバザーで換金して義援金に繰り入れる計画を進めている。」
そうで、
「小千谷市は既にバザーを3回実施、乾パンなどを売却して約400万円を義援金に計上した。」
という。

時代は刻々変わる。田中康夫の考えるボランティアのスタイルはすでに時代遅れになっているいい証拠だ。
彼は一周遅れのトップランナーなのだが、それに彼も世間も気づいていない。

   ==日経記事==
<中越地震の支援物資、トラック116台分も倉庫に>
http://www.nikkei.co.jp/news/past/honbun.cfm?i=STXKG0198%2012032005&g=K1&d=20050312
 新潟県中越地震の被災地向けに届いた支援物資が、10トントラック116台分も倉庫などに残っていることが12日、県災害対策本部のまとめで分かった。倉庫の保管料が掛かるため、県はバザーで換金して義援金に繰り入れる計画を進めている。

 県災害対策本部によると、2月末までに受け入れた支援物資は、水やレトルト食品、毛布などトラック495台分に上る。物資は被災地に送っているが、現在も使い捨てカイロ96万個やアルファ米10万個などが、民間倉庫など5カ所に保管されている。

 しかし支援物資の需要は、ライフラインの復旧や仮設住宅の完成で減少。民間倉庫4カ所の保管料は月額で計1100万円にもなるため、県は一般の人を対象にバザーを開き、売り上げを義援金に繰り入れることにした。

 被災自治体も物資を持て余し気味で、小千谷市は既にバザーを3回実施、乾パンなどを売却して約400万円を義援金に計上した。長岡市も物資の需要がピークを越えた昨年11月下旬から12月に計5日間にわたり、物資を取りに来た市民に無料で配った。〔共同〕 (17:00)

教育長人事に足元から批判  百坪一戸建て職員住宅に10年!

2005年03月12日 | 長  野  県  政
● 教育長人事に足元から批判 
   ごう慢職員に県職労が異例の会見でNO!
   百坪一戸建て職員住宅に10年!特別待遇ーも露呈

● 気が触れたか!田中知事、泰阜村住民票移転問題で逆切れコメント!
   信毎、このコメントを使わず記事作成 捏造より悪質

本日上記見出しのメルマガを配信しました。

*訂正
ごう慢職員に「県職労」が異例の会見でNO!
          ↓
         高教組

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
人事案についての議会の空気。
議会としては、知事から提案されている副知事と教育長の人事案に二つともバツを付けるのは世論上まずい。どっちかひとつはマルをつけなくてはーという空気があった。ところが最初は副知事案が小林総務部長の議会欠席で向うからコケ、さらに教育長案も高教組が田中利明チームリーダー反対の会見をしたことによって両方ともバツーという雲行きになっている。議会が悪者にならずに、知事側の自滅で無理なく二つの人事案に否決の方向だ。

気が触れたか!田中知事、泰阜村住民票移転問題で逆切れコメント!

2005年03月11日 | 長  野  県  政
田中知事が「好きな村に住民税を払いたい」として泰阜村(やすおか)に一時住民票を移していた問題で、長野市は知事を相手に起こしていた訴えを取り下げた。
田中知事はこれを受け、
「長野県の主張を長野市がお認め下さったことを感謝申し上げます。」
と、逆切れコメントを出している。

この問題の裁判で田中知事は最高裁までいって負けており、長野市はこれ以上裁判をやっても利益がないため取り下げたのだが、田中知事は自分の負けを認めず、逆に長野市が「長野県の主張」を認めたかのような言い分だ。
知らない人が聞けば、県や田中知事が正しく、長野市が間違っていたーと勘違いされかねないもので県知事の立場でこのようなコメントを出すのは問題だ。公人としての責任感が著しくない発言だろう。

長野市は11日ホームページで市の見解を発表し、「取り下げたのは、本市の完全な勝訴」だからとしている。
http://www.city.nagano.nagano.jp/topics/torisage.htm
長野市HP ~訴訟を取り下げることとしました~

裁判を起こした長野市の市民グループのひとり、松田光平さんは以下のように感想を述べている。
「まったくもって、見解が180度違いますよね。
長野県が間違っていると司法の場で明らかにされたから長野市は取り下げたわけで、長野県及び田中知事が謝罪する事が通常の思考回路というものです。
司法の判断を侮辱しているとしかコメントのしようがございません。
世間一般の常識がないということでしょう。こんな知事を相手にしていることが情けないですね。
悪しきを改革せず、内容のない改革(絵に描いたあんこの無い餅)をひたすらマスコミを使ってひけらかしているのは、衆愚政治としか思えません。」

松田さんに、鷲澤正一長野市長からは、秘書を介して取り下げたことの説明と連絡があったが、県からは何もない。

田中知事の現在の住所は軽井沢の両親の自宅。ここから県庁に通うことが”比較的”多い。ホテルに泊まることも多いようだが、そのホテルは一泊5万円以上の超高級ホテルで、支払いは後援会持ち。ホテルに”助言”して払わないこともよくあるーと田中知事本人が、いま開かれている議会本会議で答弁している。
こういうのは普通、世間では”クレーマー”といっているのだが田中知事の言語感覚だと”助言”ということになるようだ。

うそのような話だが本当だ。
詳しくはこのブログ2月24日記事でー。
「田中知事、噂の”ホテル・クレーマー”振りを公的に”自白”」

議場で田中知事が小林総務部長を叱責する場面。訪問者激増に伴いー過去ネタ再掲。

2005年03月11日 | 長  野  県  政
田中知事が2月議会で副知事選任案を提出している小林総務部長が2003年9月議会で田中知事に議場で叱責されている場面を下にリンクした。約5分間の音声付動画。何度も田中知事が振り返っているが、これは映像処理したものではなく、実際何度も振り返っているところをそのまま写しているだけ。
下村 恭議員の質問にうまく答えられなくて、田中知事が小林総務部長(当時は経営戦略局長)を何度も振り返って叱責、これが元で、小林氏はこの後3カ月の長期療養休暇に入った。テレビでもちょっとだけ放送され、話題になった。
田中知事の隣の席にいるのは当時の阿部守一副知事で、04年7月に退任して総務省に帰っている。副知事ポストはそれ以来空席。田中知事は女性一人を含む二人副知事制を選挙公約したが、果たされていない。

なお、この動画の掲載先は作家の大石英司氏運営のページ。
大石氏は以前から長野県政に関心を持って様々な意見を自身のホームページでしている。
大石英司HP 「ここが変だよ、康夫ちゃん」

2003年9月長野県議会で、田中知事が何度も振り返り叱責する場面

この場面を書いた「田中県政追撃コラム」03年11月27日号