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かったるい話ヌキの情報発信ブログ。改革派政治家とマスコミ検証。独自取材もとに元記者が追撃する。マスコミにない情報満載

松葉謙三副出納長がヤジに「侮辱罪だ!賠償義務がある」と反撃

2005年03月17日 | 長  野  県  政
   追撃流 ≪議会の見どころ≫

壇上で、「なんだい!」と叫ぶ松葉オンブズマンの正体露呈 3/5
当ブログ、上記見出し記事で、松葉謙三副出納長が議場でヤジに反応し、大声で怒鳴り返すシーンを指摘したが、その後3月9日(水)の塚田一議員(緑新会)の一般質問の場面で、(1:05ごろから)
松葉出納長が、けしからん、品位がない、相手が謝ったら自分も謝るーなどと逆襲。刑法や民法の条文を列挙し、侮辱罪に当たるだの賠償責任が生ずるだのと発言した。

弁護士でもある松葉氏の発言だけに議場のヤジもトーンダウンした。
弁護士が議場で自分の肩書きを利用して、このような発言をすることは品位があることなのだろうか?

条文を読み上げ反撃する松葉弁護士 3月9日分 1:05ごろから

議長発言の深意読み取れず、間違った観測流す若年記者

2005年03月17日 | 長  野  県  政
知事巡る疑惑 百条委設置、今議会見送り  読売
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagano/news003.htm

読売が上記見出しで百条委員会設置が、今議会はないようなことを書いているが、取材能力不足による偏頗(へんぱ)な記事だ。

議会内に「告発まで持っていくにはネタ不足で時期尚早」という意見は、あるにはある。しかし、それが大勢を占めているとは到底言えない。大勢は”やるべし!”だ。

記事の最後の方でこう書いているが、議長発言の深意をまったく汲み取れていない。
<古田議長は「真っ二つの過半数でやるのはどうかと思う」と述べ、議会の総意に近い形での採決を望んでいる。>
と書いているが、このすぐ前に古田議長は
「これだけ会派がある中で全会一致でやるのは不可能だが、」
と言い、続けて
「そうかと言って真っ二つの過半数でやるのはどうかと思う」
と言っているのだ。

この記事を書いたのは、大学出たてのボクちゃん記者クンで、対する古田議長は64歳だ。やり取りの声音だけ聞いていても、記者の声は青年期特有の、か細く甲高いもの。古田議長は年輪を経た重みがある。世代間ギャップなんて言葉もぶっ飛ぶような違和感がある。
発言の深意を読み取れーなんて難しいことは言わないが、せめて会話の流れぐらい読み取るべきだろう。

古田議長は、東京都が「都社会福祉事業団」に対する都の補助金が不正に使われている問題で、35年ぶりに百条委員会を設置したことにまで触れている。やる気十分なのだ。

そもそもこういった、大人未満の青年に、社会的に大きな影響を及ぼす仕事をさせておくことに無理がある。近頃新聞記事に署名が入っているものがあるが、ついでに年齢も入れたらどうかと思う。恐らく、記事の信用はガタ落ちになるのではないか。
記者は40歳になると”上がり”で現場に出てこない風潮がある。こういった問題について、だいぶ以前にこのメルマガで何度か書いたが、ちょっと検索してみたが見つからない。マスコミの隠された問題点だろう。

元県職員が総務委員会で証言 核心部分は「百条委員会でないと」と証言拒否

2005年03月17日 | 長  野  県  政
16日行われた、県議会総務委員会で、参考人として出席した元県職員が、
「口止めされたので核心部分はこの場では話せない。百条委員会でなら話せる」と証言を拒否した。県は田中知事名で出した文書で、公務員の守秘義務違反になるーと口止めしている。

この元県職員は鈴木央さんで、本メルマガ2月14日号下記見出し記事で書いた方。
● 元・行革チームグループリーダーが内部告発
http://blog.melma.com/00060168/20050223123056

鈴木さんは、去年6月に県を退職するまで、行政システム改革チームのグループリーダーとして外郭団体の見直し作業に携っていた。退職したのは元からの人生プランによるもので、田中知事から圧力を受けたことが原因ではない。このようなことをわざわざ書かなければならないこと自体が田中県政の異常性を示していることを読者は感じ取っていただきたい。

鈴木さんの内部告発は最初、竹内久幸議員のメルマガに掲載された。参考人として出席したのもそれがきっかけ。最初にインターネットで告発を行い、それから議会という公の場で発言し、それをマスコミが後追いで報道していることになる。インターネットがマスコミをもしのぐ役割を果たしたことになる。

鈴木さんは竹内久幸議員のホームページ掲載のものと同趣旨の田中県政批判を一時間以上にわたって行った。これまで、県内部で田中知事の改革と称する作業に関わっていただけに、具体的で細かな部分にまで踏み込んだ批判だった。

証言の最後の方で核心に触れた質問が出た際、
「口止めされたので話せない」といった発言が出た。

鈴木さんは、
「県側から言い掛かりを付けられないために」
この日の証言が、公務員の守秘義務違反にならないかどうかの確認を県側に求めていた。

その回答は、
「総務委員会は法令による証人鑑定等にはあたらない」といったもの。
これはどういうことかというと、”法令による証人鑑定”は百条委員会しかないので、田中知事が「やるなら百条委員会でやれ。総務委員会ではするな」と言ってきたようなもの。
このため、鈴木さんの発言は核心部分が欠けたまま。

鈴木さんは「不完全燃焼に終わり、残念」といっている。
田中知事に確認を求めたことについて、
「私が慎重に過ぎるのかもしれませんが、安心して私や現職職員が証言できるようにしたいという思いがあります。機会さえくればいつでも証言できるような準備はしておきます」
と語っている。

元長野県調査委員会委員で、田中知事のやり方を批判して委員を辞任している醍醐聰・東京大学大学院教授も傍聴に来ていた。醍醐さんに発言が求められる場面があった場合に備えて来ていたが、この日はそういう場面がなかった。

醍醐さんは、
「田中知事は県の情報を後援会幹部などに勝手に流しているのだから、田中知事から止められる筋合いはないと思う」と田中知事が鈴木さんの証言にストップをかけたことを批判していた。
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本日はこの後、複数回にわたって様々な議会情報を更新する予定。