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小林総務部長本会議欠席 責任転嫁⇒やぶ蛇の知事コメント

2005年03月07日 | 長  野  県  政
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小林公喜総務部長が、きょうの県議会本会議を欠席した。理由は病気だが、小林部長は03年から04年の正月にかけて約3カ月間長期間療養休暇をとっている。これを額面どおりに受け取るひとはいない。本会議を欠席するということは、事実上副知事の目はなくなったということだろう。

県の要の総務部長が本会議をこのようなことで休むのは、ベテラン議員も記憶にないという。
いずれにしろ、これは小林部長のある種の意思表示だ。

これで小林部長の副知事案にゆれていた中間派の議員たちも否認の票を入れやすくなったことは間違いない。

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速報 22:07 これは、マスコミより10時間は早い、ぶっ千切り情報。
田中知事は午後10時前、経営戦略局秘書広報チームを通じて上記の件について以下のようにコメントを発表した。

「責任感の強い小林部長は、本会議場で平野議員に、”人格攻撃”とも言える”脅迫”を受けた点を先週から非常に気に掛けていた。風邪と疲労も手伝っての体調不良なので、早期に元気を取り戻す事を願っている。」
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総務部長が、たいした病気でもないのに本会議を欠席するのも異例なら、それについて知事がコメントを出すというのも異例。さらに、そのコメントで、悪いのは議員のせいと個人名挙げるのは異例を通り越して異常事態。異例のトリプルパンチだ。

小林部長が休んだのはまぎれもなく田中知事のせいなのだが、それを他人のせいにするというのだから呆れ返ってものも言えない。
脅迫というが、小林部長を脅迫していたのは田中知事のほうではないのか?

県下水道公社などへの働き掛けを記録した文書が二通ある問題で、小林部長は調査結果を9日の総務委員会で報告することになっているのだが、小林部長はこの調査結果を事前に田中知事に報告したところ、田中知事に激しく叱責されそれで休んでしまったのではないかーという見方がある。

さらにうがった見方で、知事の指示を受けて休んだのではないかーという複数の情報もある。9日の総務委員会への報告をさせないために小林部長を休ませてしまったのではないかーというのだ。

その小林部長の”病気”だが、意外に元気に話しているーという目撃情報がある。いったいどんな病気なんだか。

いまの時点では情報が錯綜し、相反する見方が飛び交っているが、今後の成り行きを見ていれば真実は浮かび上がってくるだろう。

実は、広報チームが発表したコメントは二種類あって、
<「人格攻撃」とも言える「脅迫」を受けた点を> 
この部分を約10分後に下記のように変えたものと二つある。
<嘘つき呼ばわりされた点を>

たいして違わないが、下の方が多少表現が柔らかいか?
このようなものを二種類出してしまうところに田中知事のあわてぶりがうかがえる。そうとう頭にきて出したのだろう。

田中知事がコメントの中で平野発言に触れたことによって、ほとんど報道されていない、3日の平野議員の発言が注目されることにもなるわけだが、これは田中知事にとって大きなマイナスだ。
田中知事はそこまで考えていなかったということだろうが、平野議員に責任を被せるつもりが、藪を突付いて蛇を出すーことになるのではないだろうか。
25:50