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五輪聖火リレー・善光寺、意外な”辞退”は仏教界からの圧力

2008年04月26日 | 善光寺・オリンピック

 僧侶が抗議の「チベット追悼法要」←辞退ないのを見越して
 ルート変更なしの理由は、ランナーを減らせないから

北京五輪聖火リレーが長野市で26日に行われるが、スタート地点になっていた善光寺が18日に辞退を表明したのには驚いた。海外での聖火リレーへの風当たりが強くなり、混乱も報じられている中で善光寺はどうするのだろうと注目していた。ぎりぎりまで決断がつかず、そのまま時間切れで断ることもままならず、ずるずるとスタート地点になるだろうと思っていた。too late too little が習い性になっている我が国で、早い時期でのこの決断は私には意外に思えた。

なぜかといえば、すでに追撃コラムで書いているように、善光寺にはこんな大問題があっても、なかなか断を下せないでいるからだ。

善光寺・小松貫主”不倫メール”問題で街宣車出動! 2008年01月18日
http://blog.livedoor.jp/tuigeki/archives/51881043.html

この問題はもう4年近くたつのに解決の道筋がみえていない。それというのも、善光寺の偉い人たちの優柔不断が原因だ。彼らはここでは too late too little を実践している。その人たちが聖火リレーの問題でスタート地点を断るとは思えなかったのだ。

▼板ばさみ状態の善光寺
善光寺は板ばさみ状態だった。辞退すれば中国からにらまれる。辞退しなければ、チベットの仏教徒を見捨てるようなことになる。辞退を決断した善光寺の幹部は苦渋の決断だったと語っている。宗教をとるか政治をとるかの判断だった。
善光寺内部では外国での聖火リレーの様子をみて、辞退するべきだという意見は当然あったが少数だった。大勢にはなり得ないと思われていた。

私が聞いたところでは、善光寺に辞退を求める意見は殺到していたが、16日の時点では辞退を考えているようすはなかった。対応に追われて、てんてこ舞いしているだけだった。
善光寺事務局に、今後どうするのか?会議でもしているのか?と聞いたら、この件で特別に会議をしていないと言っていた。
私が驚くと、あわてて「ただし、普通の会議や会話の中では話には出ています」と補足していた。

ここで勘違いしてはいけないのは、
辞退となったのは世論の抗議があったからではない。それも多少は影響したかもしれないが、そんなことで態度を変える人たちではない。もし世間体を気にするなら小松貫主の問題で、もっとはやくけじめをつけているだろう。

日本コカ・コーラ、レノボ・ジャパンの聖火リレースポンサーは17日、自社企業の広告を付けた車両のリレー車列への参加をとりやめると発表している。善光寺の辞退はこの発表のあとニュースになっているので、スポンサーの動きを見て善光寺が辞退を決めたと思う人がいるかもしれないが、それは早計だ。世間の空気とは別のもので善光寺は判断しているようだ。

▼辞退決断は仏教界の圧力
辞退を決断させたのは日本仏教界からの圧力のようだ。ことは一善光寺の問題ではすまなくなっていた。聖火リレーのスタート地点として善光寺のニュース映像が世界に流れれば、それは日本の仏教界が中国を支持したことを世界にメッセージすることになる。それでは困ると考えた人たちが善光寺に意見を言ったようなのだ。この場合の圧力は傍観しているよりはるかにいい。

もし善光寺を背景に騒動が起こり、血が流れればその影響ははかり知れない。混乱を防ぐための警備は厳重だが、その厳重さが善光寺にとってはありがた迷惑だろう。機動隊に厳重に守られた聖火が善光寺にあるという図、それ自体が宗教施設の善光寺にはなじまない。

▼中国大使の厳戒警備要請が善光寺の辞退に
中国の崔天凱駐日大使が11日長野県警本部を訪れ、石井隆之長野県警本部長らと会談し警備協力を要請した。県警はこの数日後、警備態勢を他県警などの応援を含めて3000-4000人規模に大幅に増強する方針を固めた。
1998年の長野冬季五輪の際は最大6000人態勢だったが、今回は半日のリレーだけでこの大規模な陣容となる。石井隆之本部長が伴走車に乗り込んで陣頭指揮を執る方針だがこれも異例だ。
長野県の警官の総数は約3300人で、その7割に当たる約2300人を動員する予定。人が足りず、県内各署の中には泊まり勤務態勢の警察官を削ってまで対応する署もある。交番相談員など警察官OBらの協力も得る体制なのだが、そこまでする必要があるのだろうか。たかが聖火である。消えたらまた点ければ済む話でもある。それようの準備もしている。混乱といっても、たいしたことはないだろう。過剰になるのは考えものだ。
善光寺の辞退の一因は皮肉にも中国大使が要請した、この大規模警備にあるともいえる。

▼聖火リレーの政治利用が裏目に
今回の北京五輪聖火リレーは、かつてないほど大規模に世界各地をまわる。五輪開催地ということで長野市が選ばれたのなら、2年ごとに五輪は行われているので、これまでに4回その機会はあったわけだが、他国の聖火リレーが長野市で行われたのは今回が初めてだ。
中国は五輪リレーを政治的に最大限利用しようとした。世界各地で混乱が生じているが、それは中国の政治利用が裏目に出ているだけではないのか。

チベット支援集会と旗写真は25日に長野市内の南千歳町公園で行われたチベット支援集会で、チベットの旗を掲げている人たち。
見慣れないチベットの旗だが、これを機会に多くの人の記憶に残るのではないだろうか。(写真をクリックすると拡大する)

 

▼善光寺僧侶も辞退は想定外
聖火リレーが行われる26日の朝から善光寺の本堂で、チベット暴動犠牲者の追悼法要が行われる。
善光寺:聖火リレーに合わせチベット暴動犠牲者の追悼法要
http://mainichi.jp/select/today/news/20080422k0000m040070000c.html
マスコミ記事にはこんなことまで書かれていないが、これは辞退されなかった場合のことを考えた善光寺の有志僧侶が抗議の意味を込めて行うものだ。
善光寺の僧侶でさえ辞退しない可能性が高いと考えて、ずいぶん前から計画していた。善光寺の辞退は想定外だが、いい方向に予想が外れたことになる。

▼ルート変更しない理由
善光寺が辞退したのだから聖火リレーのルートも半分ぐらいに短くなると私は思っていたのだが、全長約18キロに及ぶルートはほぼそのままだという。
聖火リレールート
http://www.city.nagano.nagano.jp/upload/1/taiiku-miti.pdf

その理由を関係者に聞くと、聖火ランナーが80人いるのでその人たちをがっかりさせるわけにはいかない─と説明する。18キロというと長いようだが、80人で割ると1人約200メートルほどになる。晴れがましい舞台にしてはあっという間だ。それを削るのは確かにむずかしそうだ。一般ランナーは3月に長野市のホームページや広報で募集し、約300人が応募し40人が選ばれた。
聖火ランナーへの配慮はいいのだが、世界がどう見るかもう少し考えたほうがいい。
反対の立場の人たちの視点に立てば、善光寺は辞退したのに長野市は予定も変えずに厳重警備で強行するのか?ということになる。
情勢が緊迫しているのだから人数を減らすか、走る距離を少なくすればいいと思い、聖火リレー担当者にその旨提案してもみたのだが、その両方とも長野市は考えていないようだ。今のところ辞退者もいないようだ。

長野市のホームページに聖火ランナーの名簿がある。
http://tinyurl.com/4okn8y

上にある「長野市実行委員会選出ランナー」というのが長野市分の枠だそうだ。
あまり有名でないオリンピック選手やメダリストがいる。板倉敏和長野県副知事や酒井登長野市副市長の名もある。
下の「主なランナー」はオリンピック関係の有名人がならんでいる。萩本欽一さんや星野仙一監督の名もみられる。


▼聖火ランナー辞退理由を語らない青山アナ
この中で走るのを辞退したのはNHKの青山祐子アナウンサーぐらい。青山アナは新人時代は長野放送局にいて、長野五輪放送要員といった感じでテレビに出ていた。長野市内のそば屋などで何度か見かけたこともある。

善光寺辞退のニュースはNHKが一番早く報じた。18日夜のNHKニュースではトップの扱いで、10分程度の時間をこれに費やしていた。取材にもそれだけ力を入れていたということだろう。NHK記者の取材の動きに善光寺側が触発されて事態を理解した面もあるようだ。

青山アナの辞退はスポーツ紙でニュースになったが、善光寺辞退のニュースを報じる青山アナが自身の辞退についてNHKニュースの中で触れることがなかったのは違和感が残った。こっそり辞退したかったということか。長野には縁も思い入れもあったはずだ。だからこそランナー出場しようとしていたわけで、それなのにこのニュースを語るときに何も言わないのは不自然だ。放送に携わるものとして自身の行動の説明はしっかりするべきではないだろうか。
青山アナの辞退は業務命令なのか自分の意思によるものなのか知りたいところだ。
ちょっと脱線するが──。
青山アナはNHKニュースの看板「ニュースウオッチ9」でメインキャスターを張っている。スポーツ担当から昇格しての抜擢だが、スポーツを担当していた頃ののびやかさがなく、画面からは緊張感が漂ってくる。見ているこっちが失敗しやしないかとはらはらさせられることが多い。
ダイエットでもしたのか、それとも年齢のせいなのか、以前のふくよかさがなくなり顔に険がでている。ちょっと前と今ではまるで別人のよう。よく似た違う人かしらん、と思うほど。

▼町内会感覚の長野市当局
善光寺が辞退したのに、長野市はルートも変えずそのままだと、中国支持のメッセージを発したことにならないか。五輪開会式ボイコットを呼びかけている「国境なき記者団」(本部・パリ)はあす長野入りする。他にも個人で反対するために長野に行く人はいるだろう。だが彼らは、まさか、聖火ランナーへの配慮からルートを変えないとは思わないだろう。長野市の対応には国際的視点はなく、町内会の運動会を運営する感覚でやっているような気がする。

聖火はその周囲を百人前後の警官に守られ移動する。これでは護送ではないかという批難の声も出ている。市民を遠ざけるかたちで聖火リレーは行われる様相で、オリンピック精神などどこかに吹っ飛んでしまっている。


善光寺・小松貫主”不倫メール”問題で街宣車出動!

2008年01月18日 | 善光寺・オリンピック

週刊新潮に「偉い坊さん批判するな」と
お相手女子アナは辞める気配なし

昨年、10月31日(水)発売の週刊新潮 11月8日号 にこんな記事が載った。

善光寺 貫主さま「善光寺貫主さま」が3人の女性と交わした〈絵文字入り〉「不倫メール」
http://tsutaya.zassi.net/magazine/23/22050/
ここから見出しのみ立ち読みできる。本文はぼかされている。
「素晴らしい交情の一時」「貫主不適格の烙印」

これではつまらないという方は、この追撃コラム記事最後の(あるいは直にここ→)続きを読むをクリックして記事全文画像を読んでいただこう。(このまま下にスクローしてもOK)
善光寺トップのえらいお坊さんがこんなことしていいのか─という話だが、それだけではなく別の問題も起こっている。

この記事が出た2~3週間後に東京の新潮社に街宣車が登場し、
「えらいお坊さんのことを悪く書くのはけしからん」
とやったのだという。
週刊新潮はいろんな記事でしょっちゅう訴えられているので、そういった意味では慣れっこになっているが、街宣車というのは最近はないらしい。その日社内に居合わせた社員は何事かとその街宣騒動をみやっていたという。街宣車は一度だけでなくそのあと別の日にも行ったという。
さすがに善光寺トップのえらいお坊さんともなると、その威光はいろんなところに及ぶらしい。

「善光寺 小松」で検索すると楽天やヤフーオーのオークションで小松玄澄貫主のありがたい書が掛軸になって売りに出されているのがわかる。朝日新聞や長野の地元紙信濃毎日新聞の広告でも同じようなことは行われている。どちらも”限定販売”となっているが、いつまでたっても売り切れることはないようだ。20万円から50万円近い値がついている。
生き仏とされる人の書がこのようなかたちで売られているのは、ありがたいようなありがたくないような─。


1月16日(水)、信濃毎日新聞に下の見出し記事が載った。
小松貫主クリーンな年に…願い込め福升に筆 善光寺大勧進貫主
http://www.shinmai.co.jp/news/20080116/KT080116FSI090002000022.htm
上のことなどまったく眼中にない記事だ。おどろくではないか、信毎は週刊新潮を読んでいないのか?いくらなんでも、街宣車と何らかのかかわりがあると想像される御仁のことをこのように扱うのは一流地方紙としてまずくないか。
「クリーン」だとか「偽り」という言葉も登場する。いったいどこがクリーンなんだろう、偽っているのは誰なんだ─といいたくなる。
記事は時節ネタで、節分の準備をする小松貫主の様子を写真入りで書いたものだが、これは何も小松貫主である必要はなく、ほかのお坊さんであってもいいわけだ。わざわざ火種を抱えた人物を登場させることはない。普通は避けるものだ。信毎のセンスを疑う。
信毎の考えそうなことは
「なにも事件になったわけじゃあるまいし、いいじゃないか」
といったことなのだろうが、新聞は法に縛られるものではない。法律になじまない問題を扱うところにジャーナリズムの存在意義がある。法ですべてカタがつくならマスコミなんていらないわけだが、そこが信毎はわかってない。

可能性としてだが、
元気のいい新聞なら以下のようなことはある。
近々逮捕されるという情報を得て、その人物の近影を撮るために、どうでもいいインタビュー記事などを無理にこさえて、逮捕されたあとになって
「のうのうとインタビューに応じる○○容疑者」
なんて記事を書くことはある。これは政治家や問題商法の代表者の場合にある。
しかし、お行儀のよさが取りえの信毎がそんなガラの悪いことをするはずもない。ここは素直に信毎のレベルの低さと理解すべきだろう。

信毎は週刊新潮は読んでいても、街宣車のことまでは知らない。街宣車まで登場したとあってはさすがに慌てるのではないだろうか。

こんなスキャンダルが出たのは今回が初めてではない。3年前にもこんな記事が出てている。月刊誌だったので地味で気づかない人も多かったのではないか。
月刊現代2004年12月号
http://kodansha.cplaza.ne.jp/mgendai/mokuji/200412/main.html
月刊現代2004年12月 善光寺スクープ! 善光寺トップ71歳の「女とカネ」大醜聞
地元放送局美人キャスターをはじめ、流れる「艶聞」。自筆「書」の販売代金の非常識な行方……。善光寺のトップ・大勧進貫首のあきれた行状のすべて 
 

 


上の記事に出てくる地元放送局というのは
長野朝日放送 ABN
http://www.abn-tv.co.jp/
で、その美人キャスターというとこの中の誰かということになる。
http://www.abn-tv.co.jp/announcer/index.htm
40歳の大台に乗ろうとしている瀬戸際の女子アナなのだが、30歳以上も離れたご老人とそんな関係にあるなんて、にわかに信じがたい。
だが、信毎に掲載された小松貫主の写真を見ると、肌つやがよくてテカテカしている。とても74歳とは思えない。女性にはもてるのかもしれない。

問題の女子アナは今も同局の看板アナウンサーとして毎日のようにテレビに出てニュースも読んでいる。
辞める気配など全然なく、長野朝日放送のHPにはこんなページまである。
http://www.abn-tv.co.jp/announcer/kurata/profile.htm

酒好きらしく一度長野駅近くのお好み焼屋で見かけたことがある。
地方女子アナオーラを密かに発していて、
お酒飲みたい気分なんだけど、ひとりじゃなんだし、誰でもいいんだけど、君ちょっと付き合いなさいよ─といった感じで後輩男性社員を引き連れていた。


長野県はついこの間まで知事だった田中康夫も、改革を偽装したペテン師のようなものだった。知事やお坊さんは立派な人─というのは常識だったが最近はそれが通用しないどころか、まったく逆になっている。困ったものだ。
そういう困ったことがあったらマスコミが正す─はずだったが、そのマスコミまでこの体たらくではどうしょうもないではないか。

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