goo追撃コラム&取材メモ【予備サイト】

かったるい話ヌキの情報発信ブログ。改革派政治家とマスコミ検証。独自取材もとに元記者が追撃する。マスコミにない情報満載

長野県関係者の北朝鮮拉致問題 31日テレ朝「スーパーJチャンネル」で放送

2005年08月30日 | その他

北朝鮮に拉致された可能性が否定できない、長野県関係者の特定失踪者で、家族らが名乗り出て活動しているケースがある。
当メルマガ2003/1/18号で紹介。

高野清文(たかの きよふみ)さん。 1956年(S31)10月31日生、失踪当時19才、長野県塩尻市広丘出身、松本県ヶ丘高校卒業。

その高野さん失踪について
8月31日のテレビ朝日「スーパーJチャンネル」(16:30~17:00)『迷宮の扉』コーナーで、高野清文さんが失踪した当時の状況などについて失踪場所の神津島などで取材した模様を放送する。

高野清文さんの妹、高野美幸さんが運営するブログ
http://konaboration-ssq.seesaa.net/


”反・百条委員会集会” ポピュリズムのポンチ絵

2005年08月28日 | 長  野  県  政

 都合の悪い事実を認めようとしない人々 

27日午後2時から、塩尻市にあるのになぜか「松本・歯科大」という大学のホールで田中知事の支持者らが反百条委員会の集会を開いた。
これを見に行ったのだが、SBCや信濃毎日新聞が出席者を約300人としているのにはたまげる。そんなにはいなかった。

椅子の数をかぞえたら15×16=240だったが、前のほうを中心に30ほどの空席もあった。後ろに立ち見も多少あったがこれは関係者や報道陣。開会時間直前に、松本歯科大と繋がっているらしい渡り廊下から、白衣を着た人たちがどやどやと入ってきた。50人ぐらいはいたのではないだろうか。

飛び入り参加の田中知事の冒頭30分ほどの挨拶が終わると、ぞろぞろ帰る人が続出。瞬間最大、プラスαが300人なのではなかろうか。

これを報じる信濃毎日記事で留意すべきは”田中知事支持者が”と報じている点だ。つまり一般の市民でなく、最初から色のついた田中支持者が開いた集会ーと報じていることだ。
「田中知事支持者が百条委を批判 塩尻で集会」
http://www.shinmai.co.jp/news/20050828/KT050827ATI090012000022.htm

実際、あの集会参加者は大半が身内のようでもあった。あっちこっちで顔見知りどうしらしい人があいさつを交わす姿が見受けられた。

田中知事支持者の集会の特徴として「どこの集会でも集まってくる人は同じ」という指摘がある。代表発起人の武井秀夫医師は「可能なら各地区で今回の趣旨に賛同した講演会などを開いてほしい」と呼び掛けたが、どこでやっても参加者の顔ぶれは変わらないだろう。

武井医師は田中知事に相談した結果、百条委を批判する集会を田中知事に提案されたことを挨拶の中で話した。自分が批判されると相手を批判してかわすのが田中知事の得意ワザ。「県民集会」と銘打ってはいるが、実態は知事主導であることを暴露したことになるのだが、マスコミ馬鹿記者はこれに気づかず。いつもながらのお座なり報道。

私の顔見知りも何人かいた。
写真に写って居眠り状態の御仁らは、なにがなんでも田中知事支持派の県会議員諸氏である。これは始まって十分ほどのときの様子。手前白シャツの眠りをこらえているのが島田基正議員、深く眠りに落ちているのが宮川速雄議員、次が北山早苗議員である。いくらなんでも、十分でこれはないだろう。この他に今井正子議員もどこかにいたらしい。

田中知事の一番弟子を任ずる吉江健太郎松本市議もいて、すれ違いざま、ヨッと言ったら、ぺこりと頭を下げて通り過ぎていった。
受付には以前、別の集会で会ったことがある波田町の町会議員や、市民の姿が何人か見受けられた。


その集会の後、波田町の百瀬卓雄さん宅で永田恒治弁護士ら数人と”打倒田中”(笑)の作戦会議を行った。反百条集会のことも話題になった。
百瀬さんはかつて田中康夫の有力支持者だったが、愛想をつかし今は永田弁護士らと反田中の活動をしている大百姓だ。

●「刑務所で本でも書くかぁ~、ダメだったら辞めればいい」
     密室で、有力支持者に、ポロリ 
  ブログ 2004年08月26日 など参照
http://blog.goo.ne.jp/tuigeki/d/20040826

百瀬さん宅に、この集会のチラシがどこからともなくFAXで送られてきたという。他のチラシにない田中知事の参加を知らせる文言が刷り込んである最新のものだった。誰から送られてきたのか?と思った百瀬さんがチラシに記載されてある携帯番号に電話すると出たのは一番弟子吉江くんだったという。
百瀬さんと吉江くんはかつての同士で旧知の間柄。
「なんだお前の電話番号か、なんでこんなとこに載ってるんだ?」と話しかけたら、
吉江くん「あっ、電池が切れそうなんでー」と言って電話を切ったという。

この吉江くん、以前私と電話しているときには「手が震えてきたぁー、病院に行かなくてはー」と言って電話を切った人だ。そのほかにもこんなこともやっている。

議長の注意聞かずに”暴走” 所属会派からも見放され
http://blog.melma.com/00060168/20040305161102

嫌な相手と電話していると、さまざまなトラブルに見舞われる気の毒なひとでもある。

”手が震える”に続いて”電池が切れる”という新バージョンが加わったようだ。よくこういうことを考え付き、実行するものだ。田中康夫の一番弟子にふさわしい逸材ーと言わねばなるまい。

それにしても、さまざまな問題、疑惑があるから百条委員会が開催されているわけで、それを謀略のごとく言い、堂々と集う人たちの考えは分からない。
本当の改革を望むなら田中知事に諌言すべきだろう。このように甘やかすから田中知事は反省しないのだ。田中知事を盲愛する支持者たちは改革を遠ざけている。真の改革の敵は彼らだ。

百条委員会では田中知事後援会幹部の下水道業者が県行政に関与していたーという県職員のいくつもの証言が出てきている。
この集会はこれを認めないどころか、否定しようというようだ。
行き過ぎたポピュリズムのポンチ絵を見る思いだ。


風雲急を告げる長野県政 松葉弁護士の訴えの実態

2005年08月26日 | 長  野  県  政

 松葉弁護士の訴えの実態

言い掛かりのような訴え (きのうの下記記事の続き)

柳田清二議員に対しての訴えは、後援会の懇親会で供応接待をしたーというものだが、これが言い掛かりのようなもの。

懇親会の予定参加者と実参加者の違いに食い付き、その差額を柳田議員が補填したものを供応接待だと主張しているようだ。
例えば、50人参加予定者があればその分の席を予約しなければならない。実際には欠席などで40人しか参加しなかった場合、一人一万円の参加費なら10万円が足りなくなる。これを払っただけのようだ。供応されたのは”空席”ということになる。

参加予定者と、実参加者が違うことはよくあること。これをいちいち取り上げて訴えていては憲法に保障された自由な集会の権利まで脅かされかねない。
こんなものがまともに取り上げられるとはとうてい思えない。

この件についての松葉弁護士から柳田議員への問い合わせはない。問い合わせがあれば説明するのにーと柳田議員は言っている。


検察に訴えたのは、田中知事もにたようなケースで訴えられることが予想されるため、それに対して”不受理の先例”を作っておこうーという作戦かもしれない。

ほかに指摘しなければならない問題はあるのに、そちらは放っておき、特定のものだけ狙い撃ちで訴えるようなやり方に公平性はない。

長野県で古くからオンブズマン活動をしている人は「こういう人をオンブズマン扱いしてほしくない」と言っている。


風雲急を告げる長野県政

2005年08月25日 | 長  野  県  政

  田中知事に、辞めて代議士になったら?と塩尻市議グループ

新党「日本」党首に就任した田中知事に、それならいっそのこと知事を辞職して新党から衆議院選挙に出馬したらーと塩尻市の青柳充茂市会議員を中心とした市民グループが、田中知事の衆院選出馬を求めて署名運動を行う。きょう県庁表現センターで会見し、明らかにした。

青柳さんはインターネットなどで署名を集め、知事に届けるという。
そのホームページ
「新党日本・田中康夫党首を応援する会」
http://nagano2005.voicejapan.jp/

知事と党首は両方とも大変な仕事なので兼務できない。田中知事は県政より国政の場で活躍するのがふさわしいーなどとしている。
 

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このほかにも、この週末から来週頭にかけて、さまざまな動きが慌ただしく起こるようだ。

永田恒治弁護士らの市民グループが、田中知事に辞職勧告を突き付ける動きがある。
29日午前10時に県庁に行き、田中知事に会って文書を手渡す意向だが、ちょうどこの日は皇室関係行事へ田中知事は出向く予定がある。代わりに青山出納帳に手渡すことになるかもしれない。
10時半から県庁表現センターで、賛同する市民10人ほどが会見する。

また、25日松葉謙三弁護士が、下村恭、小林宗生、それに、柳田清二の三人の県会議員を告発した。

下村、小林議員はなぜか警察に、柳田議員は検察に訴えている。なぜこのようになっているかは不明。一般的に、訴える場合、どっちにしようかと迷うことはよくある。たいした意味がない場合が多い。

SBCの報道で
http://sbc21.co.jp/my-cgi/sbc_news.cgi?page=seventop&date=20050825&id=0097676&action=details
「下村恭議員は輸入木材などの調査名目で名古屋市などの企業を訪れたとしている出張は実際にはしておらず、」

としているのは間違い。名古屋に行ったのは別の議員で、訴状にもこのようなことは書かれていない。

SBCは松葉弁護士の言い分をそのまま流している可能性がある。

 

この訴えには事実誤認があるとして対抗措置を考えている議員もいる。名誉毀損などで逆告訴もあるかもしれない。

また、田中知事の住民票問題で、県が知事の住所決定のために設置した審査会の費用など総額約133万円を公費支出したのは違法だとして、元軽井沢町議の岩田薫氏と元県議の今井寿一郎氏が、県監査委員に公費返還を求めて住民監査請求をしているが、これに関連した問題で、岩田さんらは26日県庁で会見する。

詳しいことはこのブログで、随時お伝えします。


糜爛せし、田中末期県政 県HPに職員顔写真

2005年08月25日 | 長  野  県  政

  糜爛せし、田中末期県政  県HPに職員顔写真

こういうのを末期症状というのだろうか。
12日から、長野県ホームページの組織というページに掲載してある職員の名の横に、出身市町村名と顔写真が載せられるようになった。県庁ではちょっとした騒ぎになっていた。
http://www.pref.nagano.jp/soshiki/soshiki.htm
ここから各部局をクリック。

このようなことをした理由として、11日経営戦略局長名で出された通知文書には
「県のホームページにおいては、県政に関する各種情報を提供しているところですが、県民の皆様から担当職員の氏名などを紹介して欲しいという要望がありました。」
とある。たったこれだけの理由である。どこの誰かもわからない”県民”の気まぐれな要求にやすやすと屈することが県民益なのだろうか。

出身地や顔写真を出したからといって県職員の本質は変わらない。そのうち趣味や家族構成まで載せるようになるのか?そのほうが親しみやすく、ここでいう県民の要望に、よりサービスすることになるのではないのか。

通知文書には、さらに実行期日まで指定してこう書いてある。

1 ユニットリーダー以上の職員の職・氏名・出身地を、各チーム(課)の業務内容とともに掲載してください。出身地については本人の同意を得た方のみ掲載してください。
(平成17年8月12日(金)までに掲載してください。)

2 チームリーダー(課長)以上の職員については、職・氏名とともに、本人の了解を得て、写真(似顔絵)、プロフィールやコメントなどについても掲載してください。本庁舎については別紙を参考に作成し、現地機関にあっては創意工夫のうえ作成してください。
(平成17年8月19日(金)までに掲載してください。)

「本人の同意を得た方のみ掲載」と書いてはあるものの、実質的踏み絵である。
”愚”というしかない。職員のプライバシーをなんと思っているのだろうか。

吉村前県政が県民の大変な指弾を浴びた一つには、やはり職員のプライバシーを権力者が思いのままに踏みにじったことがある。前知事夫人が職員の名を占いによって改名していたのを思い出す。

結局権力者の末期というものは同じようものになるのか。

おりしもこの日、県世論調査協会は田中知事の支持率が過去最低の34・7%となったことを発表した。
田中県政支持34.7% 過去最低 県民世論調査(8/12)
http://www.shinmai.co.jp/kensei/200507/0002.htm


話題の知事元私設秘書氏、献金パーティーに現る

2005年08月24日 | 長  野  県  政

 話題の知事元私設秘書氏、献金パーティーに現る

いま長野県でもっとも有名な下水道業者で、そして近いうちに全国的にも有名になるであろう田中知事の元私設秘書の小林誠一氏が、こともあろうに百条委員会が開催されている最中、県庁近くのホテルで行われた国会議員の講演会に行っていたらしい。

この講演会には300人ほどが参加していたが、中まで入ったかは不明。受付近くをうろうろしていたのはたしかのようだ。
随分前から予定されていた、よくある政治家の献金パーティーみたいなものだが、この時期に行われるとなにやら生臭いが、それは偶然。

そこに現れた小林誠一氏。長身で目に付きやすい上に、今はなんといっても”時の人”なのに会場内で見かけた人はいない様子。

おそらく、記帳だけしていくばくかの参加費みたいなものを払って、中には入らなかったのではないか。保険を掛けにきたつもりなのか?ーとは周囲の声。

そのとき置いていったのはどんな名刺なのだろう。思えば田中県政は、名刺折り曲げ事件の最初から、名刺が話題になる。

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週刊新潮が、8月4日号ほどではないが、また田中知事ネタをやる。

週刊新潮 2005年9月1日号(東京 木曜日、長野 26日金曜日発売)

ワイド 続・ 「 憎 悪 と 怨 念 」の 解 散 ド ラ マ
■自民党を「3000億円で買う」と豪語した「落選歓迎」ホリエモン
■「ホリエモンは最悪」と陰で罵倒している「田中真紀子」
■「時代遅れヘアスタイル」片山さつきは「山拓のお気に入り」だった
■「カリスマ主婦」藤野真紀子はNHK「エビジョンイルの親戚」
■野田聖子への「茶髪の刺客」エコノミストは公募で「2回も落選」
■小泉首相に「家庭料理」で媚を売る政界「女渡り鳥」小池百合子
■それでも「非情な小泉首相」にエールを送る「父と一度も会えない三男」
■出馬辞退で「引きこもり」状態になった「腰抜け八代英太」
■「息子の対抗馬」を外せと拉致議連に要求した「親バカ」石原慎太郎
■大苦戦「町村外相」が頭を抱える「大番頭の造反」
■「経済制裁」を恐れる北朝鮮「安倍追い落とし」の謀略
■新党代表「田中康夫」に湧き起こった「長野に帰れ」の大合唱
■「元スッチー」美人区議と「極秘結婚」していた小林興起

 


田中知事と「新党日本」と百条委

2005年08月22日 | 長  野  県  政

「新党日本」というのが田中知事が立ち上げたという政党の党名のようなのだが、古くなったらどうするのだろうか?などとつまらない突込みを入れてみると、どうせ選挙が終われば解党するのだろうから先のことは考えていない党名なのだなーとひとりごちた。

お披露目会見の派手なパフォーマンスをテレビで見ていて、いかにも田中康夫らしい演出だなと思った。それにしても五人が手を重ねて気勢を上げるポーズは場違いだ。見ているほうが気恥ずかしくなる。スポーツ選手が円陣を組んで気合を入れるときのポーズをまねたのだろうが彼らに似合わない。

騒ぎから一夜明けても、田中知事は朝からTBSと日本テレビをはしごしてハイテンションではしゃぎまくっていた。日本テレビで「小沢さんに最近会ったか?」と問われて即座に大きく頭を振っていた。会わなくても電話で話はできるわけだが、あまりに大げさに否定されると、ほんまかいな?という気になる。

日本テレビ「情報ツウ」で同席していた出演者は長野県関係者が多かったそうだ。司会の峰竜太とコメンテーターの勝谷誠彦が長野県関係者だという。峰は下條村出身、勝谷は関西出身で今は軽井沢に住んでいるらしい。もう一人、諏訪出身だという男性がいて、たまにテレビで見る顔だが名前は不明。マスコミ関係者っぽい口の利き方をしていた。

勝谷は、田中知事に政界の倫理を正してもらいたいーような発言をしていたが、坊さんにヘアースタイルの話をするようなものでどうかしている。知事をしながら政党総裁という行動は県民に無責任で、この時点で政治不信を振りまいている。県内世論は田中知事の行動に反発している。

田中さんが来ると言いにくくなるから今のうちにーなどと気を使っていたが、公私混同。何を言うかと思っていたが、たいしたことでもないのに、いるときに言わなくてどうする。勝谷は田中知事の側近を自任しているようだが、それならなおのことだ。

長野県内では百条委員会にかけられ、支持率も34%台まで下がり人気凋落の田中知事だが、この日のテレビでは百条委の話はひとことも出ず。
TBSテレビ「みのもんた朝ズバッ!」では毎日新聞の岸井成格が、みのもんたらと田中知事に質問していたがやはり百条委の話は出てこなかった。
岸井はその昔、故佐藤栄作・元首相が内閣記者会との会見で「新聞は事実を書かないから嫌いだ、テレビとだけ話したい」と言ったのを受けて、それじゃーといって「みんな出て行こうじゃないか」と席を蹴り、内閣記者会の記者たちを扇動するような台詞を吐いた記者。


岸井のコメンテーターの役目は新党の背景を浮き彫りにすることでもあったはず。長野県以外の多くの人は、田中知事が百条委なんてものにかけられているなんて知らないだろう。それをあの場で言わなくてどうする。総裁が百条委にかけられているのを知れば視聴者の受け止め方はだいぶ違うはず。コメンテータの役を果たしていない。

たまたま我々は田中知事の真実を知っているからいいようなものの、知らなければテレビに騙されるところだ。岸井は骨っぽい記者だが、それでもこういう手抜きは起こる。留意しなければならないのは、他の問題で手抜きをされていても、視聴者は騙されていることにも気付かないということだ。


それにしてもこの写真の面々だが、田中知事がいなければパッとしないメンツだ。小林興起前衆院議員や荒井広幸参院議員は、なんとか知っているが、滝実前衆院議員や青山丘前衆院議員なんて知りもしない。

国会議員が、政党扱いを受ける五人に一人足りないところが不自然だ。今のままだと利点がない。必死にかき集めたが、集まらず見切り発車ということか。実質的には選挙に弱い小林興起救済のための党のようだ。
ところで彼らは百条委のことを知っているのだろうか。田中知事が応援に行った先で相手陣営から百条委のことを持ち出されたらかえってマイナスと思うのだが、溺れるものはワラをもつかむということか。


21日のバスツアーだが、午後一時ごろ田中知事は別行動となり、新幹線佐久平駅から東京に向かったそうだ。バス一台のツアー客約40人は、田中知事と一緒に行く予定だった野菜の保冷庫を田中知事抜きで見学して回ったが、文句は出なかったーというのは仕切り役の観光局長。

新宿発日帰りのバスツアーが、おとな8千円(子供7千円)というのは高いような気もする。バス会社は田中知事が参加したことにより、高い値段をつけたのではないのか。微妙なのは田中知事が「公務」なこと。
去年もにたような「南信州バスツアー」というのをやっていて、このときはプライベートだった。

その違いはどこか?と田中知事お気に入りの観光局長に聞いたら立て板に水で説明してくれて、細かいことは忘れたが、それなりに筋は通っていたように思う。なるほど好かれるはずだ。
公務なら、いくつかのバス会社に公募して入札したのか?などと突っ込んだら途端にしどろもどろになったが、いずれにしろささいな問題か。


本日、夕方ごろまでに、「新党日本」関連記事をアップします。

2005年08月22日 | 長  野  県  政

 

 【修正】
アップは午後9時ごろになる予定。

だいぶ遅くなりましたが、23時過ぎにアップしました。予告なんてするもんじゃありません。

 

22日23時ごろ、アップしようとしましたがサーバー混雑のためか不調。数時間にわたり同じ記事が二つか掲載されていました。23日早朝になって改善されました。夜の19~25時ごろはこういうことが起こりがちです。


田中知事、新党結成代表に!すわっ、知事辞職か!?

2005年08月20日 | 長  野  県  政

20日夜、田中知事辞職か?という情報が県政関係者の間に流れた。情報の出所は夜7時ごろに流されたいくつかのテレビニュースだ。
亀井静香氏がこの日、広島で演説し、「われわれには勝算がある。きわめて近いうちに大きな動きが起きる。一波は万波を生んでいく」と述べ、「国民新党」とは別の新党結成をめざす動きが本格化していることを示唆した。

国民新党の綿貫代表も、記者会見で、「私は参画していないが、そういう動きがあることは知っている。大都市を中心に、サプライズ・驚きをもって受け止められるメンバーを集めて、作ろうということではないか」と述べた。

テレビニュースの中では田中知事の映像も流されたようだ。これを見た人たちが新党の代表は田中知事ーと連想し、それなら知事辞職 → 衆議院選出馬か?と話が広がったようだ。
何人かの人が私に問い合わせてきた。私はこのニュースを見ていなかったので、取材に走ったが田中知事辞職の確認はとれない。

田中知事は21日、川上村に「田中康夫と行く!親子で遊ぶ野菜王国の一日」という、はとバスツアーに行く予定になっている。
http://www.hatobus.co.jp/search/nagano
これは公務ということで県のホームページにもそう載っている。
http://www.pref.nagano.jp/governor/schedule1.htm
担当県職員に確認すると、20日午後10時現在この予定に変更はないという。もし、知事辞職ならバスツアーどころではないはずだ。

普通なら”新党の代表”ということになれば”知事を辞職”してだろうが田中康夫の場合は違う。知事のまま代表ということも十分ありうる。代表というより、新党の宣伝相といったほうがいいのかもしれない。

新党参加者の顔ぶれは、郵政法案反対派の荒井広幸参議院議員や小林興起・前衆院議員らのようだ。先に誕生した国民新党と連携する形で都市型新党を名乗るようだが、この顔ぶれはどう見ても改革とは程遠い。

別の情報では「21日午後7時に田中康夫が重大発表を行うー」と、みのもんたが土曜日午後放送の文化放送ラジオ番組の中で言っていたらしい。

いずれにしろ、こんな情報が流れるということは情報元の田中康夫が思わせぶりなことをしているからで、転身を考えていることは間違いない。

20日は土曜日で、テレビのニュース番組も少なく情報がないことから話に期待が混じり、尾ひれがついたようだ。しかし、こんな騒ぎになるのは”田中知事”にヤキが回った証拠だ。

23:14

 24:50

その後の取材で分かったことだが、この話には 堺屋太一・元経済企画庁長官も絡んでいるらしい。二枚看板で「代表」と「党首」の役割分担をすることも考えられる。田中康夫はチンピラだが堺屋太一まで絡んでくるとなると、その背後で小沢一郎が動いている可能性が高い。田中康夫だけでは軽いが、堺屋太一が加わることによって重みが増す。 国民新党のズレに危機感を持った小沢一郎が、それを多少でも薄めようと田中康夫や堺屋太一を使ったのだろう。

「乱世の小沢」という言葉があるが、いまのような状況下で小沢がなにも仕掛けないほうがおかしい。鳴りを潜めていた、政界仕掛け人の小沢が田中康夫を駒になにを仕掛けてくるのか注目だ。小沢の手形の切り方によっては”田中知事辞職”もあり得るかもしれない。


問題の、木製ガードレールが県庁正面入り口に設置される。

2005年08月19日 | 長  野  県  政

写真説明=このカメラ位置付近に木製ガードレールが設置される。左の建物は議会棟。右奥が県庁。

木製ガードレールが県庁正面入り口に設置される。サンプルとして10メートルのものと12メートルほどのものが入り口道路の両側に設置される。

県内には軽井沢や長野自動車道・豊科インター付近など数カ所に設置されているが、その付近の人しか実物を見られないため、PR効果を狙って多くの人が訪れる県庁の敷地内に設置される。小学生などの県庁の社会見学のコースの一つとしても組み入れたい考えで、9月からの遠足シーズンに間に合わせたいとしている。

18日、業者が下見をした。総費用は明らかになっていないが、単価は1メートルあたり2万3千円と言われている。

木製ガードレールは田中知事が勧めている事業だが「通常のガードレールより3倍も高い」などと議会で批判され、事業費が半額に削除されている。積雪地帯では雪かきに支障が出る。木材の割れ目に水が入ると凍結により破損するーなどの問題点が指摘されている。

また、議会の中には「木製ガードレールの乾燥工程で、知事後援会幹部の木材業者が所有している高価で特殊な乾燥機を使うために無理やり作られた事業だ」という声もある。
この乾燥機は、元々は県の稲荷山養護学校を木で作ろうとした際購入されたものだが、その後の設計変更で使い道がなくなり、この乾燥機を使うために考え出されたのが「木製ガードレール」だという県議が何人もいる。

こういった中で県庁の入り口に「木製ガードレール」を設置するのは「騒ぎを起こそうというもの」と受け止める議員が多い。管財課が設置することになっているが、知事も承知していて「いいんじゃない」と言っているという。

県の担当職員は「純粋に技術的な意味合いから、多くの人に見てもらいたいので設置しただけ」と言っているが、田中知事は「県庁目線でなく、世間の風向きも見ろー」と県職員にしばしば訓示していたはずだったが、ここにはそれはない。


【重大なお知らせ】  = 内部告発の勧め =

2005年08月15日 | 長  野  県  政

              【重大なお知らせ】

百条委傍聴記を書きたいところですが、重大な情報を入手したためその対応に時間をとられて遅くなっています。
田中県政の嘘と問題点をさらに浮かび上がらせるものです。どんな情報か詳しくは言えませんが、ある種の内部告発です。この情報によって田中知事、田中県政は重大な打撃を受けるでしょう。


      = 内部告発の勧め =

百条委での証言で、田中県政の堕落振りが明らかになっています。不正を知っていて、見逃せば法に抵触する場合もあります。”知らなかった”ではすまなくなります。このような県政に忠誠を尽くすのは県民への背信です。
続々といろんな情報が出ていますが、さらなる情報提供を求めます。情報はスピードが命です。十日の菊や26日のクリスマスケーキの価値は低くなります。早めに出すことを勧めます。

  情報提供先    tuigekiml@infoseek.jp

 


衆院解散!あるか?田中知事の百条委逃れ出馬

2005年08月09日 | 長  野  県  政

 衆院解散!あるか?田中知事の百条委逃れ出馬

郵政民営化問題をめぐって8日衆議院が解散された。一部のスポーツ紙に田中知
事がこれに出馬するようなことが書かれていたが、県政界関係者の間には「それ
はないだろう」との読みが一般的。

田中知事が出たくても長野県内には田中知事が出馬するような”席”はない。出
るとすれば、民主党からだろうが、すでに候補予定者は決まっている。随一決ま
っていないのは県庁から一番離れた五区。

ここは遠いだけに田中知事の実態の浸透度が一番遅い。世論調査でも地区別の田
中知事の支持率が一番高く、田中知事本人もそれを意識して、この地域へのサー
ビスは濃厚だ。

民主党はここで候補を公募しているが、実質的には同区選出元代議士血縁のマス
コミ記者が内定しているーという話がある。田中知事の出番はないだろうーとい
うのが関係者の見方。

田中知事が衆議院選に出るとすれば、小沢一郎氏の引きで”どこか”から出ると
いう可能性が若干ある程度ーと関係者は見る。どこかは不明。

急な選挙のため民主党としては知名度のある候補がほしいのは事実。田中知事も
百条委で追い詰められていくのは自身が一番よく分かっているはず。にっちもさ
っちも行かなくなる前に、百条委逃れの衆議院鞍替え出馬がある可能性もある。
_______________________________

下の記事にある、百条委資料の閲覧だが、多少緩和されて、委員はその責任において資料を持ち出すことができるようになった。県庁から遠いところに住んでいる議員の便宜をはかるためだ。コピーはダメ。


【百条委員会情報】 資料に過剰配慮 委員以外閲覧禁止、会議室から持ち出しやコピーもダメ

2005年08月06日 | 長  野  県  政

                        写真は議員会館。

【百条委員会情報】

資料に過剰配慮 委員以外閲覧禁止、会議室から持ち出しやコピーもダメ。

田中県政の問題点を暴く、75項目の資料が3日議会事務局に提出されたが、この資料の扱い方が奇妙だ。

4日に百条委の小林実委員長と宮沢敏文副委員長が要請通りに提出されたかを調べ、5日からほかの委員15人に閲覧できるようになったのだが、それが議員会館の会議室の中でしか閲覧できないことになっている。

百条委員会委員の議員しか閲覧できず、会議室から議員の部屋への持ち出しも禁止。会議室の中でだけ読めというのだ。もちろんコピーもダメーという厳しさ。
資料の量は膨大で、段ボール箱で何箱にもなるという。議員だけでこれを精査するのは物理的にも無理がある。詳しいスタッフを頼んで一緒に資料を分析してもらおうと思っていたーという議員もそれができずにどうしたらいいか考え込んでいる。

議員会館は土日は基本的に県職員はおらず、クーラーも利いていない。この時期クーラーもない会議室で、膨大な資料を読み込むのはいかんせん大変だ。
おじさん議員だけだったら下着一丁で作業をしてもいいのだが、女性議員もいるのでそうもいかないーとはあるおじさん議員。

田中知事の嫌がらせか?
資料を提出する際に、田中知事サイドが嫌がらせのためにこんな注文を付けたのか?とも思ったのだが、そうではなく百条委側の気の遣い過ぎのようだ。

小林、宮澤・百条委正副委員長が、資料の中には個人のプライバシーに関したものもある。外に漏れては大変ーと過剰防衛したためらしい。漏れた場合の田中知事の”口撃”を想定したのかもしれないが、ここまでやるのはやり過ぎだろう。
プライバシーに関したものだけ管理を厳しくすればいい。一律に持ち出し禁止にまでする必要はないのではないか。百条委員会での今後の話し合いの中で是正される可能性もあるが、このままだと本来の調査に支障をきたすことにもなりかねない。

この情報は、このブログを見たマスコミ記者クンたちによって後日報道されるかもしれない。


知事側にイタイ証拠、表面化

2005年08月03日 | 長  野  県  政

「 告 知 」

百条委関連で、更新頻繁モードに入っています。きょうもこのあと更新されます。知事側に、イタイ証拠が数日中に表面化します。

 

 「訂正」

   I M E 辞書不調につき、更新は4日午後になります

 

更新しました。 4日12:45

 

 【お詫び】

4日午後、下記記事を含むメルマガを配信しましたが、「メルマ」からのものを”右折れ処理”しないで配信してしまいました。行が適度なところで折り返されないで長くなっています。読みにくかったり、ひと手間掛けて読まなければならないようです。申し訳ありませんでした。他から配信されたものはこういうことはありません。通常どおり配信されています。

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ホテル利用書類に県職員がサイン 請求先はしなやか会

百条委員会は、27日県庁議会棟で2回目の会合を開いた際、県や下水道公社及び関係者に75項目の関係種類の提出を求めていたが、これが提出期限の8月3日、議会事務局に提出された。

この中に、田中知事サイドにとって痛い証拠がある。
それは、下に掲載したメールに出てくるホテルの利用を示すなんらかの書類(請求書、領収書の類)への県職員のサインだ。メールの日付と、このサインの日付は近似か一致する。


支払いは、私がここですでに明らかにしている、田中知事の後援会、「しなやか会」の収支報告書にでている。分かりやすいように太字で表記してある。
http://blog.melma.com/00060168/20050223150643
10月3日 会場借上費 164,346 ニューナガノ 長野市

このメール自体も県職員が県の人事をホテルでやっていることの異常実態を示すもので痛いのだが、さらにその支払いを「しなやか会の支払い」で行っていることを示しているサインが出てくるのだから田中知事サイドにとっては大変だ。誰に言われてそのようなことをしたのか?と問われたらなんと答えるのか注目される。

これにサインをしているのは、当時経営戦略局にいて、現在政策評価課に一時避難?している宮津雅則課長。宮津課長はメルマガ前号8月2日号で書いた
● かつての知事側近職員が長期療養休暇にー
現在長期療養休暇中のA職員に取って代わる形で田中知事に重用された職員。

3日午後、政策評価課に電話したところ、宮津課長は午後から私用で早退した後だった。代わりに出た職員に、「明日は来るのか?」と訊いたら、「休み」だというので、「なに!?、A職員に続いてまたまた、長期療養休暇か?!」と思ったが、「そうではない」と答えてはいた。


宮津さんは、現在宇宙で活躍中の日本人宇宙飛行士、野口聡一さん(40)に似ている。温厚でいつも柔和な表情の方。

県庁に勤める前は、東京の大手都市銀行での勤務経験もあり、バブル期にはン億円もの大金をカバンに詰めて持ち歩いたこともあるという。
「その時の一万円を大変貴重に感じる人がいるのを県職員の仕事を通じて直に見知って、考えさせられるものがある」などとも話す。元来いい人なのだが、私に言わせれば田中知事の犠牲者の一人。

野口さんの方はスペースシャトルの修理もうまくいき、生還できるようだが宮津さんはうまく軟着陸できるか微妙。妙な”船外活動”をしたため危機を招いた格好。コントロールセンターからの指令が届いているかは不明。大気圏突入の際にはかなりの空気抵抗があるものと思われる。


メール冒頭の
> ただ今 SMAP SMAPを見ております。
という書き出しは、田中知事への追従か?痛々しい。

Subject: 退路を断って。
というのも前のめりで、権力者周辺にいることでの異常感覚が感じられる。


メール中にある「列車図」というのは県庁で人事を行うときに使われるチャート図のようなものの隠語。異動対象職員の名前を四角く囲んで列車のように連結させ、「あーだ、こーだ」と他人の人生をもてあそぶがごときに使われる。「一度やったらやめられない」人もいるそうだ。この仕事をすると自分が偉くなったような錯覚を起こすものが後を絶たないーと書くと、なんだかビアスの悪魔の事典風か。


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----- Original Message -----
From: "MIYATSU, Masanori" <m-******@a*******.jp>
To: "田中康夫" <ya**sy@yas******.com>
Cc: "小林 公喜" <e******@ma**********com>; "岡部 英則"
<a********@p********jp>; "松林 憲治" <makkenji@*********jp>
Sent: Monday, September 22, 2003 10:36 PM
Subject: 退路を断って。


> 宮津です。
>
> ただ今 SMAP SMAPを見ております。
>
> 今日は小林局長と1日籠もって作業をしておりまして、昼のフランスからの来客時
になど不在で、大変に失礼しました。。
>
>  小林局長の陣頭指揮で別添の人事異動案をまとめましたので、お送りします。
(人事セクションの大変さがよく分かりました)
> 「列車図」で全体を示しており、また、経営戦略局については「人事」というファ
イルをご参照ください。全ての資料を持ち込んでいなかったために、年齢な
> ど一部未記入の部分がありますが、明日**企画員が整備することになっていま
す。
>
>  具体的な説明は、24日(水)8時半から、本日作業をしたホテルナガノアベ
ニュー(長野大通りに面したホテルです)2階の会議室で、小林局長から行う
> ことになっていますので、よろしくお願いします。
>
>  (ホテルの場所は、http://www.avis.ne.jp/~avenue/ をご参照いただければと
思います)
>
>  私が地球環境課の責任を負うという形の案になっています。現在の状況を考える
と、もちろん、大変な仕事でありますが、私がやらなけばいけないかなぁと
> 感じています。自分の気持ちとしては、何とか来年の2月議会までにいくつかの成
果をあげて、次に引き継げればと思っています。(地球環境課の仕事は、次
> 年度は経営戦略局に引き継がれていくと考えています)県庁を変える突破口のセク
ションとして、退路を断って、私たちが身を持って改革の姿を見せていくと
> いう役割を十分に果たさねばならないのでしょう。
>


これが噂の 田中知事”私設秘書名刺”公開

2005年08月02日 | 長  野  県  政

  これが噂の 田中知事”私設秘書名刺”公開

ここにあるのは百条委問題で、”疑惑の”と言って悪ければ、関心の中心人物となっている田中知事の後援会元幹部にして、下水道業者でもある、小林誠一氏が操る三種類の名刺のコピーである。
http://blog.livedoor.jp/tuigeki/

堅気の人間にとってみれば、ひとりの人間が三種類もの名刺を持っていることも驚きかもしれない。一枚の名刺にいくつかの肩書きを並べるーというのは活動の幅が広い人によくあることだが、それを別々の名刺に分けなればならないところに怪しさが漂う。その場その場によって立場を使い分けていたことの証左であろう。

一番左にあるのが、田中知事の”秘書”と刷り込まれたものだ。公的に田中知事の秘書の肩書きがついた県職員はいない。実質的に田中知事の秘書的役割をしている職員の名刺には、「経営戦略局広報公聴チーム、秘書公聴グループ」の、誰それーと書き込まれているだけだ。

つまりは、これは”私設秘書”の名刺ということになる。政治や利権の裏舞台には欠かすことの出来ない必須アイテムであり、市民派だという田中知事には似つかわしくないものだ。胡散臭さがぷんぷんと漂ってくる。

こういう名刺があるーということは噂にはなっていたが、現物を見た人はなかなかいなかった。使われた期間が短かったこともあるらしい。私もコピーであっても見るのは初めてだ。偽物の心配はまずない。現物を持っている人を確認してある。確かな人だ。

03年の知事選が終わった直後ごろから、小林氏がこの名刺を持ち歩いていたーという噂があった。ちょうどそのころ、私は何回か県庁内で小林氏を見かけている。それをメルマガでも何度か書いている。

土木部関係の部屋の入り口には「業者の方の入室お断り」の貼り紙がされ始めたころでもある。まさか、そんなときにこんな名刺を持って県庁内を歩いていたとは知らなかった。いい度胸というほかない。真ん中の名刺を見れば明らかなように、小林誠一氏は「トーヨークリエイト」という会社の会長という肩書きを持つ下水道業者でもあるのだ。

他の業者を締め出し、自分ひとりだけ宝の山の中でやりたい放題だったのだろうか。

小林氏は03年知事選では、田中知事の側用人のようなことをしていた。選挙中移動する際の車には、多くの場合小林氏が同乗していた。田中知事と一緒に乗り降りする姿が何度もテレビ画面に写し出されていた。側近中の側近といっていいだろう。

その側近が、知事の”私設秘書”の名刺を持って県庁内をかっ歩していたのだ。

何のために?と、そう深く考える必要はない。ありていに言って利権漁りでしかないのではないのか。他に理由があるだろうか。

改革派、市民派を標榜するその裏で、田中康夫及びしなやか会幹部はこのようなことをしていたわけだ。これのどこがいったい改革であり、市民派なのだろうか。単なる利権争いではないのか?

この名刺の注目すべきはその住所だ。ここに刷り込まれているのは、なんと、田中知事がかつて住んでいた長野市内の賃貸マンションの住所である。

田中知事が泰阜村への住民票移転騒動で、理屈上ここに住んでいられなくなり、04年5月のゴールデンウィークに退去するまで住居と定めていたところなのだ。

田中知事が週刊新潮(8/4号)で「後援会の元事務局長に、私設秘書などという肩書きを与えた覚えはありません」などと答えているのはこの名刺のことだが、そんな他人事みたいな返事で済む話ではない。
「ただちに本人を呼びつけて厳しく注意しました」というのが多くの有権者が市民派だという田中知事に期待する対応ではないのか。しかるに田中知事はラジオ番組や雑誌の対談記事の中で、「知らなかった、僕は関係ない」みたいなことを言っている。これは田中知事が批判していた、利権政治家が疑惑発覚したときに取る態度と一緒ではないのか。
連載 第三十五回「続・憂国呆談」番外編Webスペシャル
2005年8月号 「長野で自爆テロ再び??」
http://dw.diamond.ne.jp/yukoku_hodan/200508/index.html

電話番号は、右の名刺に書かれている小林氏の会社の市内局番と同じだ。モザイクをかけてあるが、その下の4桁の番号のうち上二桁は同じだ。つまり、住所は田中知事のマンションで、電話番号は小林氏の会社のものであることが強く推察される。


小林誠一氏が今どこにいるかというと、驚くなかれ、南半球はニュージーランドのスキー場でスノーボードを楽しんでいるというのだ。50代半ばのスノーボーダーの小林氏は、日本だけではもの足りなく、夏場はしばしば外国にまで出かけてスノーボードを楽しんでいるという。
そのスノボ好きを示すのが、右端にある「SHINANO OJIN BOARDES」という文字が刷り込まれた名刺だ。
7月23日ごろに現地にいるのが確認されている。帰ってくるのは8月6日だそうだ。ずいぶんと優雅な身分だ。いくらかかるか知らないが、その金はどこから出たものなのか気になるところだ。

この時期に、そんなところで遊んでいる場合じゃないだろーと思うのが普通の感覚なのだが、どういう心理状態なのか理解できない。やけっぱちなのか余裕なのか分からないが、少なくとも県民に対して責任ある行動ではないだろう。これだけの騒ぎを起こした張本人が”外国でスノボ遊び”というのは、田中康夫の唱える市民革命のインチキさを示すいい証拠ではないだろうか。

”私設秘書名刺”の画像はここからー。
http://blog.livedoor.jp/tuigeki/