goo追撃コラム&取材メモ【予備サイト】

かったるい話ヌキの情報発信ブログ。改革派政治家とマスコミ検証。独自取材もとに元記者が追撃する。マスコミにない情報満載

「たけしのTVタックル」に、02年知事選候補 市川周氏が出演

2005年07月30日 | 長  野  県  政

「たけしのTVタックル」に、02年知事選候補 市川周氏が出演

   テレ朝系 8月1日午後9時35分から放送

2002年の知事選に出た市川周氏が「たけしのTVタックル」にコメンテーターとしてビデオ出演する。同日の番組テーマは「8月政変に石原慎太郎の国政復帰はあるか?」というものだが、これについて石原都知事のブレーンの一人として、その胸の内を忖度する形でコメントするようだ。

市川周 ホームページ  http://www.ichikawashu.com/

「たけしのTVタックル」 テレビ朝日
8月1日(月) 午後9時35分から10時半頃まで 
可決か解散か!?壮絶!小泉総理VS自民反乱軍ハマコー&三宅(秘)予測あの人が新党結成か!? 
出演者/ビートたけし 阿川佐和子 大竹まこと 浜田幸一 三宅久之 など

市川氏は02年9月に塩尻市で行われた長野県知事選の合同演説会で、選挙最中にもかかわらず、田中康夫候補にエールを送るような発言をしている。普通は考えられないことで、当時報道され話題にもなっている。
このように奥床しい人柄なので、自分から石原都知事との関係を吹聴するようなことはけしてしないが、石原氏が「あんな奴ブレーンじゃない。後輩の一人だ」と、辛口コメントしているのは親しいからこそなのだ。当時マスコミは市川氏の出馬を、石原都知事のブレーンの代理戦争などと報道していた。

石原氏は表でこんなことを言いながら、裏では告示日にこっそり100万円のカンパをしている。いかに石原氏とはいえ100万円ものカンパはなかなか出来ることではない。ただの後輩の一人でないことは明らかだ。市川氏も選挙最中のことであれば、これを宣伝に利用すればよさそうなものだが、そういうことはしなかった。私はずっと後になってこれを知ったが、じれったい思いがするほどだ。

もし、石原氏が国政を見切って地方に目を転じ、数年前の借りを市川氏に返そうーと考えればたちまち台風の目になることは間違いない。浜渦東京都元副知事への対応を見ても分かるように、男、石原慎太郎は人一倍義理堅いのだ。

石原氏は田中康夫など歯牙にもかけていないが、快く思っていないのも事実。なにしろ石原都知事に”カワード”などと難癖をつけたことがあるからだ。うじ虫を踏み潰しても後味がよくないので今は無視しているだけのようだが、有り余った力の持って行き場所がなくなったとき、その矛先が田中康夫に向けられたらひとたまりもないだろう。

03年の都知事選で300万票を集めた慎太郎パワーは長野県でも十分影響力を発揮するだろう。石原氏がいったん決断すれば、鉄の結束を誇る石原軍団もフル回転して長野県に旋風を巻き起こす可能性は大だ。

今回のテレビ出演は、市川氏が06年8月の田中知事任期切れを睨んで蠢きだす予兆なのかもしれない。


恥知らず!信濃毎日新聞、週刊新潮広告から「田中知事」の文字削り取る

2005年07月29日 | 長  野  県  政

    恥を知れ!信濃毎日、それでも新聞か!

メルマガ記事パクリの次は、週刊新潮広告から「田中知事」の文字削り取る。


週刊新潮8月4日号が、きょう長野県内でも発売されたが、信濃毎日新聞に載ったその広告に、ななな、なんとぉ~、肝心要の「田中知事」の見出しが載っていないのだぁー!
このような処置はもちろん信濃毎日新聞だけ。県内で販売されている他の全国紙の週刊新潮の広告にはちゃ~んと「田中知事」関連記事の見出しが載っている。

田中康夫が裏で手を回したに違いないのだが、それに屈する信毎もだらしない。それでも新聞かと言いたい。詳細についてはこれから調べて報告する。とりあえずは、信毎に載ったものと、中吊り広告、それと全国紙を並べてアップしておく。

このブログには3つ並べて載せられないので、ここからご覧くださいー。

                   http://blog.livedoor.jp/tuigeki/


情報提供のお願い

2005年07月28日 | 長  野  県  政

           情 報 提 供 の お 願 い

百条委員会をにらんで、なお一層の情報提供をお願いします。
「こんなことは大して役に立たないだろう」とか「どうせ知っているだろうから」
と眠っている情報は結構あるものです。そういう情報をお寄せください。
私は深く広く取材していますが、すべてを知っているわけではありません。
メルマガ記事の中には読者からの情報提供に基づくものが少なくありません。

情報の価値は集積してみて分かるものです。一見関係ない情報を重ね合わせることによって1+1=2以上のものになることがしばしばあります。
同じ情報が多く来れば、その情報の確度が高いという判断が出来ます。

どんなささいなことでも結構です、お知らせください。
もちろん秘密は厳重に守ります。情報の使い方についても提供者の意向を尊重します。
メルマガ記事のネタとして利用するだけでなく、私を中継点にして様々な活用の仕方を考えます。百条委員会委員とも密接に連絡を取り合っています。
こういうやり方はどうだろうーというアイデアでも結構です。
情報によっては電話でやり取りすることも可能です。取り合えず下記メールアドレスにメールいただければ、私の電話番号お知らせします。

                  tuigekiml@infoseek.jp


週刊新潮が、今週発売号で田中県政の問題点を大特集

2005年07月26日 | 長  野  県  政

週刊新潮が、今週発売号で田中県政の問題点を大特集。


全国マスコミで初の本格的田中県政批判を展開。


東京28日(木)、長野29日(金)発売。


買いもらさないように、早めに予約をー。

書店関係者は、普段の5倍は仕入れをー。

なお、これには私も大いに取材協力させて頂きました。(笑)

本日中に、メルマガ発行予定。ーでしたが、パソコンの不調などあって

翌日(27日)夕方にずれ込みます。

* 予定より早く 14:40ごろ配信しました。

* 【訂正】

本日配信したメルマガの下記見出し記事中
● ペテン師に乗っ取られた、老残の雑誌「世界」

<本当は一般職員は六割で、部長職が十割だ。>は
<一般職員は6パーセントで、部長職が10パーセント>に訂正します。


信濃毎日新聞、当メルマガ記事を堂々のパクリ

2005年07月23日 | 長  野  県  政

信濃毎日新聞、当メルマガ記事を堂々のパクリ
   新米記者がメルマガ見て取材に来ましたーと言っているのに
   パクリでないーと宮坂キャップはしらばっくれ
   信毎幹部は、何度電話しても対応せず
_______________________________

信濃毎日新聞が当メルマガの記事をパクっている。

県が職員の新聞購読調査 県職労「思想調査の恐れ」
http://www.shinmai.co.jp/news/20050713/mm050713sha4022.htm

この見出しで、7月13日(水)付けで信毎が書いているが、これは7月8日 23:32
ごろに配信した田中県政追撃コラム記事、
● 自宅で取っている新聞を教えろーと県が調査
の完全なパクリ。

信毎の新米記者、小松恵久クンが「田中県政追撃コラムに載っていた記事を見て
ー」と言って県職労に取材に行っている。これ以上ない分かりやすいパクリなの
だが、信濃毎日新聞県政担当キャップの宮坂重行クン(38)はこれを認めず、
「パクリではない」と私と一度面談した際、言い張った後、逃げ回っている。

宮坂記者は部下の管理責任を問われる当事者でもあるので、その上の責任者と話
がしたい。そもそもこれはネタの盗用であり、事柄の重大性に鑑みてキャップ風
情でなく、社の幹部が対応するのが適当ーとこれまで何度も信毎本社に電話した
が、願いはかなわない。

ちなみに私はマスコミ関係者、特に長野県庁に出入りする方については田中県政
追撃コラムの無断購読お断りーと以前から何度も書いている。信毎小松記者につ
いて私は購読を承知していない。見るなというのではない、見るなら断ってから
にして欲しい。ネタのパクリなどを防止するためだーと言っているのだが、今回
それがものの見事に踏みにじられていることが分かった。

この際、あらためて書いておくが、購読を申し出ていないマスコミ関係者は連絡
いただきたい。

写真は今年初めごろ完成した信濃毎日新聞社屋。上のものは最近撮影。 下は新旧社屋が同時に写っているもの。去年暮れごろ撮影。手前が旧社屋。今は取り壊されてない。信毎には一足遅れてバブルが訪れたらしい。何倍もの大きさの社屋を建ててどう使うつもりなのか、他人ごとながら気になるところだ。空いている階もあるらしい。この右、百メートル程のところに県庁がある。

----------------------------------

私は6月30日夜、読者からのメールでこの情報を掴み、翌日の7月1日に県職
労と広報チームに取材して、事実を確認した。すぐ書いてもよかったのだが、ど
うせどこも気づかないだろうし、書きもしないだろうー、後日ゆっくり書けばい
いと思っていた。どこも取材すらしていないーというのは私ぐらいになるとすぐ
分かる。だから呑気にしていた。

この記事のひとつのポイントは県職労が広報チームに申し入れをしていること。
ただ購読紙の調査をしただけでなく、県職労という公の組織が、広報チームに抗
議の申し入れをしたーことによって事態は公的性格を強め、報道すべき価値がよ
り高まった。

その日は6月29日であり、新聞記事としては外せない日付でもある。私のメル
マガ記事にはその日付が書いてあるが、信毎記事にはない。
代わりに、信毎記事では「12日分かった。」と書いている。これは遅れたとき
によくやる新聞記事を書くときのテクニック。

本当は29日に申し入れをしているのに、12日にそう書くといかにも遅いこと
が読者にバレバレ。そこで、29日に申し入れをしたことには敢えて触れずに、
実際記者が分かった時点のことを「12日に分かった」とだけ書く。なんでわか
ったかといえば、このメルマガを見てなのだがそれは書いてない。嘘ではないが
際どい手口だ。

気をつけて見ているとこういう記事は結構ある。ははーん、キャッチするのが遅
れて書いたなーというのが私などにはすぐ分かる。読者もこれから気をつけて見
ていれば分かるはずだ。「○○までに分かった」などというのも同じ。

信毎小松記者は8日深夜配信の追撃メルマガを見て、「これはいける」と考え、
土日を挟んで週明けの11日に取材し、13日の紙面に記事が載ったーと考える
のが自然。


この件について宮坂キャップを体育館の裏、じゃなかった県庁県民ホールに呼び
出した。
すんなり認めて謝るかと思ったのだが、驚いたことに「パクリじゃない」と言い
張る。書いた記者によく聞いて、後で電話をよこしなさいーと言ったのだが、な
しのつぶて。こちらから電話すると「はぁ?なんのことですか」などと、とぼけ
る。何度も説明したことなのに、空いた口がふさがらない。おトボけは彼の常套
手段。思わず怒鳴りつけた。

信濃毎日は紙面では一流紙を気取っているが、一皮めくればこの有り様。唖然呆
然。こういう人間が書くから田中県政の実態が世間になかなか伝わらないのかな
ぁー、と一人合点。

説教しているときも大股おっぴろげてへらへら笑っていることが多かった。態度
が悪いと注意したのだが、「いつもこう」だというので「社長の前でもか?」と
聞くと一瞬間が空いた後、「そうだ」と虚勢を張るので、そうまで言われれば処
置なし。
あーいえば、こう言う、という感じで話がかみあわない。まるで田中康夫と話し
ているみたい。朱に交われば赤くなるというが、いつの間にか田中康夫に感化さ
れてしまったのか、生来のものかは不明。

田中県政の信毎記事についての批判をすると、
田中知事を支持している人たちがいるので、その人たちに反発されないように書
いているーみたいなことを言っていたが、そりゃまーそういうことも必要だろう
が、それにしても、やり過ぎたら媚びていることになる。

信毎本社に5回ぐらい電話してやっと会えた。ひどい態度の社員がいた。名前を
聞いても名乗らないのでキミと呼んだら、知らない人にキミ呼ばわりされる覚え
はないーと来た。黄色い幼い声の、おそらく新入社員だろう。
名乗らないのだから他に呼びようがないだろうーと言うと返事に詰まり電話を切
った、ように見せかけて受話器をそのまま放置した。向こうのざわめきが聞こえ
てくる。携帯電話だったら料金が跳ね上がる。それを狙っての対応か?やり方が
汚い上に慣れている。こんな会社が世間にあるだろうか。

そんなこんながあって、宮坂記者が私の前に姿を現したのは最初に電話して二時
間ほど経ってからだった。何度も電話したんだけどーと経緯を話すとケンカ腰だ
と言われた。どっちが?と思うのだが、泣く子と信毎には勝てず。信毎は天動説
ではないのか。

私としては、仁義を通したかっただけ。信毎が書いてくれたのは有難いことでも
ある。ひと言挨拶して貰えばすんだこと。それを居丈高になって知らぬぞんぜぬ
を押し通す。
私は信毎をけなしてはいるが、気持の底には信頼感があった。それがきれいに吹
き飛んだ。宮坂クンにも「そういう人だとは思わなかった、がっかりした」と言
ったが、「はぁー?」ととぼけられてチョン。言葉が届かない感じ。気持が通じ
ない人間だ。


なお、信毎パクリ記事をここに添付した。ネタ元は私なので信毎に著作権はない
と考える。文句があるなら掛かって来い!
_____________________________

県が職員の新聞購読調査 県職労「思想調査の恐れ」7月13日付け

 県が本庁と現地機関の各課で公費で定期購読している新聞、雑誌と、このうち
課の複数の職員が個人で定期購読している新聞、雑誌はどれかを調べていること
が12日分かった。県職員労働組合(高橋精一委員長)は同日までに「個人で購
読している新聞、雑誌を調べることは、思想信条調査につながる恐れもある」と
口頭で申し入れた。

 県経営戦略局が6月下旬に調査票を配布した。各課ごとに公費で購読している
新聞、雑誌とそれぞれの部数や年間購読料を調査。同時に、「複数の職員の個人
的購入の有無」を○×で記入する欄を設けている。これに答えるには課員が自宅
で購読している新聞、雑誌を調べなければならない。

 県職労は、職員から「思想信条調査につながるのではないか」との声が複数寄
せられたため、担当する経営戦略局の秘書広報チームに申し入れ、調査の目的や
強制かどうかをただした。

 秘書広報チームは「事務事業見直しの一環。新聞購読などは恒久的に見直しが
行われていないため行った」と説明。個人で購読している新聞、雑誌を調べるこ
とになる点については「思想信条調査ではない。任意であり、調査しなくても不
利益な扱いはしない」との見解を示した。

 調査票は現在回収中。秘書広報チームは取材に対し「集計結果をどのように事
務事業見直しに生かすかは決まっていない」としている。
____________________________


田中知事、信大講演でNBS社長を牽制 「報道2001」出演に抗議の声殺到

2005年07月22日 | 長  野  県  政

田中知事、信大講演でNBS社長を牽制
   「報道2001」出演抗議の声を社長が会議で報告
     それを逆恨み


田中知事が7月5日信州大学で講演しているのだが、その中で長野放送(NBS)
社長が「報道2001」への田中知事の出演についてFNSネット局の社長会議で意
見を言ったことを皮肉っている。「報道2001」はフジテレビが製作しNBSが長
野県内にネットしている。

県ホームページ。ここの上から1/3ほどのところ。
http://www.pref.nagano.jp/syoukou/sbrand/shindai1/kougiroku6.htm

ここで田中知事は、一方的に自分を善人の立場に置き、批判するものが悪という
立場で喋っている。NBS社長が「今まで2回の会合で必ず手を挙げて、その社
長は、何で田中康夫なんかフジテレビの番組に出すんだ。」と言って、それをフ
ジテレビの役員が勇気あることだと茶化して田中知事に言ったかのような話にな
っている。

どこまで本当か分からない話なので関係者に聞いてみた。
NBS社長が会議で発言したのは事実のようだが、それは田中知事の「報道2001」
への出演について、田中知事に都合のいい話だけを一方的に放送するのはいかが
なものかーという県民の批判がNBSに多くきていることを伝えたもの。それに
田中知事が尾ひれをつけて面白おかしく話している。

違う立場の意見を公平に扱うーというのは報道のセオリーだし、放送法にも定め
られていることでもある。ビミョーなのは、「報道2001」が純然たる報道番組で
はなく、情報番組的色彩が強いことだ。

田中知事がこういったことを言っていますが視聴者の皆さんどうお考えですか?
というのが「報道2001」のスタンス。公平にーということだと県会議員を出演さ
せなければならないが、ぶっちゃけ一地方の県会議員をあの番組に出しても視聴
率的にはプラスにならない。県議と田中知事があそこで議論しても、議論の中身
は全国の視聴者には伝わらないだろうし、どっちが正しいのか判断もつかないだ
ろう。

NBSとしても視聴者からの批判に応えたいのは山々だが、かといってネットし
ている局の番組を問題があるーとは表立って言えない。田中知事が内輪話をして
くれたのはかえってよかったのではないか。多少はNBSへの批判が弱まるかも
しれない。

田中知事は番組の中でかなりでたらめなことを言っている。それを知っている地
元テレビ局としては、そうそう黙っているわけにもいかない。面白さを取るのか
公平さを取るのか難しいところだが、大勢に飲み込まれて何も言わないマスコミ
人が多い中で、直言するNBS社長は骨がある。

田中知事はマスコミの光に照らされないとやっていけない惑星タイプ。これ以上、
実態をネット局の社長会議などでバラされては堪らないーと憤懣を信大の講演で
もらし、牽制したのだろう。
田中知事は不満のようだが、こんなことでNBS社長の発言にブレーキが掛から
ないことを祈る。二度でも三度でも言うべきことは言って貰いたいーというのが
県政を憂う県民の願いではないだろうか。


私が得た情報では、
田中知事ご用達のテレビ番組「サンデープロジェクト」(テレビ朝日系で放送)
の帝王、田原総一郎氏は最近ようやく田中知事のおかしさに気づき始めたよう。
ある人に「彼は最近おかしいね」と語っている。

いまごろ、おかしいも何もないもんだが、それ以来田中知事の同番組への出演が
ないのは事実。代わりにといっていいのかどうか、17日に松葉謙三弁護士が長
野県の入札改革に尽力した「談合バスターズ」のひとりとして出演している。こ
れが同番組の田中知事離れの兆候なのか、番組制作上の都合なのかは分からない。


田原総一郎氏は「改革」の一点で田中知事を支持していると思うのだが、今は度
を越して”改革馬鹿”の状態になっている。田中知事は改革が目的ではなく、改
革を唱えることによって利益を得ようとするものだ。いってみれば総会屋みたい
なもの。総会屋だって表向きは立派なことを言う。

それにしてもーと思うのは視聴率とはそんなにも大事なものなのか。田中知事は
視聴”質”的には最低だと思うのだが、”質”を計れる機械でも作らないと田中
知事を起用するテレビ番組はなくならないのか。


【百条委員会情報】 意外とタイトなスケジュール

2005年07月15日 | 長  野  県  政

写真は自民党控え室内のスケジュール表

証人の日当はタダみたいなもの 改善の見込み

第一回の百条委はきょう、7月15日開催される。
議会側の予定はすでに書いたとおり既存のスケジュールが入っていて、かなりタイト。このあと空いているのは今月は27日、8月に入って、お盆前の8、9、10、11、12日となっている。県庁にお盆休みはなく、カレンダーどおり営業しているが、11、12日に開催するのは実際上ムリがある。となると8、9、10日のあたりで行われることになる。

きょうは百条委の運営方針などが話し合われる。4項目の内どれを誰が担当するのか、どの案件から調査するのか、などが話し合われる。

証人の日当に関して意外なことが分かった。
県の規定では、県が主催する各種委員会委員には一人一日最高13500円が謝金として支払われることになっているが、私はてっきりこれと同額程度のものが証人にも支払われるものと思っていたが、それはないというのだ。

これは、県が主催する委員会と、議会が主催する委員会では規定が違うため。
県主催の委員会委員の日当は、学識経験のあるもの、つまり大学教授クラスを念頭に置いてのもの。13500円という金額は最高の場合ということで、普通の人だともっと少ないこともある。意外と、セコイ。

百条委では「知っていることを来て話していただく」だけ、なのでほとんどタダということらしい。
しかし、今回大事なのはこの「知っていることを来て話していただく」こと。旅費は支払われることになっているが、日当がほとんどタダか、2~3千円というのは常識的にいかがかということになる。

これまで行われた知事疑惑がらみの総務・警察委員会集中審議でも、何人かの証人が出席しているが、謝金に匹敵する金額の金銭は支払われていない。2~3千円が支払われているだけ。

私は何人かの証人を議会側に提案している。その際、日当は支払われるのだろうか?と思って念のため議会事務局に問い合わせて分かった。
議員もこの実態をほとんど知らなかった。
「それでは証人もお願いしにくいだろう」と支払える方向で検討される。

 

百条委の実際の審議は、普通の委員会と違って、委員長、副委員長が各委員の意見を事前に取りまとめて、それに基づき証人に質問していくような形になる。15人(正副委員長を除き)いる議員が一人づつ質問していくと、それだけで大変な時間がかかる。質問の重複にもつながる。
小委員会方式は取らない方向。議会が他県も含めた、過去のいろいろな百条委について調べた結果、こういうことになるのではないかと思われる。 


百条委、今週後半にも第一回開催か?

2005年07月10日 | 長  野  県  政

百条委、今週後半にも第一回開催か?

6月議会終了後の今週後半にも第一回目の百条委が開催される模様。
議会筋は、百条委設置を決めた以上、何もしない期間が長く続くのは好ましくないーと考えている。これはもっともなことで、設置したまま動きがないようでは、何のためにすったもんだしたのか?という批判を招きかねない。お盆前に何回か開かれる見込み。

議員は、夏はそれぞれいろんな予定が入っている。お盆などもあり、意外と忙しい時期でもある。
逆算すると、月に2~3回のペースで開かれるのでは?といった見方がある。結構忙しいことになる。議会にとって、暑く長い夏になりそうだ。田中知事にとっては、寝苦しい夜が続くことになりそうだ。
田中知事はアトピー体質だが、体調が悪くなるとアトピーもひどくなる。アトピーは精神的なものもかなり影響する。

田中知事は意外と小度胸で、02年7月5日に不信任決議をされたときも顔面蒼白だった。
不信任決議の後の会見では、質問には上の空で頓珍漢な答えをしていた。いつもの多弁はなく、自分から早々と切り上げていた。
不信任時には議会側が一方的に悪者だったが、今回の百条委では田中知事側に問題点があることが広く理解されている。


 Macky![マッキー]でメルマガ「田中県政追撃コラム」を登録していた方へのお知らせ

2005年07月09日 | その他

 Macky![マッキー]でメルマガ「田中県政追撃コラム」を登録していた方へのお知らせ。


7月から [RanSta] に移行することになっていましたが、うまく発行されていないようです。特に、フリーメールのアドレスで登録していると配信されないようです。

移行時期に、6月28日、7月1日と配信しています。7月8日号が配信されていれば問題ありませんが、これが届いていないようなら、
こちらからmelma! [メルマ] 新たに登録されることをお勧めします。

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

インターネット今昔

インターネットにも流行り廃りがあって、私がこの活動を始めた2000年ごろはホームページ全盛期だった。猫も杓子もホームページを持って、情報発信とやらを始めた。それと相前後して流行っていたのがメールマガジンだったように思う。
私はgooの簡単ホームページというのを持っているが、これはその名の通り簡単に出来る。簡単なぶん、機能は少ない。当時は、メルマガを発行するのにホームページがないと発行できなくて、それで作っただけのものだ。だからあまり活用していない。過去号のストック場所に使っている程度だ。

ホームページというのは誰かが見に来なければ話にならない。店を開けて、来るか来ないないか分からない客を待つ心細さがある。それより、メルマガの方がいいと思ってこれを主力にした。登録さえしてもらえば、こちらから送り付けられるのも新聞に似ていて心強かった。

 Macky![マッキー]が発行サービスをやめてしまった。以前、Pubzine(パブジーン)というサイトからもメルマガを発行していたが、これも03年一杯でサービスをやめてしまった。マッキーはプロバイダーの大手ニフティーが、パブジーンはソニーがやっていた。まさか、やめてしまうとは思っていなかった。しかし、移り変わりの速いネット業界のこと、こういうこともあるのか。

大手だからーと思うのは勘違いのようでもある。大手にとってメルマガなど片手間のこと。他にもいろんな事業を展開している。儲からないものには力が入らないーと解釈すべきようだ。

「田中県政追撃コラム」で、一番発行部数の多いメルマはメルマガ専門業者だ。だから熱心だ。私がここからの登録を推奨していることもあるが、毎日増え続け今1850ある。一月ほどの間に百ぐらい増えることもある。
「まぐまぐ」からも出している。こちらも専門業者だが、草分け的存在の意識が強すぎ、いろいろ注文がうるさい。そのくせ増えない。600近くをずっとうろうろしている。
マッキーは250前後をうろうろしていた。

マッキーの代わりの[RanSta]はサイバーエージェントが運営する。ここの社長は藤田晋でタレントの奥菜恵と結婚したことで知られている。楽天やライブドアほど有名ではないが、IT業界の中堅か?いまさらなんでメルマガを始めるのか分からないが、なんかやってくれるのではないかと期待している。

最近の流行はブログだ。gooブログは今年の始め頃、利用者は20万に足りなかったが、今は25万人を超えて記念キャンペーンをやっている。毎日1000づつ増えている。
しかし、くだらないものばかりだ。2000ぐらいアクセスがあるとトップ100に入るようだが、アクセスが多いからといって面白いとは限らない。見るに耐えるものは100に満たないのではないか。一日に数人しかアクセスがないものも沢山あるようだ。
最近、強調したい部分の文字を大きくしたり、色を簡単に付けられるようになった。多様な表現が出来るようになっていい。

ブログは機能が単機能化されている。何種類ものブログサイトがあるがそれぞれに特長がある。ひとつのブログでは表現活動がしにくい部分があるので、私はいくつかのブログを併用している。

メルマガとブログでは運営人の立場としてはブログの方がはるかに楽だ。メルマガは一度出してしまうと直しが利かない。それがプレッシャーになり、配信クリックを押すまでに何度も見直す。書くより見直しの方が大変で、何時間もかかることがある。それでも見落としは数多い。一度として満足いったものはない。

メルマガ発行をやめてブログだけにしようかとも思うが、読者の立場になれば、いちいち見に行かなくても届けられる方が見逃しがなくていいと思うとそれもできない。
しばらくは、メルマガとブログの二刀流でいきたい。

ブログはそのつどの情報、メルマガはそれをまとめたもの、プラス”特ダネ”といったことになる。ずぼらな人はメルマガを読むだけで用が足りように心がけている。議会中など情報が頻発するときはブログを多用することになる。


なお、私は間違いはそのつど書き直していく。ネット界には間違いを直してはいけないかのような悪弊があるようだが、間違いを直すのになんの憚があろうか。この悪弊はネット利用者は匿名であるが故に不誠実という前提に立ってのものだろう。
私は普通一般の善良なる管理者としての誠実に立って活動している。民法でいう善管義務を援用して考えてもらうといい。間違った情報を載せておく方が問題は大きい。へたをすると善管義務違反になる。まず不信感ありきの方は我が読者にあらず。
私はネットを情報発信に利用しているだけで、ネットの虜になるつもりはない。ネットを健全化するのも私のもうひとつの目的だ。


田中知事、ラジオで”大うその墓穴発言”元幹部のことを知らなかったーと

2005年07月06日 | 長  野  県  政

ミエミエの大うそドジ発言!心証真っ黒け

田中知事が隔週月曜日に準レギュラーで出演しているTBSのラジオ番組「アクセス」の7月4日放送分で百条委員会のことについて喋っているのだが、この中でとんでもない大うそのドジ発言をしている。
その音声が作家の大石英司氏のホームページに載っている。このページの一番上にある。「音声ファイル」をクリック。
http://www.ne.jp/asahi/eiji/home/main/bookmarks.htm

ここをクリックすると田中康夫がラジオでしたウソ発言が聞ける。

下に会話を文書化したものもある。問題部分は青字で表記

ここで、問題となっている下水道業者の田中知事後援会元幹部について奇妙なことを話している。

田中知事はこの元幹部が「自民党の県会議員の後援会員だった」ことを初めて公の場で認め、しかもそれをいままで知らなかったーと言っているのだ。
これはあまりに奇異なことだ。元幹部が「自民党の県会議員の後援会員だった」ことは関係者の間ではよく知られたことで、私もメルマガで何度か書いている。この県会議員とは石田治一郎議員のこと。


▼ 県庁内をかっ歩していた知事の”私設秘書” 05年01月28日号 
http://blog.melma.com/00060168/20050128  最下段
一般新聞でも書かれているはずのことではないのか。いまさら田中知事が知らないと言い出すのも奇妙過ぎる。

なぜ、こんなことを言い出したのかーと考えればトカゲの尻尾切り?になるのか?よく分からないが、これは却って逆効果でしかない。
こんなミエミエのことを言い出すのは心証を悪くするばかりでなく、致命的な墓穴を掘ることになる。田中知事のいつもの手で、全国放送のラジオであることを考えて、事情を知らない人を騙そうーというのだろうがあまりうまい手とはいえない。康夫ちゃん、自分でも気づかないうちに大ドジをかましたようだ。

知らない人は騙せても、事情を知っている議会、県職員、マスコミ関係者、それに忘れてならないのは、田中知事の支持者たちだ。彼らにはこれで田中知事の心証は真っ黒となった。自ら化けの皮をひんむいて、大うそつきの正体を暴露したようなものだ。プラスマイナスで考えればマイナスの方がはるかに大きい。付け加えれば、関係者の中には警察・検察も入る。
なぜこんな愚かなことをしたのか分からないが百条委のプレッシャーがそうさせたのは間違いない。世間は買いかぶっているが、田中康夫は意外に間抜けなのだ。

おもしろいのは冒頭部分で、聞き手の長峰由紀アナが「時間がなくなってきたんですが、どうしても喋りたい?」
と訊いているのに「どうぞ。フフッ・・・ 」と田中知事が応じていることだ。
おそらく事前に最後の方でいいからこの件について喋らせてくれーといったやり取りがあったに違いない。それを踏まえて長峰アナが訊いたのを、田中知事が裏事情を隠そうとして「どうぞ。フフッ・・・ 」と応じている。この後も「はあはあ・・・」などと気のないそぶりを見せながら喋るあたりは役者だなぁーというしかない。

公文書公開のあたりの話はあまりに説得力がなく、「公開しちゃえばいいのにー」といった長峰アナの突っ込みが入らないうちに、ガラス張り知事室に話題を転換するあたりは小狡さ満開だ。

他にも問題点は満載だが、後は百条委に任せよう。田中知事にはなるべく多く喋る機会を与えた方がいいようだ。喋れば喋るほどボロが出てくるタイプだ。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
   7月4日放送 TBS アクセス 文書採録   午後10時38分頃
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【長峰アナ】 で、もう一つ、ちょっとね時間もね、
【田中康夫】 時間も押してきた・・・
【長峰アナ】 無くなってきたんですけど、どうしても喋りたい?
【田中康夫】 どうぞ。フフッ・・・
【長峰アナ】 もう一つ地方議会のニュースといいますと、
【田中康夫】 はあはあ・・・
【長峰アナ】 長野の県議会が百条委員会を設置するというニュースがあったんで
             すけども、これをちょっと手短に。
【田中康夫】 ん、なんかね百条委員会。東京都も作ったからあ、作りたいってい
             うのかな。まあそのなんかですね、1個はですね、長野県のそのあ
             たしの「しなやかな信州を育む会」って、まあ私と一緒に長野県変
             えていこうって、年額3千円払ってくれるですね県民の会があって、
             でぇそのお、例えば職員とですね、人事の異動のですね、調整をす
             ると。中でできないと、いうことで、ホテルの部屋を借りて人事の
             作業をやってったと。でぇ、これを私しゃなるべくとやかくもう倒
             産寸前でしたからあ、私の前に。だからなるべく県の税金は使わな
             いというのが私の発想ですからあ、それで私の一つの政治活動を支
             援するということで、この「しなやか会」がですね、まあそのおホ
             テル代を払ったわけですよ、3万円とかね、5万円とか。これがお
             かしいと。
【長峰アナ】ふ~ん。
【田中康夫】いうのが一つとね、なんでそう、だあら人事にね、会が払っていた
             から人事に介入したんじゃないかと。
【長峰アナ】 あ~、そう。
【田中康夫】 あ、それから私のですね元後援会の事務局長ってのがやってた人が
             いて、フフ、この人が私知らなかったんだけど、この人一所懸命
             やっててくれてたんだけども、なんと自民党員で、いまだに長野県
             の私の不信任を出したのをですね、あんのう首謀者であったある自
             民党の県会議員の後援会員だったんだけど、あーたしゃ知らなかっ
             たんだ。
              ま、一所懸命やってくれてたんだけど、この人が下水道会社を経営
             してて、ま、下水道の事業が東京の会社ばっかり持って行っちゃうと。
             そりゃまあ下水道の維持管理とかはね、県内でちゃんとやってる会社
             があればそういう所があ、入札に参加できるようにした方がいいよね
             って、土木部といってって、でその入札の件に関して、どうも不透明
             なんじゃないかと。
【長峰アナ】 あらあ。
【田中康夫】 しかもそれに関して、その職員がいやその会議録の中の部分がです
             ね、これは公文書じゃないといって公開しなかったところが、公文書
             のはずだと、おっしゃってるの。
             だから、そのガラス張りの知事室はですね、もう今やですね、磨きな
              おさねばならないくらなガラスの曇りがある、って言てんでぇ。
【長峰アナ】ふ~ん。
【田中康夫】そうか昔は、黒光りするような重い鉄の扉だったから、んもう黒光
            りしてからもう磨かなくてもよかったんだ、と思ったンすけどね。
            ま、それで百条委員会を作ると。百条委員会、300万円、これビック
            リしたんで、百条委員会出てくる度に交通費が出んだって、議会の人に。
【長峰アナ】 あらあ、お金かかりますねぇ、じゃあねぇ。
【田中康夫】 ん。でもこれは長野県のためにはぜひとも必要なことだって、おっ
             しゃてます。
【長峰アナ】 じゃあ、いずれそれはお出になって・・・
【田中康夫】 だから私は今日コメントはって、マスメディアの皆様に言われたの
             で、おそらくは別のですね、百条委員会を県民が、一般県民が作って
             県議会の数々の行状をですね、徹底解明したいという思いに駆られる
             方もいらっしゃるんじゃないでしょうか、という風に申し上げたんです
             けどね。
             前にね、オリンピックの帳簿の問題?あるいは、その例えばあるですね
             議員が役員をやってる土木建設会社が入札で不透明だったんじゃないか
             という時に少数会派の人がですね、百条委員会作ろうつて言ったらしん
             ですよ、私の就任前に。というのは、百条委員会作る必要はなーい、と。
【長峰アナ】 ということになって、でも今回は・・・
【田中康夫】 昔はね。でもやっぱり、今は非常に長野県議会はやはりねっ、もう
             きちんとしないといけないと、いうことで。
             でもうなあ、田中康夫の、田中康夫のこんな不透明なことはおかしいと。
【長峰アナ】 で、いつやるんですか?
【田中康夫】 7月からずっと、なんか・・・んー年内一杯くらいやって、来年の
             2月の議会ぐらいに出して、それで来年の8月が選挙ですからね、
             県知事選挙ですから。
【長峰アナ】 へ~、もう。
【田中康夫】 それぇまでに、やっぱり解明したいらしいです。もう今日の提案説
              明では、小林実さんっていう自由民主党の元議長だった方はですね、
              これによって百条委員会によって知事の潔白が証明されることをー
              おわあ、できれば百条委員会を作る価値があるっておっしゃてたか
               ら・・・
【長峰アナ】 ふ~ん。
【田中康夫】 私の潔白を証明するために300万円かけて作ってくれるそうなの
               で、そりゃありがたいことだなあ、と思ってますです。
【長峰アナ】 ハイ、よろしいでしょうか?
【田中康夫】 はあい、いいですよお。

__________________________________

 Macky![マッキー]でメルマガ「田中県政追撃コラム」を登録していた方へのお知らせ。
7月から RanSta に移行することになっていましたが、うまく発行されていないようです。移行にともなう混乱が今後も予想されます。
こちらからmelma! [メルマ] 新たに登録されることをお勧めします。

 


田中知事、本会議答弁でブログ引用、報道被害について語る

2005年07月05日 | 長  野  県  政

これは本日2本目の記事です。下の記事とも関連があります。下の記事もお読みください。

------------------------------------

田中知事がブログについて長野県議会本会議の場で触れている。ブログというのは簡易型ホームページと訳されている。最近、インターネット上で大流行で、利用者はうなぎ登りだ。私も利用しているー、って分かってますよね。

触れたのは、団藤保晴さんという朝日新聞大阪本社の記者らしいひとがやっている「ブログ時評」
T記者名暴露:新時代象徴なら貧しすぎる [ブログ時評23]
http://dando.exblog.jp/2781311/  2005-05-22

北山早苗議員の「報道被害110番」を設けるつもりはないかーとの質問への答弁だった。
田中知事は同ブログにあった下記の部分を読み上げた。
「地方支局で駆け出し記者を始めたとき「たいていの取材対象者は人生でその一度きりしか新聞に出ない。あんたがどう書くかで、その人の人生が変わる」と言われたことがある。」

続きは、こちらでお読みください。  http://blog.livedoor.jp/tuigeki/

   


言葉のTPOを知らない馬鹿作家

2005年07月05日 | 長  野  県  政

「オストラシズム」という言葉をご存知だろうか?
聞き慣れない言葉なので辞書で引いてみたらこう書いてあった。

オストラシズム【ostracism】 大辞泉
紀元前五世紀、古代ギリシアで行われた僭主(せんしゆ)出現防止のための市民投票。僭主の可能性のある者の名を陶片(オストラコン)に書いて投票したためこの名がある。票が一定数に達すると、指名された者は一〇年間追放された。陶片追放。オストラキスモス。

まだ不分明な言葉があるのでさらに辞書を引いた。

せんしゅ 【僭主】
1 帝王の名を僭称する者。 大辞林
2 〔(ギリシヤ) tyrannos〕古代ギリシャの諸ポリスにみられた非合法的手段で支配者となった者。多く貴族出身で平民の不満を利用し、その支持を得て政権を掌握。
 
これは7月4日午前の本会議の、北山早苗議員の質問に対する田中知事の答弁の中で出てきた言葉だ。北山議員はいまや数少なくなった田中知事シンパ議員だ。新しい読者のために付け加えておくと、県議選に出るにあたって、それまで払っていなかった自治会費を慌てて払った人である。出馬会見のとき私が名刺を差し出すと「いいです」といってバックしていった人でもある。
この件の過去号
http://www.melma.com/mag/68/m00060168/a00000045.html

議会質問映像はここにある。1:40あたりから見るといい。
7月4日(月)  一般質問・質疑等  北山 早苗議員(あお空)
http://www.pref.nagano.jp/gikai/tyousa/movie/library.htm

辞書だけでは分からないが、どうもこれは「悪い政治家を追放する仕組み」でもあるらしい。となると、かなり意味深い言葉だ。それを言っているのが田中知事であることを考えるとブラックユーモアでもある。

北山議員が「公約にしていた住民投票条例を見送ったのはなぜか?」と質問したものに田中知事が答えている。
田中知事は、イエスキリストやガリレオまで例に出し、これにリンチを加えた大衆は誤ったーと長々と説き、この条例を具体化するつもりがないと答えた。


一橋大学時代に当時の金で数百万円、いまに直すと一千万円近いカネを横領まがいのことをして着服。それがバレ留年ーといった過去をひた隠しにして長野県知事の座に就いたのは、辞書がいう「非合法的手段で支配者となった者」ではないのか?
改革を標榜しながら数々の疑惑を招いているのは「平民の不満を利用し、その支持を得て政権を掌握」とダブって見える。

北山議員は住民投票条例を作るように繰り返し求めたが、うっかり応じると「僭主(せんしゆ)出現防止のための市民投票」となるのを恐れたためーかどうかは分からないが拒否している。
なにしろ大衆は馬鹿なので過つからー。田中知事は倣岸にも、己をキリストやガリレオになぞらえているようにも見える。
この後に採決される予定の百条委設置議案のことが田中知事の意識下にあったどうかは分からない。これで告発されたらまさしく「陶片追放」の身だ。そうなった時のことを考えて予防線を張ったつもりーなのか?

北山議員がなぜこんな質問をしたのか疑問を持つ人がいるかもしれないが、深く考えない方がいい。ただ、そういう人なのだーと捉えた方がいい。本当のことを書きたいがそれはできない。訴えられる恐れがあるからだ。自由闊達な議論というのは難しい。


ところで、この言葉の意味を知っている読者がどれだけいただろう?ほとんどいないと思う。私はもちろん知らなかった。念のため知り合いの元大学教授にも聞いてみたがやはり知らなかった。知らなくていいのだ。こんな難しい言葉を、ひょいっとこんなところで使う奴のほうがおかしい。
言葉のTPOを田中康夫は知らない。言葉とは自分の考えをなるべく多くの人にわかり易く伝えるための道具だ。政治家ならなおのこと分かりやすい言葉を使うべきだ。一部の人にしか分からない言葉を議会の答弁の中で使うなんて馬鹿の証拠でしかない。

知っていても使わないのが賢いことだが、田中康夫はそれが出来ない。知っている難しい言葉を総動員する。家中にあるアクセサリー全部を体中にくっつけたら野暮というものだ。そのおかしさが分からない。数ある中からひとつだけ選んでそっと着けるのがオシャレであり粋なのだ。
田中康夫は難しい言葉をたくさん知っていて、使うことが作家としての価値を高めるように思っているようだがそうではない。それは単なる見栄でしかない。
この勘違いは「脱ダム宣言」に代表される田中知事が出した各種宣言文にも現れている。あれらの文章には聞いたことがない言葉がたくさん出てくる。ルビまで振ってある。だったら最初から使わないのが賢いやり方だ。
難しい言葉を使ってこけおどしをしようという浅はかな魂胆だ。こんな言葉に感心するのはおろかなことだ。知ったかぶりをしないで、知らないものは知りませんーというのが真の知性ではないのか。

悪文の見本の「脱ダム宣言」
http://www.pref.nagano.jp/keiei/seisakut/model/dam.htm

補足しておくと、この宣言が出された当時、日経と読売だったかの地方面の、支局長あたりが書くコラムで遠慮がちに批判、(いや、批評か?)していた。新聞記者の目から見ればどうみてもおかしな宣言文だったが、批判に腰が入っていなかった。当時の田中人気に呑み込まれたのだろう。だらしがない、そんなことでどうする!と言いたいところだが、私も「はてな?」とは思ったが、当時は田中康夫のインチキ性に気づかず、あの田中さんのことだからーと基準がずれた。時流に流されないようにするのは難しい。批判的に書いただけマシと言わなければならない。いまになって思えばーということだが、あの宣言文はおかしい。田中康夫の本質が表れていたものである。


【速報】百条委、正式設置決まる!

2005年07月04日 | 長  野  県  政

百条委、正式設置決まる!

【速報】

きょう行われた長野県議会本会議で、田中知事の後援会元幹部が県の事業に関係した問題などを調査する百条委員会の設置が先ほど正式に決まった。

── どこより速い追撃情報 ──

17:45

● 松葉前出納長が傍聴にー。

ところでこの日、傍聴席に松葉謙三前出納長の姿があった。
松葉氏は5月31日付けで退職し、6月17日には『偽オンブズマン』発言で、柳田清二議員を名誉毀損だと訴えていた。詳細は06月26日付けブログで。そういえばあの訴えはどうなったのだろう。

何をしに来ていたかは不明。いま話題の人物だけに傍聴席でも気づいたひとが何人かいた。
オンブズマンでもやりに来ていたのではーとある議員。議員のアラを探して、次なる訴えのネタ探しに来ていたのさーという声もある。


田中知事、議会中に一橋大学同窓会 講演45分間オーバーの大顰蹙

2005年07月01日 | 長  野  県  政

田中知事、またまた議会中に県外へ
   一橋大学同窓会に出席 講演45分間オーバーし、顰蹙
   とめられると、「私はかまわない」「官僚的な対応だ」
   県会議員は「あんなのいらないよね」と参加者に

☆ 百条委、議会側に秘策あり!
─────────────────────────────────
 田中知事、またまた議会中に県外へ

当メルマガ 2004年08月31日号で
<議会そっちのけで女子大生パーティーに出席した田中知事> 
http://blog.goo.ne.jp/tuigeki/e/87eb09ab87587e13e13f0763d300f9d2
と報じたが、またまた、田中知事が議会開会中に県外に行っていたことが分かっ
た。

2月議会初日の2月16日夜、田中知事は東京で行われた一橋大学の同窓会
「平成卒業生の集い」に行っていた。
ここに、その時の模様が写真つきで載っている。
平成17年(2005年)2月16日水曜日 19:00~
講師:田中康夫氏(昭和56法)
http://jfnsites.mercury.ne.jp/class/heisei/Heisei17-Feb/index.html

女子大生パーティーに行った時にも書いたが、知事が議会中に”公務”で県外に
出るときは議長に許可を求め、議会運営委員会の了承を得ることになっている。

プライベートで県外に出るときのことについては定めがない。常識的に考えて、
議会開会中に議会を召集する知事がプライベートで県外に出ることなど想定外だ
からである。田中知事はこの想定外のことをやっていることになる。

普通は”公務”「ですら」議長の許可が要るのだから”プライベート”では県外
に出るべきでないーと考えるものだが、田中知事は違う。”プライベート”なの
だから許可を得る必要はないーと考えるのだ。

こういうのを普通は《常識がない》というのだが、田中知事語だと、
《お役所的》ということにでもなるのだろうか。

その同窓会での田中知事の様子だが、県民にはけして見せることのない素顔をさ
らけ出して顰蹙ものだったらしい。

一時間の持ち時間で講演をするところを予定を大幅にオーバーし、一時間45分
も喋ったという。
運営係が「そろそろ時間なのですが」と再三言っても、「私は別にかまわない」
と意に介さず
「会場の都合もあるのでー」とやめるよう促すと
「ずいぶんと官僚的な対応だねぇ」
など言い返していたという。
そのためその後に予定されていた懇親会の時間が半分になり、これを楽しみにし
ていた参加者から「別に田中知事の話を聞きたくて行ったわけではないのにー」
と不満が出た。

懇親会の席でも4人がけのテーブルで、同席者を無視して一人でパソコンを取り
出し、ネットのニュースなどを見ていたという。
おかげで他のテーブルは盛り上がっているのに、その席だけは気まずい雰囲気に
包まれ、会話もできない状態だったという。

ある人が
「県会議員についてどう思っていますか?」と丁寧に質問したところ
「あんなのいらないよね」
とひと言回答が返ってきただけ。
その後はまた周囲を完全に無視してパソコンの画面に戻っていったそうだ。

この態度に参加者もあきれていた。
「ものすごく利己主義というか、人の話を聞かない身勝手な人という印象を受け
ました。
田中知事は、自分が既得権益を破壊しているからいろんな人から恨まれたり悪く
言われるーと言うが、悪く言われるのは彼自身の性格的な問題が多分にあるので
はないかと思う。
慢心ここに極まる、と言う感じです。勘違いもはなはだしく、彼が権力の座に座
っている事は、県民でなくても到底我慢できないことです。同じ空気を吸ってる
だけでも吐き気がします」


前回、田中知事が女子大生パーティーに行ったとき、議会もマスコミもほとんど
批判をしなかった。批判どころか取り上げることすらしなかった。議会やマスコ
ミにしてみれば大人気ないので取り上げなかったーということなのだろうが、こ
れは田中知事に誤ったメッセージを伝えたことになるのではなかろうか。

田中知事に対して大人の態度で接することは、誤ったメッセージを送ることにな
る。北朝鮮に対して譲歩すると、付け上がらせるのと同じだ。

田中知事は「やってもいいんだ」と受け取ったに違いない。だからまたこのよう
なことをやっているのだ。いや、まだ分からないところで、もっといろいろ行っ
ているかもしれない。

そのうち、議会に穴を空けたらどうするのか。議会やマスコミは田中知事を非難
できるのか?
田中知事のことだから、だってぇ~、皆さんは僕が議会中に県外に出ているのを
黙認なさっていたわけでしょぅ、そんときは黙っていたくせに、たまたま穴を空
けたときだけ非難するのはいかがなるアウフヘーベンによるものなのか・・・ウ
ンタラカンタラーと訳の分からない言い訳をするに違いない。

そんな変な言い訳を防止するためにも、今度は議会できちんと問題を指摘し、田
中知事に他に余罪がないかも確認すべきではないか。
再犯防止のために、
田中知事に「議会中はむやみに県外に出ないよう求める決議」なんてのもしてお
くべきだ。

いま、風は田中知事に逆風だ。百条委設置の追い風に乗って、田中知事を追撃す
る絶好のチャンスだ。

☆ 百条委、議会側に秘策あり!
その百条委だが、議会側はいい作戦を思いついたようだ。つい先ほど入手したば
かりの情報だが、これをやられると田中知事サイドとしては非常に痛い。どんな
作戦かはそう遅くない時期に分かると思うが、
今は取り合えず ヒ・ミ・ツ だ。(笑)

*******************************************************************

気を持たせるつもりはなかったのですが、思ったより記事を出すのが遅くなりました。
私は、実際に取材して書いています。取材は相手があることですので、こちらが思ったとおりにいかないことがしばしばあります。
田中知事はどんなマスコミよりこの「田中県政追撃コラム」が気になるようです。側近らに出しているメーリングリストで私のことをしばしば書いているそうです。田中知事は私が気になって仕方がないようです。そういったことを考慮に入れて行動しています。

私は04年6月3日号で「ロビイスト宣言」をしています。
http://blog.melma.com/00060168/20040603
来年夏の知事選を視野に入れて、これからはガチンコです。田中知事自体はお笑いのネタでしかありませんが、知事という権力の座についているだけに厄介です。
記事の表層でなく、裏もよーく読んでいただきたいものです。
百条委は田中知事だけでなく、田中知事に阿諛追従していた側近職員を恐怖に落とし込んでいるようです。今議会の松林憲治・経営戦略局長の有り様を見ているとそれがよく分かります。

ガチンコ勝負どこへ… 「職員の深夜勤増加」で応酬 信濃毎日 6月29日(水)
http://www.shinmai.co.jp/news/20050629/mm050629sha3022.htm

この記事に書かれていることは松林局長の狼狽振りを示すものです。もともと小心な彼は百条委でどういうことになるか怖くて仕方がないのです。まだ百条委はできたわけでもないのにこれです。これだけでも百条委の価値はあります。実際に調査活動が始まれば、さらに追い詰められた心理から自滅行為に走るものと思われます。なにしろ後ろ暗いことをしているわけですから。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「田中県政追撃コラム」を Macky! で購読している方へのお知らせ。
すでに、 Macky! 購読者にはお知らせしてあるように、
Macky! は6月一杯で発行を停止し、その代わり、RanSta というところが発行業
務を引き継ぎます。読者の皆様は何もする必要がないということですが、幾日も
「田中県政追撃コラム」が届かないなど、不測の事態が起きたときにはこのこと
を思い出してください。

なお、Macky! の7月1日号は配信されなかったようです。多分、7月5日過ぎに
 RanSta から配信されるのではないでしょうか。ここに掲載してあるのが
7月1日号ですので、ここでご覧ください。