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田中康夫代表の、寒~~い、長野での初遊説 最前列に抜擢教育長

2007年06月06日 | 長  野  県  政

  集まったのは、コア支持者とマスコミだけ

夏の参議院選挙への出馬を4日表明した田中康夫・新党日本代表が、5日長野県内4ヵ所を遊説してまわった。午前中に軽井沢駅前をスタートし、その後上田駅前、長野駅前、松本駅前と一日でまわった。出馬表明しているコメンテーターの有田芳生氏や、出馬要請中のタレント河内家菊水丸は同行していなかった。

  ─割り込み情報─ 
ここを見ると、河内家菊水丸さんの出馬はなさそう。
田中康夫が勝手に言っているだけのよう。
http://andoh.iza.ne.jp/blog/entry/188570/
幸いにも、夕方までに携帯電話で取材することができ、
「びっくりしているだけ」「直接、言われた話ではないですから…」
「いまは『盆踊りツアー出陣式』(24日、大阪・そごう劇場)で
頭の中がいっぱい」

田中さんに気を遣ったのか、完全に否定はしませんでした。
それでも、否定的な雰囲気は伝わってきたので、ひと安心。

参院選田中康夫長野駅前JR長野駅前には予定通り午後2時ちょうどに、紅白のペインティングを施した新党日本の派手なワンボックスカーに乗って田中康夫は現れた。
聴衆はご覧のとおりパラパラとしかいない。これでも事前に支持者にはメールや電話連絡がまわって精一杯の動員をしたようだ。こんな派手な車が駅前の人通りの多いところに停まっているのに、そばに行こうという人はいない。田中康夫のまわりに集まっているのは元から田中ファンのコアな人たちだ。

多目に見ても50人、そのうちマスコミ関係者が20人ぐらいいるのか。一般有権者向けというより、マスコミ取材向けのイベントという感じ。上演時間も20分間ぐらいの短いもの。

参院選田中康夫長野駅前2近くに寄った写真が二枚目のもの。田中康夫の目の前でじっと演説を聴いている人物は、何を隠そう長野県前教育長の丸山氏だ。背が高く黒いカバンを両手で前にさげている。その向かって右で、顔をしかめ腕組みしている人物は田中康夫の応援団長として知られている平安堂書店会長の平野稔氏。

平安堂書店本店はこの写真左手40メートルほどのところにある。ふたりは多分そこから歩いてきたのではないか。元教育長殿は今は平安堂の顧問かなんかに収まっている。会長と顧問が連れ立って故郷にあいさつ回りに来た前知事を出迎えた格好だ。
肩書きを使った立派な天下りだが、これはいいのか?平野氏は高校事務長であってもこの人物を顧問に据えただろうか。

職を辞したとはいえ、ついこの間まで教育長だった人物が前知事の選挙演説の場にこうもあからさまに姿を現すのも改革の成果なのだろうか。
田中康夫は演説で「私が長野県で行った様々な改革の輝きを全国に広げたい」と言っていたが全国の教育長がこんな風に政治、いや選挙に首を突っ込んだらどうなるのだろう。
高校の事務長が教育長になれたのは、田中知事の依怙贔屓(えこひいき)のせいではない、といっても誰が信じるだろう。ご恩忘れまじ─と当の本人がこの場にいるのが何よりの証拠ではないだろうか。

「改革の輝きを」と言っているところに感心する。「リタイヤ・高齢・官僚」の三悪条件がそろった村井仁氏相手に大差で負けたくせによく言うわ。改革でもなかったし、ぜんぜん輝いてもいなかった。こういうところがペテン。

全国区で立候補しているのに、景気づけに長野県に来たんだろうが、思いのほか寒~~い、状態にこっちのほうが引いてしまった。頼みの綱の長野県がこの有様では見通しは暗い。

平安堂会長の平野氏は40万票を─と皮算用していたようだが、これは単なる願望。なんら根拠があるわけではない。去年夏の知事選で53万票獲得したことから当てずっぽうで言っただけ。もともと選挙のことなど、いや政治のこともなにも分かっていない人なのだ。

丸山氏についてはこの記事の最下段をご覧ください。
2006年01月21日
県教委、無反省 いじめ自殺に問題なしーのメッセージ
http://blog.livedoor.jp/tuigeki/archives/50515577.html



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