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Days with cannondale   デイルな日々

JIM's memo    We are Team The Lewis    肉体性を追求せよ

SDA in 王滝 42km 2012.5.27

2012-06-02 00:27:34 | Race Report
 
 

 お疲れ様です。先日の日曜日の『SELF DISCOVERY ADVENTURE in 王滝 CROSS MOUNTAIN BIKE 42km』を一気にレポります。

 積み重ねるDNFをなんとか回避するために軽量Newマシンで挑んだMaxGAYAが、過去Maxに不甲斐ない内容で終えたのは昨年9月の王滝。そんなMaxが5月の王滝に出場すると決め、『そんじゃつきあうか』ということでTTLメンバ4名で挑むことになった今回の王滝42km。あっという間に半年以上が過ぎ去り、準備はどうなんだ?メックス???そのポンポコおなかは何なんだ? もし42kmもDNFするようなことがあったら自分のバイクのコンポを全てNewXTRにしなければならないというペナルティを引っさげて、メックス42kmのスタートのホーンは快晴の王滝に鳴り響く!!

 前日、久しぶりにキャリヤをVOLVOに装着すること汗だく1時間半、朝一の仕事を終えたBEATが我が家に到着した。水戸出発は11時30分。用があったのでバイク屋に寄りおっちゃんから頑張ってとジュースを頂き、北関東、東北、北関東、関越、上信越、下道、再び中央と高速をつなぎ、会場到着は受付終了17時の20分前だった。既にメックスとSHINは到着している。選手たちが賑わう中、受付、補給食の買出しを済ませ、オープニングイベントの途中で今回お世話になる宿『大叉山荘』へ向かった。1泊朝食オニギリ付き、翌日の入浴可で4800円/人。広々とした駐車場で明るいうちにバイクセッティングを済ませ、Maxカーへ4台のMTBを収納し、チェキン。和室の部屋は十分すぎるほど広く快適だ。風呂に入りレースやパーツの話を酒の肴にガヤガヤしながら床に就いたのは22時すぎ。

 5時に起床。前日の予報では早朝外気温は2℃。肌寒いが天気良好。TTLジャージに着替え、ホットのスポーツバルムを塗り、おにぎりを食い、携帯品を準備し、バイクセッティング。出発したのは6時ジャスト。42kmはSHINと俺は初参加だ。スタート地点はいつもの会場スタート地点から10km以上離れた場所になるので急ぐ。途中からずっと登っていたので、『Maxはスタート時間に間に合わないんじゃないか』と、長蛇の列に並びながら心配していた所(正確に言うと面白がっていた所)に颯爽Max登場、スタート10分前。我々はほぼ最後尾に並ぶ。タイヤのエアーが入れすぎていたので、感覚で前後とも抜く。落ち着く暇もなくホーンがなり、4人で交わす声もなくスタートゲートをくぐる。さあ始まった。

 早くも渋滞、皆『?』となり進んで行くと左側に数人のかたまり。脚から流血している選手をみた。落車だった。舗装路の勾配が少しずつ上がってくる。後を振り返らなかったが、SHINは見える位置にいたらしい。最後尾だったので抜かされる選手はいない。どんどん抜かしてゆく。約8km地点で、舗装路が終わった。さらにクライム。抜かすバイクを1台1台checkする。1人ゲイリーFの29erに抜かされた。最後まで彼を抜き返すことはなかった。特に調子が悪い事もなく進む。「This Is 王滝!wow!」的な景色が見え始め一気にテンションがあがる。『キターーーーッッ』 路面は基本ドライで快適だ。手足が長くてかなりキマっているBMCチームのジンガイ選手に抜かされる。スタートしてすぐパンクか何かでタイヤに空気を入れていた選手だ。12kmを過ぎた地点で下りが始まった。コーナリングが下手すぎる。タイヤの空気圧が高いのか下手なのか、何度もこけそうになる。慎重に進みながらも徐々にペースを上げてゆく。どんどん抜かす。BMC選手が見えた。下りが苦手らしい。おっそい。数人まとめてパスする。テンションが上がり早くも泣きたくなる。登り返しは20km過ぎ。頭の中ではストーンズが流れ、キースが俺の穴を叩く。BMCにガツンと抜き返される。

 今回は初めてステムに標高マップをつけたので、先のコースイメージがついた。あっという間にCPに到着&スルー。補給も定期的に摂りながら突き進む。前回の落車の感覚が心に残っていて、その感覚と自分のテクニック(下手っぷり)との格闘でギリギリの所で攻めまくる。途中ストレートの舗装路から砂利への下りは60km/h以上出ていた。でもコーナリングがもどかしかった。

 なかなか最後の下りが現れず標高マップを何度も見たが、それでも着々とゴールは近づいているので物足りなさを感じている自分もいた。苦しいが楽な感覚があり『秋も42kmでいいんジャネ?これからずっと42kmでいいんジャネ?』とか正直思ったりもした。だが楽な分感動は薄い。苦しくないレースに感動はないのだ。100kmは42kmと全く違うレースだということが今回しみじみ分かった。

 ゴールしてSUUNTOを押すと3時間8分。今回は最高のコンディションだった。選手たちが笑顔でゴールインしている。王滝マジックか正真正銘か女子選手たちもキラキラかわいい。バイクを空いている場所に置き、ゴール前で携帯を構えるとすぐにSHINがゴールした。「うおお!」っとテンションがあがるも、ゴールゲートをくぐった瞬間の顔が全く無表情だった。直ぐに声をかけるとリアサスが早々に故障したとのこと。なんてこった。にしては速い!いや俺が遅い?2人で後の2人を待つ。しばらくするとなんと100kmのトップがゴールした。スポンサーのメカニックが雄たけびをあげ喜ぶ。最近ブログをcheckしていたプロのTOPEAK-ERGONチームの池田選手だった。アメリカでの連戦から帰国直後、正に神的な記録だった。その後、2人でゴール前に陣取り、ダラーーっと待っていると、BEATがゴーーール!しかし納得がいっていない表情。彼の初王滝の超悪天コンディション42kmとのタイム差がそれほどでもなかったらしい。

 Maxを3人で待った。5時間以内にゴールしないとDNF、そしてペナルティでワクワクだったが、BEATのタイムからすると4時間45分くらいが予測だった。しかしなかなか現れない。今はどこあたりだろうか、CPは越えたのか、歩いているのか、次々と選手がゴールインしてくる中、3人はMaxの姿を何度も妄想した。100kmの選手もぱらぱらと見え出した。「おいおいおいおい!!」 何度言っただろう。『これはまたリタイアか?』と諦めかけていたその時、メッーーークス!ゴーーーール!42kmを制限時間内にく無事ゴールした。リタイアしない感覚を味わえた事は、今後プラスに働くだろうか。

 次回は9月の王滝100km。俺とSHINは7時間切り、MaxとBEATは制限時間10時間以内の完走が目標だ。恐ろしいペナルティがそれぞれ待っているので4ヶ月間トレーニングを怠らず進みたい。TTL我らにゴールはない。

 


ごった返すスタート地点

 
序盤の舗装路  ゴール地点で

 
ゴールゲート  初の2XUコンプレッションなかなか調子良かった

 
ぬぼーっとGoal  不完全燃焼のSHINya

 
そしてBAET  Maxの安堵

 
ぺしゃんこのリアサス  大叉山荘


さあ次は4ヶ月後

SDA王滝 無事完走

2012-05-31 03:00:31 | Race Report
 

 先日の日曜日、42kmでしたが全員無事完走しました。初の5月そして42km。なんとなく物足りなくも思え、でもしっかり追い込めました。詳細は近々。







 

 





八丈島トレーニング 2nd Day & Final

2012-05-27 23:40:14 | CAAD10('12)
八丈島に感謝します。また来ます。
2012/5/19 total120km
07:00 → Breakfast 町のパン屋? → アロエ園から八丈富士クライム → 中腹周回道路 4周 → アロエ園へ下山 → 南原千畳岩海岸下り
→ Lunch PIZZA PARADISO → 大越鼻通過 → アズ―ロ Max終了 → 登龍峠(SHIN終了&戻り) → 中之郷通過 → 南原通過 → 大越鼻通過
→ 16:30 goalアズ―ロ
 
2日目スタート  快適すぎる

 
朝はパンを  快適すぎる



八丈小島を眺めながら


アロエだらけ そしてここから八丈富士へクライムスタート

 

 


男!

 
八丈富士の周回道路は風が強いのでトレインマスト 快適すぎる







 
昼はPIZZA

 
SHINyaとMaxが去った後、夜はホテルで  翌日は強風のため朝一の予約便が欠航し島めぐり


有難うございました!!また走らさせて下さい!

八丈島トレーニング 1st Day

2012-05-25 00:55:48 | CAAD10('12)
2012/5/19 total105km
10:00 startアズ―ロ → 登龍峠 → 中之郷通過 → 樫立から三原山 → 山頂 → 三根へ下山 → Lunch 心月→ 大坂トンネル通過
→ 中之郷やすらぎの湯 → 大坂トンネル通過 → 南原千畳岩海岸下り → 八丈高校前通過 → 大越鼻通過 → 19:30 goalアズ―ロ


いまいちスマートでないおっさん チェックイン前だがホテルの一画をお借りする

 
三原山で早くもぶっ倒れ&笑顔

 
お昼は絶品チキンカレー『心月

 
南原千畳岩海岸は八丈富士が近い そして再び外周道路へ


トレイン

南原海岸のごつごつでマックスがパンクスで休憩 遠くに見えるのは大坂トンネルへのクライム

 
海と八丈富士と八丈富士 ワイルド感MAX




雄たけび

 
大坂トンネルをクライムし中之郷へ  夜はタクシーで町へ『大吉丸』で乾杯&酔っ払い

東京自転車パラダイス八丈島

2012-05-23 23:59:37 | Favorite Things
 寒さを理由にし全くトレーニングできなかった今年の初め。このイケナイ雰囲気からなんとか抜け出そうと場所を選んだのは八丈島。近くて暖かい場所。出発数日前にマイルチケットと宿を検索、予約しただけで情報を全く手に入れず訪れる事になった東京の南の島は、自転車乗りにとって予想以上に可能性を秘めたる地であった。
 そう八丈島は、自転車の楽園、東京自転車パラダイスであった。




 
 
 

 前回のお供はCXバイクであったが、今回はロードバイクとそしてチームメンバ総勢4名と一緒に再びパラダイスへ上陸した。
 2度目の上陸で再認識した結論を始めに述べてしまうと、自転車乗りの視点として八丈島をみた時、どこをとっても欠点が見当たらないということ。
 空港に降りると雄大な独立峰『八丈富士』が出迎えてくれ、ペダルを踏み出せば太平洋に浮かぶ大きくも神秘的な八丈小島がすぐに現れる。車はこない。そこにあるのはワイルドな海に浮かぶワイルドな島とシンプルな道だけ。風を切る音、チェーン、タイヤ、ラチェットの音。それだけで余計なものは何もない。細かいことは抜きにしてこの時点で昇天だろう。「私は坂が大嫌い」「向かい風が大嫌い」なローディ達もこの島の景色の中に入り込んだとき、言葉はきっと遥か水平線の向こうに消え、自分を忘れていや本当の自分を感じて無心にペダリングしているだろう。

 八丈島は、三原山と八丈富士の2つの山が東西斜めに並ぶ島で、主要道路はそれらの山をそれぞれ囲むように数字の8の字を描くように配されている。斜めに傾いた8の字の真ん中には空港と町、商店街、民宿があり、右側のくぼみには底土港、左側には八重根漁港があるといえば分かりやすいだろうか。8の字をクロスせず外を回れば島1周約50km。
 西北の○の中心には、名の通り裾野がすばらしい八丈富士。標高854mの富士山のミニュチア版といったところ。山の7合目に周回道路があり、その周回道路まで2つのルートでヒルクライムができる。山頂のお釜へはその周回道路から登山道で歩く。日の沈む前の夕方に北端のアロエ園からアタックすれば、八丈小島と水平線に沈む夕日を背に、標高差450m、最大勾配約15%のクライムが堪能できる。中腹の周回道路は、TTレースをしてくれといわんばかりの約5kmのコースで勿論景色は最高だ。それは正に天空のTTレース。○の北側は、多少道が狭くなりアップダウンの勾配が増し、完璧すぎる舗装ではなくなるが、走行に全く問題ないことは言うまでもない。
 東南の○の中心は標高700mの三原山だが、外周道路からではどこが山頂だか分からないくらい山深く、スピリチュアルなパワーを感じる。詳細マップを見ればいくつかの山が連なっているのが分かる。昔ながらの古き町や温泉が点在し、2時方向にある島の代表的な峠道『登龍峠』は標高差約300m、登り下り含め全長約12kmと初級者にとってもほど良い。龍のごとく蛇行する峠道は、路肩の舗装、グレーチングの凹凸等パーフェクトな坂で、1月に登ったときは、車1台すれ違っただけ、しかもその車はレンタカーだった。どれだけこの坂道がフリーダムパスか分かるだろう。爆音トラックにびくびくしながら登るようなストレスは皆無。我らローディを龍が見守ってくれているかのようだ。今回は小雨でも登ったが予想通り全く問題なし。勾配も最大8%くらいだろうか、最高に気持ちがいい。三原山へのクライムは4箇所からで、道は狭いが車はさらに少なくヒルクライムに集中できる。時にはジャングルロード(舗装はしています)を登り、勾配は一般ルートで島最大となる。山頂へは、ゲートをくぐって最後は砂利道を少し進んだ所にある電波塔で自転車を降り、藪を掻き分け2分。狭い山頂を中心に180度のパノラマ、眼下に広がる神々しい光景が時を止める。日の出を見れたら最高だろう。

 車が極端に少なく、故に信号も少なく、道の舗装が綺麗といった3拍子の八丈島。大手の24hコンビニはなく過剰な便利さを必要としない。観光名所もいくつもあるが、古き良き町並み、古民家、看板がない素敵なロッジ、目の前に水平線が広がるの高台の温泉、一つの看板をたよりに道を進むとひっそりと佇む喫茶店、それだけで我々自転車乗りが飽きることはない。強くなるため淡々とトレーニングがしたければ、黙々と外周の周回を重ねればいい。強風とアップダウンなワインディングロードと思わぬ小雨が無条件に己を強くしてくれるはずだ。

 ああぁ、また行きたい、パラダイスへ。