goo blog サービス終了のお知らせ 

Days with cannondale   デイルな日々

JIM's memo    We are Team The Lewis    肉体性を追求せよ

オープンウォータースイム南伊豆弓ヶ浜大会 2012.6.24

2012-06-27 23:49:35 | Race Report





 3時起床で土浦の会社後輩宅を目指す。4時過ぎに土浦出発、ノンストップで旧東名の沼津ICをアウトしたのは6時半ころ。新東名のほうが近かいことが降りてからわかる。道中ずっと隣で独り言をブツブツといいっぱなしの後輩NOBU。緊張でいろいろな事が頭をよぎるのだろう。川津、下田と伊豆の景色が心地よい。断崖絶壁のリアス式海岸をしばらく進むと一気に砂浜が広がった。どこも車を停めたくなる絶景だが急ぐ。本日の会場である弓ヶ浜海水浴場に到着したのは8時半だった。風がやや強いが波はほとんどなく梅雨の合間の最高のコンディションとなった。

 会場すぐ後の無料駐車場に車を停め、荷物をまとめ浜辺に向かう。最高なロケーションとは裏腹にローテンションな男がここに1名。ブツブツいいながら気分を無理やり上げている。定刻の9時半から15分遅れの受付開始&ナンバリング。早めに済ませ着替える。肌寒い。パンフレットに目を通すと男女合わせ1kmは35名、2kmは54名、他リレー2チームと参加人数が少ない。水温が22℃に満たないため公式ルールにのっとりウエットスーツ着用可というアナウンスが入る。ラッシュガードもOKだが、もって来ていないのでショーツ1枚。ウエットスーツは無敵にしてくれるが、トライアスロンでもないオープンウォータースイムに来ているんであって着用なんてもったいなくてするはずがない。ビーチクリーンの後にウォームアップ。約10年ぶりのOWSということで心の中でキャッキャしながら入水。普段プールで使用できないパドルを装着しダイブ。水はとても綺麗だが視界は約1mと悪い。最高に気持ち良い。しばらくすると水温の低さも感じない。『海を泳ぐのってこんなに気持ちよかったっけ?!』 NOBUは相変わらず緊張気味だが泳いでいた。セクシーパフォーマーによるサンバダンスで会場は和む。

 カーボショッツとVESPAを各1個ずつ投入し水で流し込む。400mが終わると、2つのブイ(目標の浮き)が遠くに移動された。それを見る緊張MaxのNOBU。ずっとブツブツ言っている。第1ブイまでは200m、第1から第2ブイまでは400m、岸まで400m。三角形のコースを半時計周りに1周で1kmというコースだ。我々は2kmのスタートの3分後のスタート。「無事ゴールで会おう!」 NOBUと握手を交わした。スタートのホーンが鳴り響いた。

 前には5、6人。すると突然急に尿意に見舞われ、仕方なくそのまま黙って放尿。秘技その壱『黙尿』。周りにいた人ごめんなさい。海よ自然よありがとう。足がつく場所はドルフィンでガシガシ突っ込む。まずいつものアップのつもりで第1ブイを目指す。楽しくて笑える。ブレスは多めで心拍を整える。海水により浮力が増しているのがわかる。ヘッドアップがしやすい。左からの波が予想以上に強く、身体が岸のほうへ何度か大きく流される。左ブレスで海水ゴックン。右ブレスオンリーに切り替える。身体のラインが定まらずグニャグニャ、そして右往左往しているのでブイをよく確認しながら進んだ。波が強いのでNOBUを心配になるが信じてプルに力を込めるだけ。選手と何度か接触するが落ち着いて進む。やっと第1ブイに到着。すぐそばに何人か選手がいた。直前の女子が平泳ぎでゆっくり通過しているところインから差す。無事クリア。第2ブイを確認するがはるか遠い。テンションが上がる。徐々に沖へ進んでいるのがうねりでわかる。口の中が塩辛い。プールと違って身体が真っ直ぐにならない。ブイ事体を探すのではなく、その背景の大きい建物や自然物を目標にするというOWSの初歩的テクニックをここで思い出す。ブレスをする度に頭上の太陽が見える。太陽が雲の隙間から輝いている。OWSのBGMは。心地よい瞬間。

 第2ブイを回った時点で前方に2名、左右に1人ずつ選手がいた。『全員ブチヌイタル!』とペースアップオブグニャグニャ。だが離されるばかり。岸へ向かって皆ペースが増しているのだ。右隣にいた女子が右ルートに大きくずれ込む。慎重に且つ大胆に。ブイを見ながらペースアップ。岸が徐々に近くなってきた。プルプルプル!足がつきそうな場所まで進み、腰くらいの深さの絶妙な場所で立ち上がる。ここで本日の秘技その弐『バタフライは全くできないがドルフィンガシガシ』 バッサバッサドルフィン!そして膝までの深さまできたらモモあげダッーーーーーシュ!〆の秘技その参『気分はムエタイ選手』 脚短いからモモ上げ辛い!ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!ダッシュダッシュダッシュ!砂浜に入り心拍Maxでゴーール!目の前にいたのは1kmの女子ワンツーだった。

 帰りはばったり見つけた近くの『龍権の湯』に浸かる。貸しきり状態で反省会。その後シャレオツ『小磯丸』で飯。無事完泳したものの練習してきたことが1%も出せなかったと、そこまで落ち込むかというくらいに肩を落すNOBU。はたから見れば初舞台で無事完泳したのだから十分な出来だと思うのだが、自分が思い描いた姿とのギャップが大きすぎたらしい。いつでもリベンジしようじゃないか。うまくいかないから面白い。帰路は、オートメーションドライドライビングシステムNOBUにより助手席で完全爆睡。21時過ぎ土浦着、22時過ぎに帰宅。10年ぶりのOWSの幕が閉じた。

 我らTTLにゴールはない。今年もう1レースはでてみたい。しかし弓ヶ浜は遠い。けどまた行きたい。

何を想う


ゴールゲート


ふっきれたのか?


オープニング


サンバで一気にヒートアップか?


余裕のゴール?NOBU

 
何を想う?

 

 


BGMはノラ・ジョーンズ シャレオツなオープンテラスと綺麗なお姉さまに心癒された野郎2人

Gallery 『JBCF富士山ヒルクライム』

2012-06-22 00:00:01 | Race Report
 先日の富士国際ヒルクライムは、実業団、一般の後にプロが走りました。お馴染みですが。Jプロツアーの一つのレースとなっています。熱き男たちのゴールシーンをご覧下さい。

 
栂池に続く連勝BLITZEN増田選手  人差し指を天に向かって  泣きそうになりました

 

 

 
数秒差で2位のイナーメ森本選手 デッドヒートでした

 
チーム右京キャプテン元アンカー狩野選手  竹芝のどなたか

 
VAXのトップはヌマじゃなかった 管野選手?

 
キターーッ、VAX長沼、ヌボっと、、栂池もですが調子が悪いのでしょうか 応援しているッぜッッ!!
cannondaleキャプテン鈴木選手と共にゴール

 



 
そしてイナーメロッポンギ特急 SRMのメータのボタンをプッシュ


プロの皆さんかっこよすぎでした。有難うございました。

富士国際ヒルクライム 2012.6.17

2012-06-21 01:00:23 | Race Report




 飯の支度やら親父の相手していたら21時を回ってしまった。ダッシュでBEAT亭へむかう。23時前土浦から出発し、助手席でパーフェクトナビゲーターならず、パーフェクトスリーパー。御殿場ICを降りた頃ムクリで飯調達、あざみライン入口の須走ICすぐそばの道の駅に到着したのは1時すぎ。今回の車中泊ポイントは土砂降り。バイクを外に出しビニールシートで覆い、車に立てかけ就寝。雨音が激しく、早朝寒くて熟睡できず6時半起床。なんとか雨が上がり回復模様の中準備にかかる。幸運だ。受付とアップ50分、トイレを済ませスタート地点へ向かう。クラス別スタートで、実業団カテゴリは既にスタートしている。列の脇から中盤に入らさせてもらう。BEATは俺の2列後くらい。

 序盤はストレートで8~12%?くらいの勾配だが、集団のペースは遅くはない。一気に心拍が上がるのが分かる。SUUNTOは見ない。着いてゆく。前に先頭集団、さらに遠くにその前にスタートした集団が見える。ガツガツとした空気はない。このとき雨がパラリとくる、多分。早くもMTBの人が歩いている。ここから歩くってある意味すごい。路面はウエットだ。身体が温まってくると暑い。早くも汗がにじむ。

 ストレートが終わると勾配が一瞬ゆるみ、安堵する。しかし壁が着々と迫るのは分かっている。道幅の右から左まで勾配が緩いルートを惜しみなく使い体力温存をはかる。5km過ぎのCP1先で、泣く子も黙る、いや大人が号泣する『壁』が見えた。『キターーーーーッ』 皆様進んでいる方向があっちゃこっちゃの蛇行フィーバー。『んな蛇行しなくても、、、』と我も壁に入る、、、と、、、、はいすいません、蛇行しないと無理ーーー(泣)。選手同士の距離が迫ってくるので蛇行するにもコツがいる。周りに気を使いながら進む。遅すぎる蛇行マシンを抜きにかかると心拍急上昇で身体にくる。シンクロしたりしなかったり、黙々と皆進む。遠くから見るとなんとも滑稽な光景だろうと思った。少し勾配が緩んだ所で曇ったサングラスを後ろに回す。

 大量に噴出した汗が小雨とあいまみれ、全身が濡れる。唾液がだらっと落ちた。CP2を過ぎたあたりか4個目?の壁で限界を感じた。ふらふらになって脚を付きそうになる。しかし一度脚をついたらリスタートできなくなるため、それだけは絶対避けようと必死になった。幅広いグレーチングとウエットな路面と急勾配。目の前で落車。後でも落車の音が2回聞こえた。疲労が選手たちに蓄積されスピードも極端に落ち、ダウンシングもできず力尽きるのだ。これぞ坂地獄。それでも進むのだ。

 もうあと少しか、とその時、驚いて目が覚めた。目の前になんと『フルボーーーーイ!!!』 スタート前のメールもツイートにも気づかなかった。「ジム!!!」と声援を受けモリモリと力が沸いた。一瞬の出来事。ポッキリと折れた心が復活した瞬間。その後、2、3回うねうねっとし、一度下りが入り、最後のつづれ折り。道端の応援が最後の一滴を絞ってくれる。最後、最後、最後だ、、、

 ゴール後しばらく動けず、たったまま失神(はしていない)。残雪が見える。富士山が顔をだした。選手たちがごった返す。あざみラインを完璧になめていた私。前回挑んだのは2007年でリザルトが見つからないが、SUUNTOデータを見返すと1時間13分台だった。己の肉体以外は機材も何もかも進化しているのに+4分とは本当に情けない。しかし目標レースのツールド美ヶ原の前にこのレースに参加できとても良かったと思う。帰りは飯だけ食って風呂も入らず家路へ。往路と同様、スーパーオートマチックドライビングシステムを利用し、17時ころに土浦に到着でした。いよいよ本番のツールド美ヶ原は2週間後です。最後までモガキましょう。

 我らにゴールなどない。

雨が上がった 道の駅

 
入念にアップ  緊張を隠せないBEAT

 
スタート地点


いざ!!

 
BEATゴール

 

 

 
恥ずかしいとの事  フルボーイサンクス!!!

 
下山


第24回伊豆大島トライアスロン 2012.6.9

2012-06-11 23:53:02 | Race Report



 プロペラ機と呼ばれるANAのジェットコースターで無事伊豆大島に着陸したのは大会当日。遥か上空から見ると波は高くなさそうだったが、着陸後外へ出れば風、雨が強い。バイクを空輸したのは自分だけのようだった。選手らしい人は数人だけ。フェリーで上陸する選手がほとんどということがわかる。『はたして泳げるのだろうか?』という不安を胸に、空港に待たせている宿の軽トラへ急ぐ。そして雨の中空港から宿へ。チェキンし、部屋の中でバイクセッティングをさせてもらった。ザックにバイクシューズ、ランシューズ、ウエットスーツ、他もろもろ詰め込こんだ。身体にホットクリームを塗る。ヘルメットを被り、新調した2XUのトライスーツ、ウインドブレーカ、ビーサンという姿で港へいざ出陣。冷たく寒いが、徐々に弱くなってきている雨と見知らぬ土地が気持ちを高ぶらせる。港の会場受付には既に選手たちで埋まっていた。そこから見える海の波はだいぶ小さかったのでこの時点では会場のほとんどが無事SWIMのスタートが切れると思っていたに違いない。ほぼ雨が止んだ。受付、ナンバリングを済ませる。昼は羽田で買ったロールケーキだけとなってしまったのでバナナに数本かじりつき、2本トランジットへもって行くことにした。ビニール袋に必要なものを詰め込み、ザックを預けた。

 よどんだ空、冷たい雨、濡れるランシューズ、水溜りに映り込むバイクたち。今日のトランジットの光景は、青い伊豆大島とは雲泥の差だ。荷物を置き、受付会場へ戻った。メカニックへ行きポンプを借りる。外へ出ると雨が少しだけ強くなったようだ。1kmほどバイクに乗り、変速、ボトルの出し入れを確認した。トランジットに戻ると選手たちが大勢集まり、ウエットに着替えていた。フルスーツの人がほとんどだったか、自分はロングジョンしか持っていない。身体がどんどん冷えていたが、ウエットを着れば凍えるほどではなかった。雨の中、スタート地点へ素足の黒い集団は進む。トランジションを出るとすぐ海が一望できる。『波たけええ!!!』防波堤とテトラに囲まれた湾内のスイムコースは波がほとんどないが、入水ポイントとテトラ付近は大きいうねりと高い波。オレンジ色のコースブイと大きく揺れるレスキュー達。『うおおおおお』テンションは上がる。勿論海は黒いわけだ。入水ポイント脇の防波堤でほぼ全選手が集合し待機。アナウンサーが運営側で協議に入っていると言う。選手皆がどよめく。間をかき分け防波堤の突端付近まで行ってみる。そして冷静になって全体のコースを見回してみた。『・・・・・・・これ、、むりぢゃね????!!!!!』

 さあ、気持ちを入れ替えて、なんて心は微塵もない。SWIMが中止になった。運営の判断は正しい。が、泳ぎたかったと思う選手は少なくないだろう。『俺たちはデュアスロンにきたんぢゃねーーー!トライアスロンに来たんだ!!』と心で叫んでいたに違いない。黒い集団はトランジットに戻り再び準備をし直した。ウエットを脱ぐと寒さが一気に急上昇。RUNの準備を終えたちょうどその時、ビックサプライズが訪れた。なんとtwitterで知りあって最近親しく(?)やり取りさせてもらっていた、The Bike Journal作成者でもあるジャーナリストのケンジラ選手と海外を連戦しているエクステラ日本チャンプのプロ小笠原選手が自分のバイクを見つけて会いにきてくれた。『ぱねえ、ぱねえ、はんぱねえええええええ!!!!!』初めましてと今日の健闘を祈り、2人と固い握手を交わす。計り知れないネットのパワーを体感した。

 カテゴリ別(年齢順)のウェイブスタート。1グループ目のRUNのスタートを待つ選手たちの真ん中少し前にケンジラ選手と小笠原選手が見えた。強烈にストイックである姿に一気にファンになった小笠原選手は、今大会でも勝てる(優勝できる)トップ選手だ。2つめのスタートである自分の番が回ってきた。寒さを紛らわすために身体をずっと動かしていた。先頭から3列目くらい。1stRUNは片道2.5kmの直線的な海岸線を往復する。往路は左手に水平線が広がり最後は登り。ペースを上げずにマイペースで進む。強風がつらくてドラフティングしたい。何度も試みたが周りに同じペースの選手はいない。ガンガン抜かされる。半分であるたった2.5kmが遠い。復路は追い風だが、ペースは上げられない。ホットクリームが効きだしウインドブレーカーを早く脱ぎたくなった。『ああ、早く一刻も早くバイクにまたがりたい!』

 1stトランジション。隣の長身ジンガイ選手のZIPP大先生を装着したバイクは既に無かった。シューズを替え水を得た魚のようにバイクにまたがった。なんともいえない胸に広がる安堵と高揚。苦痛からの開放、快感へ。今回のバイクとホイルの選択は、直前まで悩んだ。結局ホイルは、トラ復活の今回のために新調したZIPP大先生フルカーボンホイルを止めて、MAVICコスミックカーボン。バイクはクラックの入ったSIX13にした。(ちなみにコスミックを選んだのは、twitterでのケンジラさんからの一声だった。この雨では大正解だった。) MTB王滝とCXバイクの週末だった直前の2週間が、バイクを軽くしていた。前から横からくる両者ない太平洋の荒風につんざくスピードで突き進む。『?ん?、おいーーーっっっディープホイルメッちゃあおられるルルルルルーー、、汗』できるだけ風を受けないように即席TTポジションを構える。TTバイク、DHバー装着バイクたちをぶち抜いて行く。登りが苦手なトライアスリートを抜かしまくる。周回コース折り返し地点、90度右折で、前にいたディスクホイール&エアロヘルメットの完全TT兄ちゃんがスリップし激しく転倒。その落車をよけるようにスーッと右から回避した。その間に1名か2名選手を抜かしたが「こんなとこで抜かしてんじゃねえぞ!」と怒号を浴びせられる。もちろん抜かそうと思って抜かしたのではなく、急ブレーキなんで余計危ないわけで。ゆっくりリスタートした所で、後ろを振り向くと「わたしぢゃありません(汗)」と目があったOSJジャージお兄様。その後追ってきたとあるチームジャージ怒号お兄様「転倒をよけてんだからあんな所で抜かすなよ!」と改めて言われる。『いやいやいや、、このお兄様おこちゃまか?』と思い、しかしいろいろと説明するのもなんなので、「まあ、そんなカリカリすんなよ」と一言返す。

 DHバーを握りラインを気にしながら抜かしていった怒号お兄様を登りであっさり抜かし返し、2周目が終わろうとした時、ふと何周するのか分からなくなった。根拠無く2周と決め込んでいた。手元のSUUNTOを初めて見る。ボタンを押し確認すると距離は20km台。結構脚を使っていたのであと2周と思うとつらくなった。が、ここでやらなきゃいつやるんだ。キースが俺に鞭を打つ。もっとROLLしろと。まだぜんぜん足りなすぎるからもっと踏めと。まだいけると。いつのまにかどでかいゲージンのサーベロP2C青との攻防になっていた。ストレートで彼が俺をぶち抜き、登りで彼を抜かし返すというそれは暗黙の中の対話のようだった。決して嫌な空気は無くお互いをお互いが奮い立たせていた。抜かすとき両者に自然に笑みが生まれていた。

 そして自分との対話は続いた。己と対話することで己を確認できる。対話し確認しそして探す。俺今どう動いている?このラインいけるのか?もっとこう動かせ。もっと踏んでいいのか?いや今のは間違いだろ。いややっぱりこれでよかったのか。頭の中は不思議と冷静だ。今の自分で最善を尽くす。それは何事でも同じだ。その対話に答えは無いかもしれない。でも進まなきゃならない。瞬間瞬間に自問自答し、わずかな光でも楽しみを見つけ前に進むこと。降り続ける塩辛い雨の中、そんな時間を満喫した。

 最後はほぼ歩きだった。片道5kmの海岸ロードが下半身を壊しにかかった。バイクで数えきれないほど抜かした選手が今度は自分を振り払って進んでいく。後ろ姿を見送るだけで何もできなかった。距離は10kmと短いのに長かった。完全に脚は切れていたが歩く事だけは避けたかった。かろうじて走っている。遠くの水平線に目をやるとうっすらと光が降り注ぎ、雨は止んでいた。アナウンサーの声が聞こえ大勢の選手とサポーターがFINISHゲートで待っていた。2005年9月の波崎トライアスロンから丸7年の月日を経て、今自分がどこまでやれるのかという挑戦は終わった。翌日の天気はうってかわって清々しい青空でそれは自分の皆の心を映しているかのようだった。ありがとうございました。伊豆大島、関係者の皆さま、選手の皆さま、そしてケンジラさんに小笠原さん。またお会いしましょう!
 
 我らTTLにゴールはない。


宿にて準備完了

 
受付会場前、ほぼ雨は止んだいたのだが、、




受付




トランジットにて準備中


中止になる前のコース


やれたのか?やられたのか?俺

 
アフタパテは沢山のご馳走と島太鼓 ケンジラさん小笠原さんとご一緒 2次会後ケンジラさんにラーメンゴチになる     今回のゲストハウス


また来年か 有難う伊豆大島(オガッチレポートはこちら)

2012年ヒルクライムレースのコースデータ集

2012-06-03 01:44:14 | Race Plan

 ヒルクライムレースのコースデータを作成しました。どこかにもっと詳細がありそうですが。毎回調べるのも面倒ということで始めてみたら、結構レースの数が多くて驚きました。適当にピックアップしたので他にもまだあると思います。最大勾配が埋められないのがほとんどでいまいち。

 日程順に並べると2012年はこのような感じです。


 平均勾配率、標高差、距離、ゴール地点の標高のランキングトップ10は、


 こうソートしてみるといろいろ思うところがありますが、データはあくまでデータで実際の坂というのはデータではわからない部分がだいぶあるなと。
良かったら使って下さい。コースデータ2012と全てのランキング