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Days with cannondale   デイルな日々

JIM's memo    We are Team The Lewis    肉体性を追求せよ

2012JCRC特別戦 in 群馬CSC 2012.9.2

2012-09-07 01:04:26 | Race Report
 早いものでもう9月。皆さん、敗北感味わってますか?TTLとして単独のレース参戦にめっきり慣れてしまった小生であります。でも悔しさに慣れたくはない。でも悔しいので乱文にてすいません。この前の日曜日のJCRC戦をレポートします。Cクラスでは全く太刀打ちできないのでZクラスに初エントリーしました。

 3時40分自宅出発、会場である群馬サイクルスポーツセンターに5時55分到着。開門待ちの列に並ぶ。6時半開門後スムーズに入場でき駐車。さくっと受付&準備。アップはローラ無し、試走2周。スタート直前にFULLボーイとFULLボーイの会社の後輩CAAD10ボーイに会う。毎度ながらJCRCは修行の場、POPさは皆無である。

 少しだけ緊張。7:46スタートの号砲。1周目、集団の後方に位置取るが、後半の心臓破り坂の登りきったころで10m差が付き、ストレートで集団は遠くに見えるくらい、ホームストレートではすでに見えなくなっていた。想定内だが悔しい。しかしグッと堪え現実をかみ締め孤独な一人旅。長丁場なのでマイペースを維持するしか術はない。

 その後何周目かはあやふやだが次の通り。すぐに1分後スタートのCクラスにぶち抜かされ、5分後スタートのDクラスにぶち抜かされ、ZクラスにLAPされ、少し開いてEクラスにぶち抜かされ、Fクラスにもぶち抜かされ、極め付けにZクラスに再ラップ。5,6周目だろうかZクラスの1人が落ちてきていて、抜かしたが、しばらく後に着かれ、一緒に走ること2周目で再び遠くに消えていった。ZクラスはEクラスのゴールで終了となる。スケジュールでは、Eクラスは9:30までとなっているが、俺は何周できるんだろう。目安は11周となっているが、10周いけるか?いやもしや8周か?前回は6周しかできなかったから、それ以上走れればまあいいか、、、なんて気持ちが頭をよぎる。

 最後は、『早くとどめを刺してくれ、、』とまさに完全敗北の死に掛けお侍さん。前回と同じ気持ちだ。8周目か9周目かわからず、係員に「Zクラスはゴールなのでしょうか?」と確認して拷問終了。5枚くらい皮がムケないと太刀打ちできないだろう。今は底の底。ゴール後はしばらく動けず。結果は9周。

 ちなみにFULLボーイとCAAD10ボーイは、集団にからんでいい走りをしていた事をレース中に確認。すばらしい。彼らの昇格は近い。2人と別れ、すぐ帰ろうと思ったが、空腹に耐えられず売店にて焼きそばを買い、トップクラスのレースを眺める。足りずにおかわり。丁度Sクラスの逃げが決まっていてその中にEQADSの小山くん(15歳とわっっ汗)。最終周は2人となったらしく、ラストのホームストレートで5mくらいはなされ2位でゴールしていた。悔しいだろう。しかしS、A、Bクラスは別格のまた別格。貸しきり状態の真砂温泉美人の湯に浸かり帰路へ。

 写真は、4/22の群馬CSCエンデューロで完全敗北DNFのときのバイクですが今回はこれと同スペック。ボトルは1本。

 SUUNTO t6dのデータ。

 次のJCRCは10月の同じく群馬CSCでZクラスか。
JCRC戦歴
2011年 7/17にデビュー
3/13 第1戦川越・・・震災で中止
3/20 第2戦日本CSC(修善寺)・・・震災で中止
7/17 第6戦群馬CSC Xクラス(3周)・・・X2 11位/38 Cクラスに認定
8/21 第7戦日本CSC(修善寺) Cクラス(6周)・・・28位/32 なんとか完走
12/11 最終戦NATS オープンH(14周)・・・DNF(9周)
2012年
4/14 第3戦群馬CSC Cクラス(4周)・・・雨でヒヨってDNS
7/15 第5戦群馬CSC Cクラス(8周)・・・DNF(4周)
9/2 特別戦群馬CSC Zクラス(Eクラスゴールまで)・・・20位/24(9周)

XTERRA JAPAN 2012 2012.8.25 (2/2)

2012-09-01 22:51:04 | Race Report

 トランジットまで脚が重い。ウエット上半身を早歩きしながら脱いだ。相変わらずモタモタトランジション。バックパックを背負う。バイクに跨りいざトレイルヘ。序盤は障害物が次々と現れアップダウンが激しい会場周辺のシングルトラック。あおられた選手に気を使ってスルーさせてあげようと停まったが、体制が悪く左下3mほど藪の中にバイクと共に落車。完全に頭から仰向けに。幸い左すねを少しぶつけただけで済んだ。後で思えば本当にラッキーだった。枯渇した川の岩セクションは途中まで乗っていったが、無難に半分で降りた。こんなコースが25kmもあるのかと愕然としたが、9kmくらいのところから王滝的なダブルトラックの登りに変わったので安心した。しかしその後、また担ぎ上げ丸太階段を登り、バイクから降りても下れないような突っ込みたくなる(本当に笑ってしまった)ダウンヒルが度々現れ体力を奪ってゆく。急なマッド下りは後続のバイクが振ってこないか心配した。それくらい自分も自分の身体ごと滑り落ちそうだった。踏み外したら10mくらい滑落して最後湖にジャボンというようなシングルも所々。狭い丸太階段の登り下りはバイクを降りるしかなかった。途中のエイドでウィダーを摂取。丁度半分くらいでオジサンサポーターからのオレンジは生き返った。最後は序盤のテクニカルシングルトラックを再び走り、やっとの思いでトランジションに入った。後で聞いたら95%の乗車率とオガさん。計り知れないテクニックの差である。自分は60%以下だっただろうか。

 バックパックをおろしトレランシューズに履き替えエイドへ。オレンジにむしゃぶりつく。最後のトレランは1周5kmの周回コースを2周。まず水面際のトラバースロックセクション。踏み外したらくじいて一発リタイヤなので慎重に進む。すると突然の雷雨。ドッと大粒の雨が一気に振り出した。1キロくらいだろうかすごく長く感じた。湖畔沿いが終了し森の中へ。「さあここが噂のロープセクションです!」とずぶ濡れサポーターのお兄さん。ロープなしでは登れない急登。滑るのでかなり苦労した。『どこまで体力を奪おうとするコースなんだ!』と心中絶叫。倒木を乗り越え、潜り抜け、滑り落ちるように下り、こけたらダイブin泥沼で完全罰ゲームな箇所をやっとの思いで進む。『もう1周でいいんじゃないか?』と弱音が出てきた。全身ずぶ濡れで寒くなった。小さなトンネルをくぐる。縦に綺麗に並ぶ小さなキャンドルの演出にこの大会の温かさを感じた。本当にサポーターがすばらしい。後半に「沢で~す!ルンルン」とサポーターお姉さん。スバラシイ。踏み出すと1周目は左足が泥にズッポリはまる。2周目は膝までずっぽりはまった。スバラスイ。なかなか距離が稼げずSUNNTOの距離が気になった。アスファルトに出ると会場が近づき大きなアナウンス。さあラスト1周。

 エイドでスポーツドリンクを2杯。理由が分からないがここで止まっていた脚が身体が一気に動き始める。10人は抜かしただろうか。湖畔際の岩の上を歩かず走れている。MTBの中盤下りで抜かされ、砂利登りで抜かし返し、またすぐに抜かし返されたORBEA兄ちゃんをロックオン!するまでもなくパス!身体が動き、萎えた気持ちが一気に立ち上がった。黙々と急いだ。ゴールは近いのか?沢下りは慎重に。アナウンサーの声が聞こえる。ゴールが近い。雨が止んでいる。最後アスファルトにでた。ググっとラストスパート。遠くの雲の隙間から青空が。左に雄大な湖畔が。空を見た。天を仰いだ。ゴーーーーール!

 アフターパーティはDNSでも会場入りしたケンジラさんとファミリと一緒に。夜が暮れ会場に灯がともる。ステージでは民族ミュージック&ダンスでフェス感あふれる雰囲気だった。食事、お酒で皆さんリラックス。そして外人招待選手を抑えチャンピョンに輝いたオガさんの表彰式を最後に幕を閉じた。すばらしい。レポートはこちら

 スタッフ、選手のさん有難うございました。本当に温かいレースです。またお会いしましょう。


トップ選手のバイクが並ぶ、、


その中に、オガッチスカルペール29er!!!!


ゼッケン208は私のペールさん




レース後 パーリィスタート間近


お、お、お、おめでとうございます!


フォトバイケンジラ


また次の機会に、丸沼ありがとう

XTERRA JAPAN 2012 2012.8.25 (1/2)

2012-08-30 22:45:44 | Race Report
 前回レポートから、JCRC群馬のDNF、CSC5時間エンデューロwithBEAT、灼熱のBURNING MAN RACEin熊谷、スカルペルでツール・ド・エコパ、と着々とレースだけはこなしています。『練習は少なめ。レースは入れられるだけ入れる。こんなシーズンがあってもよいじゃないか、、、』僕は幸せ者です。7/21にはトレ中に曲がりきれず、ガードレールにタックルし(初体験)、タイヤを激しくバースト、リムに傷、そして指2本を脱臼、左肩打撲でタップアウト。なんとか指に力が入るようになり、肩の痛みも和らいできた丁度1ヶ月後の先週土曜日、エクステラジャパンチャンピョンシップに初参戦してきたのでレポートします。


 高度順応のため前日入りのほうがいいとオガさんからの貴重なアドバイスがあったが、仕事を調整しきれなかった。激務ケンジラさんもギリギリ当日朝入りということ。前日の仕事となんとか定時で済ませ、ダッシュで帰宅&準備で出発が0時半。北関東、日光有料道路を使いフラフラで現地丸沼の駐車についたのは3時半。真っ暗でゲートが閉まっている。かなり不気味だったが、車から降りゲートを手で押すと開いた。どうやら駐車場には一番乗り。満点の星空の下、VOLVOで寝袋に包まり就寝。

 7時に寒さで目覚めるとシャレオツフライフッシャーマンの車が数台。少しするとバイクを積んだエクステラな人たちらしき車が1台ずつ増えていった。ケンジラさんのDNS報告がTLに並び寂しくなったが、気持ちを切替え準備する。ピストンシャトルバスに乗り会場へ向かい受付&ナンバリングを済ませる。雄大な景色の中、芝生の上では無料ピラテスが始まっていて、女子選手も多い。こなれたきれいな受付お姉さま達。POPだ。なんとも優雅でゆったりとした空間に多少(いや多いに、、汗)違和感を感じてしまったが、間違いでなかったのは後ほど分かる。

 一旦駐車場に戻り準備を完了。会場へは自走せずトラックへ預けた。会場中央のテントの下で、レースをイメージし荷物を整理する。SUUNTOブースに日本チャンプオガッチを発見するも写真撮影で忙しそうだったので見送る。競技説明があり、準備、飯の時間がゆっくりと過ぎる。オガッチを見つけて再会の握手!優勝を祈ったが、逆にパワーを頂く。トランジットにバイクを運ぶと、右も左も小奇麗な高級バイクたち。『そういうことか、、、』 バイクに貼られた3桁のナンバーが「セレブ」と見えた。

 6月の伊豆大島トライアスロンではスイムが中止になってしまったので、ウエットスーツでのレースは実に7年ぶり。スタート直前に入水してみた。湖底が見える所で立とうとしたら足が着かなかったので、透明度は約2mといったところか。昨夜の寒さが嘘のように水温は冷たくはない。しかし、規定によりエリート選手はウエット着用不可となる水温だった。ブルブル震えて寒さをこらえているオガさんが見えた。

 一斉にスタート。2個のブイが遠くに見える。手前のブイをあわせ三角形の600mコースを2周。バトルが激しい。『セレブは優雅に泳ぐんじゃねーのか!』と腹が立つ。ガシガシ上に乗り上げてくる。手が顔に当たる。前泳者のキックに顔があたることだけは避けたかった。位置取りだけ気にしながら進む。いつもより呼吸が苦しい。なかなかペースがつかめず、バラバラのフォームで進む。右目のゴーグル内に入り込んだ大きい水滴が無視できない状態になってきたので、立ち泳ぎで一度ゴーグルを目元で外して水分を出してみたが、あまり変わらず。水滴が瞳にあまり入り込まない左ブレスを多用した。第2周目になったころにやっとバトルが少なくなり始め、無理をせず1ストローク1ブレスで進んだ。太陽がキラキラと降り注ぐ。この感覚は落ち着いた証拠。スイムラストはペースアップはしなかった。


ピラってる

 
環湖荘   ゴールゲート オープニングにて

 
丸沼  日本チャンプ 6連覇なるか スタート前にも気さくに


ツール・ド・美ヶ原高原自転車レース大会2012 2012.7.1

2012-07-06 01:33:24 | Race Report
 通称『美』ウツクシのレポ。決戦はこの前日曜日。
 ワイコンレンズを装着したGRを山頂にまで持って行ったのにバッテリー忘れで写真は全て携帯にて。

 

 前日の土曜日、受付のため水戸を8時出発し、会場の駐車場に到着したのは12時と意外と速かった。病的な睡魔がここの所ずっと身体にしみこんでいる。準備しているとSHINyaファミリ登場。コームスコータがでかかわゆい。MaxGAYAの到着が遅いので3人で試走へGO。スタート地点から激坂へ。初めから限界で踏んでゆく。呼吸困難気味で喉激痛。5km地点の美鈴湖で小休止し、さらに上へ。そこからはSHINyaとおしゃべりしながらのそこそこペースで。とても天気がよく汗だくで気持ちよかった。10km地点で折り返し、受付、地元TV局インタビューで「ゲキザカヤッタルドー」のか弱い叫び、Max合流、ブース巡り、GDR試乗を経て、宿へ向かう。FULLボーイが既に試走を終えゆっくりしていた。風呂でさっぱりした後、近くのフィリピン居酒屋で明日の健闘を祈った。FULLボーイ、Maxファミリ、SHINyaファミリ、BEAT、俺の総勢9名でにぎやか。ビールジョッキ2杯。22時半過ぎに就寝。

 当日5時半起床。外は雨。荷物預けのため6時半に宿を出発。SHINyaと自分は宿に戻り玄関でローラーを並べ6時45分からアップ。腹痛勃発で15分で降りトイレに駆け込む。準備し7時20分、出ようとすると第2下痢ウェーブが来て再びトイレへ。雨の中、宿を出発。スタート地点に着くと丁度チャンピョンクラススタートの3分前だった。試乗の際気さくにいろいろとお話してくれたVAXの黒岩選手が先頭に並んでいる。他も強豪選手がずらり。スターを見送り後へ周りしばらくすると第3下痢ウェーブが到来。我慢できずに目の前の野球場のトイレへ駆け込むとMaxが雨宿りしていた。ギリギリでスッキリ。

 我らTTL4名はCクラスのスタート。FULLボーイは後の組のDクラス。華やかな声援の中、街を抜けてゆく。宿の前でカナッペの大声が響く。近寄りたかったが選手で密集していて視線も向けられなかった。SHINyaが右側の側にいる。さあ徐々にそして一気に勾配が上がる。シッティングで進む。滑っている人が多数。そして激坂に突入。SHINyaは視界にいないがすぐ側にいることが勘で分かる。目の前に運良くスペースができたのでそこを縫ってダンシング。Max激ポイントを上手くクリア。雨で非常にスリッピーだが問題ない。勾配は緩まない。少し抑えるがオーバーペース気味で攻める。

 ブラックピナ兄ちゃんに着くが思うように密着できない。離される。絶える序盤。そしてやっと右折し下りに入る。アウターでガツンと踏む。水しぶきが顔に飛んでくるが、タイム兄ちゃんの後にピッタリと着く。そのまま美鈴湖を通過し、タイム兄を抜き再クライム。

 ペースを落したくない中盤。勾配がゆるいのでテンポよく行きたい。しかし足が重い。抜かれる選手に着いてゆこうとするがすぐ離される。抜かれる、追う、離される、また抜かれる、追う、離される。たくさんの選手に抜かされた。だがダレないように気合を入れる。ふらふらでよだれが垂れ始めるが気持ちは残っていた。CP2を過ぎ、メイタン注入すると復活した。ペースが乗らないのでSHINyaがそろそろ後に見えるかもと振り返ったがまだ見当たらなかった。

 最後のチェックポイントCP3でSUUNTOを見た。(確か1時間18分、いやわからない) 『これはいけるか??』体力は限界に来ていたが、気持ちは残っていた。がしかし苦しい。「あと少しで下り!」とサポーターのおっさん。そうもう少しで下りに入る。この右カーブを越えると下りだ。ここでSUUNTOをもう一度見た。(確か1時間22分、いや分からない)意識朦朧で下りへ入ると霧のザ美ヶ原が広がった。アウターにいれ回す。とにかく回す。ローリングストーンズの『悪魔を哀れむ歌』のイントロが流れてきて泣きそうになる。とにかく半泣き状態でフルスロットル。1人づつ抜かしてゆく。デンジェラスコーナーを回避しアップダウン。最後の登りがまだこない。遠くのその先は霧で覆われたまま。1人に抜き返される。そしていよいよの最後の登りへ。脚が残っていない。ぜんぜんスピードがでない。意識が飛びそうになる。最後の最後まで振り絞ってゴールァァァァ!!!!

 何もできない。力が入らない。雨の中大の字になってぶっ倒れた。目をつぶってまぶたの隙間から見える空を見ていた。すると目立ったのか救護の人が視界に1人入った。「大丈夫です」と何度か言うが、肩を担がれ毛布に包まれ4、5人に囲まれ選手で溢れているレストハウスに通される。(運ばれる?) はずかしい。最後のMaxがゴールに入ってくるころは雨がさらに強くなっていた。終盤の下りで転倒した人が数名、救急車に運ばれていった。ごった返す山頂で皆を無事確認。寒い中下山をした。下山は周りの自転車をウォッチング。orca+カーボンリム女子とCAAD10とCORNAGOという3人組がいた。女の子はゼッケンプレート止め金具がキャリパー根元についていたので実業団の選手かなにかだろう。下山クラッシュ救助の救急車が右に止まっていていたので集団がスローダウン。とその時、目の前のCOLNAGO兄がスリップ!パニックブレーキというのか車体が進行方向に対し真横に向く。なんとか持ちこたえそうだったがカクカクして転倒。こちらはギリギリで回避。脚がグニャッとからまって倒れていた。ブレーキのタイミングと自転車の傾きでなってしまうのかなんなのか。ふとした油断で一瞬にして転倒してしまう。自転車あぶねえ、、、

 自分にとって今シーズンのメインレースである美ヶ原が終わった。それまでの連戦による効果で減量を期待したのだが、予想を遥かにオーバー。1週間前で人生Maxレベルの65kg超えの数値をたたき出していた。結局平日の通勤トレもローラートレもろくにできなかったという不安の中、トライアスロンを織り交ぜた最近の連戦でどのように自分は変わったのかという期待もあった。レースを終えてみると案外上出来な結果。1時間30分切りはできなかったが自己ベストに近いタイム。ランニングも効果大だったといえるのか。今までと比較するとバイクはズバぬけて最高スペックだからその恩恵だけかもしれないが、これであと体重が5kg軽かったら確実に30分切りしていたに違いない。。。。。いやレースは生物。タラレバはないのだ!!!(オガッチ&ナンバ氏名言)。目標は高く、来年は1時間20分で挑む!と以前にも何度か言ったような

 我らTTLにゴールなどない。

インタマ TeamUKYO

 
試走  戦略を練り直す

 
Max合流 後ろにイマナカ大先生!  試乗したGDRランチsize51

 
SHINyaが試乗したランチ 後ろに黒岩選手   我らのBike

 
雨です  チャンピョンクラスのスタート直前


BEATゴール&トマト


なかなかいいフォームかスタートすぐは、、アヤッペ撮影!

 
熟睡寸前  また来年、とコータとツーショット宿の玄関にて

Gallery NOBU & Result 『オープンウォータースイム南伊豆弓ヶ浜大会』

2012-06-30 01:03:15 | Race Report

ビチクリ ワカメは俺の髭


集合的な、、


開会式的な、、


海に祈りをささげる2人(奥)


カメラ目線でキメてみた


瞑想で既に昇天NOBU


ニヤケてる 黙尿30秒前


俺ゴール前 気分はムエタイ選手にしては身体がブヨブヨ


海面からムクリ


何故か余裕のストレッチNOBU わけわからん、、、


NOBUゴール前 めちゃ笑顔


あおってやっと走った




歩いた


また走った


NOBUゴーーーール!!




ぶっ倒れ





リザルト

オープンウォータースイム南伊豆弓ヶ浜大会 2012.6.24

2012-06-27 23:49:35 | Race Report





 3時起床で土浦の会社後輩宅を目指す。4時過ぎに土浦出発、ノンストップで旧東名の沼津ICをアウトしたのは6時半ころ。新東名のほうが近かいことが降りてからわかる。道中ずっと隣で独り言をブツブツといいっぱなしの後輩NOBU。緊張でいろいろな事が頭をよぎるのだろう。川津、下田と伊豆の景色が心地よい。断崖絶壁のリアス式海岸をしばらく進むと一気に砂浜が広がった。どこも車を停めたくなる絶景だが急ぐ。本日の会場である弓ヶ浜海水浴場に到着したのは8時半だった。風がやや強いが波はほとんどなく梅雨の合間の最高のコンディションとなった。

 会場すぐ後の無料駐車場に車を停め、荷物をまとめ浜辺に向かう。最高なロケーションとは裏腹にローテンションな男がここに1名。ブツブツいいながら気分を無理やり上げている。定刻の9時半から15分遅れの受付開始&ナンバリング。早めに済ませ着替える。肌寒い。パンフレットに目を通すと男女合わせ1kmは35名、2kmは54名、他リレー2チームと参加人数が少ない。水温が22℃に満たないため公式ルールにのっとりウエットスーツ着用可というアナウンスが入る。ラッシュガードもOKだが、もって来ていないのでショーツ1枚。ウエットスーツは無敵にしてくれるが、トライアスロンでもないオープンウォータースイムに来ているんであって着用なんてもったいなくてするはずがない。ビーチクリーンの後にウォームアップ。約10年ぶりのOWSということで心の中でキャッキャしながら入水。普段プールで使用できないパドルを装着しダイブ。水はとても綺麗だが視界は約1mと悪い。最高に気持ち良い。しばらくすると水温の低さも感じない。『海を泳ぐのってこんなに気持ちよかったっけ?!』 NOBUは相変わらず緊張気味だが泳いでいた。セクシーパフォーマーによるサンバダンスで会場は和む。

 カーボショッツとVESPAを各1個ずつ投入し水で流し込む。400mが終わると、2つのブイ(目標の浮き)が遠くに移動された。それを見る緊張MaxのNOBU。ずっとブツブツ言っている。第1ブイまでは200m、第1から第2ブイまでは400m、岸まで400m。三角形のコースを半時計周りに1周で1kmというコースだ。我々は2kmのスタートの3分後のスタート。「無事ゴールで会おう!」 NOBUと握手を交わした。スタートのホーンが鳴り響いた。

 前には5、6人。すると突然急に尿意に見舞われ、仕方なくそのまま黙って放尿。秘技その壱『黙尿』。周りにいた人ごめんなさい。海よ自然よありがとう。足がつく場所はドルフィンでガシガシ突っ込む。まずいつものアップのつもりで第1ブイを目指す。楽しくて笑える。ブレスは多めで心拍を整える。海水により浮力が増しているのがわかる。ヘッドアップがしやすい。左からの波が予想以上に強く、身体が岸のほうへ何度か大きく流される。左ブレスで海水ゴックン。右ブレスオンリーに切り替える。身体のラインが定まらずグニャグニャ、そして右往左往しているのでブイをよく確認しながら進んだ。波が強いのでNOBUを心配になるが信じてプルに力を込めるだけ。選手と何度か接触するが落ち着いて進む。やっと第1ブイに到着。すぐそばに何人か選手がいた。直前の女子が平泳ぎでゆっくり通過しているところインから差す。無事クリア。第2ブイを確認するがはるか遠い。テンションが上がる。徐々に沖へ進んでいるのがうねりでわかる。口の中が塩辛い。プールと違って身体が真っ直ぐにならない。ブイ事体を探すのではなく、その背景の大きい建物や自然物を目標にするというOWSの初歩的テクニックをここで思い出す。ブレスをする度に頭上の太陽が見える。太陽が雲の隙間から輝いている。OWSのBGMは。心地よい瞬間。

 第2ブイを回った時点で前方に2名、左右に1人ずつ選手がいた。『全員ブチヌイタル!』とペースアップオブグニャグニャ。だが離されるばかり。岸へ向かって皆ペースが増しているのだ。右隣にいた女子が右ルートに大きくずれ込む。慎重に且つ大胆に。ブイを見ながらペースアップ。岸が徐々に近くなってきた。プルプルプル!足がつきそうな場所まで進み、腰くらいの深さの絶妙な場所で立ち上がる。ここで本日の秘技その弐『バタフライは全くできないがドルフィンガシガシ』 バッサバッサドルフィン!そして膝までの深さまできたらモモあげダッーーーーーシュ!〆の秘技その参『気分はムエタイ選手』 脚短いからモモ上げ辛い!ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!ダッシュダッシュダッシュ!砂浜に入り心拍Maxでゴーール!目の前にいたのは1kmの女子ワンツーだった。

 帰りはばったり見つけた近くの『龍権の湯』に浸かる。貸しきり状態で反省会。その後シャレオツ『小磯丸』で飯。無事完泳したものの練習してきたことが1%も出せなかったと、そこまで落ち込むかというくらいに肩を落すNOBU。はたから見れば初舞台で無事完泳したのだから十分な出来だと思うのだが、自分が思い描いた姿とのギャップが大きすぎたらしい。いつでもリベンジしようじゃないか。うまくいかないから面白い。帰路は、オートメーションドライドライビングシステムNOBUにより助手席で完全爆睡。21時過ぎ土浦着、22時過ぎに帰宅。10年ぶりのOWSの幕が閉じた。

 我らTTLにゴールはない。今年もう1レースはでてみたい。しかし弓ヶ浜は遠い。けどまた行きたい。

何を想う


ゴールゲート


ふっきれたのか?


オープニング


サンバで一気にヒートアップか?


余裕のゴール?NOBU

 
何を想う?

 

 


BGMはノラ・ジョーンズ シャレオツなオープンテラスと綺麗なお姉さまに心癒された野郎2人

Gallery 『JBCF富士山ヒルクライム』

2012-06-22 00:00:01 | Race Report
 先日の富士国際ヒルクライムは、実業団、一般の後にプロが走りました。お馴染みですが。Jプロツアーの一つのレースとなっています。熱き男たちのゴールシーンをご覧下さい。

 
栂池に続く連勝BLITZEN増田選手  人差し指を天に向かって  泣きそうになりました

 

 

 
数秒差で2位のイナーメ森本選手 デッドヒートでした

 
チーム右京キャプテン元アンカー狩野選手  竹芝のどなたか

 
VAXのトップはヌマじゃなかった 管野選手?

 
キターーッ、VAX長沼、ヌボっと、、栂池もですが調子が悪いのでしょうか 応援しているッぜッッ!!
cannondaleキャプテン鈴木選手と共にゴール

 



 
そしてイナーメロッポンギ特急 SRMのメータのボタンをプッシュ


プロの皆さんかっこよすぎでした。有難うございました。

富士国際ヒルクライム 2012.6.17

2012-06-21 01:00:23 | Race Report




 飯の支度やら親父の相手していたら21時を回ってしまった。ダッシュでBEAT亭へむかう。23時前土浦から出発し、助手席でパーフェクトナビゲーターならず、パーフェクトスリーパー。御殿場ICを降りた頃ムクリで飯調達、あざみライン入口の須走ICすぐそばの道の駅に到着したのは1時すぎ。今回の車中泊ポイントは土砂降り。バイクを外に出しビニールシートで覆い、車に立てかけ就寝。雨音が激しく、早朝寒くて熟睡できず6時半起床。なんとか雨が上がり回復模様の中準備にかかる。幸運だ。受付とアップ50分、トイレを済ませスタート地点へ向かう。クラス別スタートで、実業団カテゴリは既にスタートしている。列の脇から中盤に入らさせてもらう。BEATは俺の2列後くらい。

 序盤はストレートで8~12%?くらいの勾配だが、集団のペースは遅くはない。一気に心拍が上がるのが分かる。SUUNTOは見ない。着いてゆく。前に先頭集団、さらに遠くにその前にスタートした集団が見える。ガツガツとした空気はない。このとき雨がパラリとくる、多分。早くもMTBの人が歩いている。ここから歩くってある意味すごい。路面はウエットだ。身体が温まってくると暑い。早くも汗がにじむ。

 ストレートが終わると勾配が一瞬ゆるみ、安堵する。しかし壁が着々と迫るのは分かっている。道幅の右から左まで勾配が緩いルートを惜しみなく使い体力温存をはかる。5km過ぎのCP1先で、泣く子も黙る、いや大人が号泣する『壁』が見えた。『キターーーーーッ』 皆様進んでいる方向があっちゃこっちゃの蛇行フィーバー。『んな蛇行しなくても、、、』と我も壁に入る、、、と、、、、はいすいません、蛇行しないと無理ーーー(泣)。選手同士の距離が迫ってくるので蛇行するにもコツがいる。周りに気を使いながら進む。遅すぎる蛇行マシンを抜きにかかると心拍急上昇で身体にくる。シンクロしたりしなかったり、黙々と皆進む。遠くから見るとなんとも滑稽な光景だろうと思った。少し勾配が緩んだ所で曇ったサングラスを後ろに回す。

 大量に噴出した汗が小雨とあいまみれ、全身が濡れる。唾液がだらっと落ちた。CP2を過ぎたあたりか4個目?の壁で限界を感じた。ふらふらになって脚を付きそうになる。しかし一度脚をついたらリスタートできなくなるため、それだけは絶対避けようと必死になった。幅広いグレーチングとウエットな路面と急勾配。目の前で落車。後でも落車の音が2回聞こえた。疲労が選手たちに蓄積されスピードも極端に落ち、ダウンシングもできず力尽きるのだ。これぞ坂地獄。それでも進むのだ。

 もうあと少しか、とその時、驚いて目が覚めた。目の前になんと『フルボーーーーイ!!!』 スタート前のメールもツイートにも気づかなかった。「ジム!!!」と声援を受けモリモリと力が沸いた。一瞬の出来事。ポッキリと折れた心が復活した瞬間。その後、2、3回うねうねっとし、一度下りが入り、最後のつづれ折り。道端の応援が最後の一滴を絞ってくれる。最後、最後、最後だ、、、

 ゴール後しばらく動けず、たったまま失神(はしていない)。残雪が見える。富士山が顔をだした。選手たちがごった返す。あざみラインを完璧になめていた私。前回挑んだのは2007年でリザルトが見つからないが、SUUNTOデータを見返すと1時間13分台だった。己の肉体以外は機材も何もかも進化しているのに+4分とは本当に情けない。しかし目標レースのツールド美ヶ原の前にこのレースに参加できとても良かったと思う。帰りは飯だけ食って風呂も入らず家路へ。往路と同様、スーパーオートマチックドライビングシステムを利用し、17時ころに土浦に到着でした。いよいよ本番のツールド美ヶ原は2週間後です。最後までモガキましょう。

 我らにゴールなどない。

雨が上がった 道の駅

 
入念にアップ  緊張を隠せないBEAT

 
スタート地点


いざ!!

 
BEATゴール

 

 

 
恥ずかしいとの事  フルボーイサンクス!!!

 
下山


第24回伊豆大島トライアスロン 2012.6.9

2012-06-11 23:53:02 | Race Report



 プロペラ機と呼ばれるANAのジェットコースターで無事伊豆大島に着陸したのは大会当日。遥か上空から見ると波は高くなさそうだったが、着陸後外へ出れば風、雨が強い。バイクを空輸したのは自分だけのようだった。選手らしい人は数人だけ。フェリーで上陸する選手がほとんどということがわかる。『はたして泳げるのだろうか?』という不安を胸に、空港に待たせている宿の軽トラへ急ぐ。そして雨の中空港から宿へ。チェキンし、部屋の中でバイクセッティングをさせてもらった。ザックにバイクシューズ、ランシューズ、ウエットスーツ、他もろもろ詰め込こんだ。身体にホットクリームを塗る。ヘルメットを被り、新調した2XUのトライスーツ、ウインドブレーカ、ビーサンという姿で港へいざ出陣。冷たく寒いが、徐々に弱くなってきている雨と見知らぬ土地が気持ちを高ぶらせる。港の会場受付には既に選手たちで埋まっていた。そこから見える海の波はだいぶ小さかったのでこの時点では会場のほとんどが無事SWIMのスタートが切れると思っていたに違いない。ほぼ雨が止んだ。受付、ナンバリングを済ませる。昼は羽田で買ったロールケーキだけとなってしまったのでバナナに数本かじりつき、2本トランジットへもって行くことにした。ビニール袋に必要なものを詰め込み、ザックを預けた。

 よどんだ空、冷たい雨、濡れるランシューズ、水溜りに映り込むバイクたち。今日のトランジットの光景は、青い伊豆大島とは雲泥の差だ。荷物を置き、受付会場へ戻った。メカニックへ行きポンプを借りる。外へ出ると雨が少しだけ強くなったようだ。1kmほどバイクに乗り、変速、ボトルの出し入れを確認した。トランジットに戻ると選手たちが大勢集まり、ウエットに着替えていた。フルスーツの人がほとんどだったか、自分はロングジョンしか持っていない。身体がどんどん冷えていたが、ウエットを着れば凍えるほどではなかった。雨の中、スタート地点へ素足の黒い集団は進む。トランジションを出るとすぐ海が一望できる。『波たけええ!!!』防波堤とテトラに囲まれた湾内のスイムコースは波がほとんどないが、入水ポイントとテトラ付近は大きいうねりと高い波。オレンジ色のコースブイと大きく揺れるレスキュー達。『うおおおおお』テンションは上がる。勿論海は黒いわけだ。入水ポイント脇の防波堤でほぼ全選手が集合し待機。アナウンサーが運営側で協議に入っていると言う。選手皆がどよめく。間をかき分け防波堤の突端付近まで行ってみる。そして冷静になって全体のコースを見回してみた。『・・・・・・・これ、、むりぢゃね????!!!!!』

 さあ、気持ちを入れ替えて、なんて心は微塵もない。SWIMが中止になった。運営の判断は正しい。が、泳ぎたかったと思う選手は少なくないだろう。『俺たちはデュアスロンにきたんぢゃねーーー!トライアスロンに来たんだ!!』と心で叫んでいたに違いない。黒い集団はトランジットに戻り再び準備をし直した。ウエットを脱ぐと寒さが一気に急上昇。RUNの準備を終えたちょうどその時、ビックサプライズが訪れた。なんとtwitterで知りあって最近親しく(?)やり取りさせてもらっていた、The Bike Journal作成者でもあるジャーナリストのケンジラ選手と海外を連戦しているエクステラ日本チャンプのプロ小笠原選手が自分のバイクを見つけて会いにきてくれた。『ぱねえ、ぱねえ、はんぱねえええええええ!!!!!』初めましてと今日の健闘を祈り、2人と固い握手を交わす。計り知れないネットのパワーを体感した。

 カテゴリ別(年齢順)のウェイブスタート。1グループ目のRUNのスタートを待つ選手たちの真ん中少し前にケンジラ選手と小笠原選手が見えた。強烈にストイックである姿に一気にファンになった小笠原選手は、今大会でも勝てる(優勝できる)トップ選手だ。2つめのスタートである自分の番が回ってきた。寒さを紛らわすために身体をずっと動かしていた。先頭から3列目くらい。1stRUNは片道2.5kmの直線的な海岸線を往復する。往路は左手に水平線が広がり最後は登り。ペースを上げずにマイペースで進む。強風がつらくてドラフティングしたい。何度も試みたが周りに同じペースの選手はいない。ガンガン抜かされる。半分であるたった2.5kmが遠い。復路は追い風だが、ペースは上げられない。ホットクリームが効きだしウインドブレーカーを早く脱ぎたくなった。『ああ、早く一刻も早くバイクにまたがりたい!』

 1stトランジション。隣の長身ジンガイ選手のZIPP大先生を装着したバイクは既に無かった。シューズを替え水を得た魚のようにバイクにまたがった。なんともいえない胸に広がる安堵と高揚。苦痛からの開放、快感へ。今回のバイクとホイルの選択は、直前まで悩んだ。結局ホイルは、トラ復活の今回のために新調したZIPP大先生フルカーボンホイルを止めて、MAVICコスミックカーボン。バイクはクラックの入ったSIX13にした。(ちなみにコスミックを選んだのは、twitterでのケンジラさんからの一声だった。この雨では大正解だった。) MTB王滝とCXバイクの週末だった直前の2週間が、バイクを軽くしていた。前から横からくる両者ない太平洋の荒風につんざくスピードで突き進む。『?ん?、おいーーーっっっディープホイルメッちゃあおられるルルルルルーー、、汗』できるだけ風を受けないように即席TTポジションを構える。TTバイク、DHバー装着バイクたちをぶち抜いて行く。登りが苦手なトライアスリートを抜かしまくる。周回コース折り返し地点、90度右折で、前にいたディスクホイール&エアロヘルメットの完全TT兄ちゃんがスリップし激しく転倒。その落車をよけるようにスーッと右から回避した。その間に1名か2名選手を抜かしたが「こんなとこで抜かしてんじゃねえぞ!」と怒号を浴びせられる。もちろん抜かそうと思って抜かしたのではなく、急ブレーキなんで余計危ないわけで。ゆっくりリスタートした所で、後ろを振り向くと「わたしぢゃありません(汗)」と目があったOSJジャージお兄様。その後追ってきたとあるチームジャージ怒号お兄様「転倒をよけてんだからあんな所で抜かすなよ!」と改めて言われる。『いやいやいや、、このお兄様おこちゃまか?』と思い、しかしいろいろと説明するのもなんなので、「まあ、そんなカリカリすんなよ」と一言返す。

 DHバーを握りラインを気にしながら抜かしていった怒号お兄様を登りであっさり抜かし返し、2周目が終わろうとした時、ふと何周するのか分からなくなった。根拠無く2周と決め込んでいた。手元のSUUNTOを初めて見る。ボタンを押し確認すると距離は20km台。結構脚を使っていたのであと2周と思うとつらくなった。が、ここでやらなきゃいつやるんだ。キースが俺に鞭を打つ。もっとROLLしろと。まだぜんぜん足りなすぎるからもっと踏めと。まだいけると。いつのまにかどでかいゲージンのサーベロP2C青との攻防になっていた。ストレートで彼が俺をぶち抜き、登りで彼を抜かし返すというそれは暗黙の中の対話のようだった。決して嫌な空気は無くお互いをお互いが奮い立たせていた。抜かすとき両者に自然に笑みが生まれていた。

 そして自分との対話は続いた。己と対話することで己を確認できる。対話し確認しそして探す。俺今どう動いている?このラインいけるのか?もっとこう動かせ。もっと踏んでいいのか?いや今のは間違いだろ。いややっぱりこれでよかったのか。頭の中は不思議と冷静だ。今の自分で最善を尽くす。それは何事でも同じだ。その対話に答えは無いかもしれない。でも進まなきゃならない。瞬間瞬間に自問自答し、わずかな光でも楽しみを見つけ前に進むこと。降り続ける塩辛い雨の中、そんな時間を満喫した。

 最後はほぼ歩きだった。片道5kmの海岸ロードが下半身を壊しにかかった。バイクで数えきれないほど抜かした選手が今度は自分を振り払って進んでいく。後ろ姿を見送るだけで何もできなかった。距離は10kmと短いのに長かった。完全に脚は切れていたが歩く事だけは避けたかった。かろうじて走っている。遠くの水平線に目をやるとうっすらと光が降り注ぎ、雨は止んでいた。アナウンサーの声が聞こえ大勢の選手とサポーターがFINISHゲートで待っていた。2005年9月の波崎トライアスロンから丸7年の月日を経て、今自分がどこまでやれるのかという挑戦は終わった。翌日の天気はうってかわって清々しい青空でそれは自分の皆の心を映しているかのようだった。ありがとうございました。伊豆大島、関係者の皆さま、選手の皆さま、そしてケンジラさんに小笠原さん。またお会いしましょう!
 
 我らTTLにゴールはない。


宿にて準備完了

 
受付会場前、ほぼ雨は止んだいたのだが、、




受付




トランジットにて準備中


中止になる前のコース


やれたのか?やられたのか?俺

 
アフタパテは沢山のご馳走と島太鼓 ケンジラさん小笠原さんとご一緒 2次会後ケンジラさんにラーメンゴチになる     今回のゲストハウス


また来年か 有難う伊豆大島(オガッチレポートはこちら)

SDA in 王滝 42km 2012.5.27

2012-06-02 00:27:34 | Race Report
 
 

 お疲れ様です。先日の日曜日の『SELF DISCOVERY ADVENTURE in 王滝 CROSS MOUNTAIN BIKE 42km』を一気にレポります。

 積み重ねるDNFをなんとか回避するために軽量Newマシンで挑んだMaxGAYAが、過去Maxに不甲斐ない内容で終えたのは昨年9月の王滝。そんなMaxが5月の王滝に出場すると決め、『そんじゃつきあうか』ということでTTLメンバ4名で挑むことになった今回の王滝42km。あっという間に半年以上が過ぎ去り、準備はどうなんだ?メックス???そのポンポコおなかは何なんだ? もし42kmもDNFするようなことがあったら自分のバイクのコンポを全てNewXTRにしなければならないというペナルティを引っさげて、メックス42kmのスタートのホーンは快晴の王滝に鳴り響く!!

 前日、久しぶりにキャリヤをVOLVOに装着すること汗だく1時間半、朝一の仕事を終えたBEATが我が家に到着した。水戸出発は11時30分。用があったのでバイク屋に寄りおっちゃんから頑張ってとジュースを頂き、北関東、東北、北関東、関越、上信越、下道、再び中央と高速をつなぎ、会場到着は受付終了17時の20分前だった。既にメックスとSHINは到着している。選手たちが賑わう中、受付、補給食の買出しを済ませ、オープニングイベントの途中で今回お世話になる宿『大叉山荘』へ向かった。1泊朝食オニギリ付き、翌日の入浴可で4800円/人。広々とした駐車場で明るいうちにバイクセッティングを済ませ、Maxカーへ4台のMTBを収納し、チェキン。和室の部屋は十分すぎるほど広く快適だ。風呂に入りレースやパーツの話を酒の肴にガヤガヤしながら床に就いたのは22時すぎ。

 5時に起床。前日の予報では早朝外気温は2℃。肌寒いが天気良好。TTLジャージに着替え、ホットのスポーツバルムを塗り、おにぎりを食い、携帯品を準備し、バイクセッティング。出発したのは6時ジャスト。42kmはSHINと俺は初参加だ。スタート地点はいつもの会場スタート地点から10km以上離れた場所になるので急ぐ。途中からずっと登っていたので、『Maxはスタート時間に間に合わないんじゃないか』と、長蛇の列に並びながら心配していた所(正確に言うと面白がっていた所)に颯爽Max登場、スタート10分前。我々はほぼ最後尾に並ぶ。タイヤのエアーが入れすぎていたので、感覚で前後とも抜く。落ち着く暇もなくホーンがなり、4人で交わす声もなくスタートゲートをくぐる。さあ始まった。

 早くも渋滞、皆『?』となり進んで行くと左側に数人のかたまり。脚から流血している選手をみた。落車だった。舗装路の勾配が少しずつ上がってくる。後を振り返らなかったが、SHINは見える位置にいたらしい。最後尾だったので抜かされる選手はいない。どんどん抜かしてゆく。約8km地点で、舗装路が終わった。さらにクライム。抜かすバイクを1台1台checkする。1人ゲイリーFの29erに抜かされた。最後まで彼を抜き返すことはなかった。特に調子が悪い事もなく進む。「This Is 王滝!wow!」的な景色が見え始め一気にテンションがあがる。『キターーーーッッ』 路面は基本ドライで快適だ。手足が長くてかなりキマっているBMCチームのジンガイ選手に抜かされる。スタートしてすぐパンクか何かでタイヤに空気を入れていた選手だ。12kmを過ぎた地点で下りが始まった。コーナリングが下手すぎる。タイヤの空気圧が高いのか下手なのか、何度もこけそうになる。慎重に進みながらも徐々にペースを上げてゆく。どんどん抜かす。BMC選手が見えた。下りが苦手らしい。おっそい。数人まとめてパスする。テンションが上がり早くも泣きたくなる。登り返しは20km過ぎ。頭の中ではストーンズが流れ、キースが俺の穴を叩く。BMCにガツンと抜き返される。

 今回は初めてステムに標高マップをつけたので、先のコースイメージがついた。あっという間にCPに到着&スルー。補給も定期的に摂りながら突き進む。前回の落車の感覚が心に残っていて、その感覚と自分のテクニック(下手っぷり)との格闘でギリギリの所で攻めまくる。途中ストレートの舗装路から砂利への下りは60km/h以上出ていた。でもコーナリングがもどかしかった。

 なかなか最後の下りが現れず標高マップを何度も見たが、それでも着々とゴールは近づいているので物足りなさを感じている自分もいた。苦しいが楽な感覚があり『秋も42kmでいいんジャネ?これからずっと42kmでいいんジャネ?』とか正直思ったりもした。だが楽な分感動は薄い。苦しくないレースに感動はないのだ。100kmは42kmと全く違うレースだということが今回しみじみ分かった。

 ゴールしてSUUNTOを押すと3時間8分。今回は最高のコンディションだった。選手たちが笑顔でゴールインしている。王滝マジックか正真正銘か女子選手たちもキラキラかわいい。バイクを空いている場所に置き、ゴール前で携帯を構えるとすぐにSHINがゴールした。「うおお!」っとテンションがあがるも、ゴールゲートをくぐった瞬間の顔が全く無表情だった。直ぐに声をかけるとリアサスが早々に故障したとのこと。なんてこった。にしては速い!いや俺が遅い?2人で後の2人を待つ。しばらくするとなんと100kmのトップがゴールした。スポンサーのメカニックが雄たけびをあげ喜ぶ。最近ブログをcheckしていたプロのTOPEAK-ERGONチームの池田選手だった。アメリカでの連戦から帰国直後、正に神的な記録だった。その後、2人でゴール前に陣取り、ダラーーっと待っていると、BEATがゴーーール!しかし納得がいっていない表情。彼の初王滝の超悪天コンディション42kmとのタイム差がそれほどでもなかったらしい。

 Maxを3人で待った。5時間以内にゴールしないとDNF、そしてペナルティでワクワクだったが、BEATのタイムからすると4時間45分くらいが予測だった。しかしなかなか現れない。今はどこあたりだろうか、CPは越えたのか、歩いているのか、次々と選手がゴールインしてくる中、3人はMaxの姿を何度も妄想した。100kmの選手もぱらぱらと見え出した。「おいおいおいおい!!」 何度言っただろう。『これはまたリタイアか?』と諦めかけていたその時、メッーーークス!ゴーーーール!42kmを制限時間内にく無事ゴールした。リタイアしない感覚を味わえた事は、今後プラスに働くだろうか。

 次回は9月の王滝100km。俺とSHINは7時間切り、MaxとBEATは制限時間10時間以内の完走が目標だ。恐ろしいペナルティがそれぞれ待っているので4ヶ月間トレーニングを怠らず進みたい。TTL我らにゴールはない。

 


ごった返すスタート地点

 
序盤の舗装路  ゴール地点で

 
ゴールゲート  初の2XUコンプレッションなかなか調子良かった

 
ぬぼーっとGoal  不完全燃焼のSHINya

 
そしてBAET  Maxの安堵

 
ぺしゃんこのリアサス  大叉山荘


さあ次は4ヶ月後