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Days with cannondale   デイルな日々

JIM's memo    We are Team The Lewis    肉体性を追求せよ

2010 Last Race ツールド沖縄 (5/6) ~ 無残に散る ~

2010-12-04 21:12:19 | Race Report
 写真はAll Sportsから拝借 下りの俺、そして続くSHINya
 

11/14(Sun) 中盤
 なんとか登り切った2回目の普久川ダム。それから一気に下った。風が体力を奪っていく。先頭を交代しながら2人で進んでいった。分岐点を右に折れると再び登りに入った。長い登りだった。SpecialMapを見て何度も自分の位置を確認した。補給をしキテいる脚にムチを打つ。腰は既に限界に来ていた。SHINyaに速度を下げてくれと伝えた。しばらくすると単独兄ちゃんが現れる。我々の力を借りたそうだった。140kmの残骸だ。我々も同じ気持ちだ。声をかけられ2,3回rotation。同じ気持ちでも現実は無常だった。彼のペースについて行く事はできなかった。

 ぱらぱらとした雨を身体に感じたが『少しもすれば上がるだろう』とそんな期待はあっさりと破られ、乾いていも滑りやすいオキナワの道を両者なく濡らしていった。激しい雨粒は視界を遮り、大きな音でアスファルトを叩きつけていた。登りになるとSHINyaが遅くなり始める。決して速くないペースだったが溜まりに溜まった乳酸は脚を重くした。SHINyaの気配を感じなくなるが、ペースをできるだけ下げないよう進む。ここで落とすとヤバい状況だ。しばらくすれば追いつくだろう。「足切り」というモンスターが我々を飲み込もうとしていたが、まだ諦めはしなかった。

  

2010オキナワDATA

2010-12-03 23:47:56 | Race Report
 沖縄が終わり、ダルダル週末3週目突入です。遅く起きて昼飯食って洗濯して昼寝して。起きて親父の相手してスタバ行ってネットして、3週間、、、、身体も心も悪い意味でリセットです。寝すぎて腰回りもダルダル、気持もダルダル、沖縄れぽも既にダルダルになっていますが(爆)、最後まで粘ります。。。(苦笑)

 SUUNTOdataをCheckしてみる。Total Timeは、04:58:40,0。最高心拍は1回目の普久川ダムへの登りで185bpm。平均心拍は166bpm。抑えていたのがわかる。エネルギー消費量は2582kcal。最高速度は61.6km、平均速度27.2km/h。平均としてあと2~3km/h上げないと(いやもっとかな)『最低レベルの集団』に入れないだろう。沖縄のベンチンマークとして挙げられる「富士チャレ200」だが、『富士チャレ200を5時間台でGoalできる走力がないと沖縄はクリアできない』というのは大げさかもしれないが、“クリア=ギリギリ完走”ではなく、“クリア=ある程度集団に入りながら完走”として捉えると、あながち間違っていないと思われる。表の下の赤点はLapだが、これは後で編集し走行距離に対して付けたマークです。Race中は全くマークできず。


SUUNTO t6d DATA (高度値はSetUpしていません)
赤点は左から、与那~CP1:普久川ダム~CP2:奥~CP3:与那~CP4:普久川ダム~CP5:高江~CP6:平良~CP7:安部

2010 Last Race ツールド沖縄 (4/6) ~ 無残に散る ~

2010-11-29 01:57:47 | Race Report
  

写真はAll Sportsから拝借
11/14(Sun) start~中盤
 setmに張り付けていた自主制作Mapを見られ『その地図すごいですね』と隣の選手、『いやあ初めてなもので、、』と答える。隊列し前方後方を見回してみる。かなりの集団だが思っていたほどではない。直前の静寂。先頭から2/3くらいの位置だろう。『よっしゃがんばるべ!きをつけて!』SHINyaと手を合わせる。直ぐ隣にはフォルティンのSM君がいた。イカついblackCOLNAGOにまたがっていた。(彼はこのRaceで見事3位に入賞した。)Countdownで気持が高ぶる。市民210kmの通過が速かったため予定時刻9:15を繰り上げ、9:07に幕が上がる。
 
 さあいよいよだ。Clip音が一斉に響き渡る。自分はClipに失敗したが慣れっこだ。しばらく回してCripした。8月に参加した2回目のRoadRace「富士FES小山」のstart直後の感覚がFlashback。魚のいやバッファローの群れの中にいるような感覚だった。五感を研ぎ澄ませ。何とも言えない緊張が気持よかった。ほぼ平地だが少しの起伏で群れのspeedが遅くなり皆声を上げる。『おーー!』怒鳴っている奴もいる。心に溜まった緊張を吐き出しているかのようだ。すると突然自分の直前の選手の前輪が空を向き崩れ落ちるように左に倒れた。(suuntoLogを見てみると速度がストンと落ちている地点でstart後約1.5kmだった。)まさにスローモーション、瞬間的に間一髪回避。『おおおおお!!!!!』だった。そして皆が一斉に罵声のごとく『おおおおおおお!!!』『らくしゃーーー!!!』だった。そしてその直後、彼を通り過ぎた後ろのほうで『パン!!!!』とpunkの音も聞こえ、数台まき添いをくらったようだった。思わずPunksの名を叫ぶ。『シンヤ!!!』少し離れた後方から返事が聞こえホッとした。落ち着くと左手にターコイズブルーの海が広がった。沖縄の風を感じたが心地よく思う暇はない。前者に連なれ。途切れるな。前にSM君が見えた。SHINyaは来ているだろうか。横を向き『シンヤ!』と叫ぶが返事がない。約5km地点に差し掛かると問題のトンネルに入った。ここでも全員『うおおおおぉぉぉぉおおお!!!!!』だった。俺は常連気取りで張ったりかましてspeedを抑え前後に十分間をとるように周囲を警戒させた。
 
 トンネルを抜け集団での右折をクリアし、いよいよ初めの登りに差し掛かる。「普久川ダム」への約8kmのヒルクラだ。集団でグングン登っていく姿を見送り、直ぐにペースを落とした。『こんな速いのか?いや皆落ちてくるはずだ』と思いながらペースを落とすとSHINyaが合流した。集団はバラけた。SHINyaにHCAtabletを3粒渡す。俺もかじる。自分のペースが速いのか遅いのか全くわからない。後ろのSHINyaに何度か尋ねた。とにかくオーバーペースにならないよう気を付けた。長い道のりは始まったばかりだ。身体の調子は悪くない。この時点でかなり息が上がっている選手もいた。汗が出てくる。後ろのSHINyaを気にしながら進んでいった。

 「普久川ダム」を登り切り、初めのCPに差し掛かろうとしていた。『ここか、、、いやまだか』はっきりダムがどこにあるのかわからなかったが、SpecialMAPを読んだ。bottleの水が半分以上無くなっていた。予定よりも速い。初めのCPでは補給がないと思っていたが、サポーターがbottleを差し出しているのが見え、助かった。bottleの水を口いっぱいに含み、捨てbottleOGKを左へ放り投げた。そして力強いエールと新しいbottleを頂く。水は7分目くらいしか入っていなかったが、bottle3割以上の声援をもらったので十分だ。足切り時間と比較すると約35分の貯金だった。ここから一気に下る。UpDownを繰り返すが下り基調だ。SHINyaには登りも下りももっとぴったりとくっついてほしかったが、なかなかうまくはいかない。風よけになっていない2人の距離だ。もっと俺を盾にし体力を温存してほしかったが、落車の多い沖縄のツルツル道に緊張しているようだった。気持はよくわかる。数百m先に大きめの集団ができていた。なんとか追いつきたい。体力を温存したい。サベロがうざってえ。ガスコンと向き去りたいが、SHINyaがついてこないと意味がない。ライン取りがあまりうまくないサベロと抜きつ抜かれつもどかしい。そんなこんなしていると右手に海が広がった。なんともいえない高揚感。俺は走っている。ここまで来たんだ。

 SHINyaにHCAtabletを3粒渡す。俺もかじる。俺の、SHINyaの血よ、躍動せよ。SHINを前に促す。後ろに人を感じた。でかいジャイ兄ともう一人。そしてさっきからのサベロ。5人は誰しも前の集団に着きたいと思っていた。サベロに後ろにつけと指さすがいまいちな反応。ローテが分からないらしい。デカジャイ兄に前に行ってくれと頼むと『いや無理っす』とハニカんでる場合じゃねーー。んじゃしっかり後ろに付けヤ。MaxとBEATのstart地点である「奥」を無事通過。「奥」は我々のCP2でもある36km地点。ここから登りに入る。青兄ちゃんをローテに入れる。start地点で話しかけられた兄ちゃんだ。徐々に集団が近づいてきた。『イケますね!』

 どでかい集団に抜かされた。210kmの選手たちだ。『いくか?!乗れるか?』とっさに無理と判断できた(汗)。LockOnした集団は目前だった。乗れれば一気に着くことができたが無理だった。しかしもうすぐ登りは終わる。『これで付ける』と確信した。右手に海が広がった。沖縄最北端を我々は無事通過した。ここから南下だ。風が強くなる。『ん?集団がねえ!!?』後で分析した事だが追っていた集団は210km集団に乗って行ったと思われる。『なぜいない???』不思議だった。これまで追い求めていた目標物が一瞬でなくなりがっかりした。風にあたりながらしばらく進むと、少し遠くに何人かの集団を発見した。それは210kmの残骸衆だった。『これは行けるかもしれない』まず一人の残骸黒兄に追いつき後ろを走らせてもらう。いいかんじだ。トンネルを抜ける。SHINyaもついてきている。先ほどの青兄もいた。少しすると気づかれ(苦笑)、交代する。風が強い。後ろに下がりSHINyaが先頭に行くと一気に速度が上がる。2,3km/h以上上がる。調子良さが伝わってくる。しかし休まる暇がねえ、、、汗。すぐ前の210km残骸衆5,6人に追いつく。しかし残骸といえども210km選手は強かった。約10人集団のrotation。しかし先頭周辺は決まっている様だ。右からの浜風が体力をむしばむ。先頭はつらい。海がきれいだ。彼方に島のようなものが見えた。ペースが速い。行けるのか。デカジャイ兄はもういない。青兄はまだいたがやばそうだ。この210km残骸衆は我々のレベルではないのか。残骸衆は平気な顔を顔をしている。先頭以外は体力をうまく温存しているようだ。そんな中SHINyaは速い。俺の次に先頭に変わるとspeedが乗る。グンと伸びる。こちらの休む暇がない。ぐんぐん加速する。青兄が俺の顔を見て苦笑いをした。その後彼を見ることは無かった。

 なんとかしがみついていた。左折すると地元の温かい大きな声援を受けCP3「与那」を通過。握りこぶしを上げた。SpecialMAPを読むとここで約30分の貯金だ。2回目の「普久川ダム」への登りが始まる。平地で足を使ってしまったが、ペースをうまく落としながら登って行った。この登りで昨年のChampionフォルティンTI氏、続いてMTBの竹谷氏、そしてつるみしんごさんの集団に次々と抜かされていく。それは全く太刀打ちできない登りでの速さだった。1周目よりはspeedが落ちている実感があったが、後ろのSHINyaを気にしながら2人で着実に進んでいった。やっとの思いで「普久川ダム」を通過し、CP4に到着。飲み干したbottleを捨て、2本bottleをもらい、1本をCageに入れ、もう1本の水を飲みながら下りに入った。ここで工程の約半分。約20分の貯金。しかし確実に疲労は蓄積されていて、想像以上の過酷な道のりがこれから始まろうとしていた。

2010 Last Race ツールド沖縄 (3/6) ~ 無残に散る ~

2010-11-27 20:37:29 | Race Report
11/14(Sun) 朝~start前
 誰かが起きて目が覚めた。予定通り5時前に起床。『よっしゃ!』雨は上がっている。飯前に一度Bikeを見に行き、Tireを確認する。今回、パンク対策のため初の試みをした。王滝で使用したsealant『NoTubes』をTubeに注入したのである。全員問題なさそうだ。朝食をしていると急に腹痛に襲われ、3人より先に部屋に走り戻り、リーゲー。皆が戻り、も一度リーゲー。しばらくしたらまたリーゲー。結局4回戦を戦い、もう完全燃焼。6時半までに荷物を預けなければいけない。goalは「名護」のため、ここ「国頭村」に戻らない我らは荷物を全てトラックに預けgoal地点で引き取る。さらに100km組のMaxとBEATはstart地点がここから約30km北上した「奥」のためにBikeも預け、専用Busにて移動する。人が多く慌しい中、健闘を祈り合い7時前に別れた。

 薄い雲からちらりと空が覗く。昨日の雨が嘘のようだった。Checkoutの為SHINと2人でFrontへ走る。韓国人か台湾人か数名が同じくCheckoutしていたがゼッケンを見ると100km?Busは既に出発しているのでここから30km自走したのだろう。我々は数km先のstart地点「道の駅国頭村」までゆっくり自走する。ぱらぱらと人が集まっている。並んで出走確認表を渡す。startまでまだ時間はたっぷりあるので2人でUpに出た。海岸線の国道をそのまま北上し、数キロ先のトンネルで折り返す。気持ちがいい。道路をほうきで丁寧に掃除してくれたいるおじちゃんおばちゃん達に挨拶をしながら進む。調子は悪くない。プーリーの位置がずれていたためにRearの変速がイマイチだったが調整し完璧だ。『おおお!!』次第にテンションがあがる。『俺達、沖縄にきた!!』

 トンネルを抜け距離を延ばす。3度折り返し心拍をしっかり上げ汗をかいた。もしかしたらこのUpは余計だったかもしれないと今思う。Upを終えstartの列にBikeを並べた。まだそれほど緊張感はなくSHINと人間観察&リラックス。国際ロード210km、そして市民210kmがこの目の前の国道を通過する。歩道に腰をかけしばらくまったりしていると、パトカーや車が突進していった。頭上にはヘリ。いよいよか、、、しかし、、、ここでまたまた腹痛。10分くらいのトイレ行列で無事最後のリーゲーを済ませた。これで空っぽだ。迫力ある選手達を目にすることはできず、SHINから写メを見せられる。

 だんだんと我々のstartが近づく中、ジュニア国際ロード140kmのstart直前だった。start地点に集合したハニカミ王子達。惚れ惚れする若さと肉体。手足は長く余分な贅肉は皆無だ。お馴染みの強豪チームジャージも見える。いかにもはやそうだ。見ているだけで微笑ましい。『俺はこのころ何をやってたかなぁ、、、』なんて思った。心配そうに父兄の方々が見守る。SHINと2人でワクワクニヤニヤ釘いるように見ていた時、ふと我々のBikeのほうに目をやると列が移動しているじゃないか!!『おい!!』ダッシュで戻り、Bikeを起こし、ギリギリ列に間に合った。SHINと『(爆)あぶねえ、、、(汗)』

2010オキナワスペック

2010-11-26 18:45:48 | SIX13
 備忘録として今回のspecをupしておく。
 目立つ所としては、新調したWheelsのMAVICコスカーSLR 2010!このオキナワの為に手に入れたSuper Weapon!
 サイトのおっちゃんとあれこれ悩む珍しい俺。先行予約で2011年モデルの納品は11月ころということだったが、それでは間に合わないかもしれないし、試走もできないということで2010年モデルをゲッツツツ。割引&即納で9月には手元にあった。しかし袋から1回も出しもせず放置プレイ。沖縄の前哨戦であった『富士チャレ200』も大雨の為出番無しで、オキナワ直前に250kmくらいの走り込みで本番を迎えた。ファーストインプレとしては、軽い、高速でないとエアロ効果は発揮できない、高価すぎて輪行(移動)にかなり気を使う、見た目の張ったり感はハンパねー、と集約するとこの4点。実力がないとマジ恥ずかしいです。Front&Rearで定価¥220,500-也、(汗)。俺的最高スペックで挑んだ2010オキナワであった。