イバラノツルヒコの華麗なる生活

ボンソワール、今夜も僕と素敵な話をしよう

ティータイム

2005-08-21 19:34:12 | Weblog


夕べ突然、思い立ってアイスティーを作ることにした。といっても、茶葉をメッシュの袋にいれて、水を注いで冷蔵庫で一晩冷やしておくだけの簡易版だけどね。本当は袋にいれないで葉を十分開かせたほうがいいに決まってるだろうけど、あとで容器を洗うのが手間だし、注ぐにも毎回茶漉しを使うのはちょっと面倒だ。

僕が気に入っている紅茶専門店のフレーバーティーの中から、冷やしてもおいしそうなベリー系のやつを選んでつくると、水出しとはいえすごくいい香りがする。出来上がったら、お気に入りのグラスに氷を入れて、ぬかりなくCDもセットして、一杯のアイスティーをゆっくり楽しむんだよ。

ぼんやり窓の外を眺めながら、そういえば引っ越してきたときに、夏はここにウインドベルでもつるそうかと思ったことを思い出す。来年の夏にはきっとつるそう。そして、来年の夏にもこうやってお茶を楽しめる時間と気持ちが、僕にありますように。

わからないこと

2005-08-21 05:28:32 | Weblog


やれやれ、今日も(…ああ、もう昨日だ、日付が変わっちゃった)暑かったね。でも前からの約束があったから、友達に会いに出かけて来たよ。小さな美術館の企画展を見て、そのあとはひたすらいろいろな事を語り合った。

僕は最近ブログに書こうとしてまとまらなかったことを、会話でなら伝えられるかなあと思って結構がんばって話していたのだけれど、やっぱり相手にはうまく伝わらなかった。「よくわからない」ってはっきり言われたし、そもそも顔に「わからない」って書いてある。

でもなんだか、そう言われたことで僕は妙に安心してしまった。何しろ自分でもよくまとまらずに言っていることなんだから、そこで簡単に「うんうん、わかるよ」なんて言われるほうが困ってしまう。そう言って適当にやりすごすこともできるのに、ちゃんとわからないって言ってくれるのは、僕に対してとても誠実に向き合ってくれているってことだと思う。

正直にいうと、僕は結構な見栄っ張りで、こういうときについわかったふりをしてしまうことが多かったんだけど、こういった友人たちのおかげで、それはとても勿体無いことだったんだと思うようになった。わからないけど知りたい、ってちゃんと伝えれば、今度はわかるようにって相手もまた話してくれるかもしれないよね。

わからないことは恥ずかしいことでも怖いことでもなくて、自分がいつかわかるかもしれない何かがみつかったという意味で歓迎すべきことなんだ、と今は思う。おかげで、僕の周りに理解不能だけど興味深い友人たちがたくさんいることが実はちょっと嬉しかったりするんだ。彼らの考え方を少しずつでも理解できれば、僕の視野は恐ろしく広がるのは間違いないからね。(もっとも、どんどん変人度合いが高まっちゃうかもしれないけれど。)