イバラノツルヒコの華麗なる生活

ボンソワール、今夜も僕と素敵な話をしよう

古い画集

2005-08-05 18:00:45 | Weblog


昨日ちょっと書いたけど、以前古本屋で見つけたものの買えなかった画集を昨日やっと手に入れた。帰りの電車の中で開きたい衝動を抑えて、部屋に帰ってからもすぐ見たいのをこらえて、わざわざ寝る時間までとっておいたところに僕の思い入れを感じてもらえると思うんだけど。

画集は大判で、印刷がちょっと古いけど解説が丁寧だし、なにより絵が大きく載っているのが嬉しい。絵はやっぱり本物を見るのが一番だと思うけど、手元においておくならできるだけ細部がわかるようなものがいい。僕はこまごま描き込まれた絵が好きだから尚更だ。

とはいっても、僕はあまり画集というものは買ったことが無い。しかもどういうわけか、余りにも好きな画家やイラストレーターの作品集は絶対に買えない。うまくいえないけど、手元にそれを置いてしまったら、毎日見すぎて、影響を受けすぎちゃう気がする。だけど好きなものは好きだから、本屋とか美術館とかでその人の作品をみつけるとじーっと見入ってしまう。描き手にしてみたら一番嫌なファンだよね、とは思うんだけど。

そういえば僕は昔からそういうちょっと天邪鬼的なところがあって、自分が大好きな本や絵や漫画に出会ったりすると、嬉しいのを通り越して悲しいような悔しいような気持ちになってしまうのだった。子供の頃「本当は僕が書くはずだったのに!」とか言って母親を大笑いさせたこともあるらしいので、いまだにそういう子供っぽいところが抜け切れていないのかもしれないね。まあこれも男の浪漫ってことにしておこう(ちょっとあやしいけど)。