イバラノツルヒコの華麗なる生活

ボンソワール、今夜も僕と素敵な話をしよう

ショキショキ

2005-08-10 19:47:39 | Weblog

子供の頃、祖母の家に行くと、母や叔父が子供の頃に読んでいた本がとってあって、それを引っ張り出して読むのが楽しみだった。特に夏はやっぱり「怖い話」とかが読みたくなるからそういうのを探すんだけど、読んでしまってからきまって後悔することになるのだ。

といっても、子供向けの本だから内容は他愛も無くて、幽霊だの妖怪だのといった昔話みたいなのが集めてあるだけなんだけどね。「日本の怖い話」と「世界の怖い話」と両方あったけど、日本のほうが怖く思えたのはきっと挿絵のせいだ。今日描いてみた「小豆洗い」なんて、ショキショキと音を立てて小豆を洗う、っていうくらいで何がそんなに恐ろしいのかっていう話だけど、なにしろ見た目が怖い。というか、筆で描かれたそのタッチというか雰囲気というか、それがなんだか怖かった。

…だけどどういうわけか僕が描くとその怖さが再現できないのがちょっと残念。