ボンソワ。なんとなく昨日の話の続きが必要な感じがするので、興味のない人にはつまらないだろうけれど一応書いておくね。
といっても、何しろ正体不明の状態からそんなに急に立ち直ることはできないから、朝目覚めてわあびっくり、それからコメディのようなやりとりがはじまって、・・・なんてことはない。残念ながら。
たとえるなら、重力がいきなり6倍になったような、もしくは突然深海生物になっちゃったような状態に二人ともいたので、ほとんど会話なんか成立していない感じだったんだよ。とにかく何か熱いものを飲もう、と思ってから実際にそれを成し遂げるまでに30分くらいかかった気がする。何しろ気分が悪いし、頭は痛いし、身体中がだるくてお酒臭いような気がするし、まさか自分がそんなみっともないことになるなんて、僕もだけど伊集院君も相当不本意だったろうと思う。
そんなわけで、今の気分は「もう二度とお酒なんか飲まない」なんだけど、きっと喉元すぎたら熱さを忘れちゃうんだろうな。そういうことを繰り返す大人を、昔は「馬鹿だなあ」なんて思っていたのに、・・・はあ、なんだか切ないね。