珍しい電話

春のせいか、最近夜はすぐ眠くなっちゃって、なかなかモニターの前に座っていられない。
というわけで、これも一昨日のこと。
珍しく午前中に電話が鳴った。（僕の友達は大抵ねぼすけなので、電話がかかってくるのは大抵午後も遅めになってからだ）
ちなみにうちの電話は、僕が、パンサーとジャガーの次にこだわって購入したもので、なかなかエレガントな形をしているのだけれど、秀虎はいつも「あのプードルみたいな電話」という。おかげでなんとなく僕までこの電話を見るたび、「あ、プードル」と思うようになってしまった。
話がそれたけど、電話は高校時代の後輩からだった。
実は僕と同じ大学に受かって、春から近くの下宿に住むんだそうだ。
「キャンパスのこととか、バイトのこととか、サークルのこととか、いろいろ教えてくださいね！あと安い店とか！それから冷蔵庫とか欲しいンスけど誰か譲ってくれないスかね～？！」
相変わらずの早口でまくしたてられて、すっかり忘れていたいろんな記憶が一斉によみがえってきた。うん、いい奴なんだけどね、少しばかり気が短くて騒がしいんだ、こいつは。

4月から僕の周りは、もうひとつにぎやかになりそうな予感がする…。

ちょっと眠い話

ようやく少し春らしくなってきた気がするけど皆元気？
僕は春休み中だけれどときどき学校に行っている。何故かというと、いつもの図書館アルバイトが春休み中もあるからだ。
数時間のためにわざわざ休み中に学校にいくのも面倒なので、少し減らそうかと思ったのだけど、チーフの渡辺さんに押し切られてしまったんだ。

いや、押し切られたっていうのはちょっと正しくない。
渡辺さんは院生なんだけれど、なんだか僕より若く見えるくらいの、妙にほのぼのした感じの人だ。それで、この人に「人手が足りなくなるわ…困ったわねえ」なんていわれると、なんだか自分がひどく自分勝手なことをしている気分になって、結局いつもどおりのシフトにすることにしちゃったんだ。これも一種の人徳ってやつかもしれない。

それにしても、図書館の奥でガラス越しに春の日差しを浴びながら、古い蔵書のカード整理なんかしていると、なんだか妙に眠くなってきて困ってしまう。気が付くとずっと同じ段ばっかり見ていたりして、ちっとも進まなかったりする。それでなくても図書館って、外とは違う時間が流れている気がするんだ。そうは思わない？

洗濯日和

これもちょっと前の話なんだけど。
天気がいいのでベランダで洗濯物を干していたら、日なたにいるのに2回も軽いくしゃみが出た。
薄着しすぎたかな？と思って気にしなかったんだけど、ふと気づいたのは「これはもしかして俗に言う花粉症の前触れなんじゃないか？」っていうことだった。

うわあ、困ったな。いや、まだ決まったわけじゃないけど。
なんだかあれ以来どきどきしてしまう。
皆は大丈夫？

従兄弟とスケート

やあこんばんは。風邪がなおってからこっち、今度はあちこち遊び歩いていたのでまたサボってしまったけど、何から書こう。

そうそう、先週の話だけど従兄弟の健人と、その甥の櫂が遊びに来たんだ。ちょっと遠くに住んでいるので滅多に合えないんだけど、健人は華子と同い年なので割と仲がいい。櫂はこの春からようやく学校に行くぐらいでまだ小さいんだけど、傍目には年の離れた兄弟って感じだ。ところで従兄弟の甥は僕にとってどういう関係になるんだろう。考えてみたけどよくわからなかった。

櫂は人見知りする子で、僕たちの前ではもじもじしているけれど、健人にはよく懐いている。一年中やっている屋内のスケートリンクに連れて行ったんだけど、ずっと健人にしがみついて離れないのが妙に可愛かった。うーん、そういえば華子にもこうやってやたらくっつかれていた時期があったんだけどな。今は「風邪が治ってこうやって遊べるのは看病した私のおかげなんだから！」と、今日の遊び代を全部僕におごらせるような奴になっちゃったけど。

それにしてもこの中で成人してるのは僕だけなんだと思ったらちょっとだけ複雑な気分になったのは、内緒…。

はやり風邪

皆元気？
僕はせっかくの休みだっていうのに、風邪をひいて寝込んでしまった。大分楽になってきたけど、こんなに風邪らしい風邪をひいたのは久しぶりだ。
このときとばかりに華子を呼びつけてあれこれ我侭を言ったりしたので、妹はすっかりおかんむりだ。まあ、普段ずいぶん荒っぽくつかわれている兄としてはこんなときくらいはいいだろうと思っているんだけど。
風邪をひくと僕はどういうわけか林檎とかプリンとかエッグノックとか、そういうものしか受け付けなくなってしまうのだけど、これは多分幼少期の刷り込みってやつだろうと思う。
僕にとってはこれが「風邪の定番」メニューというわけ。
うーん、やっぱり起きているとちょっと辛いのでこのへんで。
皆も風邪には気をつけてね。

至福の朝食

今日は久しぶりにゆっくり寝て、ようやく起き出したのはすっかり陽が高くなってからだった。せっかくの春休み初日なので、普段よりだらだら過ごそうと決め込んだ僕は、いつもより時間をかけて食事をとることにした。
お気に入りのクロワッサン（例の高橋製パン製だ）を軽くトーストして、ベーコンをカリカリに焼いて、折角なのでスクランブルエッグもこしらえて（まあ、これくらは僕もできるんだよ）、時間をかけて紅茶も淹れた。
今日はテレビはやめてラジオをつける。
普段の慌しい朝は、テレビをつけておくんだけれど、ゆっくりしたいときはなぜかラジオ派な僕だ。テレビよりも時間の流れがゆっくりになる気がする。

いい休日だなあと思いながら、午後の予定を考える。久しぶりに図書館でもいってみようかな。それとももう少し先まで出て、気になっている映画を観ようかな、とか思っていたのだけれど、結局その後たまっていた新聞に目を通したりしているうちに夕方になってしまったので、外には出ずじまい。まあ、こんな日もたまにはいいよね。

山びこは招く

ようやく試験終了。何はともあれ春休みだ。僕なんかはこれから何をしようかなんて考えるのんきさだけれど、ほとんどの学生はとっくに予定を決めていて、しばしの別れの挨拶もそこそこに、方々へ飛び出していってしまう。この時期を見込んで学生むけのパックツアーなんかがたくさんあるけれど、たいていは皆往復のチケットだけ入手してあとはいきあたりばったりの貧乏旅行を決め込むようだ。

なんとなく浮かれた雰囲気のロビイを出ようとしたら、見慣れた後姿が目に入った。
秀虎が大きなザックを背負って急ぎ足で歩いている。
奴はワンダーフォーゲル部に入っているのでこれから山にいくんだろう。
それにしても、試験終了のその日に出発とは。そこまで慌てた計画をたてなくても山は逃げないだろうに。まあそんなに嬉しいということなんだろう。
せっかくの休みに重い荷物をもって山登りなんて、僕にしてみたらそれはアメイジングとしか言いようがない趣味だけれど。ひとの好みをとやかくいうつもりもないしね。

というわけで僕はのんびりとホリデイを楽しもうと思う。
ちょっとわくわくするね。

思い出がいっぱい

試験中になるとブログを熱心に更新してしまうのはどういうわけだろう。
実はさっきもちょっと余計なことで時間をつぶしてしまったので、今日の絵が雑だったりするんだけど。
明日に備えて少し今までのところをさらっておこうと思って、辞書を取ろうと本棚をのぞいたら、うっかり昔のアルバムが目に入ってきた。
ありがちな話だけれど、よせばいいのに僕はついアルバムを開いてしまった。
小学校に入学したときの写真が出てきた。僕の後ろに華子が半分隠れるようにして顔を出している。妹らしくお調子者の華子は、普段ならいつでも僕より前に出てくるのに、このときだけは自分が主役じゃないと感じたのか、後ろにひっこんでしまったらしい。両親はそれをみて大笑いしたんだと、この写真を見るたびに思い出話をされたっけ。
この頃の華子は可愛かったよなあ、と僕は思わずため息をつく。可愛かったからずいぶん面倒をみてやったもんだけど。

あ、いけない、また感傷にひたってしまった。
さすがにもう寝ないと明日が心配なので今日はこのへんでアデュー。