限りなくmoonshine...

GarageBandなどDTMネタとバンドネタと甘いもの中心に。たぶん。

簡易自宅サーバ。

2008-06-29 23:58:13 | work

以前のエントリ時に、「あとは php のソース落としてきてコンパイルして」などと書いたけど、
実は MacOS X(10.4)インストール時に、すでに以下のものがインストールされている。
 ・Apache 1.3.41
 ・php 4.4.8
以前のエントリ時には、「 php5 」を想定して書いたんだけど、よく考えたら php5 じゃないと
困るようなソースは書かないし、仕事で今使ってるのが php4 なので、色々と試してみたりする
にしても敢えて php5 をインストールする必要も無いな、と考えを改める。

というわけで、あっさりと自宅サーバを立ててみる。
「自宅サーバ」なんていうと、結構大変なモノみたいなイメージがあるけど、Mac に関しては
その限りではない。むしろ、あまりのあっけなさに「こんなもん?」と思うくらい。
具体的には、「システム環境設定」の「共有」で「サービス」タブを選び、左側のリストから
「パーソナル Web 共有」にチェックを入れるだけ。
トップの画像がその設定したところ。

冗談抜きで、たったこれだけ。
これでもう、自分の Mac がインターネット上に公開されいる状態になる。
(ルータなどを通していて、設定をしなきゃならない場合を除く)
なお、どのアドレスで接続すれば良いかは、このシステム環境設定画面の右下に、ご丁寧にも
「このコンピュータの Web サイトを表示するには」と表示してくれているので、その通りに
URL を入力すれば良い。
ぶっちゃければ、これにチェックを入れる事で Apache が起動しているだけだと思うんだけど、
所謂 httpd.conf の中身とか、OS をインストールした段階でそれなりに設定されているという
のが助かるというか簡単というか。
DocumentRoot にしても、デフォルトだと自分のホームディレクトリ直下にある「サイト」と
いう名前のディレクトリが公開ディレクトリになっていて、ここに適当なファイルを置くだけで
それがそのまま公開される。
試しに、お約束の php バージョン表示ソース(というほどのものでもない)をサクッと書いて、
自分のホームディレクトリ直下にある「サイト」ディレクトリに置いてみる。
なお、ソースは↓で、保存ファイル名は index.php としてみる。

   <?php phpinfo(); ?>  

で、表示した結果が、↓である。


こんなに簡単にできてしまう上、インターネット上に公開だなんて書くと、あまり詳しくない人
から「自分の Mac が外から勝手に色々といじられるのでは?ファイルを勝手に削除されたり、
ウイルスをインストールされるのでは?」なんて言われそうだが、それは、無い。
外からアクセスされるのは、「サイト」ディレクトリ以下のみである。
ただし。
逆に言えば、ここに置いたファイルは全て、インターネット上の何処からでも見る事ができるし、
実行させる事もできる。
ということで、この「サイト」フォルダに置くファイルだけ、気をつければ良いことになる。

とまあこんなカンジであまりにもあっさりと公開できてしまうのであるが、ちょっと物足りない。
というのも、先日のエントリの通り、現在 PostgreSQL がインストールされているのであるが、
デフォルト状態では MySQL へ接続するモジュールは組み込まれているものの PostgreSQL は
接続できない。
また、GD モジュールもデフォルトでは組み込まれていないため、グラフなどが扱えない。
ここまでやったのだから、せっかくだから組み込んでしまおう、と思ったが、やっぱコンパイル
するとなると気楽にやれないので、躊躇。
とりあえず、httpd.conf を弄ってカスタマイズするにとどめ、後日することにした。弱っ。

とはいえ、うちのプロバイダは IP 固定じゃないので、不定期に IP が変わってしまう。
そのため、自宅サーバを本格的に稼働させるなら、Dynamic DNS の自動登録しなきゃだけど、
常用する Mac をサーバとして公開するのもナニなので、それはまたいずれやることにしよう。