朝の地震キタ━━━━━ !!!!!

　資源ゴミをせっせと運んでいた時だった。朝のゴミ出しなんてものは、誰もがそうであるように(多分にネ)部屋着のまんまだ。ボクのところは建物が古いから窓ガラスがカラカラと鳴った。近くを通る道路を特殊大型車両でも通ったのかと感じたのだけれど、すぐさま地震だと感じた。なにせ、開けっ放しの玄関のドアが揺れているのだ。かなりの時間、揺れていたと思う。部屋にいたらその何百倍もの恐怖感を感じたはずだ。もしも、首都圏に起きたならば、のその“もしも”はもはや無いのだ、ととっさに思った。だから部屋着のまんまとなっても動じない心構えを新たにしたのだ。とにかく、信じてもらえないだろうけど夕刻に起きた地震は、それこそ105ミリ迎撃砲が近くの学校に着弾したのか(分かんないけど)と思うくらいのドスンという爆音で飛び上がったほどなのだ。本当にいつ起きても不思議ではないと思う。さて、通勤時間に起きた地震の影響と冷たい雨でも、ボクは予定通り先日来初期不良で散々な目に遭っているブツを元箱に入れて販売店へと向かうのであった。駅の改札口が通らない大きさの箱をカートに載せての移動は、裏ルートを選択したのが結果としてダイヤが乱れている本ルートを避けることでトラブルもなく無事到着。週明けとは言え、地震と雨が重なって開店早々の売り場は閑散としていて好都合であった。何はともあれ、不良の状態を確認しますので、と店員さんがセットすればいきなり不良の症状が出たのには驚いた。いや、店員さんのほうがもっと驚いたに違いない。聞けば、初めて見る症状だと言う。事前に了解済みとは言え、ここでまたつまんないやり取りはしたくなかったので、偶然なのかラッキーだった。朝の地震とは正反対の展開に内心小躍りする自分がいたのだ。まさか上位機種だとさらに敏感に反応するのだろうか。即、新品と交換して帰路につくも、最後の駅からの徒歩ではずぶ濡れとなってしまった。