スピリチュアリズム・ブログ

東京スピリチュアリズム・ラボラトリー会員によるブログ

価値観が変わる

2011-03-16 15:25:01 | birch99的スピリチュアリズム日常
私たちが、この世を去った後、物質的な肉体は消えてしまいますが、記憶も思いも精
神もこの世で生きていた時と同じように自分自身(個性)を維持しながら残り続ける
のであれば、この世での物事に対する価値観も大幅に変わってきます。

「幾らお金を貯めこんでも墓場までは持っていけません」とよく言われます。まあ、
三途の川の渡し賃(六文?)は必要かもしれませんけれど(笑)

この世で生きていくには、そりゃお金は必要で、お金があるに越したことはないでし
ょう。貧しければ、生きていくのに精一杯で、心も貧しくなるかもしれません。しか
し、どんなにお金に執着したところで、誰でもいつかはこの世を離れ、お金の無い国
へ行くのです。
転生(生まれ変わる)することになっても、前世で貯めこんだお金は使えないでしょ
う(笑)

「人間が必死に求めようとする地位や財産や権威や権力にも重要性を認めません。そ
んなものは死とともに消えてなくなるのです。が、他人のために施した善意は消して
消えません。なぜなら善意を施す行為に携わることによって霊的成長が得られるから
です。博愛と情愛と献身から生まれた行為はその人の性格を増強し魂に消えることの
ない印象を刻み込んでいきます。」
(シルバーバーチの霊訓1 P117)

霊界から霊能者を通じて、膨大な量の通信を送ってきたシルバーバーチは上記のよう
に語っています。

善意を施す行為・・・じゃあ、ボランティアでもやればいいのか?と思うかもしれま
せん。が、思いの出発点はそこではなく、困っている人の為に何かをしたいという思
いが、結果としてボランティアになるということです。

偉くなりたい、有名になりたい・・・それが悪いわけではありません。そのような憧
れや目的は、人生に活力を与えてくれることでしょう。例えば、イチロー選手のよう
になりたいとの思いがあるとしましょう。その思いが、野球選手としてなのか、有名
だからなのか、カッコイイからなのかは解りませんが・・・。しかし、イチロー選手
も、はじめから偉大な選手だったわけではありません。地道にコツコツと練習を続け、
一本一本のヒットを積み重ねて、その結果、偉大な人物となり有名になり、沢山の人
々に夢や希望を与えているのです。

私たちが死んだ後に、自分自身に残るものは、「心」です。善意を施す行為とは、相
手の気持ちが分かる、相手の身になって考える心の具体的な行動です。困っている人
に手を差し伸べるのも、悩んでいる方の話をきくのも、重苦しい空気を明るくする笑
顔を絶やさずにいることも同じです。人に対してだけでなく、全ての生きとし生ける
もの、植物や動物、そして地球の気持ちを考えることも同じです。

それこそが、この世で生きていく中で、もっとも大切な価値あるものなのでしょう。

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3 コメント

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仏教徒のボランティア (真言坊主)
2011-03-19 13:18:18
高森さまが仰ることを受けてですが、僧侶のなかにもすぐ手助けだ
救済だというようにボランティアを促進する方がおられます。その
ような活動によって仏教の公益性を世間にもアピールしたいという
狙いがあるのですが、ただしそればかりに終始するのではなく、
僧侶として「祈る」「拝む」ことも忘れないで頂きたい。特に私の
宗派の場合、修法によって祈願するというやり方もあります。
茶番かもしれませんが、自らの功徳をもって被災者に回向する、
そういう「祈り」が重要です。

明治以降、キリスト教をはじめとするボランタリティ、
そしてそれを積極的に活用する真宗などの影響を受け、わが宗派も
そういう活動を始めました。しかし本分を忘れないでほしい。
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真言坊主様へ (高森光季)
2011-03-19 15:23:07
えーとw、ここは小生のスレではないので、宗教者とボランティアのことに関しては言いたいことがあるんですけど、今度、別に立てます。
おっしゃる通り、祈りは大切だと思います。
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追伸 (高森光季)
2011-03-19 20:01:05
今度と言いましたが、今立てました。
返信する

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