Cosmos Factory

伊那谷の境界域から見えること、思ったことを遺します

心地よく寝るトキを保つ

2009-02-10 19:32:38 | つぶやき
 寝るときに冬場は電気の敷布を暖めておいて、寝る際には切ったり、あるいは入れても最弱で過ごす。先日電車内で、「電気毛布は身体に良くないんだよね」と高校生が会話をしていた。高校生ですらそんな話をするんだと笑える話であったが、おおかたの人は身体に良くないということを雰囲気で知っている。

 かつて電気毛布は掛けるタイプのもので始まった。子どものころそんな電化製品の登場は、けっこう贈答品として好まれた時代もあった。なぜ贈答品として利用されたかというと、電気のものが登場する以前から、贈答品として喜ばれていたという事実があるだろう。結婚式など冠婚葬祭のお返しとしてもよく利用された。その毛布を贈るという意識が、電気製品が登場した以降にも続いたのは、そこに価格差がそれほどなかったということがあるのだろう。その後上掛けは身体に良くないといって敷きタイプのものが利用されるようになると、それをわたしはずっと利用することになる。ずっというのは間違いで、わたしの体質上、電気毛布というのはまさに身体に良くはない。身体全体を暖めてくれる反面、身体の水分を吸い取られてしまうということがある。ただでさえ便秘ぎみのわたしには、水分を吸い取られるというのは大きな問題なのである。便通が悪いと1日おいてしまうことはよくある。次の日、そして次の日などと送ってしまったら、必ず便は硬くなる。これがトイレで苦しむ結果につながる。若いころはそれほど意識もせず、便秘のまま過ごすことは多かったが、年老いてからはそれが苦痛だから、かなりトイレには気を使うようになった。にも関わらず、なかなか思うようにならないのは便が固まり易いという体質なのだろう。乾燥肌の自分にはそういう傾向があるということだろうか。

 こうした傾向があることから、本当なら何も利用しない方が良いものの、ただでさえ睡眠不足傾向であった自分は、就寝してから起床するまでの間、100%に近く有効に眠りに落ちる方法として電化製品は有効なものとなった。そして下半身だけを暖めてくれるコタツがわたしには好みとなった。ところがコタツは妻が喜ばない。妻も若いころの体験からとても冷え性である。夏でも健康用の電気の入る敷布団を利用しているくらいである。したがって妻には下半身だけというのは向かないため、コタツではダメなのである。わたしだけがコタツを利用するという不経済なやり方を実行したころもあったが、今では元通り電気敷布に戻った。それでいて水分がなるべく吸収されない方法をとることで、何とか最近は過ごしている。すでにまともな機能があるのかないのか解らないような羽毛布団の上に、毛布を2枚重ねる。これで熱は上には逃げない。問題は敷き布団なんだろうが、そのあたりを電気で補っているというところである。

 よく首元を包んでくれる寝具を宣伝しているが、あれでは顔から上が寒い。わたしは気管支系が弱いということもあって、夏場意外は首元にタオルを巻いて寝る。そして最近は頭を隠すように、ふだん利用している半纏を被る。これで顔の周辺も寒気から避けることができる。このごろの寒中の一時を過ぎれば、もう寝ているときに電気をつけることはなくなるだろう。とはいえ、電気をほとんど利用しなくても、自らの体温の発熱で身体の水分が吸収されることも事実で、相変わらずトイレには気苦労が多い。
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