Cosmos Factory

伊那谷の境界域から見えること、思ったことを遺します

睡眠不足

2006-12-06 08:06:20 | つぶやき
 人の睡眠時間とは、どれほどが標準なのだろう。最近寝不足だからそんなことを思う。よく芸能人が4時間しか寝ていないとか言うが、世の中には毎日のように徹夜に近い状態の人もいるのだろうか。顔の表情が第一の芸能人が、そんなに身体に悪いことをしていたら、あっという間に「ブラウン管から消えそうだ」。なんていう「ブラウン管」という言い方すら今はなんと言うのだろう、なんて思ったりするが、世の中デジタル放送が始まって、画像が鮮明になってきているから、ますますテレビ画面の世界に活躍する人たちには、しんどい時代になったといえるのかもしれない。

 そんな世界にいなくとも、疲れた顔をしていれば、すぐに「どうしたの」何て言われることは度々ある。仕事に追われるから仕方がないといえばそれまでであるが、果たしてそんな暮らしをしていて「いいのだろうか」と常に思ったりする。先週もそうだったが、はるばる遠くまで仕事に来ていて、帰宅しようとした日に残業なんかしていると、帰宅時間が遅くなる。帰宅するのは自費なのだから、本来なら経済的に帰る方法を優先するのが、自分のためでもある。それが遅くなれば、高速道路もなかなか使えないし、一般道をスピードを出して走るから、自ずとリスクが大きくなる。そんなことを誰も面倒など見てくれはしない。先ごろ長野県職員が飲酒運転などをした際の罰則を明文化したものを拝見したが、その中にスピード違反者に対しての罰則があった。居住地の条件から、遠隔地へ勤務する確率の高い人もいるだろう。仕事が忙しすぎて、一生懸命しなければならないと思って、人よりスピードを出す人もいるだろう。そうでない人とくらべれば、明らかにリスクが高い。それは常識だと言ってしまえばそれまでのことではあるが、それなら誰にでも平等な環境があるべきだ。そういう見方をできないのが、この国の中央とそうでない地方との格差の根底にある。それは東京と地方、という対比もあるだろうし、長野市と県内の地方という対比もある。同じになりたいならみんな中央に住めばよい、という考えがどこか口には出てこないが、無言の言葉として聞こえてくるような気がする。

 そんな環境を背景に、どうにもならない現実に耐えていることも、なかなか楽しいものである。わたしはそんな思いがまだできるから、潰れることなく短い睡眠時間で耐えている。しかし、リスクは高まることだけは確かだ。あとは「やってやろうじゃないか」という、ただただお上のように立ちはだかっているふざけたやつらへの抵抗だけなのだ。昨日も、朝は4時に起きて長野まで、おそらくつかまったら戒告、いや減給のスピードで走る。そして、既に今日である。帰宅してごちゃごちゃやっていると、寝るのは2時、3時である。睡眠不足も慣れである、とよく思うものだ。
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