石井映治郎のブログ

日々感じたことをアップップ。

リスト ラ・カンパネラ~超絶技巧練習曲~とか、思い出のショパン

2013年03月05日 | 日記

みなさま深夜です、石井映治郎です。

 

今夜はボーっとしております。

 

毎夜では…??

 

という自己突っ込みも「どうでもいいや…」という気だるさ。

 

そんな時にはテレビの無い僕はせっせと家事をしますが、今夜はそれすら気が重い。

 

音楽を聴こうと思い立ち、クラシックにしようと考え、そしてたどり着いたのがリストさんです。

 

 

中学生の頃でしょうか。

 

「超難解な楽譜」にゾクゾクッとしたものですwww

 

 

ウィキで検索しますと、この超絶技巧とは宗教的な意味合いが込められており

 

肉体・精神・魂の全てを超越した練習曲と言うニュアンスであるとの事。

 

 

演奏を聴きますと、本当にあらゆるものを超越せねば「無理でしょ~!?」と

 

素人の僕はあっけにとられる程の曲です。

 

 

このブログをご覧の方には、きっと「わたし練習したわ…懐かしい」なんて

 

方もおられるかと思います。

 

 

リストも良いですが。

 

僕はショパンが好きです。

 

 

僕が高校生の時。

 

音楽の授業で講師をされていました先生に、授業の前後にピアノの話を

 

伺っておりました(僕が無理やり先生を捕まえてwww)。

 

 

高校は男子校でしたので、音楽の授業はですね、

 

ベルが鳴るぎりぎりに生徒が集まる。

 

ベルがなると同時に生徒がはける。

 

そういうものでございました(笑)。

 

 

ところが、僕にとってはこれは最高の環境でした。

 

 

何故って、思う存分ピアノが独り占め出来たからです。

 

自宅にもアップライトがありますが、ちょっとでも弾こうものなら

 

「うるさーい、テレビが聞こえない~近所に迷惑~!」

 

とまあ、自称ピアニストの僕にとっては、虐げられたクリスチャンの如く、

 

姉の権力には逆らえず、母のご近所への気配りにも嫌とは言えず、

 

こっそりと弱音ペダルを使って音が出ないよーに練習していたのです。

 

 

ですから大手を振ってピアノが弾ける(しかもグランド)この十五分間は

 

最高の至福のときだったのであります。

 

そしてそこに現れるのが非常勤講師として学校におられた音楽の先生でありました。

 

音大のピアノ科卒という、当時の僕にとってはまさに『神』な存在であります。

 

僕が当時練習していたなんちゃってショパンのエチュードのミスタッチを

 

「石井君、そこは♭よ。」

 

さらっとご指摘あそばされるそのお姿にノックアウト。

 

 

※僕は自己流で練習していて、その頃から「楽譜通りじゃなくても

 

綺麗に聞こえれば良いかなー、誰にもばれないかなー♪」なんて

 

感じの学生でありましたのです。

 

 

「先生…なんで解った…のですか??

 

というより、先生はどうして楽譜一度みただけで弾けるのですか(初見)??」

 

 

「えー、石井君、わたし音楽の先生よ??(笑)」

 

 

今思えば大そう失礼な、基イグノアな小生でありましたが、

 

その後、先生の楽譜を拝見させていただき、納得したのであります。

 

 

赤や黒のペンでびっしりと文字や何かが書き込まれた分厚い楽譜たち。

 

音楽にかけてきた先生の歴史がそこにありました。

 

 

先生はせがむ石井の願いを聞いてくださり、時折ピアノを弾いてくださりました。

  

木枯らしのエチュード『12の練習曲 作品25 第11番』

 

別れの曲『第3番』

 

革命『第12番』

 

そしてリスト…

 

高校時代初期のあの日々の事は、今でも独り舞台が出来るほどに(笑)鮮明に覚えております。

 

そういえば、先生はアンジェラアキに似てました。

 

今もお元気で、きっとどこかで音楽を教えておられることでしょう。

 

 

 

ショパンのエチュード(練習曲)といえば『12の練習曲 作品10 第3番』

 

別れの曲が有名であります。

 

何故その曲を、僕の実力では到底無理な曲を弾こうと思ったのか。

 

中学生の頃にドラマで流れていたのです。

 

「101回目のプロポーズ」です。

 

それを観たクラスの女子がさらっと弾いていたのです。

 

それを見て、「おのれー!」と(笑)…。

 

 

しかしこの思い出の曲ですが、

 

中学校二年から練習をはじめ、高校一年まで足掛け三年練習したものの。

 

後半の盛り上がりの部分で挫折してしまいました。

 

(この後僕は漫画に傾注していくのであります)

 

あの、脳みそがピュアな時期に、もっと練習しておけばよかった。

 

いつかまた、チャレンジしてみます。

 

 

 

で、今宵はリストのラ・カンパネラ。

 

 

『イベントでこの曲でズンバを踊ったらどうなるかな…?』

 

こんな変なことを考える僕は、あの頃とあまり変わってないかもしれません。

 

 

 

石井映治郎でした。