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とうとよ/清貧の独り言。

油断できないモンコレネット。

2006年01月03日 04時10分15秒 | モンコレ
モンコレの公式サイトである、モンコレ・ネットワーク

近頃のこのサイトは、知らない間に更新されているので油断できません。

今日も、<牙と鎖>さんの《タイム・クエイク》についての質問に回答するため、モンコレ・ネットで該当する部分の表記を探していると、いろいろと新しい発見をいたしました。

因みに、《タイム・クエイク》問題の回答はこちら。
【戦慄迫る日々~熱い想いと願いはやがて 真実へと姿を変えた~】:Re: タイム・クエイク(モンコレ)


しかし、一体いつ更新されたのだろう。
実は大分前に更新されていたのかな…。


まず、なかなか更新されないことで有名だったQ&Abbs
ここがいつの間にやら更新されているようです。

モンコレ・ネットワークTOPの更新履歴の「Q&A BBS更新のお知らせ」の日付には何の変動もないのですが。

しかし、いろいろあった、重要な質問に関しての回答は行われていません。
大体が既に知られていることの確認ばかりですね。

しかし…。
やっぱりここの回答の文章はとてもわかりづらいなぁ…。

例えば。
こんなやり取りが行われています。

質問。
「ソウル・スティンガーの能力、手折られた矢でブラックオニキスの地爆矢やホワイトトパーズの精霊矢の強力な方の効果は使えますか?」

回答。
「いいえ。使用できますが、発揮されません。
《ソウル・スティンガーSH》は「タイプ:弓」を持たない為です。

TOP > ルール > 『灼熱の百年戦争』FAQ > Q2-14
も併せてご確認ください。」



なんだかこの回答の文章、やりとりとしておかしくないですか?

質問者が「使えますか?」と尋ねているのに対し、回答者は「いいえ。使用できます」と答えています。
尤も、この後に「が、発揮できません」と続くのですが…。

「使えますか?」と尋ねて「いいえ。使用できます」と答えられたら、一体どうしたらいいのでしょう。

例え効果が発揮できなくとも、使用することができることには変わりないのです。
それならば、ここは、「はい、使用できます」と答えるべきではないのでしょうか。

全体の回答としては…
「はい、使用できます。ですが、効果は発揮されません。
《ソウル・スティンガーSH》は「タイプ:弓」を持たない為です。」
とするのが適切なのではないでしょうか。


毎回思うのですが、このQ&Abbsの回答は、回答を簡潔に行おうとする余り、一番重要である、回答の分かりやすさが失われてしまっているような気がします。
そのため、可、不可を尋ねる質問に対し、可、不可どちらとも取れるような回答がなされ、結局回答になっていないことさえある。

それではQ&Aの意味がないと思うのですが…。



さて、更新されているところは他にもありました。
FAQ、そしてカードテキストの訂正のページもかなり更新されています。

人によっては、あの《アラマンダ》のエラッタが発表されていることさえ知らない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

《アラマンダ》の現在のテキストはこうなっています。

《アラマンダ》
◎フォーリンラヴ
自軍ユニット1体と敵軍ユニット1体が対象。すべてのユニットが同じ種族名の場合、対象自軍ユニットを手札に戻す。その後、対象敵軍ユニットを手札に戻す。この効果は1度の対抗連鎖の間に、同じ自軍ユニットを2回以上対象にできない。

赤字の部分が訂正された部分です。
まず、自軍のユニットを戻さないと、敵軍ユニットが戻らなくなったのですね。

これは、効果発揮時に、自軍のユニットがその場にいなければ効果発揮できなくなったということなのです。
これで何が違うかというと、一時期騒がれた、自爆型能力との組み合わせの「アレ」ができなくなっています。

「アレ」というのは、自軍の自爆型能力を持つユニットと、敵軍のユニットを対象にフォーリンラブを使い、対抗で自軍のユニットは自爆、そうして対抗解決すると、フォーリンラブの解決時には、対象となるユニットが敵軍のユニットしかいなくなり、対象の「すべてのユニット」が同じ種族であるため、手札に戻すことができるというものでした。

ですが、このエラッタによって、先に自爆していなくなってしまっては、自軍のユニットを手札に戻すことができず、その結果、「その後」効果である、敵軍ユニットを手札に戻す部分が発揮されないことになりました。



ずいぶん前に更新されたらしい、このエラッタですら、知らない人は知らないのではないでしょうか。

他にも新たにエラッタが出ているカードがあります。
サドンデスキットに入っている、モンコレ1からの復刻カード。
これらのカードは、モンコレ2対応の表記に書き換えられています。

もちろん、実物を持っている方は、それを使い、それを参照すればよいのですが、この復刻カード、だれでも簡単に手に入れることができるものでもありません。
復刻版ではなく、1のカードを引っ張り出して、それを使っている方も多いでしょう。

私もそうですし。

それを公式側でも考えたのでしょう。
復刻カードのテキストを、エラッタという形ですべて公開してあります。

基本的には、1の頃と同じ内容が書いてあるのですが、中には根本的に効果の変わっているカードもありますね。
実物を持っていない人間には、わかりようもないことです。

一つずつ紹介していきましょう。

まずは、《クラウド・ジャイアント》、《クラウド・ドラゴン》です。
この2体のユニットといえば、特殊能力「雲の道」。
この「雲の道」の表記は、大幅に変更されています。
そしてその他に、新たな特殊能力が加えられています。

それがこれ。

○雲の道
このユニットが対象。対象は「誰もいない地形」も進軍範囲になる。
○雲の門
このユニットの存在する地形のすべての自軍ユニットが対象。
対象に「○雲の道」を与えることができる。
この効果で「○雲の道」を与えられたユニットは、このユニットと同じ地形にしか進軍できない。


つまり、雲の道がただの深海移動と同じになり、その能力を同じバーティのユニットに分け与えることができるようになったのです。

これで何が違うのかというと、《マリン・フラッシュ》や《クックの安定剤》です。
雲の道を与えられたユニットは、特殊能力を持つことになります。
当然、《マリン・フラッシュ》や《クックの安定剤》の効果が発揮することになる。

これを知っているのと知らないのでは大違いです。


次は各種サークル系。
ここでは例として、《ファイア・サークル》を紹介します。

《ファイア・サークル》
[普通/対抗]
ユニット1体が対象。対象を「属性:火」に変更する。
または対象が「属性:火」の場合、「防御力:+1D」する。


「または」という表記が加えられています。
どちらかの効果を選んで発揮するようになったのです。

以前は、属性変更効果とステータス変化の効果が同時に適用されていました。
人間のように属性を2つ持つユニットに使った場合、属性を変更する共に、ステータスも変化していたのです。

例えば属性「火風」のユニットに、《ファイア・サークル》を使うと、そのユニットの属性は「火」に変更されると共に、もともと火属性を持っているので、防御力も上がっていました。

ですが、この表記では、どちらかの効果を選ぶことになっていますので、属性変更か、ステータス変化か、どちらかしか効果発揮することができません。

先ほどの属性「火風」のユニットの場合、敵軍パーティに風属性にダメージを与える《ライラック》がいるので、それを回避するために《ファイア・サークル》で属性を変更しつつ、ついでに防御力を上げる、なんてことができなくなりました。

これも知っているのと知らないのでは大違いです。


次は《ヴォーテックス》
このカードの表記の変更は、2002ルールブックで既に行われていたのですが、それを知らないままの方も多いのではないでしょうか。

《ヴォーテックス》
[対抗:消耗品限定]
消耗品1つと、それを使用したユニット1体が対象。
対象消耗品の効果を打ち消す。その後、対象ユニットをそのプレイヤーの手札に戻す。

「その後」という表記に変わっています。
ということで、消耗品を打ち消せなければ、ユニットを手札に戻すことはできません。
《ゴブリン馬車強盗》なんかで、《ヴォーテックス》の効果発揮前にアイテムを効果発揮できない状態にしてしまえば、ユニットが手札に戻ることはないのです。

《ヴォーテックス》を食らったときなんかに、対処法の一つとして利用できるかもしれません。

《魔力のスクロール》も同じ表記なんですが、未だにそれで1Dダメージを回避している人を見たことはないので、あまり気にする必要もないのかもしれませんが。



この他FAQもいろいろと更新されております。
たまにチェックしておかないといけないようです。
《星座「レッド・ドワーフ》の処理とか、FAQで回答されてても意味が分からないし…。
なんで普通タイミングの効果は使えないんだろうなぁ…。

と、これも、私が何のことを言っているのかすらわからない方もいらっしゃるのかもしれませんね。



更新するならするで、もっと更新された部分が分かりやすいようにしてもらいたいと思うのですが…。