4日(土)は、鳥取県によるオオキンケイギクの駆除が行われました。この植物は、北アメリカ原産の宿根草で、花期は6 - 7月頃。日本には明治時代に鑑賞目的で導入されたとか。繁殖力が強く、荒地でも生息できるため、緑化などに利用されてきました。しかし、カワラナデシコなどの在来種に悪影響を与える恐れがあるため、2006年に特定外来生物として栽培・譲渡・販売・輸出入などが原則禁止されました。(ウィキペディア参照)
この日は、鳥取市八坂の国道53号沿いを駆除しました。参加者は50名位だったでしょうか。この花は思ったよりアッサリと引き抜くことができました。秋桜に似た綺麗な花なのですが、在来種を守るためには仕方ありませんね。この花、法面緑化で国道等の法面に植栽されたものでしょう。一時期ワイルドフラワーを植えることが流行ったので、きっとその時の種がいつまでも残ったのではないでしょうか。他の花もいろいろとあったはずですが・・・生命力逞しいオオキンケイギクのみ最後まで残ったのではないでしょうか? 外来種の問題、アライグマと一緒で困ったことですね。
二度目の作業が終わって、獲物が披露されました。バスやギルに混じって、変わったところで全長50cmほどの大きな鯰・食用ガエルが電気ショッカーに捕まっていました。体長や体重を計測後、鯰はどうするのですか?と尋ねると食べるとのこと。これまでも、外来魚駆除イベントの後には、ブラックバスをご馳走になってきたのですが、鯰は食べたことがありませんでした。在来魚を食べるのは、ちょっと可哀想なもったいない気がしたのですが・・・仕方ないのかな。。。ならば、カエルも食べれば良いのにね
追伸
この鯰ですが、データをとった後、再放流されたそうです。
ほほっ、良かった
結局、10/10-12、14-16の6日間で、
バス 711尾
ギル 933尾 が駆除されたそうです。すっごい数ですね。

追伸
この鯰ですが、データをとった後、再放流されたそうです。
ほほっ、良かった

結局、10/10-12、14-16の6日間で、
バス 711尾
ギル 933尾 が駆除されたそうです。すっごい数ですね。
こちらはブルーギル、初めて見る魚だ。これは8cmほどだが、成魚は20cm程度になると言う。睡蓮の下にたくさんいるとか。水草の下にいる場合、電気ショッカーでは捕獲が困難。ブルーギルは他の魚の卵を食い尽くすので害が大きい。早急に駆除すべき魚である。
この日一番の獲物は、全長61cmのブラックバス。大物は1匹のみで、あとは20cm以下のブラックバスとブルーギル。他にはシマドウジョウや手長エビも見付かっている。1980年頃に関西の人が放流したのが最初らしい。かれこれ30年は経っているが、バスは意外と少ない。講師の先生も不思議がっていらした。
日曜日、多鯰ケ池にて鳥取県主催の電気ショッカーによる外来魚駆除が行われました。講師に北海道立総合研究機構 さけます・内水面水産試験場 主査の工藤智さんをお迎えし、北海道から持ち込んだ「トコロカムイ号」にて、実施しました。写真のように先端にクラゲ型の電気を発する装置を備え、弱い電流を流します。船の近くにいる魚はショック状態で浮いてきます。そこを外来魚のみタモで救う作戦です。魚は気を失っているだけで死にはしません。在来魚は逃がします。
この作業、今週いっぱい鳥取砂丘近くの多鯰ケ池にて実施されています。詳しくは、鳥取県のこちらのHPをご覧ください。生物多様性年の今年、在来魚を守りたいものです。
http://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?menuid=105751
この作業、今週いっぱい鳥取砂丘近くの多鯰ケ池にて実施されています。詳しくは、鳥取県のこちらのHPをご覧ください。生物多様性年の今年、在来魚を守りたいものです。
http://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?menuid=105751
労働の後の食事は特に美味しいものです。今回の感想・反省等を話し合いながら、獲物の外来魚を食べてしまいました。食べるのが良いのかどうか、異論もありますが、外来種駆逐の一つの方法として有効であることには間違いないでしょう。来年も注目していきます。
最後は、やはりバス料理です。今年もブラックバスをムニエルと唐揚げにして頂きました。少々泥臭いのが難点ですが、普通の白身の魚と変わりません。揚げたては特に美味です。今年は、地元の婦人会の皆さんが作って下さいました。ありがとうございました。
漁獲量をきちんと計測・記録するのも大切な仕事です。
泥んこになりながらの作業、ご苦労様です。
え~~っと、それでこの日の水揚げはこんなでした。
【結 果】(種、個体数、総重量)
オオクチバス 1,333個体(91.1%) 67.4kg(49.5%)
*最大は全長45cm、1.44kg
フナ属 84個体(5.7%) 47.4kg(34.8%)
コイ 22個体(1.5%) 19.8kg(14.6%)
ドンコ 13個体(0.9%) 1.32kg(1.0%)
アメリカザリガニ 11個体(0.8%) 0.16kg(0.1%)
*その他、池の下流域に流出したと推定されるバスを電気ショッカーで駆除
*フナ、ドンコ、コイは生かしたまま別の堤に一時的に収容
それにしても、オオクチバスが1300匹とは驚きですね
救いは、フナやコイやドンコがいたことですが、どれも大物ばかりで世代交代できていないという問題点が明らかとなりました。池の中まで、人間界と同じ問題が起きていることに大きな衝撃を受けました。森林も池も人間界も、日本では世代交代と新陳代謝が低迷しているようです。活力を生み出す若い世代が求められますね。
泥んこになりながらの作業、ご苦労様です。
え~~っと、それでこの日の水揚げはこんなでした。
【結 果】(種、個体数、総重量)
オオクチバス 1,333個体(91.1%) 67.4kg(49.5%)
*最大は全長45cm、1.44kg
フナ属 84個体(5.7%) 47.4kg(34.8%)
コイ 22個体(1.5%) 19.8kg(14.6%)
ドンコ 13個体(0.9%) 1.32kg(1.0%)
アメリカザリガニ 11個体(0.8%) 0.16kg(0.1%)
*その他、池の下流域に流出したと推定されるバスを電気ショッカーで駆除
*フナ、ドンコ、コイは生かしたまま別の堤に一時的に収容
それにしても、オオクチバスが1300匹とは驚きですね

救いは、フナやコイやドンコがいたことですが、どれも大物ばかりで世代交代できていないという問題点が明らかとなりました。池の中まで、人間界と同じ問題が起きていることに大きな衝撃を受けました。森林も池も人間界も、日本では世代交代と新陳代謝が低迷しているようです。活力を生み出す若い世代が求められますね。
樋門部分で殆どの魚を回収するのだけれども、どうしても水たまりに残ってしまうものがいる。そして、この最後まで頑張っていたのは何故か殆どがフナだった。だから、救出しなくてはいけない。その役目には、写真の若手の彼が抜擢され、腰まである泥沼に果敢に挑んで行った。
これはヘラブナというのでしょうか? かなり肉厚のまるっこいフナです。30cmはあります。この後、この位の大きなフナは何匹か獲れたのですが、小さな個体は見られませんでした。多分、小さいものはブラックバスに食べられてしまったのでしょう。ドンコも大きなものしかいませんでした。バスは、エサがないので共食いをしているようです。