もう、そろそろお開きかな・・・と思っているところに、地元のおじさんが冷凍のスズメバチの子を持ってきた。1kg位あっただろうか。早速、シェフにお願いして、食べることになった。一度は食べてみたかった蜂の子、興味津々にて、居残りして食べることにした。
一つはバター炒め、もう一つはお酒と醤油とお砂糖で甘煮にすることにした。誰か、解凍しただけの生のを口に入れ、「うっ・・・」となっていた。そんなことしなけりゃいいのにと思いつつ、やっぱり勇気を必要とするわよね、でも、頑張って食べよう! と決心を固めた。
蜂の子と言っても、いろんなのがあった。イモムシでごろごろしたの。大人の蜂と殆ど一緒の黒いの。その中間で白っぽい蜂の形をしたの。私は、この最後のを最初に食べてみることにした。・・・何だかもさもさ、モサエビと似た感じだ。あまり、味を感じなかった。次は小さめのイモムシ状の。プチっと口の中ではじけて、甘みが広がった。アンデスの子ども達が生きているイモムシを美味しそうに頬張っているのを見て甘いらしいことは知っていたが、到底食べたいとは思えなかった。今回、勇気を出して食べてみて、少し納得。しかし、まだ、積極的に食べようとは思えない。いつか食糧危機がやってくれば、きっと、喜んで食べるだろう。
家に少し持って帰り、内緒で人参の天ぷらの中に混ぜてみんなに食べさせた。主人には、後で知らせたが、両親には伝えていない。ふふ・・・