この雨の中、山へ入ったが、目的地へはこの絶壁を登らねばならぬとのこと。たじろいでしまったが、よく見れば動物の足跡、蹄から鹿らしい。一ノ谷の戦いで鹿が絶壁を降りた話は有名だが、本当にこういう所を日常的に移動しているらしい。
さて、どうやって登るか思案したが、獣道を案内として、草木を頼りに無事に上の杉林へ登ることができた。しかし、見渡してもそこに鹿の姿はなかった。
さて、どうやって登るか思案したが、獣道を案内として、草木を頼りに無事に上の杉林へ登ることができた。しかし、見渡してもそこに鹿の姿はなかった。