鳥取の『雨』と文化について考える第26回講演会
☆ 身近な雑草の生き方 ☆
- 染色体から読み解く雑草の秘密 -
日 時: 平成23年 7月 16日(土) 13:30~16:00
開催場所: 鳥取市立図書館(多目的ホール)
(鳥取市役所駅南庁舎2階)
講 師: 藤 島 弘 純 氏 (鳥取大学教育学部元教授)
参加費: 無 料
主 催: NPO法人 鳥取環境市民会議 TEL 090-4694-0575
【講師より】
雑草とは田んぼや畑のやっかい者、抜かれて捨てられる運命を背負っています。ですから、田んぼのキツネノボタンは全国どこも同じキツネノボタン、畑のツユクサは全国どこでも同じツユクサだと信じられていました。ところが、遺伝子の担い手である細胞内の染色体の形態(核型)をキーにして調べてみると、日本列島には核型を異にする4種のキツネノボタンが地理的分布を違えて生きていました。ツユクサは大陸との共通種と日本固有の種が、さらに日本海側と太平洋側とでは別のツユクサが生えていました。人里の生物多様性とは?
問い合わせ先
NPO法人 鳥取環境市民会議
TEL 090 4694 0575
t_doi@pop17.odn.ne.jp
当会の会員の市谷さんより、ヤマナカエデの葉化石を発見し、採集したとの連絡がありましたので、ご紹介いたします。以下は市谷さんからの報告文です。
今日の7月8日午後1時ごろ、鳥取市佐治町辰巳峠の化石産地へと化石採集の旅にでた。その際に発見者山名巌先生に因んで名付けた,ヤマナカエデの葉化石を採集した(写真参照:採集者:市谷年弘)。その採集場所は、県の天然記念物に指定されていない所で、河床に降りたほうである。山名巌先生の著書「鳥取県化石誌」によると、”この新種のカエデは、北アメリカ東部に現生するサトウカエデの一種に」近縁とされている”。
半分しかありませんが、随分と明瞭な化石ですね。
ジャガイモ堀りをしていて、ジャガイモの実を見つけました。薄紫色の花が咲きますが、こんな実までなるんですね。ポマト?でしょうか。全部に実がなるわけではないようです。さて、これは食べられるのでしょうか???
森の中を歩いていると、時々珍しい生き物に出くわします。こんな立派なモリアオガエルにも出会えます。このカエル、人を見てもあまり動じません。これではすぐに捕まってしまいそうですが、さて、どうでしょう? 蛇なんかに睨まれたら、すぐに逃げるのでしょうか??? カワイイ奴です
鳥取県東部で昨年、猛威を奮ったナラ枯れ、鳥取県では今年その対策に奔走しています。これはその対策の一つ、コナラやクヌギの幹に粘着テープを貼り、集まってくるカシノナガキクイムシを捕獲します。白く塗ってあるのが、その虫で数を調べています。
個体によりかなりの差があり、殆ど集まってこない樹があるかと思えば、すぐ隣の樹には数百匹ものカシナガが集まっていたりします。その違い、原因はまだよく分かっていません。この原因が分かれば、被害を防ぐことができるかもしれません。