『雨』をテーマとした‘まちづくり’と‘環境問題’に取り組む当会では、鳥取の雨と水環境について考えてきましたが、今回は水の源である山の現状について考えてみます。
鳥取の山のこと、クマの保護に関心をお持ちの方、鳥取大学の山本福寿先生が詳しい調査をされていますので、是非ともこの機会に講演会へお越し下さい。絶滅が心配されるツキノワグマですが、鳥取におけるその生態の詳しいことはほとんど分からず、昨年は27頭も捕殺されてしまいました。どうすれば、人とクマとが共存できるのか、一緒に考えましょう!
鳥取の「雨」と文化について考える第10回講演会
「鳥取の山と生き物の今」
日 時:平成19年 3月 24日(土) 13:30 ~16:00
会 場:放送大学鳥取学習センター(講義室)
講 師:鳥取大学 生物資源環境学科 山本福寿教授
問合せ:t_doi@pop17.odn.ne.jp
講演会 13:30 ~ 15:00
休 憩 15:00 ~ 15:10
質 問 15:10 ~ 16:00
【-主な内容-講師より】
鳥取県には今もなお、多くの野生動物が生息しています。ツキノワグマ、イノシシ、シカなどの大型動物は人間の生活圏とぶつかるとさまざまな軋轢を引き起こしてしまいます。この講演では、ツキノワグマの捕獲から、放獣後の追跡による行動パターン、木の実の豊凶とクマの食性との関係など、鳥取県で行われている科学的調査研究の一端をご紹介します。また、鳥取県でも問題視されるようになってきたアライグマの増加を取り上げ、外来生物の引き起こすさまざまなトラブルについてもお話を致します。
【鳥取県の出前説明会】
鳥取の山と水
山の暮らしと生き物をどう守るのか
-中山間地の集落と林業
及び有害鳥獣駆除の現状について-
日 時:平成19年 3月 6日(火)19:00~21:00
開催場所:アクティブとっとり 鳥取市富安2-104-2(さざんか会館2階) 説 明:鳥取県 農林水産部 林政課・生産振興課
生活環境部 公園自然課
参 加 費:300円(諸経費)
問合せ先:NPO法人鳥取環境市民会議(TEL 090 4694 0575)
当会では、鳥取の雨と水環境について考えてきましたが、今回は水の源である山の現状について考えてみたいと思います。 間伐がなされず放置されたままの人工林、過疎化が進む中山間地、イノシシ・サル・シカなど野生生物による農作物の被害の増加、クマと人との遭遇による事故、絶滅の危機にありながら処分されるツキノワグマ・・・など山を巡る問題は山積しています。 山を健全な状態に保ち、命の源である美味しくて安全な水を守るためにはどうすれば良いのか、人と野生生物が共存するためにはどうすべきか、山の現状についての統計的な資料と県の政策について説明を受けながら考えてみたいと思います。