エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

映画「博士の愛した数式」

2007-05-20 | 日々の生活
 昨日の夜、何気なくテレビのスイッチを入れた。後半だけで残念だったが、映画「博士の愛した数式」を観た。(たまには新聞の番組表を見なければ・・・。)
 久しぶりにやわらかな映像が心地よく、落ち着いた美しい作品を見ることができた。
静かに流れる、あたたかい映画をもう一度鑑賞したいと思っている。

記憶が80分しか持続しない数学者「博士」と家政婦、そして彼女の息子でタイガースファンの小学生「ルート」。後に中学校の数学教師になったルートが、あるクラスの最初の授業で、博士と共に過ごした日々の思い出を語るストーリーだ。

 主題は「やさしさ」だと思う。生きることを考えさせる美しい映画だと思った。
【新潮社】刊の小川洋子著 の原作も読んでみたいと思い、今朝、早速注文した。
 博士の話す生きる上での大切な言葉や、オイラーの公式やら、的確には理解できないところをもう一度確認してみたい。
 エンディグで、ルートが黒板に「時は流れず」と板書する。数年前の博士とのふれ合いが、今またルートの心に浮かんできた。
 映画の題名だけは聞いていたが、良い映画だ。もう一度DVDで鑑賞してみたいと思っている。