★LABO cafe★

日々発見の毎日を、ぽつぽつと綴ります。お菓子作り、フラメンコ、音楽フェス、入院日記。

葬儀について思うこと

2008-08-14 14:50:18 | 親のこととか。
8月13日の水曜日、午後3時。
危篤状態が続いていた義父の兄が亡くなった。84歳、肺ガン。

生前良くしていただいた。
近所に住んでいたので、入院まではよく杖をついて散歩していた姿を思い出す。

その昔、登り調子で華やかだった鮮魚店を切り盛りし、
にぎやかで派手な気質で人望も厚かったようだ。



なんだろう。少し違和感を感じる。

家系なのか普通なのかわからないけど。

葬儀関連で盛り上がるというか、
危篤になってから(多分その前から)、親族はその手配やらで、
どちらかというとテンションが上がってるように見えた。
まるでお祭りの前のように・・・

そしてやたらに手際がよい。

泣くのは一回だけらしい。



故人は、今は住んでいた部屋に帰ってきて、日曜日の通夜まで過ごす。
とても穏やかな表情で眠っている。

掛けている金銀の寝具が寝息で上下するのではないか、と凝視してしまう。

その隣の部屋で生前お世話になった方々が会いに来る。
あの時はこうだった~。とか、中には冗談で悪口を言って大笑いしてる。

誰も泣かない。

故人もその輪の中にいて一緒に笑っていそうで、つい振り返ってしまう。

しんみりした空気はない。



そうやって、普段なかなか会えない親族を集めながら夜が更けていく。

やはり祭なのかもしれない。

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