澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

胡錦濤が早稲田大学で講演

2008年05月08日 19時44分12秒 | Weblog
中国・胡錦濤主席が早稲田大学で講演し「中日友好」を強調した。

当初、東京大学で講演する予定だったそうだが、東大側が遠回しに断ったと伝えられている。チベット問題や、食品問題での傲慢な対応に、Noを突きつけたのだろう。
早稲田大学で講演するのは、福田首相の出身校だからという。確かに、早稲田は戦前から中国と深い因縁がある。中国共産党の創立者のひとりである李大ショウは、ここで政治学を学んだ。周恩来も早稲田で学ぼうとした時期があるようだ。

だが、この大学が中国人留学生や中国に対して、特に理解があったという話は聞かないし、中国研究で優れた成果を挙げたという事実もない。

戦前は「大陸雄飛」の拠点であり、皇国イデオロギーが蔓延した大学であった。戦後は、日本共産党と反日本共産党(反日共)系が常に対立し、「日中友好運動」で騒ぎを起こし続けた大学だった。
特に政治経済学部では、「日中友好運動」の分裂に伴い、日本共産党を除名された教授が「親中国派・文革派」に変身し、学生達をアジったりした。それは安藤彦太郎、新島淳良の二人だが、本人達は他に誇れるような学問的実績は何もなく、ただただ学内政治で教授になった連中だった。授業は大言壮語、大洞だらけで、とても他大学には見せられるようなものではなかった。
現在、政治経済学部の中国問題担当は、毛利和子教授だと思われるが、この人は早稲田出身ではない。安藤、新島などは、何も研究などしていなかったので、後継者など育つはずもなかったのだ。

早稲田の「中国志向」は、東大へのコンプレックスの裏返しに過ぎない。例の「野党精神」というやつだ。ほとんどの早稲田の学生は、東大へ入れる学力などないのに、早稲田に入った途端、身の程知らずにも東大への対抗心を持つ。これが、早稲田の伝統の唯一の強み?なのだ。要するにハッタリとアクの強さだ。


胡錦濤が早稲田大学で講演して、早大当局や学生は「母校愛」に燃えているのかも知れない。だが、この40年間、ただの一人もまともな中国研究者を育てることができなかった、この大学のいい加減さを嗤っている人もいるのだ。福田首相はそんなこともご存じないだろうけれど…。




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1 コメント

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Unknown (通りすがり)
2008-05-08 20:24:37
自分は早稲田を経て、東大の院に進学したものですが、たまたま両方の大学の名前がでていたので、コメントを残させていただきます。

中国では、日本の大学のトップは早稲田大学だと思っている人がおそらくマジョリティです。
一方、東大の知名度は中国においては正直今一つです。
ですので、自己紹介をするときに東大出身であることよりも早稲田出身であることを話したほうが事がスムーズに行くこともありました。

(なぜ「早稲田>東大」という奇妙なコンセンサスが中国で形成されたのかは諸説ありますが、早稲田が中国からたくさんの留学生を受け入れてきたからではないか、と私自身は思っています。)

もちろんそれは過大評価なんですけどね。
ただ、早稲田大学に対するイメージは、中国においては頗る良いことは事実です。
ですので、私はこのニュースを見たときに、むしろ「さもありなん」と思いました。
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