澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

いま何故、「アンネの日記」破損事件なのか?

2014年02月25日 22時00分15秒 | マスメディア
 マスメディアは、ソチ五輪で大はしゃぎ。ようやく終わって、ほっとした人もいるのだろうか。
 このところ、公共図書館での「アンネの日記」破損事件が急速にクローズアップされてきた。今日、福島原発四号機の電源が停止したという憂慮すべきニュースが飛び込んできたのに、TV、ラジオではこのニュースにはほぼ目をつむり、「アンネの日記」事件を騒ぎ立てている。所詮、「マスゴミ」はそんなものと思ってしまうが、「アンネ…」については、少々思い出したこともあるので採り上げる。

 そもそも、何故、複数の自治体で「アンネの日記」が破損されたのか、それがどうして判明したのかという疑問がある。それは公式には、特別区(東京二十三区)図書館長会で話題になったからだと説明されている。だが、「あれ?」と思うことがある。確かこの会は、二十年くらい前にも、同じ情報を流したことがあるはずだ。そのときは、「マスゴミ」が政権叩きに使うほどのネタではなかったと記憶するが、今回はまるで違う。この些細な事件が、「右傾化する日本」を世界にアピールする根拠ともなりかねないのだ。

 もし、特別区図書館長会に特定政治勢力が介在して、「アンネ…」事件をでっちあげたとしたら、これほどリスクの少ない”政治テロ”はないだろう。図書館法で守られた公共図書館は、貸し出し履歴の消去が義務付けられていて、利用者のプライバシーが厳格に守られている。「犯人を防犯カメラで捜せ」などという意見は、図書館のイロハを知らない人の言葉だ。

 
 多分、昨今の図書館利用者のマナーはすこぶる悪いのだろう。「アンネ…」だけでなく、池田大作、姜尚中、大川隆法あたりの本は破られたりしていないのか、調べて欲しいものだ。図書館長会が「アンネ…」だけに何故着目したのかも知りたいところだ。

 それにしても、安倍政権叩きには、ジャストタイミングの「アンネ…」事件。特定の政治的意図を持った犯行なのか、はたまた「チビ黒サンボ」のようなマニアックな「プロ市民」の仕業なのか。「アンネ…」を破くのは「右翼」と意味ありげに報道するマスゴミを信じてはならない。いずれにしても、この事件は「日本の右傾化」などとは無関係だろう。
  


「アンネの日記」の被害、305冊に 警視庁が捜査本部

2014年2月24日22時21分 「朝日」


 ナチス・ドイツによるユダヤ人弾圧下の生活を描いた「アンネの日記」や関連書籍が都内の図書館で相次いで破られた事件で、警視庁は24日、器物損壊容疑で捜査本部を設置した。同日までに305冊の被害を確認したという。

「アンネの日記」破られる

 捜査1課によると、被害に遭ったのは新宿、中野、杉並、豊島、練馬の5区と武蔵野、東久留米、西東京の3市にある計38の図書館。豊島区では昨年2月に被害が判明したが、杉並区では今月上旬に破られた可能性が高いという。同課は防犯カメラの解析などを進める。

 新宿区内では、3館で計40冊が被害を受けた。区立中央図書館の藤牧功太郎館長は「強い動機と計画性のある犯行だと思う」。東久留米市立図書館では約5センチの厚みのあるアンネ研究本が100ページ以上破られた。




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