澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

真犯人はどこに? 「菅家さん」でなければ…

2009年10月21日 11時43分16秒 | Weblog

マスコミをにぎわしている「菅家さん」の冤罪事件。今日から再審が始まるようだが、次のような報道が行われている。

菅家さん「真犯人、別にいる」 足利事件再審初公判で

10月21日(水) 11時13分

共同通信

 栃木県足利市で1990年、保育園児松田真実ちゃん=当時(4)=が殺害された足利事件で、殺人罪などで無期懲役が確定、その後釈放された菅家利和さん(63)の再審初公判が21日、宇都宮地裁で開かれた。菅家さんは起訴状の内容をあらためて否定し「わたしは松田真実ちゃんを殺していません。真犯人は別にいます。17年半苦しんできました。真相を解明する無罪判決を求めます」と述べた。

すでに時効になったとはいえ、真犯人が別にいるのであれば、ぜひ真相を解明してほしいものだ。
ずさんなDNA鑑定が問題になったが、鑑定のやり直しでは「菅家さん」のDNAではなかったということが分かったに過ぎない。最近気になった報道では、被害者の家族のDNAを誤って鑑定したのだという報道もあった。これは、DNA鑑定の出発点から対象を間違えていたためで、警察の失態であることは間違いないが、かといって「菅家さん」の無実を証明するものとは必ずしも言えない。

「菅家さん」は、TVのインタビューで、事件当日、被害者の女の子とはパチンコ屋で会い、可愛いので外に連れ出したと言っているようだ。これは一般論だが、もう一人の真犯人が同月同日、同一の場所で、その女の子を狙っていた確率は、いったいどのくらいあるというのだろうか?警察が菅家さんを逮捕したのは、本人も認める疑わしさがあったからに過ぎない。

初動捜査の方法がそもそも誤りで、それを法律論的に指摘されたが故の「無罪」判決。かといって、真犯人が捕まった訳ではない。「菅家さん」も「真犯人は別にいる」と言うのだから、判決が出た後はぜひ、警察と協力して”真犯人”を究明してほしいものだ。そうでないと、被害者家族は浮かばれないだろう。 

 



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