VOL2 わ・た・し流

おとぼけな私ですが 好きな本のことや 日常のなにげない事等 また 日々感じたことも書いていきます。

自分の役割のようなもの

2021-11-29 10:06:52 | とんでも話?

今 結構はまって

「神様が見える子供たち」をYouTubeで見ています。

私は 霊感アンテナが結構発達している為に 

人が出す念には とても敏感です。

この動画から出てくるエネルギーが 私のアンテナに

かなり引っかかっているようで、心に願いが生まれました。

 

自分は お寺や神社へ行くのは好きではありません。

どうしてそうなのかわからなかったけど この動画で

解りました。

一回、子供たちが行った神社で 見えた神様を絵に

描いていたら 宇宙人の長男君が 違うものを描き

それを トキちゃんが あっこれは悪い霊だ と

言いました。そして 長男君に一生懸命お祓いを

したのです・・・私はえぇ~~~!と思いました。

神社には 時として悪いものもいる・・・やっぱりね

と。

昔 鎌倉を友達と歩きまわって えらい目にあった。

三浦一族が滅亡した場所だの 

森良親王が入れられていた土牢の前だのに行ってしまった。

おかげで ものすごい頭痛と吐き気に襲われ、

ぐったりしてしまいました。

京都でも 無縁墓のある念仏寺や二条城が私には

無理でした。特に 神社よりお寺が苦手 辻にある

お地蔵さんは子供の私には恐怖以外の何物でもなかったし。

 

仏像も古いのはダメでした。

エネルギーが枯れてきた人は私のそばに来たがる傾向が

あるように思いました。

会うと ものすごく疲れました。

しかし、逆に、もしかしたら もっと自分に精神力が

あったら 神様のお手伝いとして 疲れた人の助けに

なるかもしれない・・・

そう思って 今は それを私の願いとする事にしました。

自分は今満たされて 何も個人的願いなどは無いのだから

私のように神社へ行けない人のお助けができるなら

その力を神様 分けて下さい、とお願いしました。

疲れないで 枯れた人のエネルギーチャージが

できるように・・・と

自分を信ずればそうなるのが これからの

風の時代です。

量子論とも符合します。

それが 私にとって気持ちの良い生き方だと

感じます。ご縁のある方々に 心地よいエネルギーを

補給できたら 生きてきたかいがあるというもの。

そう考えたら、自分の人生がひとつ楽しくなりました。


永遠の桃花通信48

2021-11-29 07:42:30 | 永遠の桃花

「姑姑、貴女には息子がいる事を覚えていますか?

小殿下を青丘に迎え入れますか?」

 

迷谷が言う。 しかし 自分の世話もまともにできない

白浅には 天上にいるほうが 世話をしてもらえるだろう

とそれを否定した。

 

夜華の血に染まった衣服だけが残された唯一の形見。

折顔にもらった桃の木を狐狸洞の入り口に植えて、

その木が花を咲かせた頃に 白浅は 夜華の衣服を

棺に納めて 桃の木の根元に植え、衣冠塚とした。

 

その元で 白浅は半月ほど ぼんやりと座り続けた。

混沌とする頭で 見えるのは 夜華の幻影・・・

玄色の長衣をまとい ふんわりと下した髪の毛の先を

リボンで縛ったいつもの姿。

白浅の膝によりかかって本を読んでいたり

白浅の前で絵を描いていたり・・・二人でなにげなく

過ごしていたころの日常だった・・・

雨の日には 白浅を腕に抱いて 雨から白浅を守ってくれる

事もあった。白浅は思い出の中で自分の心を守っていた。

 

その姿を 折顔、四哥、迷谷、卒方の四人は心配して

見ていた。

折顔は そんな白浅を無理やり連れだして

目を交換したが それさえも魂が抜けたようで白浅には

心ここにあらずな様子・・・四哥はその様子に

ついに堪忍袋の緒が切れ 白浅をつまむと狐狸洞の中の

水鏡に白浅を連れて行った。

「自分がどんな姿になているのか見てごらんなさい!

夜華が死んだから 貴女ももう生きていけないのか!」

 

そうよ・・もう 生きていけない・・・でも 

私が消えてしまったら、夜華の思い出も消えてしまう、

・・自分が消える事は夜華を忘れてしまって もう

なにもかもが無になってしまうかもしれない まだ幻影でも

会える今の方がいい・・・

幻影でも 白浅にいつも微笑みかけている夜華に

会える方が。

 

水鏡の中の女神仙は 顔面蒼白で 憔悴し

目に巻いた厚い包帯には

枯れた葉っぱが何枚かついていた。

「目を覚ましなさい。貴女も十分年を取っているのだから

 生死の別れなど とっくに悟っているじゃないの!」

四哥の言う事は頭ではわかる でもどうしていいのか

今の白浅にはわからない・・・

素素の記憶が戻った時には 夜華のひどい仕打ちしか

思い出せず 自分がどんなに辛い思いをしたかしか

考えられなかったのに

今思い出せるのは 貴女一人しか愛した事が無い 

と言った夜華の深い心。その心から発した行動だった

と理解した時 夜華のすべてが解ったように思う。

離鏡のことを 貴方は手に入らないものを求め続け

それが手に入ったら大事にはしないとののしったが

自分も同じではないか・・・

 

・・・白浅の夜華に対する心の瘤が溶け どうしようも

なく夜華を愛する心を止める事ができないのに

その夜華は もういない 

疲れ果て 眠るしかないと思った白浅に

優しい計らいが訪れる・・・

 

白浅は 夢で夜華といつも一緒に過ごすようになった。

 

例えば・・・

 

彼は机に寄っかかり 書類を読んでいた。

しばらくして書類をすべて脇にどかし 

眉をひそめて 一口お茶を飲んだ。

コップを下して顔をあげた時には 明るい笑顔で

言う「浅浅 こっちへ(ごう来)昨日はまた

どんな小説を読んだのか 話してみてよ」

 

幻影は 話す事がなかったが、夢の中の夜華は

二人で過ごした時のまま、話し 一緒に 囲碁をし

散歩する・・・

 

白浅は 夢の中で満ち足りていた。眠ることを優先し

自分は夢の中で本当の自分を生き、目が覚めた時を

夢と思えばよいと考えるようになった。

そうして 衣冠塚は夜華の死を現実のように感じさせる

ものとして それを見る事が恐怖になった。

狐狸洞の入り口を別にもう一つ作り 衣冠塚を見る事の

ないようにした。

 

・・・・

私は 大切な人を亡くした友人を何人か知っています。

一番目は高校時代 付き合っていた彼が突然亡くなった

友人。私らは 彼女が自殺でもしたらどうしようと

本当に心配でただ見守っていました。それしかできません

でした。彼女はその時 私たちとは少し距離を置いていた。

きっと 傷をいやすには 少しそっとしておいて欲しいの

でしょう。社会に出てから 異動で部署に来た人の顔を

見た時 その人が たくさん泣いたという情報が私の

頭の中に閃いた。私はよくこういう事があります。

親しくなってから 彼女が自分の運転する車で

同乗していたお子さんを亡くされていたと聞き

驚きました。毎晩 一升瓶を抱えて寝た・・・

酒なしではいられなかった・・・と・・・

それが 原因で離婚し、その土地を離れるために

異動してきたのでした。長年ののち

私は仕事を替わってから同じ事がもう一度あって、

同じような経験をする人がいる事に 本当に

驚きました。

最愛のご主人を亡くされた方もいます。

別れは 愛している心が深いほど 大きな傷を

おうのだ と 悲しく思ったものです・・・