VOL2 わ・た・し流

おとぼけな私ですが 好きな本のことや 日常のなにげない事等 また 日々感じたことも書いていきます。

まだ12月・・・という気持ち

2012-12-30 22:38:26 | 日記
12月は なんだか とっても 長かった



 母を 介護タクシーで搬送したこと

毎日 往復2時間 病院へ通ったこと

 夜中に 突然病院から呼び出されたこと

葬儀に関するあれやこれや

 猫の病気と投薬



それでも それ以外の事で煩わされずに

 集中できたから まだよかった


と 思うことにした・・・




 娘はずっと学校を休んでいたので

ずいぶんと助けられたし



 なんだか まだ 12月なんだな・・・

なんて思う自分がいる



 うるさいTVを見るのもいやで

ずっと チャングムのDVDを借りてみていた



 以前 主人が入院していたときも

TBSで再放映していたチャングムを見ていた


 今回 チャングムのテレ東再放映を見ている最中に

母が 調子を崩し

 最終回の一日か二日後に入院した



そう考えると 何か 縁起悪い・・・?


 父もめっきり弱って  来年再来年どうなっていることだろう



でも  こんな年齢になるまで

 両親と暮らせたのだし


介護 といっても  並みの介護だったと思う


 兄と弟のお嫁さんの実家の介護は 

かなり 大変だったようで


 認知症がでてしまい

義妹の父親は 今年なくなったけど


 義姉の母親は レビー小体型のパーキンソン病との事で

お兄さんが 早期退職をしてみていたらしいが


 ついに限界となり  特別養護のホームを探している最中とのこと



こういう話題も あちこちで聞くようになって


 親の年齢も 70代だったりする・・・



「まず、臨終の事を習うて・・・」といったのは 日蓮さまだっただろうか



 死は年齢に関係なく  いつでも そこにある


その事を常に 頭の片隅において

 いかに生きていくのかを 考えなさい  という事なのだろうか?



家族が 減るというのは やはり 変な感じ・・・


 それでも


あのまま 母に 緩和ケアをして生きていてほしかったか

 というと


それは こっちのエゴのような気がする



 ただ、やはり 残された父の気持ち

まだ生きている 母の姉の気持ちを考えると



 「病院で生きている」というのと

亡くなったというのでは


 ぜんぜん違う



そう思う・・・

ありがとう・・・

2012-12-21 15:21:45 | 日記
母の葬儀も無事終わり

 ホッとしています



母に感じていたわだかまりも すべて消え

 楽な心で 母を送れた事が 

私にとって なによりでした



 主人も 本当に協力してくれて

母の実の息子たちより よくやってくれました



 感謝感謝の葬儀となりました



いつも 我が家に 野菜を送ってくれるいとこがいますが


 そのいとこは とても信仰熱心で

お経も読めれば、祝詞もあげられる

 一風かわった人



そのいとこが 目に涙をうかべながら

 こんなに感動した葬儀はなかったと言ってくれました



いつも 作務衣姿で いかにも前世は なにかしらご僧侶でもしていたのか

 と思える風貌ですが


そのいとこからそんな言葉をもらえたという事が 

 私には なによりのほめ言葉に思えました


もちろん 他のひとたちにとっては

 きっと ごく ふつうの葬儀だったことでしょうが・・・



母の顔も 本当に安らかで


 思い残すことなく 旅立ったことと思います

こんなふうに 親を送れる幸せをかみしめました


 最後に 


「おかあちゃん、本当にありがとう。私のおかあちゃんでいてくれて・・・」

葬送

2012-12-17 20:51:44 | 日記
母が 上手に

 「あちらの世界」に帰って行った



その時間 不思議なことに

 自然に目が覚め

母を思った


 携帯が鳴り、私は 「ああ、母が 亡くなったんだ」と思った


てんやわんやの今日一日


 すべてを終えたら  

寂しさが 増すことだろう・・・・

親を看取るときが来た・・・その2

2012-12-16 18:41:30 | 日記
今日は 弟家族が 母の見舞いにやってきた・・


 ちょうど 痛みで苦しんでいたところに・・・



弟は 「おかあちゃんっ子」だったから

 つらかっただろう・・・



昨日は 突然 トロイくんも おしっこがでなくなって

 私は 大慌てで 動物病院にかけこんだが

経過観察もしなくてはならない



 まあ、かさなるときって 重なるのね・・・



「上手に あちらの世界へ帰る」のは とても難しいと思い知った



 主のいなくなった母の部屋は 寒々しい


 

親を看取る日が近づいてきた

2012-12-13 22:37:28 | 日記
冬眠中ですが・・・


 先月から 母の具合が いきなり悪化して 

もしかしたら 年を越せないかも・・・と 気をもみましたが


 病院のほうで 終末のケアをして下さるという話になり


迷いながらも お願いする事にしました



 バタバタと 兄弟を呼び まだ意識のあるうちにというのも変ですが、顔を合わせてもらいました



明日も 義姉と姪たちが来る事になっています



 母は 人の手を煩わす事がとてもいやなので

私が 色々しようと思っても 受け付けてくれませんでしたが

 病院では 「まな板の鯉だ。仕方ない」と、全部世話してもらっています


それでも 昨日ちょうど私が 病室に着いたとき、


 看護師につきそわれて はあはあ言いながらトイレに行く母と鉢合わせ・・・



「何? どうして・・・」と 絶句する私


 看護師は 「どうしても行くというので・・・ 少し歩いたほうがいいですしね。」と涼しい顔。



「いえ、歩けるような状態ではないんですよ・・」



 案の定 ものすごい息遣いで やっとの思いでトイレに入るも

もう 倒れそう・・・


 「私がやります・・・」といって 看護師さんには トイレの外に出てもらいました(男性だったし)


やっとなんとか始末をして 出るころ 看護師がやってきて 「ハイ、これにつかまって」

 と 点滴の棒についたてすりをさしだした・・・


「車椅子をお願いします」と私が言うと 「大丈夫ですよ」という返事


 思わず 「いいえ、無理なんです。背骨が折れてるし、

ほとんど寝たきり状態だったのですから」というと

 さっと女性の看護師さんが 車いすを持ってきてくれました



 ハアハアと苦しそうに 倒れこむ母


こんな思いをしてまで 嫌なんだろうなあ・・・やっぱり・・・


 「背骨を折っているのだから 少しは 人の世話になる事に慣れたほうがいいよ・・」


と言ってはみたものの  母の気持ちは わかるわ・・・誰だっていやに決まっていると思うもの・・・



 後で気づいたら、母の 人工膀胱の管が ベッドのてすりの上に持ち上げられていて

2度びっくり


 なんだか、看護の質が 落ちているように思えてしまった・・・



逆流を防ぐため  管は 絶対上にあげてはいけないのに・・・



 とまあ そんなこんなで  忙しい日々を送っています



介護をしていますなんて大手をふって言えるような事もできてはいないけれど


 親が 確実に「死」に向かっているという現実は


とても 心が苦しいものです



 主人が とても協力的なので

感謝しています


 そして、娘も よく手伝ってくれます


家族に感謝です