goo blog サービス終了のお知らせ 

東京・池袋暴走事故 「踏み間違えていない」 被告、改めて無罪主張

2021年04月29日 10時18分45秒 | 事件・事故

毎日新聞 2021/4/28

 
犠牲となった妻の真菜さんと長女莉子ちゃんの遺影とともに記者会見に臨む遺族の松永拓也さん=東京・霞が関の司法記者クラブで2021年4月27日午後4時34分、小川昌宏撮影
犠牲となった妻の真菜さんと長女莉子ちゃんの遺影とともに記者会見に臨む遺族の松永拓也さん=東京・霞が関の司法記者クラブで2021年4月27日午後4時34分、小川昌宏撮影
 東京・池袋で2019年4月、近くの主婦、松永真菜さん(当時31歳)と長女莉子ちゃん(同3歳)が乗用車にはねられ死亡した事故で、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)に問われた旧通産省工業技術院の元院長、飯塚幸三被告(89)は27日、東京地裁(下津健司裁判長)で開かれた被告人質問で、「ブレーキとアクセルは踏み間違えていない」と改めて無罪を主張した。「車が制御できないと思いパニックになった」としながらも、運転ミスはなかったと強調した。

 グレーのスーツに黒のネクタイ姿の飯塚被告は弁護人に車椅子を押されて入廷。裁判長に促されると、車椅子のまま証言台につき、はっきりした口調で事故の状況を語り始めた。

池袋暴走事故、被告「アクセル踏んだ記憶ない」と往生際の悪さ露呈[新聞ウォッチ]

東京・池袋で乗用車が暴走して2人が死亡、9人が重軽傷を負った事故で、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の罪に問われた、89歳になる旧通産省工業技術院の元院長飯塚幸三被告が、改めて無罪を主張したという。

「踏み間違えた記憶は一切ない」---。国会の証人喚問ではよく聞くセリフだが、2年前、東京・池袋で乗用車が暴走して2人が死亡、9人が重軽傷を負った事故で、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の罪に問われた、89歳になる旧通産省工業技術院の元院長飯塚幸三被告が、改めて無罪を主張したという。往生際の悪い、血も涙もない説明だったと聞いて、あきれ返る人も少なくないだろう。

きょうの各紙にも社会面で「踏み間違えていない。被告改めて無罪主張」とのタイトルで大きく取り上げているが、東京地裁で開かれた初の被告人質問では、車椅子で出廷した飯塚被告が「アクセルを踏んでいないのに加速した」と述べ、自身に過失はないとの認識を示したという。しかも、左側に車線変更しようとした際、意図せずに加速し「車が制御できず恐ろしく感じ、パニック状態になった。ブレーキを踏んだが減速せず、ますます加速した」と話したそうだ。

まるで、乗用車の『プリウス』が欠陥だったような答弁だが、これまでの公判では、走行時の記録装置にアクセルペタルを踏み込んだデータが残っていたことや、ブレーキランプが点灯していなかったとする目撃証言も明らかになっている。いわゆる“暴走老人”の踏み間違えによる運転ミスの事故の可能性が大きい。

裁判の後、遺族は会見で「これだけの物証とドライブレコーダーの映像があっても、被告は、絶対に自分は間違えていないと言う。悲しいとか苦しいとかを超越して、あきれてしまう。妻と娘の命を奪われ、被告とは本当に出会いたくなかった。永久に知らない人でいたかった」と話したという。

 


4月29日の開催から5月11日まで奈良競輪場 発売中止

2021年04月28日 13時42分53秒 | 未来予測研究会の掲示板

新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う、
秋篠賞の無観客開催の実施及び競輪場での発売中止ついて

新型コロナウイルス感染症のゴールデンウイーク期間中における感染症拡大防止の観点から、4月29日の開催より5月11日まで奈良競輪場において、無観客での競輪開催を実施することとなりました。お客様には大変ご迷惑をお掛け致しますが、ご理解を賜りたくお願い申し上げます。

奈良競輪場での車券発売について

○4月29日(祝・木)の開催より5月11日(火)まで実施しません。

秋篠賞 決勝進出有力候補

  • 大塚 健一郎

    信頼できる捌き!九州勢の司令塔

    大塚 健一郎82期 大分

    強気なヨコの動きで落車もあるが、目標を得た時の捌きと差し脚に定評があり、1月GⅢ松山一次予選を1着突破しており、九州勢の司令塔として貫禄を見せつけよう。

  • 鷲田 佳史

    S級初Vの勢いで活躍期待!

    鷲田 佳史88期 福井

    2月GⅢいわき平決勝、勝負処で自ら俊敏な動きを見せるや直線一気の強襲劇で、念願のS級初Vを記念決勝の舞台で達成。勢いそのままに今開催も活躍が期待できよう。

  • 杉森 輝大

    良化一途!本領発揮でVだ!!

    杉森 輝大103期 茨城

    昨年はケガの影響でしばらく戦列を離れたが、1月FⅠ取手で復帰。決勝進出こそ逃したが、最終日には2着に食い込むなど良化の兆しを見せており、本来の力を発揮ならV圏内だ。

  • 福島 武士

    堅実な差し脚で圏内突入!

    福島 武士96期 香川

    派手な戦歴はないが目標を得た時の差し脚は堅実で、1月FⅠ広島、続くFⅠ別府予選を1着突破。1月GⅢ松山、2月GⅢ高松でも一次予選をクリアするなど健闘を続けている。

  • 山賀 雅仁

    戦法自在!!南関の主軸

    山賀 雅仁87期 千葉

    2月FⅠ名古屋決勝では先制する岩本俊介の動きに乗り、番手の仕事をこなしゴール前キッチリ交して久々のVを奪取するなど戦法の幅を広げている南関の自在型。

  • 小埜 正義

    得意のタテ脚でV奪取だ!

    小埜 正義88期 千葉

    自力勝負は減ったがタテ脚を活かした直線でのキメ脚は上々で、2月GⅢいわき平一次予選では堀内俊介を目標に1着突破。今開催は総力戦でV奪取を狙って行くか。

  • 中西 大

    パワフルな走りを魅せるか!

    中西 大107期 和歌山

    1月GⅢ和歌山一次予選を豪快な捲りで1着突破。2月FⅠ大垣予選では先行策でライン3車で上位独占を果たし1番人気に応えるなどパワフルな走りは魅力十分だ。

  • 門田 凌

    上昇一途、大暴れか!!

    門田 凌111期 愛媛

    1月FⅠ四日市準決では北津留翼、野原雅也らと戦い決勝進出するや、続くGⅢ松山一次予選を1着突破と自己のタイミングで仕掛けた時の回転力は上々だ。

秋篠賞展望

強力な布陣で迎え撃つ近畿勢

郡司のGⅠ全日本選抜Vで俄然盛り上がる南関勢と門田、石原がラインを引くバランスの四国勢が鍵か!?

菊地 圭尚

北日本勢

北日本勢は自在性ある菊地圭尚、新山将史を中心にレースを進めていく。1月GⅢ大宮一次予選を1着突破し準決に進出した菊地。2月GⅠ全日本選抜では結果を残せなかったが、活発な立ち回りを見せていた。
マーク戦が増えた新山だが1月GⅢ和歌山、2月GⅢ高松で準決に進出と気配は悪くないだけに、捲り兼備の差し脚を武器に戦い抜く。
1月GⅢ和歌山一次予選を積極的な走りでマーク和田圭とワンツー決着を決めた佐藤博紀や、115期の新鋭小原丈一郎が北日本勢の先導役を務める。
マーク陣では20年12月GⅢ佐世保で決勝進出した須永優太や、18年の当所FⅠ戦でV歴を持つ高橋陽介らが、しっかりとラインを固める。

小原 唯志

関東勢

杉森輝大のデキが関東勢の鍵を握りそうだ。20年前半には3月GⅢ松山で決勝進出。続くFⅠ名古屋でVと好調をキープしていた杉森だが、その後落車も重なり戦線離脱を余儀なくされた。番手回りも増えたが柔軟なレース運びは上々なだけに、体調を整え復調を示したい所だろう。
機動力型では20年のGⅢ奈良、捲りで2勝を上げた小原唯志を筆頭に、多彩な攻めで2月GⅢ奈良で2勝を上げた久木原洋、18年GⅢ奈良一次予選を逃げ切りで1着突破した金子哲大、宮城から茨城に移籍した踏み出し鋭い早坂秀悟、1月GⅢ豊橋一次予選を先行策でクリアした吉田昌司らを金子真也、尾崎剛、小林潤二らが援護して強力ラインを形成する。

勝瀬 卓也

南関東勢

郡司浩平の2月GⅠ全日本選抜Vにより士気が上がる南関勢。2月FⅠ名古屋でVを飾った山賀雅仁に、随所で1着を上げている小埜正義と戦力は整った。2月GⅢいわき平準決ではラインの桐山敬太郎に小埜ー山賀の並びで連係したが、今開催も対戦相手に応じて流動的な走りでV争いに参戦か。
1月FⅠ取手で落車も復帰戦のFⅠ川崎で1勝を上げた勝瀬卓也に、2月FⅠ小倉予選を1着突破した武井大介、1月FⅠ取手、2月FⅠ立川で決勝進出した山田幸司土屋裕二、飯田辰哉らも渡邉豪大花田将司の仕掛けを目標に差し脚を伸ばす。

長尾 拳太

中部勢

中部勢は長尾拳太の機動力に期待がかかる。1月GⅢ和歌山一次予選を1着突破、2月FⅠ向日町決勝では好位を確保し捲り上げるも、村田雅一のブロックにより勢いを止められたが最後まで諦めずに踏み込み3着に食い込んだ。S級初Vこそ逃したが見応えあるレースであった。2月GⅢいわき平で準決に進出した同県の吉田茂生と息を合わせ他地区の機動力型に立ち向かって行く。
2月FⅠ前橋でS級初勝利を上げた奥出良もマイペース先行に持ち込むと大物食いもありそう。
2月FⅠ四日市で無傷で決勝進出した山内卓也や、2月GⅢ高松で落車も1月GⅢ和歌山一次予選で長尾拳太とワンツー決めた吉村和之に、1月GⅢ松山で一次予選で敗退も残り3日間を3連勝で締めくくった松崎貴久らがラインの機動力型をしっかりとサポートする。

中井 太祐

近畿勢

強力な布陣となったのが近畿勢。地元ファンの期待を背負うのが中井太祐。2月GⅢ奈良で決勝進出と活躍、続くFⅠ前橋決勝ではカマシて同県の伊代野貴照のVに貢献すると共にワンツー決着と動きも良好。勝負所を逃さず仕掛ければV奪取も濃厚だ。
中井の後位を固めるのは三谷政史、三谷将太の兄弟か。両者共に落車の影響が気になるが、気持ちでカバーして地元戦を戦う。
栗山俊介、佐藤成人、佐山寛明らも地の利あるホームバンクでシリーズを盛り上げる。
他にも2月GⅢいわき平一次予選を先行策でクリアするなど力強い走りをする中西大や、2月FⅠ防府準決を1着突破と馬力駆け十分な高久保雄介、ペースで駆けた時の末の粘り強靭な南潤ら豊富な機動力型を目標に、今開催競走得点上位の鷲田佳史が巧みに援護して直線で鋭く追い込む。戦法に幅ある藤木裕の動向にも警戒が必要だ。

池田 良

中国勢

中国勢の主軸を務めるのは池田良。「落車のケガなどもあり、今ひとつリズムに乗りきれていないが自分としてはやるべき事はやっており、状態は戻りつつある。後は結果を出して行くだけです。」と語る池田。2月FⅠ高知で決勝進出と復調のキッカケを掴んだか。
1月GⅢ立川一次予選を積極的な走りでクリアした山本直や、1月FⅠ広島決勝進出、FⅠ久留米で2勝を上げた三登誉哲に、2月FⅠ高知で決勝進出した佐伯辰哉らを目標に勝機をうかがう。
GⅠタイトルの戦歴を持つ三宅伸や、2月GⅢ奈良補充出走ながら1勝を上げた岡崎景介も一角を崩すシーンもありそうだ。

石原 颯

四国勢

バランスの良い布陣となった四国勢。ラインを引っ張るのは奈良バンク初登場となる門田凌石原颯。「師匠の橋本強さんからはレース内容を良く考えて走れと注意されていて、まだまだですね。もっと先行で勝てる様にしていかないと。」とレベルアップを図る門田。2月FⅠ高知予選では積極的な走りで地元の佐々木則幸の1着に貢献と自身の走りを全うした。
1月に特別昇級を決めた石原、「こんなに早くS級に上がれるとは自分では思わなかったですよ。勝つ事も大事ですが、まずは力を出し切る競走を心掛けて走ります。」の言葉通り2月GⅢ高松一次予選では、けれんみがない先行勝負を披露しており別線勢にとっても脅威の存在といえる。
的確なコース取りと差し脚を誇る福島武士や、近況精彩欠くも底力秘める濱田浩司、2月FⅠ高知で決勝進出した佐々木則幸、1月GⅢ大宮一次予選を1着突破した堤洋らがマークする。門田や石原が別線勢を完封すればチャンス到来となりそう。

島田 竜二

九州勢

九州勢は大塚健一郎が威厳を示す。目標を得た時のヨコの捌きに加え、自ら戦うケースでは強気な番手勝負を挑むガッツファイター。1月GⅢ松山でも3連対と動きは良かったが、2月GⅢ奈良で落車。この開催までに万全の状態に仕上げ九州の機動力型を盛り立て格上のキメ脚を披露する。
衰え知らずの走りを見せているのが島田竜二。2月GⅢ高松一次予選を1着突破、続くFⅠ佐世保で決勝進出と結果を残している。
また20年11月GⅢ防府で決勝進出した市橋司優人に、2月FⅠ小倉予選を1着突破した岩谷拓磨、嵌れば威力ある佐藤幸治、2月GⅢいわき平で先行、捲りで2勝を上げた林大悟らが持ち味を発揮すれば九州勢に良い流れができ、菅原晃、桑原亮、紫原政文らにも勝機が訪れる。

がんばれ 地元勢!

がんばれ地元勢!!
  • 中井 太祐97期

    今開催は、強豪を抑え優勝だ!!

    気合い十分で臨んだ2月GⅢ奈良で決勝進出と大健闘。決勝では弟の俊亮との連係で、SS班佐藤慎太郎ら強豪を相手に奮闘しており、今開催は更なる高みを目指そう。

  • 三谷 将太92期

    奈良開催で復活の狼煙を上げろ!!

    2月GⅢ奈良一次予選をクリア。二次予選で無念の落車と状態面が心配だが、今開催は兄の政史との兄弟参戦となるだけに、地元の意地を見せ復活の狼煙を上げよう。

  • 三谷 政史93期

    地元GⅢで闘志を魅せろ!

    今年初戦の1月FⅠ四日市で決勝進出、続くGⅢ大宮で一次予選をクリアと善戦を続けていたが、直後のFⅠ向日町で落車。影響が気になるも気持ちを奮い立たせGⅢ奈良に臨む。

  • 佐藤 成人71期

    地元のベテランレーサー!!

    20年前期にS級に戻った地元ベテランレーサー。1月FⅠ向日町、2月FⅠ松阪で予選をクリアするなど年齢を感じさせぬ元気な走りを見せている。

  • 栗山 俊介103期

    自在な脚質でバンクを駆ける!!

    自力勝負に番手戦と、メンバー構成に応じて何でもこなせる器用なタイプ。2月FⅠ伊東予選で先行勝負も無念の落車。状態を整えてGⅢ奈良で元気な姿を見せて欲しい。

  • 佐山 寛明113期

    先行策で見せ場を作れ!!

    昇級初戦となった1月FⅠ別府では初日、2日目と大敗するも最終日には嬉しいS級初勝利をゲット。2月FⅠ名古屋でも3日間、先行策で戦い抜くなど見せ場を作った。

バンク情報・発走時刻・概定番組表

バンク情報

33バンクの中でも直線が極端に短く、4コーナーを回ってすぐゴールと言った感じ。先行したラインに分があるので、追込み型は勝負所で前々の位置にいないと苦しくなる。
決まり手は「先行-マーク」、「捲り-マーク」と筋での決着が圧倒的に多く、自力型の活躍が目に付く。

発走時刻及び発売締切時刻

概定番組表

施設整備等協賛競輪『秋篠賞』概定番組表

4月29日の開催から5月11日まで奈良競輪場 発売中止

2021年04月28日 13時42分53秒 | 未来予測研究会の掲示板

新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う、
秋篠賞の無観客開催の実施及び競輪場での発売中止ついて

新型コロナウイルス感染症のゴールデンウイーク期間中における感染症拡大防止の観点から、4月29日の開催より5月11日まで奈良競輪場において、無観客での競輪開催を実施することとなりました。お客様には大変ご迷惑をお掛け致しますが、ご理解を賜りたくお願い申し上げます。

奈良競輪場での車券発売について

○4月29日(祝・木)の開催より5月11日(火)まで実施しません。


「釈迦」と「阿弥陀」の違いとは?

2021年04月28日 13時32分26秒 | 社会・文化・政治・経済

「釈迦」は娑婆(シャバ)に、
「阿弥陀」は極楽世界にいる中村圭志

日本人にとって「縁起」「他力本願」「煩悩」という身近な言葉は、みな仏教の言葉です。多くの家には仏壇があり、お盆になると帰省してご先祖様の墓参りをし、人が死ぬと仏式で葬式をあげる習慣があります。日本人は仏教でてきているといってもいいかもしれません。

 しかし、私たちの多くは毎日お寺に行ったり、念仏を唱えたりはしません。では、仏教とは何なのか……。
 『教養としての仏教入門』の著者で、さまざまな宗教を平易に説くことで定評のある宗教研究者の中村圭志さんが、日本人なら耳にしたことがあるキーワードを軸に仏教を解説。本書より、一部を抜粋してお届けいたします。

 

十一 釈迦と阿弥陀──救いの源泉

釈迦は娑婆に、阿弥陀は極楽にいる

 ブッダにもいろいろあるということは、すでに第二章のポイント4で説明した。ブッダ(仏陀、仏)のことを如来とも呼ぶことについてもすでに述べた。奈良の大仏は毘び盧る遮しや那な如来、鎌倉の大仏は阿弥陀如来なのであった。どちらも開祖の釈迦とは別のブッダだ。曼まん荼だ羅らの真ん中に描かれるのも釈迦ではない。これは大日如来だ。

 ブッダとは開祖の釈迦をモデルに描いた仏教における究極の理想像だから、いずれも似たり寄ったりだとは言える。だから、今日の日本人は仏像を見てもどのブッダかなんて区別はほとんど気にしていないだろう。『蜘蛛の糸』を書いた芥川も、釈迦と阿弥陀を混同している。極楽にいる釈迦と書かれているが、いちおう仏教の神話的ビジョンでは、極楽世界にいるのは阿弥陀と決まっている。

 では、釈迦はどこにいるのかというと、娑婆世界である。つまり我々の知るこの宇宙だ。我々の世界は比較的苦労の多い世界だということになっていて、だから、比喩的に厳しい浮世のことをシャバと言う。監獄のほうが安全圏だから、囚人は監獄の外をシャバと言うのかもしれない。

 現代日本において勢力のある宗派として、阿弥陀ブッダを信仰する浄土宗・浄土真宗などの浄土系宗派と、釈迦ブッダを信奉する日蓮宗や日蓮系新宗教教団(霊友会、立正佼成会、創価学会など)がある。だからここでは阿弥陀と釈迦をめぐる神話的ビジョンを紹介しよう。

阿弥陀の神話

 無量寿経には次のような神話が書かれている。昔、ある菩薩が誓いを立てた。自分は修行の末にブッダになったら、極楽という名のパラダイス(浄土)を創造しよう。そして私のことを念じる者たちをみな極楽に招き入れよう──。

 そしてこの誓いは実現した。今日、阿弥陀ブッダを真剣に念じる者たちは、死後に極楽にワープ(往生)する。

 先ほど述べたように、この世界は娑婆と言って苦労の多い世界だ。だからここで修行するのは容易ではない。しかし死後に阿弥陀の浄土である極楽に行けたなら、そこは聖書で言うエデンの園のようなところだから安心してゆったりと修行ができる。

 エデンのような楽園に行ってもまだ修行するというところが、仏教らしい。

 しかし、この神話はやがて形を崩し、人々は極楽に行くこと(往生)をそのままハッピーなゴールと考えるようになった。つまり、「阿弥陀を念じる(念仏)」≒「極楽に行く(往生)」≒「修行を完成して安らう(成仏)」というふうに、この三つの項が限りなく等価なものと見なされるようになった。阿弥陀を念じるにはさまざまなやり方があるが、今日ふつうに行なわれているのは「南無阿弥陀仏(私は阿弥陀ブッダに帰依します)」と口で唱えることだ。これをふつう念仏と呼んでいる。

釈迦の神話

 さて、次は法華経に描かれた釈迦をめぐる神話的ビジョンである。これによると、歴史上の釈迦(二五〇〇年前にインドに現れて八〇歳で亡くなった開祖)は、仮初めの姿である。釈迦の本質は宇宙的な永遠のブッダ(久遠の釈迦)である。限りなく遠い過去に悟りを開いて限りなく遠い未来まで人々を援助し続ける神様のような存在が釈迦の本体なのだ。

 この釈迦は二五〇〇年前にインドの王子として生まれて人々に悟りの道を示したが、実はそれ以前、限りない過去から我々衆生にトレーニングを施している。我々は過去の生においてどこかで釈迦のお世話になっている。だからみんな釈迦のファミリーだということに気付いて、釈迦にならって菩薩の道を歩み続けるべきなのだ。つまり人々を手助けする道である。人類はみな兄弟なのだ。ジョバンニのように「どこまでもどこまでも」救済の道を進もうと目覚めることが大事である。

 この「真実」を説いているのが法華経なのであるから、この法華経こそが救いの源泉であると信じて、みなで「南無妙法蓮華経(私は法華経に帰依します)」と唱えよう、という次第である(「妙法蓮華経」は法華経の正式タイトルで、タイトルのことを漢語で題目と言う)。

 というわけで、浄土系宗派(「南無阿弥陀仏」)と、日蓮系宗派(「南無妙法蓮華経」)とでは、信仰を振り向ける対象であるブッダが異なっているのだ。 

 

日本人にとって「縁起」「因果」「他力本願」「輪廻」「煩悩」という身近な言葉は、みな仏教の言葉だ。多くの家には仏壇があり、お盆になると帰省してご先祖様の墓参りをし、人が死ぬと仏式で葬式をあげる習慣がある。日本人は仏教でできているのだ。しかし、私たちの多くは毎日お寺に行ったり念仏を唱えたりはしない。では、仏教とは何か――。宗教を平易に説くことで定評のある著者が、日本人なら耳にしたことのあるキーワードを軸に仏教を分かりやすく解説。仏教の歴史、宗派の違い、一神教との比較など、基礎知識を網羅できる一冊。


お釈迦さまと阿弥陀仏の関係

2021年04月28日 13時27分14秒 | 社会・文化・政治・経済

お釈迦さまは2600年前にインドに生まれられた方で、地球上でただお一人、仏のさとりを開かれた方ですから、「釈迦の前に仏なし、釈迦の後に仏なし」といわれます。

地球に釈迦が現れたように、大宇宙には数え切れないほどの仏が現れていると、お釈迦さまは説かれています。
 
それらの仏を「十方諸仏」といわれます。
 
有名なところで言えば、大日如来や薬師如来、奈良の大仏・ビルシャナ如来などは皆、十方諸仏の中の一仏です。
 
もちろんお釈迦さまも十方諸仏の中の一仏です。
 
次に「本師本仏(ほんしほんぶつ)」とは、師匠、先生という意味ですから、阿弥陀仏はあらゆる仏の先生であるということです。
 
では、お釈迦さまとの関係はどうなるでしょうか。
 
地球ではお釈迦さま以上に偉い方はありませんが、大宇宙からいえばお釈迦さまも十方諸仏の一人ですから、阿弥陀仏とお釈迦さまの関係は、師匠と弟子、先生と生徒に当たります。
 
ですから阿弥陀仏が上、お釈迦さまが下です。

阿弥陀仏が「本師本仏」といわれる理由

阿弥陀仏が大宇宙のすべての仏から「本師本仏」と尊敬されるのは、他の仏にない優れた力を持っていらっしゃるからです。

お釈迦さま(釈迦如来、釈迦牟尼仏)と阿弥陀仏(阿弥陀如来)は違う仏です。
 
阿弥陀仏は大宇宙のすべての仏の師匠、先生の仏です。
 
一方でお釈迦さまは大宇宙の仏の一仏ですから、阿弥陀仏とお釈迦さまの関係は、阿弥陀仏が師匠で、お釈迦さまが弟子になります。
 
それだけ阿弥陀仏が称賛されるのは、阿弥陀仏の力が他の仏と比べてズバ抜けてすごいからです。
 
どのような力かと言いますと、私たちの苦しみ悩みの根元である「無明の闇」を破る力です。
 
この無明の闇を破る阿弥陀仏のお力を「本願他力」とか「他力本願」と言われます。


<価値的>に生きよう

2021年04月28日 11時59分12秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

▽どのような状況でも、必ず<意味>があると前向きに捉える。
そして、何よりも<価値的>に生きようと心から思えるようになる。
▽以前の自分は、何かあれば<自分は犠牲者>と悲観し、全てを環境(周り)のせいにしてきた。
しかし、今は<どんな苦境も必ず乗り越えられる>との強い心が持てるようになった。
▽時とともに生活様式など、さまざまな事柄が、大きく変わっていく。
変化、変化のなかで人は生きていかざるを得ない。
ゆえに、自身の観念やこれまでの経験にばかり固執するのではなく、変化への対応能力を磨いていくことが、よりよく生きるために不可欠な要件となる。
▽自身の可能性を確信する<心の深化>は、人間性となって結実し、豊かな思いやりにあふれ、具体的な言動となって表われる。


世界をつくった八大聖人 人類の教師たちのメッセージ

2021年04月28日 11時15分08秒 | 社会・文化・政治・経済

一条 真也 (著)

 

ブッダ、孔子、老子、ソクラテス、モーセ、イエス、ムハンマド、聖徳太子――あらゆる宗教や思想の基盤を築き、多大な影響を与え続ける八大聖人。生まれた時代も地域も違い、異なる文化を背負いながらも、彼らの教えは「人類を幸福にしたい」という点で根源を同じくする。「モーセ五書」と『論語』の類似、ブッダとイエスの共通点、宗教編集者としての聖徳太子……。
八人の生涯や人物像、それぞれの相関関係を、先達の文献も踏まえながら考察する。混迷をきわめる現代だからこそ、私たちが学ぶべきことは少なくない。彼らが伝えたメッセージとは何か。優しい口調でわかりやすく述べる。

内容(「BOOK」データベースより)
ブッダ、孔子、老子、ソクラテス、モーセ、イエス、ムハンマド、聖徳太子―あらゆる宗教や思想の基盤を築き、多大な影響を与え続ける八大聖人。生まれた時代も地域も違い、異なる文化を背負いながらも、彼らの教えは「人類を幸福にしたい」という点で根源を同じくする。「モーセ五書」と『論語』の類似、ブッダとイエスの共通点、宗教編集者としての聖徳太子…。八人の生涯や人物像、それぞれの相関関係を、先達の文献も踏まえながら考察する。混迷をきわめる現代だからこそ知っておきたい偉人伝。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
一条/真也
1963年福岡県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。大手広告代理店を経て、企画会社を設立し、プランナーとして活躍。現在は大手冠婚葬祭会社の代表取締役。2008年度より、北陸大学未来創造学部の客員教授を務める。会社経営のかたわら旺盛な執筆活動につとめ、特に哲学・芸術・宗教についての造詣の深さには定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

 

本書は、人類の教師と言える、八大聖人−−ブッダ、孔子、老子、ソクラテス、モーセ、イエス、ムハンマド、聖徳太子について記述したものです。
彼らの人物紹介のダイジェスト版のイメージで手に取った本書ですが、良い意味で、読む前の印象とは違う内容の書物でした。

本書は3部構成で、第1部「人類の教師たちのミステリー」、第2部「人類の教師たちのプロフィール」、第3部「人類の教師たちのメッセージ」から成りますが、八大聖人の個々のプロフィールをダイジェストに紹介しているのは、全体の3分の1を占める第2部だけです。

本書の特徴は、前後の第1部と第3部にあり、第1部では、日本人の「これまでの」宗教的思想観について述べ、第3部では、著者が思い描く「これからの」宗教的思想観について主張しています(もちろん、第1部、第3部中でも、必要に応じ、八大聖人のプロフィールについて触れています)。

私はこの著者の考える宗教的思想観(宗派にとらわれず、良いところは取り入れようという寛容な考え方)について、かなりの部分を共感できたので、本書には高い評価を与えたいと思います。

「石門心学」をベースに仏教・神道・儒教という宗派を超えて、それぞれの良いところは皆取り入れるというこれまでの日本人の宗教的思想観を論述後、八大聖人個々のプロフィールに触れ、後半では、これからの宗教的思想観が熱く語られているのですが、私には説得力のある説と受け取ることができました。

もっとも、著者の宗教的思想観は、まだまだ発展途上にあるようで、第3部で披露している「人の道」17条の教えについては、著者自身も「思案中で完成はしていない」と認めているところです。これから、どのように思想観を深めていかれるのか、今後の著書の発表を注視していきたいところです。
 
 
とある春の麗らかな日に、久しぶりに何か本を読もうと検索していたところ、私の好きな著者である一条真也さんから新しい本『世界をつくった八大聖人 人類の教師たちのメッセージ』が発売されていることを知り、早速購入しました。
購入後、早速私はこれまた大好きなお茶(今回はほうじ茶にしてみました。)を傍らに置き、読み始めました。さすが哲学・宗教・歴史に造詣が深い著者です。生まれた時代、地域、異なる文化の中で育った八人の聖人達・・・、その聖人達の思想・哲学は一見すると全く違うものに思われがちですが、著者はそれぞれの聖人達に共通する点、類似点を発見し、そこから人類が生きていくため、幸せになっていくにはどうしたら良いのかを語っています。
現代社会において希薄になってきていると感じられる「思いやりの心」「人類の品格」について考えさせられ、私もこの本に出てくる「人類の信条(クレド)」を体言できる一人にならなければと強く感じました。
 
 
 
時代を越えた偉大なる人類の教師である八大聖人の、強烈なメッセージのシャワーを浴びて共通項は「人間の関係」の大切さを痛感!! 筆者の「人類のクレド」にある言葉と八大聖人の不偏思想を日本人の血が流れる私の“こころ”のひだに染込ませアンドフル・ワールドをめざす1人の人間として、この著書を読まれた方と共に平和を願いたい。
 
 
ブッダ、孔子、ソクラテス、イエスの「四大聖人」と、
著者はムハマンド、老子、モーセ、聖徳太子を加え「八大聖人」としています。
国や時代が違えど、そこには何らかの関わりや共通点が書かれており面白い。

今までも私は教科書などで聖人たちの名前はよく耳にしていましたが、
彼らの教えを深く知ることはなかったと思う。
特に聖人8人のプロフィールの章では生誕や教えまで説明があり、
古くから世界で聖人や人類の教師と呼ばれるのに、
誰もが納得するほどの理由がそこには書いてあります。
それは現代だからこそ、学ぶべき教えだと感じました。
 
 

紀州のドン・ファンの25歳元妻を逮捕 親族が激白「おむつで垂れ流しの果てに殺された」〈dot.〉

2021年04月28日 11時08分18秒 | 事件・事故

4/28(水) 10:30配信

AERA dot.

逮捕された元妻の須藤早貴容疑者

「紀州のドン・ファン」と呼ばれた和歌山県田辺市の資産家、野崎幸助さん=当時(77)=が2018年5月、急性覚醒剤中毒で死亡した怪死事件が大きく動いた。

和歌山県警は4月28日朝、殺人と覚醒剤取締法違反の疑いで逮捕した野崎さんの元妻、須藤早貴(さき)容疑者(25)の身柄を飛行機で東京から同県へ移送。これから本格的な取り調べが始まる。

 和歌山空港には朝から報道陣が集まった。到着後、須藤容疑者は捜査員とともに捜査車両に乗り替え、捜査本部の置かれる田辺署へ入った。

 資産総額、50億円のうち30億円を費やし、4000人の美女を抱いたと豪語した野崎さん。親族がこう語る。

「やっぱりあの女やった。幸助が亡くなったときもツンとして、まともにわしらに顔を合わせようともせず、横を向いていた。後ろめたいからそうするしかなかったんよ。幸助は確かに年だったが、オムツしたり、小便など垂れ流しになったのは、あの女と一緒に暮らすようになってからや。急におかしくなったように聞いている。財産目当てで少しづつ覚せい剤を盛っていたのか?幸助は放蕩もんでひどい男や。けど身内でもある。覚せい剤を飲まされて殺されるなんてかわいそすぎる。あの女とは財産のことで、争い中や。殺しておいて、よくもカネくれ、自分のものなんて言うわ。とりあえず逮捕といことでお線香上げに行きたいわ」

 最大の謎とされるのは、野崎さんの遺体から検出された覚せい剤がどのような形で体内に入ったのか、という“トリック”だ。

 野崎さんの死因は覚せい剤による「急性循環不全」と特定されたが、妻だった早貴容疑者は当時、どのように飲ませたのか。捜査関係者がこう明かす。

「解剖した結果、かなりの分量の覚せい剤を摂取していたことが判明した。通常、覚せい剤の中毒者が注射するのは0.5グラム程度。だが、解剖所見からおそらく数グラムを摂取していたようだ」(和歌山県警関係者)

 だが、野崎さんの解剖結果から、注射痕、吸引した痕跡のようなものは見つからなかった。数グラムというかなりの分量の覚せい剤を摂取するには、口から体内に取り込むしかないという。

「胃など内臓からも覚せい剤の反応がありました。数グラムだから、鼻から取り込むのは無理。口から飲まされたのだろう。遺体の解剖から、一気に数グラムの覚せい剤を、飲んで急性的に症状がおかしくなり、死に至ったとみられる。もし少しずつ覚せい剤を飲んでいたら、肝臓などで分解され、死に至るほどの中毒症状はなかったはずだ。覚せい剤は非常に苦く、とてもそのまま口にできるものではない。野崎さんの好きなビールに入れて飲ませるようなことも無理だ」(前出の捜査関係者)

 取材班が周辺を取材したところ、和歌山県警は野崎さんの親族や家政婦、従業員らに、「幸助さんがどんな食べ物が好きか、嫌いかとか、醤油をよくかけるか」など、細かく嗜好を聞いていたことがわかった。

 その中で注目されるのが、野崎さんが日頃、健康のために愛飲していた栄養ドリンクの存在だ。

 50歳代で脳梗塞を発症して以降、定期的に東京の有名病院で検査を受けていた野崎さんは健康のためと毎日、栄養ドリンクを飲んでいたという。

「野崎さんは高齢ですから、一気に食べたり、飲んだりしない。唯一、一気に飲むのが栄養ドリンク。味が濃い栄養ドリンクなら、一気に飲んだ可能性がある」(前出の捜査関係者)

 野崎さんの前出の親族はこう話す。

「幸助の寝室の捜索は、徹底的にやっていた。小さなゴミや紙くずまで、何時間も調べていた。県警は幸助の親族に何度も覚せい剤のことを聞いていった」

 早貴容疑者の逮捕で事件の全貌が明かされる日は近い。

(AERAdot.取材班)


和歌山資産家殺害容疑で元妻逮捕 「紀州のドン・ファン」

2021年04月28日 10時52分11秒 | 事件・事故

4/28(水) 8:19配信

共同通信

和歌山県田辺市の資産家で「紀州のドン・ファン」と呼ばれた酒類販売会社の元社長、野崎幸助さん=当時(77)=に2018年、多量の覚醒剤を摂取させて殺害したとして、県警は28日、殺人と覚醒剤取締法違反の疑いで、妻だった須藤早貴容疑者(25)を逮捕した。捜査関係者が明らかにした。

自身の女性関係や半生を著した本を出版し、欧州のプレーボーイになぞらえられた野崎さんの不審死から約3年。県警は、年が50歳以上離れ、死亡の約3カ月前に結婚したばかりだった須藤容疑者が関与していたとみて捜査を続けていた。

 県警は、28日朝に東京都内の自宅で逮捕した。和歌山県に移送する。

4/28(水) 8:31配信

元妻、事前にインターネットで覚醒剤検索か
4/28(水) 7:26配信

共同通信
 和歌山県田辺市の元会社社長野崎幸助さん=当時(77)=を殺害したとして県警に逮捕された元妻の須藤早貴容疑者(25)が、事件前にインターネットで覚醒剤について調べていたことが28日、捜査関係者への取材で分かった。

【関連記事】

毎日新聞

2018年、「紀州のドンフアン」と呼ばれた和歌山県田辺市の会社社長、野崎幸助さん(当時77歳)が急性覚醒剤中毒で死亡した事件で、野崎さんを殺害した疑いが強まったとして、和歌山県警は28日、元妻の須藤早貴容疑者(25)を殺人容疑で逮捕した。

 野崎さんの知人によると、野崎さんは和歌山県田辺市出身。約50年前に貸金業を始め、大阪や東京に進出した。地元の酒類業者や旅館に酒類や梅干しなどを販売するほか、不動産業も手掛け、高額納税者としてたびたび公示された。

 2016年末に、自らの半生を赤裸々につづった著書「紀州のドン・ファン」を出版。18年4月に発行された続編では、55歳年下の女性と結婚したことを明かし、「(妻を)神棚にでも飾っておきたい」「私は幸福になる自信があります」などとつづった。

 一方、健康志向で知られ、年に3、4回、人間ドックに行っていた。同年5月6日に愛犬のイブが突然死し、かなり落ち込んだ様子も見せていたが、6月1日には交友関係のあったタレントのデヴィ夫人との面会予定があり、楽しみにしていたという。ある会社関係者は「健康に細心の注意を払う人。自殺は考えにくい」と話していた。

【関連記事】


自転車部の新歓イベントで転倒し死亡 都立大の女子学生

2021年04月28日 10時45分37秒 | 事件・事故

4/27(火) 21:08配信

産経新聞
 東京都立大は27日、体育会自転車部の課外活動中に、1年生の女子学生が自転車で転倒し、死亡したと発表した。都立大は調査委を設置し、事故原因の究明を急ぐ。

 都立大によると、自転車部は新人歓迎イベントで24日、南大沢キャンパス(八王子市)から神奈川県相模原市のキャンプ場に自転車で向かった。30人超の部員らが5~6人ずつのグループを作り、1年生を上級生が挟む形で走ったという。

 24日昼ごろ、相模原市内の路上で下りのカーブに差し掛かったときに、女子学生は自転車ごと道路脇の茂みに突っ込み、意識不明になった。病院に搬送されたが26日に死亡した。

【関連記事】


五輪・衆院選迫り危機感 菅首相、ワクチン遅れに打開策

2021年04月28日 10時43分11秒 | 社会・文化・政治・経済

4/28(水) 7:10配信

時事通信

新型コロナウイルス対策の「切り札」とされるワクチン接種を加速するため、菅義偉首相が自衛隊による「大規模接種センター」設置を打ち出した。

【図解】東京の大規模接種会場予定地

 開幕が7月に迫る東京五輪や秋までにある衆院選を見据え、遅々として進まない接種に危機感を強めたためだ。ただ、会場が東京都と大阪府だけで、野党は公平性を欠くと批判。与党からも対応の遅れを問題視する声が上がった。

 「ワクチンは感染対策の決め手だ。地域の接種を国としても強力に後押ししたい」。首相は27日の閣議後、岸信夫防衛相にこう指示した。

 日本の接種は諸外国に比べて遅れが顕著だ。海外の集計サイトによると、25日現在の人口に対する接種率は1.45%で、60%超と世界一のイスラエルに大きく引き離され、約50%の英国を筆頭とする先進7カ国でも最下位。南米やアジアの一部にも後れを取る。海外製に頼るワクチン輸入の遅れと、接種に当たる医師・看護師不足が主因だ。

 ワクチン供給の総合調整に当たる河野太郎規制改革担当相は26日のテレビ番組で、「大型連休明けからは毎週1000万回分ずつ入ってくる」と表明。医師については「医師会の動きが鈍い」(閣僚)として自衛隊の医官と看護官を活用することにした。防衛相を務めた河野氏の発案だという。

 政府はこれまで、接種の実務は自治体任せだった。方針転換の背景にはコロナ対応への国民の不満がある。自民党が全敗した25日の衆参3選挙では、「政治とカネ」の問題と並ぶ逆風の要因とみられている。首相は翌26日、全敗の受け止めを記者団から質問されると、聞かれてもいないのに高齢者向けワクチン接種に言及し、7月末までの完遂に決意を強調。再選が懸かる秋の党総裁選を含め、政治決戦に臨む政権運営の「急所」と捉えていることを印象付けた。

 自民党は接種促進で「国民に安心感が広がる」(幹部)と期待を込め、公明党幹部も「高齢者の接種が終われば雰囲気は落ち着く」との見方を示す。自民各派は27日の事務総長会議で「政府をサポートしていく」と確認した。

 これに対し、立憲民主党の安住淳国対委員長は同日の党会合で「なんで東京と大阪だけなのか。(7月の)都議選対策としてのパフォーマンスはやめてほしい」とあげつらい、党幹部は「公平性の原則に反する」と指摘した。自民党中堅も「対応が遅い。年明けには計画して動き始めなければいけなかった」と苦言を呈し、若手は「これで進まなかったら目も当てられない」と漏らした。 

【関連記事】


どこまでも自己肯定感

2021年04月28日 09時41分15秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

▽自然も人生も、厳し冬を越えてこそ、春は美しい。
苦難に鍛えられてこそ、金剛不壊の土台は築かれる。
▽いかなる苦難が立ちはだかろうとも勝利の実証を示すことだ。
▽苦難が来たら、安楽の兆候を思うことだ。
つまり、ピンチはチャンスなのだ。
「安楽」とは、不安や不快などの苦痛がなく、人間らしい生活を送れている状態を指す。
▽厳しい試練の戦いであればあるほど、勇気を出して、乗り越えることだ。
▽弱気になり、自己を見失うことは敗北に通じる。
基本となるのは、どこまでも自己肯定感。


コロナ第4波 病床からあふれる患者 医療逼迫が招く死亡率上昇

2021年04月28日 09時35分52秒 | 医科・歯科・介護
深掘り
小川祐希 金秀蓮 近藤諭 
 
毎日新聞 2021/4/26 21:49
 
 国内の新型コロナウイルス感染症の死者が26日、累計で1万人を超えた。「第4波」は感染力が強いとされる変異ウイルスが主流となる中、重症者の割合が高まっているのに加えて増加速度も速まり、医療機関への負荷が増している。感染状況が深刻な大阪では患者が病床からあふれるなど差し迫った状況が続く。
 
変異株の重症化スピード「これまでの倍」
 
 重症と中等症を計41床確保するりんくう総合医療センター(大阪府泉佐野市)では、新型コロナウイルスの患者でほぼ満床状態が続く。他の大阪府内の受け入れ病院も同様に病床が逼迫(ひっぱく)しており、搬送調整が厳しい状況となっている。患者が病院に搬送された時にはすでに肺炎が重症化しているケースも目立ってきているという。
 
 同センターの倭(やまと)正也感染症センター長は「搬送までに時間がかかっている。変異株の影響で重症化するスピードがこれまでの倍くらい速い印象がある。府内の病院では治療が後手後手に回り、命を落とす人もいる」と語る。
 
 22日までの1カ月間の死者数は、人口100万人あたりでみると大阪は15・89人で、東京の14・58人を上回った。「第3波までは高齢者施設や病院に感染が波及しクラスター(感染者集団)が発生することで医療が逼迫していた。第4波は、その手前の市中感染の爆発によって、患者が病床からあふれてしまっている」。全国のコロナ治療現場に詳しい医師は大阪府の現状についてこう語った。
 
中年層にも広がる重症化
 
 大阪では重症者が急激に増えている。府によると、第3波の時は重症者が171人増えるのに約3カ月かかったが、第4波では3月20日の55人から178人増えるまでわずか24日間。増加スピードは、実に第3波の約3倍になる。
 
 これまで重症化は高齢者が中心と言われてきたが、中年層にも広がりを見せる。

 


 映画「ノマドランド」

2021年04月27日 22時12分23秒 | 社会・文化・政治・経済

解説
「スリー・ビルボード」のオスカー女優フランシス・マクドーマンドが主演を務め、アメリカ西部の路上に暮らす車上生活者たちの生き様を、大自然の映像美とともに描いたロードムービー。

ジェシカ・ブルーダーのノンフィクション「ノマド 漂流する高齢労働者たち」を原作に、「ザ・ライダー」で高く評価された新鋭クロエ・ジャオ監督がメガホンをとった。

ネバダ州の企業城下町で暮らす60代の女性ファーンは、リーマンショックによる企業倒産の影響で、長年住み慣れた家を失ってしまう。

キャンピングカーに全てを詰め込んだ彼女は、“現代のノマド(遊牧民)”として、過酷な季節労働の現場を渡り歩きながら車上生活を送ることに。毎日を懸命に乗り越えながら、行く先々で出会うノマドたちと心の交流を重ね、誇りを持って自由を生きる彼女の旅は続いていく。

第77回ベネチア国際映画祭で最高賞にあたる金獅子賞、第45回トロント国際映画祭でも最高賞の観客賞を受賞するなど高い評価を獲得して賞レースを席巻。第93回アカデミー賞では計6部門でノミネートされ、作品、監督、主演女優賞の3部門を受賞した。

2020年製作/108分/G/アメリカ
原題:Nomadland
配給:ディズニー

  • フランシス・マクドーマンド

    ファーンフランシス・マクドーマンド

  • デビッド・ストラザーン

    デイブデビッド・ストラザーン

  • リンダ・メイ

    リンダリンダ・メイ

  • スワンキー

    スワンキースワンキー

  • ボブ・ウェルズ

    ボブボブ・ウェルズ

 

 

 

緊急事態宣言明け“最初の洋画大作”を映画館で見よう
奇跡の映画、至福の108分、空間に吸い込まれる体験

年に何本か、この作品だけは絶対に見なければならない、と直感する映画がある。3月26日から公開される「ノマドランド」は、まさにそれにあたる。

ある者は「奇跡の映画」と形容した。またある者は「空間に吸い込まれる体験を味わった」と振り返る。圧倒的な強さでゴールデングローブ賞“2冠”を達成。アカデミー賞の最有力候補のひとつと称されるのは、もはや道理とすら思える。

車上生活者の女性を描く本作には、それほどの魔力が宿っているのだ。緊急事態宣言が明け、最初に公開される洋画大作。万難を排して映画館で鑑賞してほしい。

この特集では物語、監督、主演、受賞歴、得られる映像体験の素晴らしさに迫る。さらに映画.com編集長のレビューや、Twitterフォロワー約17万人を誇るオスカーノユクエ氏による解説も掲載する。


【予告編】あなたの人生を変えるかもしれない、特別な作品


奇跡の映画―― 物語、監督、主演、全てが超一流
車上生活を送る女性の人生に、あなたは何を感じるか

画像2


○物語:家を失った女性は、キャンピングカーに人生を詰め込み旅に出た

ネバダ州の企業城下町で暮らす60代の女性ファーンは、リーマンショックによる企業倒産の影響で、長年住み慣れた家を失ってしまう。キャンピングカーに亡き夫との思い出や、人生の全てを詰め込んだ彼女は“現代のノマド(放浪の民)”として車上生活を送ることに。

過酷な季節労働の現場を渡り歩き、毎日を懸命に乗り越えながら、行く先々で出会うノマドたちと心の交流を重ねる。誇りを持って自由を生きるファーンの旅は、果たしてどこへ続いているのか――。

画像3


○監督:クロエ・ジャオ 役者から真実の演技を引き出す稀有な才能

映画ファンの間で傑作と称される「ザ・ライダー」の新鋭クロエ・ジャオが、監督・製作・脚本・編集を担当。本作が規格外である理由は、彼女の存在によるところが大きい。

出演者たちは、2人(フランシス・マクドーマンドとデビッド・ストラザーン)以外は“実際のノマド”なのだ。つまり演技素人の一般人。そんな彼・彼女らに、ジャオ監督は“自身のリアルな胸中”をそのまましゃべらせ、物語と調和させる手法を採用した。これによりフィクションとドキュメンタリーの境界を融解させ、映画という芸術の新たな側面を発掘したと言える。

画像4

素人を起用した作品は数多くあるが、そのほとんどが「よくやってる」レベルの演技にとどまっている。しかし本作は、ほぼ全員が「名演」レベルの演技を見せているから驚かされる。日本でのマスコミ試写において、エンドロールで「実際のノマドが出演者」と明らかになった時、その事実を知らなかった場内ではどよめきが起こったほどだ。

リアルなノマドたちによる「名演」には、名だたる俳優たちの芝居とはまた違った説得力がある。もちろん、マクドーマンドやストラザーンらが本物のノマドのなかに違和感なく馴染んでいる姿にも圧倒されるが、それらの素晴らしい”役者”たちが、ひとつの世界で同じノマドとして息づいている。その奇跡を実現させたのは、ジャオ監督の手腕に他ならない。

ジャオ監督は今後、マーベル新作「エターナルズ」を手がけることも決まっている。今最も注目される監督が、中国出身の、しかも女性であるという事実。実力で世界を変え続けるジャオ監督から、目が離せない。

画像5


○主演:フランシス・マクドーマンド “無敵の俳優”“生きた劇場”“動く国立公園”

「ファーゴ」「スリー・ビルボード」で2度のアカデミー賞主演女優賞に輝いた無敵の俳優フランシス・マクドーマンドが、主人公ファーンに扮する。これまでの受賞歴は数知れず、この地球上で最も力のある俳優のひとりである。

シリアスな存在感が中核にある一方、どこか親しみやすさがあり、そしてどこかコミカルなお茶目さもあり、見ていて笑いが込み上げてくる。経験と才能に裏打ちされた怪物じみた演技力が、彼女の最大の魅力だろう。

画像15

今回はファーンの人生の憂いと、これからを体現。実際のノマドたちと車上で生活し、労働し、交流することで絆を育んでいった。劇中、ファーンが大事にしていた皿が、あっけなく割れてしまうシーンがある。マクドーマンド自身も大学時代に父親から皿のセットを一揃いもらい、ずっと大事にしていたそうだ。

このほかにもファーンのキャンピングカーには、マクドーマンドの私物やアイデアが持ち込まれ、彼女の実生活や実体験が色濃く反映されており、血の通ったシーンの数々を創出した。これまでも様々な役を演じてきたマクドーマンドが、さらに踏み込んだ芝居を披露する様子にも、ぜひ注目していただきたい。

画像6


○至福の108分:アクションはない 派手なロマンスもない しかしひたすら“没入”する唯一無二の映画体験

本作、実は映画館で見るべき作品である。低い灌木がまばらに生える荒野のはるかかなたに、天を突かんばかりの巨大な岩山が連なっている。風がさっと吹き、砂を巻き上げていくのが聞こえる――。

画像16

雄大な自然と極めて解像度の高い環境音は、本作に特別な力を与えている。どちらかといえば静謐な作品だが、魂がスクリーンに吸い込まれ、映る空間に浸るような没入感が得られるのだ。

そんな究極に近い映画体験をもたらしたのは、「ゴッズ・オウン・カントリー」「ザ・ライダー」などを手がけた撮影監督ジョシュア・ジェームズ・リチャーズ。音楽は「最強のふたり」や是枝裕和監督作「三度目の殺人」などのルドビコ・エイナウディが担当した。可能な限り質の良い映像・音響設備がある劇場へ足を運び、至福の108分を堪能してもらいたい。


○世界的評価:ゴールデングローブ賞で圧勝 アカデミー賞のフロントランナー

“世界三大映画祭”のひとつであるベネチア国際映画祭の金獅子賞を獲得(過去に「ジョーカー」「シェイプ・オブ・ウォーター」など)。さらに、“アカデミー賞に最も近い”とされるトロント国際映画祭では観客賞(過去に「ラ・ラ・ランド」「スリー・ビルボード」「グリーンブック」)に輝いた。

画像8

ベネチアの金獅子賞、トロントの観客賞のダブル受賞は史上初の快挙である。ゴールデングローブ賞でもドラマ部門の最優秀作品賞と監督賞を獲得(まるで当然かのように)し、賞レースで圧倒的な強さを見せている。第93回アカデミー賞では作品賞など6部門にノミネートされ、「授賞式ではいくつの部門を制覇するのか」に注目が集まっている。


【レビュー①】映画.com編集長・駒井尚文
「その類い希なる才能を世界に知らしめる1本」

画像9

シネマスコープ画面の端から端までを使って映し出す、空と大地とスカイライン。息をのむような美しいカットが、映画の随所に挿入されています。監督のクロエ・ジャオと、撮影監督のジョシュア・ジェームズ・リチャーズは、そのほんの数秒のカットを、おそらく何日も何日も待って、最適な光を捉まえて撮っているのでしょう。

マジックアワーを選んで、自然光のみで、広角の手持ちカメラで撮影するスタイルは、最近のテレンス・マリック監督とエマニュエル・ルベツキの仕事を彷彿とさせます。「ソング・トゥ・ソング」とか「聖杯たちの騎士」ですね。マリック監督は、俳優が演じるシーンではマイクすら使わず(俳優をあおって撮る際に吊られたマイクが邪魔)、俳優の語りを後で映像に被せるポエミーなスタイルを貫きますが、クロエ・ジャオはちゃんとマイクを吊り下げて、俳優のセリフを収録します。彼女はポエムを詠んでいるのではなく、ストーリーにコミットしていると感じます。

画像10

「ノマドランド」は、「クロエ・ジャオの映画」ではなく「フランシス・マクドーマンドの映画」です。マクドーマンドはプロデューサーも兼ねている。しかし、一連の賞レースを経て、クローズアップされているのはマクドーマンドではなくジャオの方。

物語を紡ぎ、映像を紡ぎ、映画を紡ぐ、その類い希なる才能を世界に知らしめる1本です。映画ファンを自認する人なら、絶対に見逃せません。必ず映画館で、シネマスコープの画面いっぱいに広がる彼女のアートを楽しんでください。


【レビュー②】賞レースマニア・オスカーノユクエ
「ノマドランド」がオスカー戦線を独走する3つの理由

画像11

コロナ禍の影響で例年の2カ月遅れとなる4月25日に授賞式が開催される今年のアカデミー賞。過去92年の歴史を振り返っても異例中の異例と言える今年のアカデミー賞ですが、こと受賞結果に関しては、波乱のない穏やかなものになりそうです。

ここ数年、アカデミー賞は本命視される作品が賞を逃すサプライズが続いていますが、今年に関してはそんな番狂わせが起きることはないでしょう。下馬評そのままに、「ノマドランド」が作品賞を受賞する公算が極めて高いです。

理由は大きく3つ。

画像12

まず1つ目は、圧倒的な前哨戦実績です。毎年、暮れから年始にかけて全米各地で発表される映画賞は、“アカデミー賞前哨戦”としてオスカーウォッチャーたちの耳目を集め、その結果をもとに本番たるオスカーの行方が占われます。

通常であれば、少なくとも2~3作品が本番で受賞争いの余地を残す程度に賞を分け合うのですが、今年は「ノマドランド」が他を寄せ付けない無双っぷり。正直なところ予想という面では全く面白みに欠ける展開となっています。

2つ目は、クロエ・ジャオ監督という才能の出現。演技経験ゼロの素人たちが実名のまま自身の物語を演じるという手法で周囲を驚かせた前作「ザ・ライダー」で一躍脚光を浴びると、製作&主演のフランシス・マクドーマンドによって「ノマドランド」の監督に抜擢されました。

その才能を見抜いたのはマクドーマンドだけではありません。かのマーベルもジャオに目をつけ、MCU最新映画「エターナルズ」のメガホンを任せています。2015年に長編映画デビューを果たしたばかりのジャオは、ハリウッドではめずらしい中国出身の女性監督。人材のダイバーシティ(多様性)を課題に掲げるアカデミー協会にとっては、まさに象徴的な存在といえます。

画像13

3つ目は、この作品が劇場用映画であること。コロナ禍の危機にあえいだ2020年は、全米の映画館が機能不全に陥り、配信サービスが大いにシェアを拡大しました。アカデミー賞を争う有力候補も気づいてみれば配信作品が多数派となり、劇場用映画は明らかな劣勢を強いられています。

そんな状態の中で、劇場用映画の輝ける星となっているのが「ノマドランド」なのです。ここ数年、「ROMA ローマ」や「アイリッシュマン」など配信作品があと一歩のところで作品賞を逃しているのも、アカデミー会員の劇場映画への愛着が無縁とは言い切れません。そんな心理が、特にコロナ禍のいま、強く働いたとしても不思議はないでしょう。

画像14

取手競輪 4月 29日(木)から場外発売再開

2021年04月27日 21時55分11秒 | 社会・文化・政治・経済

バンクニュース

  • 2021.04.27

    場外発売中止の延期について(再延長)

    令和 3年 4月 24日(土)にお知らせいたしました本場関係者は新型コロナウイルス陽性者であることが 4月 26日(月)に確認されましたので、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、下記のとおり場外発売中止を延長いたします。

    なお、場内消毒が済んでいること、安全対策等が確認できましたので、管轄保健所の指導を受け、 4月 29日(木)から再開いたします。

    関係者の皆様には多大なご迷惑をおかけし申し訳ございませんが、ご理解を賜りますよう、よろしくお願いいたします。

     

    1 中止する場外発売

    (1) 令和 3年 4月 28日(水)弥彦競輪場 FⅠ

      関東カップ・日刊スポーツ賞 3日目

    (2) 令和 3年 4月 28日(水)岐阜競輪場 FⅠ

      うーたんカップ・スポーツニッポン杯 2日目