お釈迦さまは2600年前にインドに生まれられた方で、地球上でただお一人、仏のさとりを開かれた方ですから、「釈迦の前に仏なし、釈迦の後に仏なし」といわれます。
地球に釈迦が現れたように、大宇宙には数え切れないほどの仏が現れていると、お釈迦さまは説かれています。
それらの仏を「十方諸仏」といわれます。
有名なところで言えば、大日如来や薬師如来、奈良の大仏・ビルシャナ如来などは皆、十方諸仏の中の一仏です。
もちろんお釈迦さまも十方諸仏の中の一仏です。
次に「本師本仏(ほんしほんぶつ)」とは、師匠、先生という意味ですから、阿弥陀仏はあらゆる仏の先生であるということです。
では、お釈迦さまとの関係はどうなるでしょうか。
地球ではお釈迦さま以上に偉い方はありませんが、大宇宙からいえばお釈迦さまも十方諸仏の一人ですから、阿弥陀仏とお釈迦さまの関係は、師匠と弟子、先生と生徒に当たります。
ですから阿弥陀仏が上、お釈迦さまが下です。
阿弥陀仏が「本師本仏」といわれる理由
阿弥陀仏が大宇宙のすべての仏から「本師本仏」と尊敬されるのは、他の仏にない優れた力を持っていらっしゃるからです。
お釈迦さま(釈迦如来、釈迦牟尼仏)と阿弥陀仏(阿弥陀如来)は違う仏です。
阿弥陀仏は大宇宙のすべての仏の師匠、先生の仏です。
一方でお釈迦さまは大宇宙の仏の一仏ですから、阿弥陀仏とお釈迦さまの関係は、阿弥陀仏が師匠で、お釈迦さまが弟子になります。
それだけ阿弥陀仏が称賛されるのは、阿弥陀仏の力が他の仏と比べてズバ抜けてすごいからです。
どのような力かと言いますと、私たちの苦しみ悩みの根元である「無明の闇」を破る力です。
この無明の闇を破る阿弥陀仏のお力を「本願他力」とか「他力本願」と言われます。
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