7月31日、午前1時30分からCSテレビのザ・シネマで観たが、これで2回目であり、死体のおぞましい解体シーンにはあきれる。
「ドライヴ」で知られるニコラス・ウィンディング・レフン監督のデビュー作「プッシャー」(1996)のシリーズ3部作完結編。老いた麻薬王のミロは、愛する娘の誕生日を祝うためパーティの準備に追われる。
一方、同時に進めていた麻薬取引で手違いがあり、1万個のエクスタシーの錠剤が手元に入ってくる。
借金返済のため急ぎで現金が必要なミロは、そのエクスタシーを売りさばこうとするがうまくいかない。追いつめられたミロは次第に狂気にかられていく。2013年、「プッシャー」3部作のトリロジーBOX発売にあわせて初の劇場公開が実現。
2005年製作/102分/デンマーク
原題:Pusher 3
配給:キングレコード
劇場公開日:2013年4月13日
スタッフ・キャスト
- 監督
- ニコラス・ウィンディング・レフン
- 製作
- ヘンリック・ダンストラップ
- 脚本
- ニコラス・ウィンディング・レフン
- 撮影
- モーテン・ソーボー
ラドヴァンが出てきて、しかもレストランやってるのが嬉しかったー。
最後には俺も足を洗いたいという雰囲気で、自宅のプールを見つめるシーンがあるが、水がもう入ってないんだよー!みたいな。
こういう3部作って珍しい。
レフン監督の中でもダントツ大好き!
生涯でも10本に入るような大好きな映画でした。
1、2と余裕ぶりを醸し出していたミロだが本作では主役になりトラブルに一人で立ち向かわなければならなくなりプライベートも忙しく世代交代の波もあり人生最大の困難に陥る。
おまけに娘も可愛くないしフタを開けたら仕事にも口を挟んでくる最悪な女。
ミロには人としての優しさに哀愁が漂っていて自業自得な展開だとしても愛らしいキャラで魅力がある。
三部作通してミロの本作が一番見せ所や物語の展開の進み具合にそれぞれのキャラと楽しめる。
ラストは持つべきものは友だと思い知らされる。
プッシャーというか元締ディーラーのミロのビジーワークショップな1日。ミロは断薬会に出たり、娘の誕生日パーティーの為に60人分の料理用意したり孤軍奮闘するんだけれど、娘は最低だし、ほんと娘は最低だし、新興のトルコ人ディーラーの手下のアルバニア人には給仕させられるし、ポーランド人のピンプにはスピード鼻から吸わされるしで、色々大変で、ジャンキーに戻って、八仙飯店的な展開になっちゃうブラックコメディ。レフン印のトンカチ撲殺とか、解体とか、ヘロインをタバコに詰めて吸うとか、過渡期っぽいけど良い感じ。
3作目の主人公は麻薬王ミロ。相変わらず麻薬取引を生業としながらも、権力は弱まっているらしい。薬物依存の自助会に参加し、超絶わがまま娘の誕生日パーティーのために料理を準備する。ヘロインの取引のはずが、受け取った大量のエクスタシー。どうにか捌こうと部下のムハンマドに任せたミロだったが、ムハンマドは約束の時間を過ぎても現れない。
追い詰められて八方塞がりのミロが再び薬物に手を伸ばしたときに起こる惨事。解体シーンは覚悟が必要。1作目でもビニールシート出てきてたな…
3部作通して一貫していたのは、借金で追い詰められていく男達の物語だったということ。
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