唯一助かった長女が28日、同区の自宅で死亡しているのが見つかった

2024年10月07日 03時16分44秒 | 事件・事故

【特集】袴田巌さん58年後の無罪 なぜ死刑囚にされたのか
知人「恨まれるような人ではない」
 長女は当時、父方の祖父母と、近くの別宅で生活。
事件前夜は、友人との九州旅行から帰ってきたばかりだった。

 家業の「こがね味噌(みそ)」の専務だった父親の橋本藤雄(ふじお)さん(当時41)、母親のちえ子さん(当時39)、妹の扶示子(ふじこ)さん(当時17)、弟の雅一朗さん(当時14)。一夜で4人を失った。

2014/03/29(土) 
静岡市清水区で1966年、みそ製造会社専務=当時(41)=の一家4人が殺害された「袴田事件」で、
別棟に寝ていて唯一助かった長女が28日、同区の自宅で死亡しているのが見つかった。

自殺?!なぜ_

長女の交際相手は、暴力団関係者との噂もあったーともされている。

清水署によると、事件性はないとみられる。

事件当時19歳だった長女は、親きょうだいを一度に失った。
以後48年間、苦しみの中を生きてきた“もう1人の被害者”ともいえる。

関係者によると、28日午後6時ごろ、長女を見舞いに来た家族が異変に気付いた。

27日には、事件の犯人として死刑が確定していた袴田巌さん(78)の再審開始が決まったばかり。
長女の自宅周辺では救急車の音に気付いた住民が容体を案じた。
「そっとしておいてあげたい」「話すことはありません」と皆、言葉少なだった。

みそ製造会社の元従業員の男性(82)は長女の死を知ると、「さみしい思いをし続けたと思う」と言葉を詰まらせた。
男性は3年ほど前にJR清水駅付近で長女を見掛けた。その際は、精神的に不安定な様子が見られたという。
「事件のことが影響したのだろうか。かわいそうという思いが一番」と沈痛な面持ちだった。

 

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